GitHub、OpenAIのGPT-6.1 Terra(テラ)をCopilot(コパイロット)で一般提供Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseが対象、10の環境で選べて課金は従量制
日刊AIニュース10月25日(日)号:前日のAIのニュース2本を短くまとめました(約4分)›
GitHubは2026年10月26日(米国太平洋時間)、OpenAIのGPT-6.1 TerraをGitHub Copilotで一般提供にしたと発表した。Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseが対象で、VS CodeやXcodeなど10の環境で選べる。料金は提供元の定価を従量課金で払う方式で、料金表への掲載は確認時点でまだだった。

目次
GitHubは2026年10月26日(米国太平洋時間・日本時間では27日4時台)、OpenAIの「GPT-6.1 Terra(テラ)」をGitHub Copilot(コパイロット)で一般提供にしたと発表しました。GitHubの説明では、日常的なエージェント型のコーディングとターミナル作業向けで、GPT-6.1 Solより低いコストで使えるモデルです。対象はCopilot Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseで、課金は従量制です。
3行まとめ
- GitHubは2026年10月26日、GPT-6.1 TerraをCopilotで一般提供に。対象はPro・Pro+・Max・Business・Enterpriseの5プラン
- VS Code・Visual Studio・Copilot CLI・cloud agent・GitHub Copilot app・github.com・GitHub Mobile・JetBrains・Xcode・Eclipseのモデル選択画面から選べる(展開は段階的)
- 料金は「提供元の定価」の従量課金。日本時間27日4時台に確認した料金表には、GPT-6.1 Terraの行はまだなかった
本記事の内容は、日本時間10月27日4時台に公式ページで確認したものです。
何ができるようになったのか
GitHubの発表によると、GPT-6.1 Terraは「日常的なエージェント型コーディングとターミナル作業」を想定したモデルです。性能についてGitHubが書いているのは次の2点です。
- 初期テストで、GPT-5.6 Terraよりターミナル作業とC#のコーディングタスクを「目に見えて多く」解いた
- 範囲の定まったタスクでは、焦点を絞り、まとまった手順で作業を進める
どちらもGitHubによる記述で、テストの条件や件数、点数は変更履歴のページには載っていません。比較対象は同じTerra系の前世代で、GPT-6.1 Solとの性能比較は書かれていません。Solとの違いとして書かれているのは「より低いコスト」という点だけです。
誰が、どこで使えるのか
対象プランはCopilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseです。選べる場所は次の10です(発表の記載順ではなく種類別に整理)。
| 種類 | 選べる場所 |
|---|---|
| エディタ・IDE | Visual Studio Code、Visual Studio、JetBrains IDEs、Xcode、Eclipse |
| コマンドライン・エージェント | Copilot CLI、GitHub Copilot cloud agent、GitHub Copilot app |
| ウェブ・モバイル | github.com、GitHub Mobile(iOS・Android) |
展開は段階的です。発表には「まだ表示されない場合は、少し後でもう一度確認を」とあります。今回確認した3ページには、日本を含む国・地域別の提供条件の記載はありませんでした。
なお、Models and pricingのページによると、Copilot Free・Pro・Pro+・Maxの個人プランにはGitHub AI Creditsの利用枠が含まれ、Business・Enterpriseには1ユーザーあたりの利用枠があり、請求先の単位でまとめて使われます。Supported AI modelsのページには、StudentとFreeのユーザーは自動モデル選択でのみモデルを使える、という注記もあります。今回の発表の対象プランにFreeとStudentは含まれていません。
料金はいくらか
発表の記述は「従量課金のもとで、提供元の定価で課金される」です。Models and pricingのページによると、トークンの使用量はAI creditに換算され、1 AI credit=0.01米ドルです。利用枠を超えた分は、料金表の1Mトークンあたりの単価で課金されます。
ここで注意したいのは、確認した時点の料金表にGPT-6.1 Terraの行がなかったことです(次の節で詳しく書きます)。参考として、同じ表のOpenAI系で近い行を並べます。1Mトークンあたり、標準の枠(入力272K以下)の単価です。
| モデル | 入力 | キャッシュ入力 | キャッシュ書き込み | 出力 |
|---|---|---|---|---|
| GPT-5.6 Terra | $2.00 | $0.20 | $2.50 | $12.00 |
| GPT-6.1 Sol | $2.00 | $0.10 | $2.50 | $10.00 |
| GPT-6.1 Terra | 表に掲載なし | 同左 | 同左 | 同左 |
GPT-6.1 Terraの単価を、この2行から推測することはしません。GPT-6.1 Terraのトークン単価は、料金表が更新されるまで確定しません。
OpenAI側のAPI価格については、別記事「OpenAI、GPT-6.1 Terra(テラ)をAPIで公開」で扱っています。Copilotの課金は「提供元の定価」と書かれているので、読み比べる価値はありますが、同じ金額になると本記事で断定するものではありません。
管理者が確認すること
Copilot BusinessとEnterpriseの管理者は、Copilot設定のモデルポリシーでGPT-6.1 Terraへのアクセスを管理できます。GitHubの説明は次のとおりです。
Under default model enablement, new models are automatically enabled unless an administrator has turned off the global default or explicitly disables this model. (既定のモデル有効化のもとでは、管理者が全体の既定をオフにしているか、このモデルを明示的に無効にしていない限り、新モデルは自動で有効になる)
この説明どおりなら、全体の既定をオフにしておらず、このモデルも個別に無効にしていない組織では、GPT-6.1 Terraは自動で有効になります。有効にしたくない場合は、このモデルを明示的に無効にするか、全体の既定をオフにする、というのがGitHubの説明から読み取れる手順です。
Supported AI modelsのページには、既定の有効化の対象外になるモデルも書かれています。公開前のモデル、オープンウェイトのモデル(DeepSeek、Kimi K3)、GitHubのデータ保持契約の対象外のモデル(Claude Fable 5・5.1)などです。今回確認したページには、GPT-6.1 Terraがその対象外に入るという記載はありませんでした。
日本時間4時台にドキュメントを開いて確認したこと
取得したページを見比べると、変更履歴と技術文書で更新の速度が違っていました。
- 変更履歴(日本時間4時20分に取得): GPT-6.1 Terraの一般提供が掲載。公開時刻は米国太平洋時間12時15分で、日本時間では4時15分ごろ
- Models and pricing(同4時20分に取得): OpenAIの表にGPT-6.1 Solまであり、GPT-6.1 Terraの行はなかった
- Supported AI models(同): 対応モデルの表にGPT-6.1 Solまでで、GPT-6.1 Terraの記載はなかった。なお、GPT-6.1 Solも「クライアント別の対応表」には載っておらず、最低IDEバージョンの表でもVS Codeの欄は「TBD」のままだった
発表と同時に文書が更新されるとは限らない、という点は、導入を決める人にとって実務上の注意点です。単価や最低IDEバージョン、1Mトークン文脈や推論レベルの設定に対応しているかは、今回確認したページからは読み取れません。
前世代からの変化と、読み取れないこと
GitHubが書いている変化は次のとおりです。
- 比較対象: GPT-5.6 Terra。ターミナル作業とC#のタスクで「より多く解けた」(初期テスト、数字は非公開)
- 位置づけ: GPT-6.1 Solより低コスト
- 提供形態: 一般提供(GA)。従量課金
読み取れないことは、今回取得した3ページに次のものが見当たらなかった点です。
- GPT-6.1 Terraのトークン単価(料金表に行がない)
- 1Mトークン文脈や推論レベルの設定への対応
- ベンチマークの名称と点数、テストの条件
- 日本を含む地域別の提供条件、GPT-6.1 Terraでのデータ保持やデータ所在地の扱い(Supported AI modelsには、データ保持契約の対象外のモデルやデータ所在地で制限した企業についての一般的な記載はあるが、GPT-6.1 Terraの名前は出てこない)
ここでいう「見当たらなかった」は、取得した変更履歴・Models and pricing・Supported AI modelsの3ページを対象にした確認結果です。OpenAI側や他のGitHub文書に書かれている可能性までは否定しません。
関連して、Copilotではモデルの入れ替えが続いています。廃止予定は「GitHub Copilot、Claude Opus 4.8・Opus 5・GPT-5.6 Terraを11月16日に廃止」、GoogleのモデルのCopilot提供は「GitHub、GoogleのGemini 4 ArgonをCopilotで一般提供」で扱っています。管理者の既定ポリシーについては「GitHub Copilot、未設定の機能に「全体の既定ポリシー」を10月22日から順次適用」もあわせてどうぞ。
出典と確認時刻
- GPT-6.1 Terra in GitHub Copilot - GitHub Changelog(日本時間2026年10月27日4時20分に取得)
- Models and pricing for GitHub Copilot - GitHub Docs(同4時20分に取得)
- Supported AI models in GitHub Copilot - GitHub Docs(同4時20分に取得)
筆者は製品を自分で試していません。本記事の記述はすべてGitHubの公式ページに書かれていることに基づきます。料金表や対応表が更新された場合は、本記事を更新します。本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- GPT-6.1 TerraはGitHub Copilotのどのプランで使えますか?
- GitHubの発表によると、Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseのユーザーが対象です。展開は段階的で、まだモデル選択に出ない場合は後で確認するよう案内されています。
- GPT-6.1 Terraの料金はいくらですか?
- GitHubの発表では「従量課金のもとで、提供元の定価で課金される」とされています。ただし、日本時間2026年10月27日4時台に確認したModels and pricingの料金表には、GPT-6.1 Terraの行はまだありませんでした。金額は同ページの更新を待つ必要があります。
- BusinessやEnterpriseの管理者は何を設定すればよいですか?
- GitHubの発表によると、Copilot設定のモデルポリシーでアクセスを管理できます。既定のモデル有効化のもとでは、管理者が全体の既定をオフにしているか、このモデルを明示的に無効にしていない限り、新モデルは自動で有効になります。
出典・参照資料
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