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低リスクなツール呼び出しは自動承認、Codexエージェントはプランモードに対応──GitHub Copilot for JetBrains 1.18.0

GitHubは2026年9月22日、公式changelogで「GitHub Copilot for JetBrains 1.18.0」を発表した。低リスクなツール呼び出しを自動承認する「assisted approvals」が公開プレビューで加わったほか、過去メッセージの再編集による会話・ファイル変更の巻き戻し、組織・エンタープライズ単位のスキルと組織が管理するカスタム指示への対応、Codexエージェントのプランモード、組み込みGitHub MCPサーバーのオン/オフ切り替えが追加された。

低リスクなツール呼び出しは自動承認、Codexエージェントはプランモードに対応──GitHub Copilot for JetBrains 1.18.0
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GitHubは2026年9月22日(米国時間)、公式changelogで「GitHub Copilot for JetBrains 1.18.0」の新機能をまとめて発表した。changelogが最初に挙げているのは、Copilotエージェントセッション中の低リスクなツール呼び出しを自動で承認する「assisted approvals」が公開プレビューで加わったことで、リスクの高い操作については引き続きユーザーの判断を求めると説明されている。同時に、過去のメッセージを再編集すると会話とファイル変更の両方を巻き戻してから送り直す機能、組織・エンタープライズ単位のスキルと組織が管理するカスタム指示への対応、Codexエージェントのプランモード対応、組み込みGitHub MCPサーバーのオン/オフ切り替えも加わった。この記事は2026年9月25日(日本時間)時点で、GitHub公式changelogと、JetBrains Marketplaceが公開しているプラグインの更新情報を確認して書いている。

3行まとめ

  1. 低リスクなツール呼び出しを自動承認する「assisted approvals」が、Copilotエージェントセッション向けに公開プレビューで追加された。高リスクな操作は引き続き承認を求める。
  2. Copilotエージェントセッションで過去のメッセージを再編集すると、送り直す前に会話とファイル変更の両方が巻き戻る。組織・エンタープライズ単位のスキルと、組織が管理するカスタム指示にも対応した。
  3. Codexエージェントがプランモードに対応し、実装前に計画をレビュー・調整・承認できるようになった。組み込みGitHub MCPサーバーはオン/オフを切り替えられる新設定が加わり、既定は有効のまま。

何が変わったか(一覧)

変更 内容(changelogの説明) changelogでの扱い
assisted approvals Copilotエージェントセッションで、低リスクなツール呼び出しを自動承認し、よりリスクの高い操作は引き続きユーザーに確認を求める 公開プレビュー
メッセージの再編集 Copilotエージェントセッションで過去のユーザーメッセージを編集でき、送り直す前に会話とファイル変更の両方が巻き戻る プレビュー等の表記なし
組織・エンタープライズのスキル ローカルセッション・Copilotエージェントセッションの双方で、組織・エンタープライズ単位のスキルと、組織が管理するカスタム指示を使える プレビュー等の表記なし
Codexエージェントのプランモード 実装に入る前に、Codexエージェントの計画をレビュー・調整・承認できる プレビュー等の表記なし
組み込みGitHub MCPサーバーの切り替え 手動で設定したMCPサーバーを変えずに、組み込みサーバーだけをオン/オフできる新設定。既定は有効 プレビュー等の表記なし
MCPツールの個別制御 Copilotエージェントセッションで、MCPサーバーのツールを1つずつ管理できる制御が加わり、設定が保持される(persistent per-tool controls) プレビュー等の表記なし

「assisted approvals」は何を自動承認するのか

changelogの説明は次の一文と、「低リスクな操作での承認の中断を減らしつつ、よりリスクの高い判断はユーザーの手元に残す」という補足の2文だけだ。

Low-risk tool calls receive automatic approval, while higher-risk actions continue to prompt you for a decision.

(低リスクなツール呼び出しは自動で承認され、よりリスクの高い操作は引き続き判断を求めるプロンプトが出る)

対象は「Copilot agent sessions」と明記されている。一方で、どの種類のツール呼び出しを「低リスク」と判定するのか、その具体的な基準は、このchangelogにもJetBrains Marketplaceのリリースノートにも書かれていなかった。ファイルの読み取りなのか、特定のシェルコマンドなのかといった判定の中身は、今回の発表からは分からない。

メッセージの再編集は何を巻き戻すのか

Copilotエージェントセッションで、過去に送ったメッセージを再編集できるようになった。changelogは「置き換えるメッセージを送信する前に、Copilotは会話とファイル変更の両方を巻き戻す」と説明しており、会話ログだけでなくファイル変更も巻き戻す対象だと明記している。ただし、どの範囲のファイル変更が戻るのか(編集したメッセージより後の変更に限られるのか等)の細かい条件までは書かれていない。changelogによると、方向を直すために新しいメッセージを積み増す代わりに、以前の依頼を直してその時点から続けられる、というのがこの機能の狙いだ。

組織・エンタープライズのスキルとカスタム指示

ローカルセッション・Copilotエージェントセッションの両方で、組織単位・エンタープライズ単位のスキルと、組織が管理するカスタム指示(organization-managed custom instructions)を使えるようになった。スキルは組織とエンタープライズの両方の単位、カスタム指示は組織単位と書き分けられている。changelogの説明は「共有されたスキルと組織のガイダンスを、両方の種類のセッションで使える」というものだ。ただし、この機能がCopilot Business・Enterprise等どのプランで使えるのか、Free・Pro・Pro+でも利用可能なのかについては、今回のchangelog本文にもMarketplaceのリリースノートにも記載がなかった。

Codexエージェントのプランモードとは

Codexエージェントがプランモードに対応し、実装の前に計画をレビュー・調整・承認できるようになった。changelogは、これによって「エージェントが変更を加え始める前に、進め方を形作る機会が得られる」と説明している。エージェントに作業を任せる前に、方針そのものを確認・修正できる点が変更点になる。

組み込みGitHub MCPサーバーの扱い

組み込みのGitHub MCPサーバーを、手動で設定した他のMCPサーバーを変えずにオン/オフできる新しい設定が加わった。changelogによると、組み込みサーバーは既定で有効のままだ。あわせて、Copilotエージェントセッションでは、MCPサーバーのツールを1つずつ管理できる永続的な制御(persistent per-tool controls)が加わった。changelogは「個々のツールを管理できるほか、組み込みサーバーを有効にするかどうかも制御できる」と書いている。ツール設定画面でも組み込みGitHub MCPサーバーにラベルが付き、その設定への直接リンクが追加された。

そのほかのUI・品質面の変更

上記5点以外に、changelogは次の変更も列挙している。

  • UI: セッションツールバーに、ツールウィンドウでセッション一覧を見ながらエディタ内でチャットできる「サイドバイサイド・チャットパネル切り替え」を追加。チャット入力欄の上にコマンド・カスタマイズ・設定へのショートカット付きの使い方ヒントを表示。チャットのウェルカム画面を簡素化しフィードバックへの直接リンクを追加。エージェント指示の更新と、usage-based billing(従量課金)のベストプラクティス表示へのショートカットを復活。/initのヒントの説明を明確にし、カスタマイズ関連の項目とまとめた。
  • 品質改善: インライン・チャットの信頼性向上(リクエスト終了時に編集内容を保持する、選択済みのthinking effortやコンテキストウィンドウ設定を尊重する、など)。Codexセッションの起動時の問題に対処。複数プロジェクトウィンドウをまたいだ挙動を改善。IntelliJ 2026.3 EAPビルドで、埋め込みエディタとメッセージ再編集機能を復旧。
  • 仕様変更: インライン・チャットとその起動ポイントを、JetBrains Gatewayおよびリモート開発環境では非表示にした。
  • 非推奨の予告: JetBrains IDE 2025.1を使っていると、2026.1以降へのアップグレードを促す事前通知が表示されるようになる。changelogによると、今回のリリースでサポート自体は変わっていない。

JetBrains Marketplaceの配布記録と照らし合わせる

JetBrains Marketplaceのバージョン一覧ページはJavaScriptで描画されるため、curlで取得したHTMLには1.18.0のリリースノートが含まれていなかった。そこで、同じ一覧のデータを返すMarketplaceのAPI(https://plugins.jetbrains.com/api/plugins/17718/updates)を2026年9月25日に取得し、changelogと突き合わせた。

  • 1.18.0は7つのビルドで登録されていた。IDEのビルド番号251〜253系(2025.1〜2025.3)向けの1本と、261系(2026.1)以降向けにOS・CPU別の6本で、登録日時(APIのcdate)はいずれも2026年9月18日(UTC)。GitHubのchangelog(9月22日付)より4日早い。
  • 7ビルドのリリースノートは同じ文面で、新機能とUX改善の項目はchangelogの内容と対応していた。assisted approvalsの「Public Preview」表記も同じだった。
  • Marketplace側にだけ書かれている修正もある。Codexセッションが起動しない不具合は「保存されたmacOS/LinuxのCLIパスの先頭のスラッシュが欠けていた場合」と条件が具体的に書かれているほか、MCP認証ダイアログを開いている間にグローバル指示が更新されるとIDEエラーが出る問題、Language Modelsダイアログでの Escape キーの挙動、IDEが管理するデバッガー用スキルを読み取り専用の組み込みカスタマイズとして扱うようにした変更などが並ぶ。
  • 逆に、changelogにある「エージェント指示の更新とusage-based billingのベストプラクティス表示へのショートカット復活」と「/initのヒントの整理」は、Marketplaceのリリースノートには見当たらなかった。

あわせて、当サイトの記事(予約公開分を含む)を2026年9月25日に「jetbrains」で検索した。本記事以外に27本がヒットしたが、いずれもACPやCodex、Copilotの料金ガイドなど別の話題の中でJetBrainsに触れているもので、JetBrains版Copilotの機能更新を主題にした記事はこれが最初になる。

この記事の確認範囲では分からなかったこと

対象プランへの言及は、changelog本文にもMarketplaceのリリースノートにもなかった。料金に関係する記述は、usage-based billingのベストプラクティス表示へのショートカットを復活させたという1項目だけだ。assisted approvalsや組織・エンタープライズのスキルがCopilotのどのプラン(Free・Pro・Pro+・Business・Enterprise)で使えるのかは、この記事の確認範囲では特定できていない。当サイトのGitHub Copilotの料金ガイドは2026年6月のAIクレジット制移行を前提にした記事(最終更新は8月14日)で、今回のJetBrains 1.18.0固有のプラン条件は反映していない。

また、「低リスク」の判定基準、assisted approvalsが一般提供(GA)になる時期、IntelliJ以外のJetBrains系IDE(PyCharm・WebStormなど)での対応範囲の違いについても、今回のchangelogとMarketplaceのリリースノートには記載がなく、この記事では扱っていない。

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