GitHub Copilot(コパイロット)for JetBrains、管理者が既定モデルを指定可能にMCPサーバーの自動起動を止める設定も追加、IDE 2025.1は対応終了
GitHubは2026年10月10日(米国時間)、Copilot for JetBrainsの更新を公開した。企業管理者が新規会話の既定モデルを指定でき、MCPサーバーの自動起動を無効にする設定が加わった。JetBrains IDE 2025.1のサポートは終了し、2025.2以降が必要になる。

目次
GitHubは2026年10月10日(米国時間)、Copilot for JetBrainsの更新をchangelogで公開した。GitHubの説明では、企業管理者が新規会話の既定モデルを決められるようになり、MCPサーバーの自動起動を無効にする設定が加わった。診断のメニューから修復を頼む「Fix」操作も入り、JetBrains IDE 2025.1のサポートは終了した。ページの公開時刻は米国太平洋時間10月10日11時53分(日本時間10月11日3時53分ごろ)。
3行まとめ
- GitHub発表によると、エンタープライズ管理者は管理設定で、利用可能なCopilotエージェントモデルのうち任意のものを新規会話の既定にできる。
- CopilotとClaudeのMCPサーバーについて、自動起動を無効にする設定が追加された。診断メニューには、インラインチャットで修復を頼むFix操作も入った。
- JetBrains IDE 2025.1のサポートは終了。プラグインの利用にはIDE 2025.2以降が必要。
本記事の内容は、日本時間10月11日4時台に公式ページで確認したものです。
管理者は何を決められるようになったのか
GitHubのchangelogは、今回の更新を「既定モデルとMCPサーバーについて、より多くの制御を与えるもの」と説明している。目玉は3つある。
新規会話の既定モデルを管理者が指定できる
GitHubによると、エンタープライズ管理者は管理設定(managed settings)を使い、利用可能なCopilotエージェントモデルのうち任意のものを新規会話の既定にできる。changelogは「モデルピッカーでの明示的な選択は保ったまま」組織が出発点のモデルを制御できる、と書いている。
つまり、既定は管理者が決めるが、ユーザーが会話ごとにモデルピッカーで選ぶ余地は残る、という説明だ。どのモデル名が選べるか、どの契約プランが対象かは、今回のページには書かれていない。
診断から「Fix」で修復を頼める
診断のインテンションメニュー(IDEが問題を指摘したときに出る候補のメニュー)にFix操作が加わった。GitHubによると、押すとインラインチャットが開き、Copilotに問題の修復を依頼する。エージェントモードが使えるときはそれを使い、使えないときはaskモードを使う。changelogは「報告された問題から修正案まで、少ない手順で進める」ための機能だとしている。
MCPサーバーの自動起動を止める設定
新しいMCP設定で、CopilotとClaudeについてサーバーの自動起動を無効にできる。GitHubは、設定済みのツールがいつ有効になるかを制御しやすくするための設定だと説明している。
使い勝手の変更点
changelogは「ユーザー体験の改善」として、次の項目を挙げている。
| 区分 | GitHubの説明 |
|---|---|
| アカウント | サインイン中のCopilotアカウントのラベルが明確になり、状態表示が簡素化。長い一覧の操作性が向上し、Switch Account操作が加わった |
| チャットの発見・サインイン | 新規ユーザーにChatの場所を知らせる1回限りのリマインダー。サインイン画面はレイアウトが可変になり、見出しと提供元の選択肢が改善、Copilotプランへの直リンクが付き、ブラウザ認証中の進行表示は取り消せる |
| 会話の移動 | チャットメッセージがターンごとにまとまり、ターン間を素早く移動する操作が付いた |
| メッセージ操作 | ユーザーのメッセージに、内容のコピーと編集の操作が付いた |
| エージェントの案内 | エージェントのプレースホルダーが、質問・編集・コンテキスト・コマンドを案内する表示になった |
| 移行フロー | 移行コマンドを承認した後、ローカルの会話を続けた場合でも、Go BackでCopilotのホームセッションが開く |
品質面では、言語サーバー起動、モデルとプロバイダーの切り替え、MCP設定、カスタマイズの更新、ファイル変更、ワークツリー(worktree)の各場面での信頼性を高めたと書かれている。モデル管理、ツール呼び出しの詳細、ワーキングセット、JetBrains IDE設定まわりの操作・表示の不具合も修正したという。個別の不具合の件数や内容は、changelogには列挙されていない。
何が使えなくなるのか:IDE 2025.1の対応終了
Deprecation(非推奨・終了)の項で、GitHubは「GitHub CopilotはJetBrains IDE 2025.1のサポートを終了した。プラグインを使うにはJetBrains IDE 2025.2以降が必要」と書いている。
GitHubの書き方に従えば、2025.1を使っている人は、IDEを2025.2以降に上げる必要がある。いつの時点から古いバージョンで動かなくなるのかといった細かい日付は、取得したページにはなかった。
前回の更新との関係
Copilot for JetBrainsは9月25日にも更新があった。そのときの内容(低リスクなツール呼び出しの自動承認、Codexエージェントのプランモード対応)はGitHub Copilot for JetBrains 1.18.0の記事にまとめている。今回のchangelogは別の更新で、ページにはバージョン番号の記載が見当たらなかった。GitHub Copilot全体の機能の分類はGitHub Copilotの仕組み・基礎で整理している。
確認した範囲で言えること
筆者は日本時間10月11日4時台に、changelogのページ本文を取得して読んだ。そのときの本文は英語のみで、日本語版の案内は見当たらなかった。また、本文には「Enterprise administrators」「managed settings」とあるが、対象となる契約プランの名前(Copilot Business/Copilot Enterprise など)は、取得した本文を検索しても書かれていなかった。企業の管理者が試す場合は、自社の契約が対象かどうかを別途GitHubのドキュメントで確かめる必要がある。
なお、筆者はこの更新を実際に試していない。本記事の機能の説明はすべてGitHubのchangelogによるもので、動作の確認はしていない。
今回のページから分からなかったこと
- 対象プランと日本での提供:今回取得した公式ページには、対象プランや提供地域(日本を含むか)の記載がなかった。
- 設定の場所と名称:MCP自動起動の設定項目名、管理設定で既定モデルを指定する具体的な手順は書かれていない。
- バージョン番号:この更新がプラグインのどのバージョンに当たるかは、ページに書かれていない。入手先としてJetBrains Marketplaceのバージョン一覧へのリンクが付いている。
- Claude向けの扱い:MCP設定が「Copilot and Claude」を対象にするとある。それぞれ何を指すのか、changelogでは詳しく説明されていない。
changelogは最新版プラグインを試してフィードバックするよう呼びかけており、窓口としてIDE内のフィードバック機能と、GitHub上のJetBrains向けissuesリポジトリを挙げている。
このchangelogを読んだ時刻
- GitHub Changelog「New controls and chat improvements in Copilot for JetBrains」(2026年10月10日): https://github.blog/changelog/2026-10-10-new-controls-and-chat-improvements-in-copilot-for-jetbrains
確認時刻:日本時間2026年10月11日4時06分(ページ取得はHTTP 200)。本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- Copilot for JetBrainsで、管理者は既定のモデルを決められますか?
- GitHubのchangelog(2026年10月10日)によると、エンタープライズ管理者は管理設定(managed settings)で、利用可能なCopilotエージェントモデルのうち任意のものを新規会話の既定にできるようになりました。モデルピッカーでの明示的な選択は引き続き保たれる、とGitHubは書いています。
- Copilot for JetBrainsで使えるJetBrains IDEのバージョンは?
- GitHubによると、JetBrains IDE 2025.1のサポートは終了しました。プラグインを使うにはJetBrains IDE 2025.2以降が必要です。
- MCPサーバーが勝手に起動するのを止められますか?
- GitHubは、CopilotとClaudeについてMCPサーバーの自動起動を無効にする新しい設定を追加したと説明しています。設定済みのツールがいつ有効になるかを自分で制御できるようになる、という位置づけです。設定画面の場所や名称はchangelogには書かれていません。
- 診断から直すFixアクションとは何ですか?
- 診断のインテンションメニューに加わったFix操作で、インラインチャットを開き、Copilotに問題の修復を依頼します。GitHubによると、エージェントモードが使えるときはそれを、使えないときはaskモードを使います。
出典・参照資料
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