Outlook(アウトルック)でメールを受信できない時の確認順まず画面下の「オフライン作業」とインターネット接続、次に容量・迷惑メール・パスワード。Copilot は受信の修復に挙げられていない【2026年10月版】
Outlook でメールを受信できない時は、Microsoft サポートの手順に沿って、インターネット接続、クラシック Outlook の画面下の「オフライン作業」表示、新しい Outlook の「同期」ボタン、メールボックスの容量、迷惑メール・「その他」タブ・ルール、パスワード変更の順に確かめる。Outlook.com は無料の 15 GB が満杯になると送受信できない。筆者は2026年10月8日5時台に Microsoft サポートの17ページを取得し、Outlook の Copilot がメールの到着に関わるかどうかも調べた。

目次
- どの Outlook を使っているかで、見る場所が変わる
- 確認する順番の一覧
- 1. ブラウザーで microsoft.com か bing.com を開けるか
- 2. クラシック Outlook の画面下に「オフライン作業中」と出ている
- 3. 新しい Outlook は「表示」タブの「同期」ボタンで受信を試す
- 4. メールボックスがいっぱいだと、受信できない
- 5. 届いているのに見えないだけ、という場合の探し場所
- 6. パスワードを変えた後に受信できなくなった時
- 7. 直らない時にクラシック Outlook で試す、修復の4つ
- Windows の「メール」アプリと従来の Outlook for Mac は、Microsoft が送受信の終了を告げている
- Outlook の Copilot は、受信できない問題に使えるか
- 筆者がサポート ページを開いた時に見えたこと
- 取得したページと実機で、確かめられていない6点
- 手順の出どころになった Microsoft のページ
- この記事でよく聞かれること
2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Outlook(アウトルック)でメールを受信できない時は、まずブラウザーでインターネットにつながるかを確かめ、次にクラシック Outlook なら画面下の「オフライン作業中」の表示、新しい Outlook なら「同期」ボタン、そのあとメールボックスの容量、迷惑メール・「その他」タブ・ルール、パスワード変更の有無の順に見る。Microsoft サポートの手順を、確認が軽い順に並べ直したのがこの記事の中身である。Outlook の Copilot(コパイロット)は、本記事が確認した範囲では受信そのものを直す機能として書かれていない。
3行まとめ
- Microsoft サポートの手順は、インターネット接続の確認から始まる。つながっていれば、クラシック Outlook は「送受信」タブの「オフライン作業」、新しい Outlook は「表示」タブの「同期」を使う。
- Outlook.com の無料枠は 15 GB で、満杯になると送受信できない(Microsoft 365 の契約で 100 GB)。迷惑メールの自動削除は、容量のページが 10 日後、受信トレイのページが 30 日後と書き、Microsoft のページ同士で日数が違う。
- Copilot の優先度付けは、公式ページによるとメール配信と並行して動き、配信を遅らせない。受信できない原因を探す機能としては、取得したページに書かれていない。
どの Outlook を使っているかで、見る場所が変わる
Windows の Outlook には、新しい Outlook とクラシック Outlook がある。Microsoft サポートの「所有している Outlook のバージョンが不明な場合」は、右上に「設定」ボタンがあれば新しい Outlook、なければクラシック Outlook と書く。クラシックは、画面上部に「ファイル」タブがある従来のデスクトップ アプリで、ダウンロードしてインストールして使う。
この見分け方、クラシックがいつまで使えるか、切り替えの手順は クラシック・新しい Outlook・Web の違いの記事 にまとめた。この記事では、版ごとに手順が違う所だけ、どちらの版の話かを書く。
メールの受信に関する Microsoft の手順は、ページが分かれている。
| 状況 | 読むページ | 内容 |
|---|---|---|
| Windows の Outlook(新しい・クラシック) | Outlook でメッセージを送受信できない | 接続・同期・パスワード・修復の順に並ぶ。新しい Outlook とクラシックでタブが分かれる |
| Outlook.com(無料のメール) | Outlook.com でメールの送信または受信ができない | 容量・アカウント・その他タブ・迷惑メール・ルール・IMAP の確認項目 |
| メールがあるはずなのに見えない | Outlook.com の受信トレイにメールがありません | 迷惑メール・削除済み・フィルター・ルール・アーカイブ |
| Mac の Outlook | Outlook for Mac でメッセージを送受信できない | 別ページ(本記事は取得していない) |
確認する順番の一覧
Microsoft サポートの「Outlook でメッセージを送受信できない」は、「最も簡単な方法から詳細な方法の順序で紹介します」と書き、「次のソリューションを一覧の順序で試すことをお勧めします」と続ける。新しい Outlook のタブとクラシックのタブで、並びは次のとおりだった。
| 順 | 新しい Outlook のタブ | クラシック Outlook のタブ |
|---|---|---|
| 1 | インターネットに接続していることを確認する | 切断されていないか、画面下を確認する |
| 2 | 同期の問題が発生しているかを確認する | インターネットに接続されていることを確認する |
| 3 | メッセージに大きな添付ファイルが含まれていないか | メッセージに大きな添付ファイルが含まれていないか |
| 4 | 最近パスワードを変更した | 最近パスワードを変更した |
| 5 | — | ウイルス対策ソフトのヘルプ デスクに問い合わせる |
| 6 | — | クラシック Outlook プログラムを修復する |
| 7 | — | クラシック Outlook プロファイルを修復する |
| 8 | — | セーフ モードでクラシック Outlook を起動する |
| 9 | — | 受信トレイ修復ツールを実行する |
「大きな添付ファイル」の項目は、送信トレイにたまったメールの話が中心で、この記事では扱わない。ページの冒頭は、送信トレイにメッセージが積み上がっている場合と、メッセージを送っている相手が受信していない場合の2つをまとめて扱っている。
1. ブラウザーで microsoft.com か bing.com を開けるか
最初の手順は、Outlook の外で確かめる方法である。Microsoft サポートは、Microsoft Edge や Google Chrome などのブラウザーを開き、アドレス バーに次のどちらかを入れるよう書く。
どちらにも届かない場合、ページは「Windows でのネットワーク接続の問題を解決する」を見るよう案内している。Outlook の設定より先に、回線や Windows のネットワークの側を確かめる順番になっている。
2. クラシック Outlook の画面下に「オフライン作業中」と出ている
クラシック Outlook では、画面下のステータス バーが接続の状態を教える。Microsoft サポートの「Outlook for Windows でオフラインで作業する方法」は、次の状態を挙げる。
- 「ステータス: オフライン作業中」
- 「ステータス:切断中」
そのうえで、「再接続するまでメールを送受信できません。」と書く。直し方は、同じページと「送受信できない」のページで同じで、「送受信」タブの「オフライン作業」を選ぶ。
- Outlook の「送受信」タブを開く。
- 「オフライン作業」ボタンを選ぶ。
- 画面下のステータス バーを見る。「オフライン作業中」が消えていれば接続済み。
- まだ表示が残る場合は、ボタンをもう一度選ぶ。ページは、ステータスが接続済みに変わるまで操作を繰り返すよう書く。
ボタンの色の見分け方も、ページに書いてある。「オフライン作業」ボタンの背景が網かけなら接続しておらず、網かけがなければ接続している。「オフライン作業」ボタンがなく、アカウントが Microsoft Exchange Server か Microsoft 365 の場合は、Exchange キャッシュ モードがオフの可能性がある、とページは書く。
「切断中」の場合は、別の確認がある。ページによると、インターネット接続が正常でも、メール サーバー側に問題がある可能性がある。ブラウザーから outlook.com などでメールにサインインでき、そこで送受信できるなら、メール サーバーは正常で、コンピューターの更新かアカウントの設定に問題がある可能性がある。ブラウザーでもメールを使えない場合は、メール サービス プロバイダーのサポートに問い合わせる、と書かれている。
新しい Outlook にも「オフライン」の設定がある。ただしこれは、インターネットが切れていてもメールを読めるように、メールのコピーを端末に保存する機能で、「設定」→「全般」→「オフライン」で切り替える。同じページは、新しい Outlook ではオフラインが既定で有効と書く。クラシックの「オフライン作業」ボタンとは別のもので、新しい Outlook のタブには「オフライン作業」ボタンの手順は出てこない。
3. 新しい Outlook は「表示」タブの「同期」ボタンで受信を試す
新しい Outlook のタブの2番目の項目は、同期である。ページは次のように書く。同期に問題がある場合は、リボンの「表示」タブで「同期」ボタンを選び、手動同期を強制できる。同期中は、メッセージ一覧の下部にステータス メッセージが出る。
ここに注意書きが付いている。Gmail、Yahoo、iCloud、汎用の POP や IMAP などのサードパーティのメール アカウントには、この「ボタンを使用して手動で同期する機能」と同じ機能がない、とページは書く。これらのアカウントで受信が止まった時は、同期ボタンで受信を試すより、後の節のパスワードやアカウント設定の確認に進むのがよい、というのが筆者の提案である。
4. メールボックスがいっぱいだと、受信できない
「Outlook でメッセージを送受信できない」のページは、新しい Outlook のタブの冒頭に、次の注意書きを置く(クラシックのタブには無い)。
Microsoft クラウド ストレージがいっぱいの場合、メールの送受信はできません。
(括弧などの表記は、画面の表示に合わせて筆者が整えた。以下の引用も同じ。)
数字は、「Outlook.com のストレージ制限」(HTML 内の更新日 2026年9月26日)に書かれている。
| 項目 | ページの記載 |
|---|---|
| Outlook.com のメール ストレージ | 15 GB(無料)。Microsoft クラウド ストレージとは別 |
| OneDrive・添付ファイル・Microsoft 365 アプリで共有するクラウド ストレージ | 5 GB(無料) |
| Microsoft 365 のサブスクライバー | 100 GB(試用版のサブスクライバーは対象外) |
| メールの容量を超えた時 | Outlook.com でメールを送受信できない。送られたメールは送信者に返される |
| クラウド ストレージ(統合ストレージ)を超えた時 | メールの容量を超えていなくても、Outlook.com でメールを送受信できない |
| 削除済みアイテムの扱い | 空にするか30日後に自動削除されるまで、容量に数えられる |
| 迷惑メールフォルダー | 10 日後に自動的に削除される |
返送されたメールについて、ページは「使用している容量がストレージ クォータ以下に戻ったら、送信者はメールを再送信する必要があります」と書く。容量がいっぱいの間に送られたメールは、あとから自動で届かない、という意味になる。
使用量の確かめ方は、「設定」を開き、「アカウント」→「記憶域」を選ぶ。ここで、フォルダーごとの使用量と、3・6・12 か月より前のアイテムを完全に削除するメニューが出る、とページは書く。ほかの方法は次の2つである。
- 添付ファイルを OneDrive に保存する: メッセージ一覧の上部で「フィルター」→「並べ替え」→「サイズ」を選び、大きいメールを見つける。添付ファイルの下の「OneDrive に保存」を選び、元のメールを Shift キーと Delete キーで完全に削除する。
- 一括処理を使う: 受信トレイで一括処理するメッセージを選び、「一括処理」を選ぶ。ただしページは、一括処理で削除したアイテムは、「削除済みアイテム」からも削除するまでは容量の削減に数えられないと書く。
アプリの場合は、「メールボックス クォータを超えました」のページが、古い受信トレイのアイテムの削除、迷惑メール フォルダーを空にすること、サブスクリプションの購入を挙げる。
このページは Outlook.com の個人向けメールの数字である。会社や学校のアカウントのメールボックスの上限は、本記事では確かめていない(後の節)。
5. 届いているのに見えないだけ、という場合の探し場所
「受信できない」と感じる原因が、実際には別の場所にメールが入っていることもある。Microsoft サポートの「Outlook.com の受信トレイにメールがありません」は、次の場所を順に確認するよう案内している。
- 迷惑メール フォルダー: 他のメール アプリが、メッセージを誤って迷惑メールとしてマークすることがある、とページは書く。メッセージを選び、「報告」→「迷惑メールではない」を選ぶ。ページは、メッセージは30日後に迷惑メール フォルダーから自動で削除され、復元できないとも書く(先の容量のページは10日後と書き、日数が2つのページで違う)。
- 「その他」タブ: 優先受信トレイが有効な場合、メッセージが「その他」タブに入ることがある。
- 削除済みアイテム: メッセージが入っていないかを確認し、「復元」を選ぶ。ページは、削除済みアイテムから削除したメッセージは30日間回復できると書く。
- フィルター メニュー: メッセージ一覧をフィルターしていると、探しているメッセージが出ない。「フィルター」を選び、「すべて」を選ぶ。
- ルール: メッセージを別のフォルダーに動かす受信トレイ ルールを作っていないかを見る。ページは、ルールの表示と編集にはコンピューターを使う必要があると書く。
- アーカイブ フォルダー: アーカイブしたメッセージは受信トレイに出ない。
- 最近のサインイン アクティビティ: 異常なアクティビティのメールを受け取った場合などに、Microsoft アカウントの「最近のアクティビティ」のページで確認する。
「Outlook.com でメールの送信または受信ができない」のページには、これに加えて次の確認項目がある。
- 並べ替え: メッセージ一覧が時系列でない場合、「フィルター」→「並べ替え」→「日付」で戻す。
- メール転送が有効になっていないか。
- 特定のメールを受信しておらずエラー メッセージも出ない場合は、送信者に Outlook.com の送信者サポートで詳細を確認してもらう。
- サードパーティのメール サービスを使う場合、Outlook Mobile と Outlook Desktop で正しく動くには、そのサービスが先進認証と IMAP をサポートしている必要がある。
ルールの作り方、見直し方、優先受信トレイとの違いは、フォルダーへの振り分けとルールの記事 に手順を書いた。この記事ではルールの中身には入らない。
同じ内容を「メールが誤って迷惑メール フォルダーに移動する」のページが案内し、送信者を「差出人セーフ リスト」に追加する方法と、誤ってブロックした人を「受信拒否リスト」から外す方法も載せている。
6. パスワードを変えた後に受信できなくなった時
メールを受信できなくなる原因に、メール アカウントの Web サイトで変えたパスワードを Outlook 側で更新していないことがある。Microsoft サポートの手順は、版によって次のように違う。
新しい Outlook
- メール アカウント名の横のアイコンを選ぶ。
- サインインを求めるポップアップが出るので、「続行」を選ぶ(原文は「[Continue] (続行)」)。
- 画面の案内に従い、新しいパスワードを入力してサインインする。
正しいパスワードを使っているのにエラーが出る場合、ページは、メール プロバイダーのサイトで Outlook 用の「アプリ パスワード」を作るよう書く。アプリ パスワードは、通常のパスワードの代わりに、Outlook などのメール アプリで使う専用の文字列で、作り方は各メール プロバイダーが案内している。取得したら、Outlook がパスワードを求めた時に貼り付ける。Gmail・Yahoo!メール・iCloud ごとの違いは、メールアカウントの設定の記事にまとめた。
クラシック Outlook
「ファイル」→「アカウント情報」でアカウントを選び、「アカウント設定」を選ぶ。変更する情報の種類から「サーバー設定」を選び、受信メールか送信メールを選ぶと、パスワード、サーバー名、ポート、認証設定を変えられる、と「Windows 版 Outlook でメールアカウント設定を変更、または更新する」は書く。設定の入力を終えたら、「次へ」→「完了」を選ぶ。メール プロバイダーが2要素認証を必要とする場合は、通常のパスワードの代わりに、生成されたパスコードを入れる、とも書かれている。
同じページは、Windows のコントロール パネルの「メール」から、受信サーバー・送信サーバーの名前、ポート番号、暗号化の種類をメール プロバイダーの案内と照らし合わせる手順も載せる。最後に「アカウント設定のテスト」を押し、緑のチェック マークなら成功、赤いマーカーなら設定が正しくない、と書く。
7. 直らない時にクラシック Outlook で試す、修復の4つ
クラシック Outlook のタブは、上の確認で直らない場合に、次の4つを挙げる。
- ウイルス対策ソフト: ページによると、ウイルス対策プログラムによっては、メールのスキャンを実行する。ウイルスが見つかった場合、クリーンアップされるまでメールを送受信できないようにすることがある。使っているソフトのヘルプ デスクに問い合わせる。
- Outlook プログラムの修復: ページは、修復は簡単だが完了まで30分かかる場合があると書く。
- プロファイルの修復: プロファイルは、アカウント、オートコンプリート情報、名前、イニシャルの一覧などを含む、Outlook の動作を決める設定のグループ。「プロファイルを修復することで、Outlook のメール接続の問題を解決する」の手順は、「ファイル」→「アカウント設定」→「アカウント設定」を選び、「メール」タブでアカウント(プロファイル)を選んで「修復」を選ぶ。ウィザードの案内に従い、完了したら Outlook を再起動する。同ページは、Outlook 2016 で Exchange アカウントに接続している場合は「修復」が使えないと注記する。
- セーフ モードで起動し、アドインの影響を切り分ける: ページによると、アドインがクラッシュしてメールの送信が妨げられる場合がある。Windows キーを押し、検索ボックスにコマンドを入れて Enter を押す、とページは書く。コマンドの表記は、取得した日本語のページでは「/safeoutlook.exe」と崩れて表示されていた。同じページの英語版(2026年10月8日9時41分取得)は「outlook.exe /safe」と書く。セーフ モードでメールを送信できる場合は、新しいメール プロファイルを作ると、再び送信できるようになる、とページは続ける(この項目の書き方は送信の場合である)。
「送受信できない」のページは、このほかに「受信トレイ修復ツール」も挙げる。クラシック Outlook は、多くの種類のメール アカウントで、個人用フォルダー ファイル(.pst ファイル)にメッセージを保存する。そのファイルを修復するツールで、約15分かかる、とページは書く。
「オフラインで作業する方法」のページには、それでも切断される時の最終手段として、新しいプロファイルを作り、それでも切断されるならメール アカウントを削除してもう一度追加する、という手順がある。アカウントの削除と追加の手順は、メールアカウントの設定の記事にある。
Windows の「メール」アプリと従来の Outlook for Mac は、Microsoft が送受信の終了を告げている
設定の問題ではなく、アプリそのものが送受信できなくなる、と Microsoft の公式ページが書く例が2つある。
Windows の「メール」「予定表」「People」アプリ: 英語のページ「Outlook for Windows: The Future of Mail, Calendar, and People on Windows 11」は、次のように書く。
Support for Windows Mail, Calendar, and People ended on December 31, 2024. You can no longer able to send and receive emails or events using Windows Mail and Calendar.
(訳)Windows メール・予定表・People のサポートは2024年12月31日に終わった。Windows メールと予定表では、メールや予定の送受信ができなくなった。
(原文の文法の乱れも、そのまま引いた。)同じページは、新しい Outlook か Outlook.com に移ることを勧める。これはクラシック Outlook ではなく、Windows に入っていた別のアプリの話である。
従来の Outlook for Mac: 「従来の Outlook for Mac のサポート終了」は、「2026 年 10 月以降、従来の Outlook for Mac クライアントは Exchange Online メールボックスに対して動作を停止します。」と書く。理由として、従来の版は Exchange Online の Exchange Web サービス(EWS)でメールを配信しており、EWS が2026年10月1日に廃止されると説明している。対処は、新しい Outlook for Mac に切り替えること。従来の版を開き、「従来の Outlook」のスイッチをオフにする、と手順が書かれている。同じページは、Exchange オンプレミスのメールボックスには2029年10月9日まで動く、とも書く。
Outlook の Copilot は、受信できない問題に使えるか
この記事の冒頭で、Copilot は受信を直す機能として書かれていないと書いた。根拠は次のとおり。
「Outlook の Copilot についてよく寄せられる質問」(最終更新日 2026年8月)は、Outlook の Copilot の機能として、受信トレイの優先度付け、メール トリアージ アクション(ピン留め・フラグ付け・アーカイブ・削除)、ルールの管理、要約、下書き、コーチング、チャット、テーマ、会議の準備などを挙げる。筆者は、FAQ・優先度付け・要約の3ページの本文を保存し、「送受信」「受信できない」「接続」の語を検索した。ヒットは0件だった。
優先度付けのページは、次のように書く。
このプロセスはメール配信と並行して行われるため、メールが遅延することはありません。
この機能は、受信トレイに届いたメールに優先度(高・低・通常)を付ける。ページは、機能をオンにしたあとに受信したメールが対象で、古いメッセージには付けられない、受信トレイ以外のフォルダーに届いたメールは評価されない、とも書く。つまり、メールがそもそも届いていない時には、何も評価されない。ルールでサブフォルダーに入ったメールが評価されない点は、先の「見えないだけ」の節と同じ話である。
要約は、メール スレッドの上部の「Copilot による要約」を選ぶ(「要約」と表示されることもある)。すでに届いたメールの読み取りを助ける機能で、届いていないメールには働かない。
だれが使えるかは、ページごとに書き方が違う。「所有している Copilot ライセンスの種類」(最終更新日 2026年4月)は「すべてのサブスクライバーが Outlook の Copilot にアクセスできます。」と書く。「サブスクライバー」は Microsoft 365 の契約者を指す書き方で、契約のない人については、このページは何も書いていない。FAQ は、Copilot チャットを使えるのは「職場または学校アカウントを使い、かつ新しい Outlook for Windows または Outlook on the web を使用している場合のみ」と書き、Copilot によるテーマなど一部の機能には「Microsoft Copilot (職場) ライセンス」が必要と注記している。無料の Microsoft Copilot は、copilot.cloud.microsoft、アプリ、Edge で使う別のサービスとして説明されている。契約ごとの違いは、Microsoft Copilot の料金ガイドと、Copilot の無料版でできることの記事にある。Copilot のボタンが画面に出ない時は、表示されない時の記事を参照。
受信が戻ったあと、たまったメールを読む場面では、要約や優先度付けが使える。メールを書く側の AI は、ビジネスメールの返信を AI で書く記事にある。
筆者がサポート ページを開いた時に見えたこと
2026年10月8日の5時34分から5時50分にかけて、ログインせず、アカウントも作らず、curl と画面なし(ヘッドレス)のブラウザーで、Microsoft サポートのページを開いた(出典に挙げたのは日本語16・英語1ページ)。その時に見たことを書く。
- 5時34分、curl で取りにいったページの1つは、本文の代わりに「Service unavailable」「The request is blocked.」とだけ書かれた応答を返した(応答に残っていた記録の時刻は、日本時間の5時34分59秒にあたる)。curl で本文まで取れたのは「オフラインで作業する方法」と「メールアカウント設定を変更、または更新する」の2ページで、ほかの出典は、ヘッドレスのブラウザーで開き直して取得した。出典の取得時刻が5時34分から5時47分に分かれているのは、このためである。bot 確認の画面は押していない。
- 5時47分、「Outlook でメッセージを送受信できない」を1280×800で撮影した。ページの上部に「Copilot に関するヘルプを利用する」の枠があり、「受信トレイ修復ツールを実行する方法は?」「Yahoo!アカウントをOutlookに追加する方法を教えてください。」「Outlookで『送受信できない』問題の手順を教えてください。」の3つの質問例が並んでいた。これは Microsoft のサポート サイト側の案内で、Outlook の中の Copilot とは別のものである。筆者はこの枠を押しておらず、中身は見ていない。
- 同じページの画面では、「新しい Outlook」と「クラシック Outlook」のタブが冒頭の説明文の下に並び、撮影した時は新しい Outlook のタブが選ばれた状態だった。クラシックの手順は、タブを切り替えて初めて画面に出る(取得した HTML では、クラシックのタブの中身に非表示の指定が付いていた)。取得した本文テキストには、両方のタブの内容が含まれていた。
- 「Outlook.com でメールの送信または受信ができない」の本文には、受信できない時の確認項目として「メール転送が有効になっているかどうかを確認します。」の1行がある。転送の設定画面は、筆者は開いていない。
取得したページと実機で、確かめられていない6点
- Outlook を操作していない: この記事の手順は、すべて Microsoft サポートのページに書かれた文言に基づく。筆者は Outlook にサインインしておらず、ボタンの位置や表示を実機で確かめていない。画面の名前が版や更新で変わっている可能性がある。
- 会社・学校のアカウント: 容量の数字(15 GB・100 GB)は Outlook.com の個人向けメールのページのものである。会社や学校のメールボックスの上限や、管理者が設定できる項目は、取得したページでは確かめていない。
- Mac・スマートフォンの Outlook: Mac は旧版の終了のページだけを読み、「Outlook for Mac でメッセージを送受信できない」のページは取得していない。スマートフォンのアプリの手順は扱っていない。
- Gmail・Yahoo・iCloud など他社メールの設定値: サーバー名やポート番号は各プロバイダーの案内による、と Microsoft のページが書く。本記事では各社のページを確認していない。
- 迷惑メールの削除日数: 迷惑メール フォルダーの自動削除を、容量のページは10日後、受信トレイにメールがないページは30日後と書き、別のヘルプ(誤って迷惑メールに入る場合のページ)は「到着後 10 日から 30 日の間」と書く。どれが現在の動作かは、本記事では確かめられていない。
- Copilot が受信に関わらないこと: 「関わらない」と言い切る根拠は、取得した3ページに受信の語がなかったことと、優先度付けのページの1文までである。Microsoft の他のページに書かれている可能性は否定できない。
手順の出どころになった Microsoft のページ
本文で名指しした Microsoft サポートのページは、frontmatter の出典に URL と取得時刻を付けて入れた。ページ内の更新日は、HTML に書かれた更新日時(updated_at)を併記した。サポート ページは更新されるので、画面の表示や手順が本記事と違う場合は、公式ページを優先する。引用は、画面の記号と空白を整えて写している。取得した生のテキストは、筆者の作業用の保存先に残している。
この記事でよく聞かれること
- Outlook でメールを受信できない時、最初に何を確認しますか?
- ブラウザーを開いて microsoft.com や bing.com に届くかを確認する。Microsoft サポートの手順の最初がインターネット接続の確認で、届かない場合は Windows のネットワーク接続の問題を直すよう案内している。つながっていれば、クラシック Outlook は画面下の状態表示、新しい Outlook は「同期」ボタンを確認する。
- Outlook の画面下に「オフライン作業中」と出ています。どうすればいいですか?
- クラシック Outlook では、「送受信」タブの「オフライン作業」を選んで切り替える。Microsoft サポートは、ボタンの背景が網かけなら接続していない、網かけがなければ接続していると書く。切り替えるたびに状態表示を確かめ、「オフライン作業中」の表示が消えるまで繰り返す。
- 新しい Outlook で手動でメールを受信するには、どこを押しますか?
- 「表示」タブの「同期」ボタンを選ぶ。Microsoft サポートによると、これで手動の同期を強制でき、同期中はメッセージ一覧の下にステータスが出る。Gmail・Yahoo・iCloud・POP や IMAP のアカウントには、このボタンで手動同期する機能はないと同じページに書かれている。
- メールボックスがいっぱいだと、メールは受信できなくなりますか?
- 受信できなくなる。Microsoft サポートは、Outlook.com のメールボックスの無料枠を 15 GB とし、超えると送受信できず、送られたメールは送信者に返ると書く。OneDrive などと共有するクラウド ストレージ(無料 5 GB)を超えた時も、メールの容量に余裕があっても送受信できない。設定の「アカウント」→「記憶域」で使用量を確かめ、不要なメールを完全に削除するか、Microsoft 365 の有料の契約(100 GB・試用版は対象外)にする。
- 届くはずのメールが受信トレイに無い時、どこを探しますか?
- 迷惑メール、「その他」タブ(優先受信トレイが有効な場合)、削除済みアイテム、フィルター、仕分けルール、アーカイブの順に探す。Microsoft サポートの「受信トレイにメールがありません」のページに、この順で確認項目が並んでいる。ルールの作り方と見直しは、当サイトの仕分けルールの記事にある。
- Outlook の Copilot は、メールを受信できない問題を直してくれますか?
- 本記事が確認した範囲では、直すとする公式の記載は見つからなかった。Outlook の Copilot の FAQ が挙げる機能は、優先度付け・要約・下書き・コーチング・ルールの管理などで、取得した3ページの本文に「受信できない」「接続」の語はない。優先度付けは、メール配信と並行して行われ、配信を遅らせないと書かれている。
- パスワードを変えた後に Outlook でメールを受信できなくなりました。どうすればいいですか?
- 新しい Outlook では、メール アカウント名の横のアイコンを選び、サインインのポップアップで「続行」を選んで新しいパスワードを入れる。クラシック Outlook では、メール アカウントの Web サイトで変えたパスワードを Outlook 側でも変える必要があり、「ファイル」→「アカウント設定」から更新できる。
- Windows に最初から入っている「メール」アプリで受信できません。なぜですか?
- Windows メール・予定表・People のサポートが2024年12月31日に終わり、これらでメールの送受信ができなくなったと Microsoft サポートの英語のページが書く。同じページは、新しい Outlook か Outlook.com に移ることを勧めている。
出典・参照資料
- 一次資料Outlook でメッセージを送受信できない(Microsoft サポート・日本語・新しい Outlook とクラシック Outlook の両タブ・エラーコード表・HTML 内 updated_at 2026-09-29・2026年10月8日5時35分取得、5時47分に画面撮影) ↗
- 一次資料Outlook for Windows でオフラインで作業する方法(Microsoft サポート・日本語・クラシックの状態表示と再接続の手順・新しい Outlook のオフライン設定・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日5時34分取得) ↗
- 一次資料Outlook.com でメールの送信または受信ができない(Microsoft サポート・日本語・容量・パスワード・その他タブ・迷惑メール・ルール・IMAP の確認項目・HTML 内 updated_at 2026-10-01・2026年10月8日5時35分に別の URL で、5時45分にこの URL で取得、本文は同一) ↗
- 一次資料Outlook.com のストレージ制限(Microsoft サポート・日本語・15 GB・5 GB・100 GB・削除済みアイテムと迷惑メールの保持日数・HTML 内 updated_at 2026-09-26・2026年10月8日5時45分取得) ↗
- 一次資料メールボックス クォータを超えました(Microsoft サポート・日本語・アプリでの容量の空け方・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日5時45分取得) ↗
- 一次資料Outlook.com の受信トレイにEmailがありません(Microsoft サポート・日本語・迷惑メール・その他タブ・削除済みアイテム・フィルター・ルール・アーカイブの確認・HTML 内 updated_at 2026-09-30・2026年10月8日5時40分取得) ↗
- 一次資料メールが誤って迷惑メール フォルダーに移動する(Microsoft サポート・日本語・迷惑メールではないとマークする手順・HTML 内 updated_at 2026-09-19・2026年10月8日5時40分取得) ↗
- 一次資料プロファイルを修復することで、Outlook のメール接続の問題を解決する(Microsoft サポート・日本語・クラシック Outlook のプロファイル修復の手順・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日5時35分取得) ↗
- 一次資料Windows 版 Outlook でメールアカウント設定を変更、または更新する(Microsoft サポート・日本語・サーバー設定・ポート・アカウント設定のテスト・HTML 内 updated_at 2026-09-19・2026年10月8日5時34分取得) ↗
- 一次資料所有している Outlook のバージョンが不明な場合(Microsoft サポート・日本語・新しい Outlook とクラシックの見分け方・HTML 内 updated_at 2026-09-19・2026年10月8日5時46分取得) ↗
- 一次資料Outlook for Windows: The Future of Mail, Calendar, and People on Windows 11(Microsoft サポート・英語・Windows メール・予定表のサポート終了と送受信できなくなったこと・HTML 内 updated_at 2026-09-18・2026年10月8日5時47分取得) ↗
- 一次資料従来の Outlook for Mac のサポート終了(Microsoft サポート・日本語・2026年10月以降 Exchange Online で動作停止・EWS 廃止 2026年10月1日・HTML 内 updated_at 2026-09-19・2026年10月8日5時47分取得) ↗
- 一次資料Outlook の Copilot についてよく寄せられる質問(Microsoft サポート・日本語・最終更新日 2026年8月・Copilot でできること・使える条件・HTML 内 updated_at 2026-09-25・2026年10月8日5時45分取得) ↗
- 一次資料受信トレイの優先度を設定(Microsoft サポート・日本語・Copilot の優先度付けがメール配信を遅らせないこと・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日5時46分取得) ↗
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- 一次資料所有している Copilot ライセンスの種類(Microsoft サポート・日本語・「すべてのサブスクライバーが Outlook の Copilot にアクセスできます」・最終更新日 2026年4月・HTML 内 updated_at 2026-09-10・2026年10月8日5時46分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか(Microsoft サポート・日本語・無料版と個人向け・法人向けの区別・HTML 内 updated_at 2026-09-10・2026年10月8日5時46分取得) ↗
- 一次資料I can't send or receive messages in Outlook(Microsoft サポート・英語・「Outlook でメッセージを送受信できない」の英語版・セーフ モードで起動するコマンド outlook.exe /safe・2026年10月8日9時41分取得) ↗
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