GitHub Copilot(コパイロット)、未設定の機能に「全体の既定ポリシー」を10月22日から順次適用Business・Enterpriseの管理者が確認する場所
日刊AIニュース10月23日(金)号:前日のAIのニュース19本を短くまとめました(約13分)›
GitHubは2026年10月22日、Copilot BusinessとEnterpriseで未設定の一般提供機能に「全体の既定ポリシー」を10月26日まで順次適用すると発表した。選べるのは有効・無効・組織に任せるの3つで、公式ドキュメントによると初期値は有効。

目次
GitHubは2026年10月22日(米国太平洋時間。日本時間では10月23日午前5時台)、GitHub Copilot(コパイロット)のBusinessとEnterpriseで、管理者が未設定のままにしている一般提供(GA)機能に「全体の既定ポリシー」を当てる運用を始めたと発表しました。適用は10月26日まで順次で、企業や組織によって効き始める時刻は異なります。選べる値は有効(Enabled)・無効(Disabled)・組織に任せる(Let organizations decide)の3つです。
3行まとめ
- GitHubは2026年10月22日、Copilot Business/Enterpriseの未設定のGA機能に全体の既定ポリシーを10月26日まで順次適用すると発表
- 適用は1回限りで、すでに有効・無効を選んだ機能は変わらない。確認場所は AI Controls → Copilot → Default policy for new features
- 公式ドキュメントによると、このポリシーの初期値は有効。何もしなければ未設定の機能は有効になる
本記事の内容は、日本時間10月23日6時台に公式ページで確認したものです。
何が変わるのか?
GitHubの変更履歴(changelog)によると、9月に発表していた「GAのCopilot機能と対応クライアント機能に対する全体の既定ポリシー」の適用が、10月22日から始まりました。ポリシーが効いた企業・組織では、次のように扱われます。
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 対象 | 対象となるGA機能・機能群のうち、未設定(Unconfigured)のもの |
| 設定値 | 有効/無効/組織に任せる のうち、選んでいる値 |
| 変更の性質 | 1回限り。その後に既定ポリシーを変えても、すでに決まった機能の設定は変わらない |
| 明示的な選択 | 維持される。個別に有効・無効にした設定はそのまま |
| プレビュー機能 | オプトイン(自分で選んで入れる)のまま。プレビューで有効にした機能がGAになった場合は選択が維持され、そうでなければ対象(eligible)になった時点で既定ポリシーが当たる |
| 適用の期間 | 10月22日から26日まで順次 |
対象の設定は、「Features & clients」と「MCP servers in Copilot」にある対象設定です。自分の設定は AI Controls → Copilot → Default policy for new features で確認できます(以上、GitHub発表)。
「機能」には何が含まれるのか?
公式ドキュメントでは、このポリシーでいう「機能」を、企業の「Features & clients」ページ(github.com/enterprises/ENTERPRISE/ai-controls/copilot/features)にあるすべてのポリシーに加え、次の2つとしています。
- 「Agents」ページにあるCopilot code reviewのポリシー
- 「MCP」ページにある MCP servers in Copilot のポリシー
例外として、次の設定は影響を受けないと書かれています。
- GHE.com の制限的なモデルポリシー(データレジデンシー対象モデルへの制限、FedRAMP対象モデルへの制限)
- Copilot CLI と VS Code の「ローカルセッションをクラウドに保存」
また、ポリシーが効く範囲について、ドキュメントは企業レベルでは「未設定」の機能、組織レベルでは「企業オーナーが『組織に任せる』にしていて、組織オーナーがまだ設定していない」機能だと説明しています。
3つの値で、結果はどう違うのか?
企業レベルの値ごとの結果は、公式ドキュメントでは次のとおりです。
| 値 | 未設定のGA機能の扱い |
|---|---|
| 組織に任せる | 組織が有効・無効を選べる。各組織での既定は、組織側の Default policy for new features が決める |
| すべて有効(Enabled everywhere) | Copilotの全ユーザーで自動的に有効。組織は無効にできない |
| すべて無効(Disabled everywhere) | 全ユーザーで自動的に無効。組織は有効にできない |
何もしないと、どうなるのか?
公式ドキュメントには「This policy is enabled by default. If you don't take action, unconfigured features will be enabled on October 22.」(このポリシーは初期状態で有効。何もしなければ、未設定の機能は10月22日に有効になる)という記載があります。
有効にしたくない場合の手段として、ドキュメントは2つを挙げています。
- 既定ポリシー自体を無効にする(企業全体、または要件の厳しい組織だけでも可)
- 既定ポリシーを有効のまま、個別の機能を明示的に無効にして、自動有効化の対象から外す
モデルの既定ポリシーとは別物か?
別です。ドキュメントによると、企業向けには機能とモデルの2つのポリシーがあり、モデル側の「Default availability for released models」はすでに稼働しています(active)。今回の発表が扱うのは機能側です。
モデル側には、既定ポリシーの対象外で、ポリシー設定にかかわらず初期状態が無効のものも書かれています。プレビュー段階(GA前)のモデル、オープンウェイトモデル(DeepSeek、Kimi K3)、GitHubのデータ保持契約の対象外のモデル(Claude Fable 5、Claude Fable 5.1)などです。なお、ドキュメントはこのポリシーが「ユーザーのセッションで選ばれる既定モデル」とは関係ないとも注記しています。
直近のCopilotの管理まわりの変更は、次の記事でも扱っています。
- GitHub Copilot、Claude Opus 4.8・Opus 5・GPT-5.6 Terraを11月16日に廃止
- GitHub Copilotのimpact dashboardに「Industry comparison」
公式2ページの記述は、どこが食い違っているのか?
日本時間10月23日6時1分台に変更履歴とドキュメントを取得して読み比べたところ、時点の食い違いが2つありました。
- 適用日: 変更履歴は「今日から10月26日まで順次」と書いています。取得したドキュメントは「10月22日から」適用と書き、同じページに「The feature policy will become active soon」(機能のポリシーは近く有効になる)とも残っていました。
- 設定の準備期間: ドキュメントは「10月22日より前に、未設定のポリシーを個別に設定しておける」という趣旨で、設定画面のバナーに未設定の件数が出ると説明しています。しかし変更履歴が出たのは適用開始の当日で、順次の適用は「今日から」始まっています。取得時点で自社にすでに適用されているかどうかは、公式2ページの文面からは分かりません。
筆者は管理者権限のあるCopilot環境を持っておらず、画面や設定の動きは試していません。確認できたのは、公式2ページの文面だけです。
日本の管理者が今日やることは?
発表と公式ドキュメントから言えるのは、次の順番です。
- AI Controls → Copilot → Default policy for new features で、自社の値(有効・無効・組織に任せる)を見る
- 「Features & clients」「MCP servers in Copilot」などで、未設定になっている項目を探す
- 有効にしたくない項目は、個別に無効を明示する。または既定ポリシーそのものを無効にする
適用は1回限りで、適用後に既定ポリシーを変えても、すでに決まった設定は戻りません。そのため、適用前に未設定の項目を確認しておくことが大事です。ただし適用は順次で、手元の企業・組織にいつ届くかは、発表からは分かりません。
今回の公式ページで確認できなかったこと
今回取得した2つの公式ページ(変更履歴とドキュメント)には、次の記載がありませんでした。
- 日本向けの個別の案内(取得したのはどちらも英語のページ)
- 追加料金に関する記載(料金の話は両ページに出てきません)
- 自社の企業・組織に適用される時刻の目安(「企業や組織によって異なる」とのみ記載)
- 適用前に未設定だった項目の一覧を自動で通知する仕組み(ドキュメントが触れているのは、設定画面のバナーの件数表示)
9月の元の発表は今回は取得しておらず、中身は確認していません。記事内の「9月に発表」は、今回の変更履歴の記述に基づくものです。
出典と確認時刻
- Global default for Copilot features generally available - GitHub Changelog(掲載は米国太平洋時間2026年10月22日。日本時間10月23日6時1分に取得)
- About default availability of Copilot features and models - GitHub Docs(日本時間10月23日6時1分に取得。同ページの英語版URLへ転送されたもの)
本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- GitHub Copilotの「全体の既定ポリシー」とは何ですか?
- GitHubの発表によると、Copilot BusinessとCopilot Enterpriseで、管理者がまだ設定していない一般提供(GA)の機能に、有効・無効・組織に任せる(Let organizations decide)のどれを当てるかを決める設定です。10月22日から26日にかけて順次適用されます。
- すでに自分で有効・無効を選んだ機能は変わりますか?
- 変わりません。GitHubの発表では、個別の機能を有効または無効にした明示的な選択は維持されます。変わるのは、未設定(Unconfigured)の対象機能だけです。
- 既定ポリシーはどこで確認できますか?
- GitHubの発表によると、AI Controls → Copilot → Default policy for new features で確認できます。対象は「Features & clients」と「MCP servers in Copilot」の設定のうち、対象となるものです。
- 既定を有効のままにしたくない場合はどうすればよいですか?
- 公式ドキュメントによると、既定ポリシー自体を無効にするか、個別の機能を明示的に無効に設定します。企業全体で設定することも、厳しい要件のある組織だけで無効にすることもできます。
出典・参照資料
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