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1面2026年(令和8年)10月27日(火)第9号10月27日 6:09発行ニュース約8分・コラム約4分

日刊AIニュース

10月27日(火)号

第9号・10月27日 6:09発行

きのうの要点 GPT-6.1 Terra が、OpenAI の API と ChatGPT Work・Codex、そして GitHub Copilot に、いずれも10月26日付で出そろいました。Apple は 27.2 アップデートで Siri AI に日本語などを加え(ベータ)、Anthropic は IPO に向けた Form S-1 を米SECに提出しています。

テラ新版、半額に

GPT-6.1 Terra 公開、ChatGPT Work・Codex・Copilot でも選べるように

OpenAI は10月26日(米国時間)、GPT-6.1 Terra(テラ)を公開しました。API 料金は100万トークンあたり入力$1・出力$5で、公式ブログは GPT-5.6 Terra と GPT-6.1 Sol より50%安いとしています。同社の表では、仕事のソフトを使うテスト Agents' Last Exam で、effort が medium の時に57.6%と、GPT-6 Astra の medium と同じ点でした。ChatGPT では、変更履歴によると Work と Codex で Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu が対象です。GitHub も同じ10月26日(米国太平洋時間)、Copilot の Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise で一般提供にしたと発表しました。

GPT-6.1 Terra(テラ)登場

なぜ大事かChatGPT で使う入口は Work か Codex で、変更履歴によると通常の Chat では使えません。Copilot Business・Enterprise では、GitHub の説明によると、管理者が全体の既定をオフにしているか、このモデルを明示的に無効にしていない限り自動で有効になります。使わせたくない組織は設定の確認が必要です。点数と費用は OpenAI 自身の測定で、一番難しいコーディングは Sol と Astra の方がいいと同社も書いています。Copilot の課金は GitHub によると提供元の定価による従量制ですが、日本時間27日4時台に確認した料金表には、まだ Terra の行がありませんでした。

Siri AI、日本語に対応(ベータ)

Apple、27.2 で Siri AI に日本語など5言語を追加

Apple は10月26日、27.2 のソフトウェアアップデートで、Siri AI(シリ エーアイ)の対応言語にフランス語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語を加えたと発表しました。iOS・iPadOS・macOS・watchOS・visionOS の 27.2 でベータとして提供され、Apple Intelligence に対応した端末で、言語を対応言語に設定する必要があります。

なぜ大事かApple の発表どおりなら、Apple Intelligence に対応した端末で 27.2 に更新すれば Siri AI を日本語で使える段階になりました。ただしベータで、どの端末が対応するかの一覧は発表文にありません。Apple によると、サーバー側のモデルを使う機能には1日の利用上限があり(回数は書かれていない)、拡張アクセスは将来有料で提供するとしています。EU の iOS・iPadOS・watchOS と13歳未満は対象外です。日本語での精度について発表には説明がなく、当サイトも試していません。

アンスロピック、S-1を提出

Anthropic、IPO の Form S-1 を米SECに提出 Nasdaq に「ANT」で上場する計画

Anthropic, PBC は10月26日、新規株式公開(IPO)に向けた Form S-1 を米SECに提出したと発表しました。Class A 普通株を Nasdaq Global Select Market に「ANT」で上場する意向で、株数と価格帯は決まっていません。S-1 によると、2026年1〜6月の売上は162億8600万ドルで前年同期の約14倍でした。純損失807億ドルのうち約724億ドルは転換社債などの公正価値の変化で、営業損失は6億9300万ドルです。

なぜ大事かS-1 には、売り出しに日本での公募が含まれると書かれています。ただし日本の取引所には上場しない予定で、どの証券会社で申し込めるかや上場日は書かれていません。登録が有効になるまでは販売も申し込みの受け付けもできないと、同社は明記しています。この発表で Claude の料金や提供内容が変わるかどうかは、発表ページに書かれていません。

AIの天気主要AIの稼働状況

開いた時点の各社の公式ステータスページの値。晴れ=正常・くもり=メンテナンス・雨=障害

コラム

発表の夜、公式ページどうしで書いてあることが違った

GPT-6.1 Terra は、ChatGPT のどのプランで使えるのか。この問いへの答えは、OpenAI の公式の文書のどれを開くかで少しずつ変わりました。ChatGPT と Codex の変更履歴には、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の5つが並んでいます。ところが公式ブログと公式Xの告知は「Plus, Pro, Enterprise, and Edu」の4つで、Business がありません。さらに、公式Xの31秒の紹介動画は最後の画面に「Available on all paid plans.」(すべての有料プランで利用可能)と出していました。日本時間10月27日3時台の時点で、3つの文書がそれぞれ違う書き方をしていたことになります。同じ夜、GitHub でも似たことがありました。変更履歴に Copilot での一般提供が載ったのは、日本時間の4時15分ごろです。その5分ほど後に開いた料金表(Models and pricing)には、GPT-6.1 Terra の行がまだありませんでした。対応モデルの一覧(Supported AI models)も GPT-6.1 Sol までで止まっていました。課金は「提供元の定価」の従量制と書かれていても、肝心の単価を載せる表のほうが追いついていなかったわけです。Apple の発表にも、ずれがありました。日本時間10月26日22時15分に新型 iPad mini のプレスリリースと製品ページを続けて取得したところ、プレスリリースの注記は Siri AI の対応言語として日本語を含む6言語を挙げていました。一方、製品ページは「Siri AI is available in English.」の一文だけで、価格の欄も「From $xx」のままの仮の表示でした。その後、日本時間27日3時37分(フィード上の公開時刻)、Apple のニュースルームに、Siri AI の対応言語に日本語などを加えたという発表が載りました。時刻を並べると、こうなります。ただ、どの文書がいつ、なぜ直されたのかは、取得したページからは分かりません。4つのプランと5つのプランのどちらが正しいのかも、確認したページには説明がありません。言えるのは、取得した時点で文書どうしの書いてあることが違っていた、ということだけです。それでも、仕事でこれらの道具を使う側にとっては見過ごせない話だと、筆者は考えます。社内で「Business プランでも使える」と伝えるとき、ブログだけを見たか変更履歴まで見たかで、言うことが逆になりかねません。Copilot では、GitHub の説明どおりなら、既定の設定のままの組織では新しいモデルが自動で有効になり、確認した時点の料金表にはまだその単価がありませんでした。筆者の考えでは、こうした夜に頼りになるのは、華やかな告知よりも、自分がこれから使う画面にいちばん近い文書です。プランなら変更履歴、料金なら料金表、使えるかどうかなら自分のアカウントのモデル一覧。発表の文章は最初に届きますが、細かい条件の答えは、たいてい少し遅れて地味なページに載ります。

コラムは筆者の見方を含みます。事実はリンク先の記事と、その出典によります。

きょうの仕事のAI

仕事で使う道具の変更を、影響の大きい順に3件。各項目に公式の出典があります
  1. Claude 障害Fable 5.1への依頼でエラー増加
  2. Claude 障害Sonnet 5.5などでエラー増加
  3. Claude 障害Fable 5・Fable 5.1でエラー増加
2面ほかのニュース・これからの期限・きょうの1問10月27日(火)号

仕事の道具

Google ドキュメント、.md ファイルを変換なしで編集・共同編集

Google によると、markdown(マークダウン)の .md ファイルを形式を変えずに編集でき、人と AI エージェントが同じファイルを共同編集し、版履歴やコメントも使えます。Google アカウントか Workspace アカウントがあれば当日から始められるとしていますが、料金や日本での提供の条件はブログに書かれていません。記事

AWS、Bedrock の OpenAI モデル向けにプロンプトキャッシュの型を公開

暗黙と明示の2方式は併用でき、AWS は併用を勧めています。GPT-6 Astra の6ターンの作業では入力費用が約62%下がったと AWS は説明しつつ、節約額は自分のエージェントで測るよう注意しています。記事

モデルと研究

Kimi K3.1 Pro、API は入力2ドル・出力10ドル

Moonshot AI が10月24日(日本時間)に発表しました。同社の14種目の表では6種目で1位で、API の値段は Claude Opus 5.5 の半分です。表の数字は同社が並べたもので、重みは公式ブログによると11月4日までに公開予定です。記事

OpenAI、ChatGPT の仕事利用を165の作業で集計したデータを公開

OpenAI によると、毎四半期データのある74か国の平均で、上位10活動が仕事関連メッセージに占める割合は56.0%(2025年第1四半期)から51.1%(2026年第3四半期)に下がりました。対象は個人向けプランだけで、Enterprise と Codex の利用は含まれません。記事

Apple、数枚の画像から3D頭部を動かす手法 GHARP を論文で公開

著者らによると、Ava-256 ベンチマークで最高水準の品質で、A100 GPU 上で最大13倍速く、ガウシアン数は8分の1です。比較の条件は確認したページの概要には書かれておらず、製品への搭載についても記載はありません。記事

端末と基盤

新型 iPad mini、A20 Pro・8.5インチ OLED、米国699ドルから

Apple は、前世代に比べて AI 性能が最大4.5倍になったと説明しています(同社のテスト)。予約は10月28日、発売は11月6日(米国の発表)で、日本の価格と発売日は確認したページに載っていません。記事

NVIDIA Mission Control 2.5、自動復旧が Kubernetes にも対応

NVIDIA によると、Slurm だけが対象だった自動復旧エンジンを、Run:ai で管理する Kubernetes のワークロードにも使えるようにしました。リリースノートでは、今回の版で Vera Rubin NVL72 は Run:ai と自動復旧エンジンに対応していません。記事

この号はここまで

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この号のつくり:前の朝6時から今朝6時(日本時間)までにこのサイトで公開したAIの記事を、AIを使ってまとめ、記事の本文と照らし合わせて確かめています。号の中の事実は、すべてリンク先の記事に書いてあることです。「AIの天気」は開いた時点の各社の公式ステータスページの値、「きょうの仕事のAI」と「これからの期限」は各社の公式の告知によります。

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