Outlook(アウトルック)のメールをフォルダーに自動で振り分ける方法メールを右クリックして「ルール」から作る。新しい Outlook・クラシック・Web で場所が違い、Copilot に頼む方法もある【2026年10月版】
Outlook のメールをフォルダーに自動で振り分けるには、受信トレイのメールを右クリックして「ルール」→「ルールの作成」を選び、移動先のフォルダーを決めて「OK」を押す(Microsoft サポートの手順)。新しい Outlook・クラシック Outlook・Outlook on the web・Outlook.com で作り方と制限が違い、Copilot に文章で頼んでルールを作らせる方法も公式ヘルプにある(使える契約はヘルプに書かれておらず、公式の記録は組織向けの Microsoft 365 Copilot のリリースノート)。筆者は2026年10月8日未明に Microsoft の日本語ヘルプを取得し、公式ページを headless のブラウザーで開いて画面も確認した。

目次
- まずフォルダーを用意する。作り方は版によって違う
- 新しい Outlook で、特定の送信者のメールをフォルダーに振り分ける手順
- クラシック Outlook でルールを作る手順
- Outlook on the web と Outlook.com でルールを作る手順
- Mac の Outlook は、別のヘルプページに「設定」→「ルール」の手順がある
- 優先受信トレイ(フォーカス/その他)は、フォルダーへの振り分けとは別物
- Copilot に文章で頼んで、ルールを作らせる
- ほかの Copilot の機能は、振り分けとどう関係するか
- ルールの手順ページを headless で開いた時に出た画面
- 操作していない画面と、読み取れなかった契約条件
- 手順の出どころになった Microsoft サポートのページ
- この記事でよく聞かれること
2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Outlook(アウトルック)のメールをフォルダーに自動で振り分けるには、受信トレイのメールを右クリックして「ルール」→「ルールの作成」を選び、移動先のフォルダーを決めて「OK」を押す。Microsoft サポートの「Outlook で仕分けルールを使用してメール メッセージを管理する」にある手順で、新しい Outlook・クラシック Outlook・Outlook.com で入口が共通している。ルールの機能に AI は要らない。AI が関わるのは、ルールを文章で頼める Copilot(コパイロット)と、優先度を付ける機能の2つで、使える人の条件が別にある。
3行まとめ
- 振り分けの基本は、メールを右クリック→「ルール」→「ルールの作成」→フォルダーを選んで「OK」(Microsoft サポート・2026年10月8日取得)。Outlook on the web は「設定」→「メール」→「ルール」から作る。
- 新しい Outlook は、Gmail・Yahoo・iCloud のルールに対応せず、クラシックで作った一部のルールも処理できない。クラシックのルールの一部は Outlook を起動している間だけ動く。
- Copilot に、請求書のメールを請求書フォルダーへ動かすよう文章で頼むと、確認のあとにルールを作る(今後届くメールだけ)。この機能は Microsoft 365 Copilot のリリースノートの2026年9月23日の回に載っている。優先受信トレイは、フォルダーへの振り分けとは別の「フォーカス/その他」の機能。
まずフォルダーを用意する。作り方は版によって違う
ルールは、メールを動かす先のフォルダーがあって初めて意味を持つ。クラシック Outlook と Copilot では、ルールを作る途中で新しいフォルダーを作ることもできる(後の節)が、先に作っておくと迷わない。公式ヘルプにある作り方は次のとおり。
- クラシック Outlook: 「Outlook のフォルダーを使用してメールを整理する」(HTML 内の更新日 2026年9月19日)は、フォルダー ウィンドウで自分の名前を右クリックして「新しいフォルダー」を選び、名前を入力して Enter キーを押す、と書く。受信トレイを右クリックして受信トレイの中に作ることもできる。
- Outlook.com: 「Outlook.com でのメッセージ フォルダーの操作」(HTML 内の更新日 2026年9月30日)は、フォルダー一覧でメールボックス名を右クリックして「新しいフォルダーの作成」を選び、名前を入力して Enter キーを押す、と書く。
- 新しい Outlook: 「Outlook でフォルダーまたはサブフォルダーを作成する」(HTML 内の更新日 2026年9月16日)は、左側のフォルダー ウィンドウでメール アドレスを右クリックするか、その上にマウス ポインターを置いて「その他のオプション」を選び、「Create new folder」(日本語版のヘルプでも英語の表記のまま)を選んで、名前を入力して Enter キーを押す、と書く。サブフォルダーは、親にするフォルダーを右クリックして「新しいサブフォルダーを作成」。
- Outlook on the web: 同じページの「Outlook on the web」タブは、フォルダー ウィンドウの「フォルダー」を右クリックする(または「その他のオプション」)ところだけが違い、あとは新しい Outlook と同じ流れになっている。
新しい Outlook の右クリックの「ルールの作成」の画面で、移動先を選ぶ段階で新しいフォルダーを作れるかは、ヘルプに書かれておらず、筆者も確かめていない(Outlook を操作していないため)。Copilot 経由なら、フォルダーが無い場合に作ってよいかを聞かれる(後の節)。
新しい Outlook で、特定の送信者のメールをフォルダーに振り分ける手順
Microsoft サポートの「新しい Outlook」タブの記載による。筆者は Outlook 本体を操作しておらず、以下は公式ヘルプの文言に従って書いている。
- ルールを作りたい送信者のメールを、メッセージ一覧で右クリックする。
- 「ルール」にカーソルを合わせ、「ルールの作成」を選ぶ。
- その送信者から届くメールの移動先のフォルダーを選び、「OK」を選ぶ。
ヘルプは、「OK」を選ぶと、すべての受信メッセージにルールが適用されると書く。条件を細かくしたい時は、同じ画面の「その他のオプション」を選ぶ。ルールの設定メニューが開き、ヘルプは次のように説明する。
すべてのルールには、少なくとも、名前、条件、アクションの 3 つが必要です。 また、ルールには、条件の例外も含めることができます。
「条件の追加」「アクションの追加」「例外の追加」で、それぞれ複数を足せる。「このルールの実行後、その他のルールを実行しない場合」は、「仕分けルールの処理を中止する」のチェック ボックスをオンにする。保存するまでルールは作られない。
作ったあとの管理は、「設定」→「メール」→「ルール」にまとまっている。ヘルプにある操作は次のとおり。
| やりたいこと | 新しい Outlook の操作(Microsoft サポート) |
|---|---|
| 編集する | 「設定」→「メール」→「ルール」で、ルールの「編集」を選ぶ |
| いったん止める | ルール名の横のトグルをオフにする(削除はされない) |
| 順番を変える | ルールを選び、上向き・下向きの矢印で動かす。ルールは一覧の順に適用される |
| 届いているメールにも使う | 「ルールを今すぐ実行」を選ぶ(既定は作成後に届くメールだけ) |
新しい Outlook でつまずきやすい2点
「現在、新しい Outlook では、Gmail、Yahoo、iCloud などのサード パーティのアカウントを管理するためのルールはサポートされていません。」と、同じページは書く。これらのアカウントは、それぞれのメール サービスの側でルールを作る、とも書いている。
もう1つは、クラシックから移したルールの扱い。ヘルプは、クラシックで作った一部のルールは「クライアント側のルール」で、新しい Outlook では処理できないと書き、そのルールは新しく作り直して置き換えるよう案内している。Microsoft の機能比較の表(最終更新日 2026年9月23日)でも、「ルール」の行はクラシックが「使用可能」、新しい Outlook が「部分的に利用可能」で、「ルールのインポート/エクスポート」の行は新しい Outlook が「サポートされていません」になっている。クラシックのルールを丸ごと持ち越せる前提では考えないほうがよい。
クラシック Outlook でルールを作る手順
クラシックは「ファイル」タブのある従来のデスクトップ アプリで、新しい Outlook との見分け方はクラシック・新しい Outlook・Web の違いの記事にまとめた。Microsoft サポートの「クラシック Outlook」タブには、メールから作る方法とテンプレートから作る方法がある。
メールから作る方法:
- 振り分けたいメールを右クリックし、「ルール」→「ルールの作成」を選ぶ。
- 条件と、その条件のメールをどう扱うかを選ぶ。ヘルプの例は、「件名が次の文字を含む場合」を条件にして、「アイテムをフォルダーに移動する」を選び、フォルダーを選ぶか新しく作る、というもの。
- 「OK」を選ぶ。すぐに使うなら「現在のフォルダーにあるメッセージにこの仕分けルールを今すぐ実行する」のチェック ボックスを選んでから「OK」にする。
テンプレートから作る方法は、「ファイル」→「仕分けルールと通知の管理」から新しい仕分けルールを作り、テンプレート(例は「特定の人から受信したメッセージにフラグを設定する」)を選ぶ。下線付きの値をクリックして内容を決め、「次へ」を2回進めて、名前を付けて「完了」にする。
クラシックには、公式ヘルプが明記する注意点が2つある。
- 「特定のルールは Outlook が起動している場合のみ実行されます。」という警告が出ることがある。Outlook を閉じていると動かないルールがある、という意味になる。
- 動かないルールは「ファイル」→「仕分けルールと通知の管理」で、赤く表示されたルールのチェック ボックスをオンにして、「仕分けルールの説明」の下のリンクから直す。
クラシックでルールを止めたい時は、ルールの横のチェック ボックスをオフにする(ヘルプのヒント)。既存のメールに使いたい時は、「仕分けルールと通知の管理」の「仕分けルールの実行」から、対象のフォルダーとメッセージの種類(すべて・既読・未読)を選んで「今すぐ実行」を押す。
Outlook on the web と Outlook.com でルールを作る手順
Outlook on the web は、職場・学校のアカウントでブラウザーから開く版。Outlook.com は、個人の Microsoft アカウント(Hotmail など)用。Microsoft サポートは、同じページに両方の手順を別のタブで載せている。
Outlook on the web(職場・学校)
- 「設定」を選び、「メール」を選んで、「メール」の中の「ルール」を選ぶ。
- 「新しいルールの追加」を選ぶ。
- 「ルールの名前」の欄に名前を入れ、ドロップダウン リストから条件とアクションを選ぶ。足すには「条件の追加」「アクションの追加」、例外は「例外の追加」。
ヘルプによると、既定では「以降のルールは処理しない」がオンで、複数のルールに合うメールは最初のルールだけが適用される。オフにすると、条件を満たすすべてのルールが適用される。
Outlook.com(個人)
新しい Outlook と同じように、メール一覧のメールを右クリックして「ルール」→「ルールの作成」でフォルダーを選ぶ。細かくしたい時は「その他のオプション」。「設定」→「メール」→「ルール」から、まっさらなルールを「新しいルールの追加」で作る方法もある。
ここに、ほかの版と大きく違う点がある。同じページは、Outlook.com のルールについて次のように書いている。
現時点で Outlook.com のベータ版では、既存のメッセージに受信トレイのルールを実行することはできません。 新しいルールはルールの作成後に受信したメッセージにのみ適用されます。
代わりに、「アーカイブ」「移動」「一括処理」のコマンドで、受信トレイのメッセージを自動で動かしたり消したりできる、と続く。「一括処理」について、「Outlook.com でのメッセージ フォルダーの操作」は、選んだメッセージの送信者からの受信メールをすべて削除する、最新のメールだけ残して残りを削除する、10日たったメールを削除する、のような使い方を挙げている。
Mac の Outlook は、別のヘルプページに「設定」→「ルール」の手順がある
ルールの手順ページのタブは、新しい Outlook・クラシック・Outlook on the web・Outlook.com の4つで、Mac のタブは無い(筆者が保存した HTML のタブ一覧)。Mac の手順は、ページ末尾の関連項目にある「Outlook for Mac でルールを作成する」(HTML 内の更新日 2026年8月26日)に分かれていて、そのページの「Outlook for Mac」タブは次のように書く。
- Outlook メニューの「設定」を選ぶ。
- サイド ナビゲーション ウィンドウで「ルール」を選ぶ。
- 「+ルールの追加」を選び、ルールに名前を付ける。
- 「条件を選択」で条件を、「アクションの選択」で、条件に合うメールが届いた時の動作を選ぶ。
既定では「その他のルールの処理を停止する」がオンで、複数のルールに合うメールには最初のルールだけが適用される。作ったルールは、横の3つの点(...)から「今すぐルールを実行」を選ぶと、すぐに実行できる。同じページには「従来の Outlook for Mac」のタブもあり、こちらは「ホーム」タブの「ルール」から作る別の手順になっている。ページの冒頭は、従来の Outlook for Mac のサポートが2026年10月に終わると書いている。
優先受信トレイ(フォーカス/その他)は、フォルダーへの振り分けとは別物
検索で「振り分け」と打つと、優先受信トレイの説明も出てくる。仕組みが違うので、先に分けておく。
Microsoft サポートの「Outlook の優先受信トレイ」(HTML 内の更新日 2026年9月21日)は、優先受信トレイを次のように説明する。
優先受信トレイは、受信トレイを 2 つのタブ (フォーカスあり) と [その他] に分割します。 最も重要なメール メッセージは [フォーカス] タブに表示され、残りのメール メッセージは [その他] タブで簡単にアクセスできますが、邪魔なままです。
同じページは、システムがメールや連絡先を考慮に入れて、自動生成メールや一括送信メールのようなノイズの多いものをフィルターにかけ、「使えば使うほど、使いやすくなります」と書く。このページの本文には「AI」の語は出てこない(筆者が本文を検索した結果)。仕組みは、以前の「低優先メール(クラッター)」が低優先フォルダーへメールを移していたのと同じアルゴリズム、と説明されていて、Copilot の機能とは別のものとして書かれている。
使い方は版ごとに次のとおり(Microsoft サポート)。
| 版 | オン・オフの場所 |
|---|---|
| 新しい Outlook | 「表示」→「設定の表示」→「Mail」→「Layout」で、アカウントを選び「メッセージをフォーカスありと他のメッセージに並べ替える」(オフは「メッセージを並べ替えない」) |
| クラシック Outlook | 「表示」タブ→「優先受信トレイの表示」 |
| Outlook on the web・Outlook.com | 「設定」→「Mail」→「Layout」の優先受信トレイの欄で、同じ選択肢 |
メールの行き先を自分で変えるには、フォーカスまたはその他のタブでメールを右クリックし、「移動」から「他の受信トレイに移動」または「フォーカスされた受信トレイに移動」を選ぶ。送信者の今後のメールすべてをその他に入れたい時は「常に他の受信トレイに移動する」を選ぶ。ここまでの名前は新しい Outlook と Web のタブの表記で、クラシックのタブでは「他に移動」「常に他に移動」と書かれている。
注意点も、同じページに書かれている。
- Windows の Outlook では、優先受信トレイは Microsoft 365、Exchange、Outlook.com のアカウントでだけ使える。
- 共有メールボックスでは、優先受信トレイは機能しない。ヘルプはこれを「仕様」と書く。
- メールボックスにフォーカスとその他が出ない時は、代わりに「低優先メール(クラッター)」フォルダーがある場合がある。
「フォルダーを作って、そこに自動で動かしたい」なら、使うのはルール。「届いたメールを、重要な順に2つのタブへ自動で分けたい」なら、優先受信トレイ。ルールで受信トレイ以外のフォルダーに動かしたメールは、そもそも受信トレイのタブには出ない(ここは、2つのページの説明から筆者が読み取った整理)。
Copilot に文章で頼んで、ルールを作らせる
Copilot は、Microsoft の AI アシスタント。Outlook では、メールの要約・下書き・チャットなどに使われる。このうち、振り分けに関係するのは「ルールの管理」で、Outlook の Copilot の FAQ(最終更新日 2026年8月)は、次のように書く。
ルールの管理: Copilot チャットを使用すると、自然言語を使用して Outlook のルールを作成または管理できるため、受信メールを簡単に自動的に整理できます。
「Microsoft Copilot を使用して Outlook ルールを作成、表示、更新、削除する」(HTML 内の更新日 2026年9月21日)は、頼み方の例を4つ載せている。そのうち2つを原文のまま引く。
Alex からのメールを [後で読み上げ] フォルダーに移動するルールを作成します。
件名に "請求書" が含まれているメールを [請求書] フォルダーに移動します。
ヘルプによると、流れは次のとおり。
- 今後のメールをどうするかを文章で頼む。
- 作る前に、Copilot がルールの要約(条件・アクション・「今後のメールにのみ適用される」こと)を見せ、確認を求める。確認するまで何も作られない。
- 移動先のフォルダーがまだ無い時は、フォルダーとルールを一緒に作ってよいか、1回だけ聞かれる。
- 既存のルールの一覧表示、更新(「"請求書" ルールを無効にします」など)、削除も、文章で頼める。更新と削除も、確認してから実行される。
制限として、ページは「Copilot によって作成されたルールは、標準の受信トレイ ルールです。 その結果、これらは今後の受信メッセージにのみ適用されます (既存のメールは遡及的に処理されません)。」と書く。つまり、中身は前の節までの手順で作るルールと同じもので、設定画面(「Outlook ルール設定」のリンクが出る)からも直せる。iOS と Android の Outlook では、このリンクは使えない。
使える場所は、Microsoft Copilot のフルページ版と、Microsoft 365 アプリの Copilot サイド ウィンドウ(クラシック Outlook・新しい Outlook・Outlook on the web・Mac・iOS・Android の Outlook)と書かれている。
だれが使えるのか。公式の原文で分かること、分からないこと
この「ルールを Copilot で作る」ページには、必要な契約や無料かどうかの記載が無い。日本語版(HTML 内の更新日 2026年9月21日)と英語版(同 9月18日)の両方を、筆者が本文で確かめた。ほかの公式の記録で、日付が分かるものは次のとおり。
| 日付 | 何が書かれたか | 出どころ |
|---|---|---|
| 2026年4月27日(米国時間) | 受信トレイを整える Copilot の新機能の1つとして「setting up rules」(ルールの設定)を挙げ、提供は「Available via the Frontier program for all Outlook endpoints beginning April 27.」(4月27日から、Frontier プログラムを通じてすべての Outlook で利用可能)。同じ記事は Frontier プログラムを早期アクセスの枠として案内している | Microsoft の Outlook ブログ「Copilot in Outlook: New agentic experiences for email and calendar」 |
| 2026年9月23日の回(8月26日〜9月22日にリリースされた更新) | 「Copilot でのその他の Outlook トリアージ アクション」として、ルールの作成・管理とフォルダーの作成を追加。「Outlook の仕事データで Chat を使用する場合」の既存のコマンドに基づく機能と書き、クラシックと新しい Outlook for Windows・Outlook on the web・Mac・モバイルで動くとする | Microsoft Learn の「Microsoft 365 Copilot のリリース ノート」(日本語版・英語版) |
リリースノートは、冒頭に「適用対象: Microsoft 365 Copilot」とあり、新機能は「テナント内のユーザーのサブセットに段階的にロールアウトしてから、organization 全体に拡大されます」と書く、組織向けの文書。この項目も「仕事データ」のチャットの話として書かれている。Microsoft 365 のロードマップ(2026年10月8日に取得した1,900件を、rule・Copilot・Outlook などの語で検索)には、Copilot でルールを作る項目は見つからなかった。個人向けの Microsoft 365(Personal・Family・Premium)や、サブスクリプションなしの Outlook.com でこの機能が使えるとする記載は、本記事が確認した範囲(上の各ページと、日本語・英語のサポート ページ)では見つからなかった。
Outlook の Copilot をだれが使えるか(無料の Copilot、個人の Microsoft 365、職場・学校のプランの違い)は、クラシック・新しい Outlook・Web の違いの記事の「だれが使えるか」の節にまとめた。Outlook に Copilot のボタン自体が出ない時の確認順は、Word・Outlook・PowerPoint の Copilot が表示されない時の記事にある。
筆者はログインしていないので、個人の Outlook.com でルールを頼む入口が出るかどうかは見ていない。手元で使えるかは、Outlook の Copilot に、ヘルプの例のようにルールの作成を頼んでみるまで分からない。
ほかの Copilot の機能は、振り分けとどう関係するか
要約: 長いスレッドを読むための機能で、メールを動かしはしない。「Outlook で Copilot を使用してメール スレッドを要約する」によると、クラシック Outlook か新しい Outlook で会話を選び、スレッドの上部の「Copilot による要約」(または「要約」)を選ぶ。要約はメールの上部に出て、スレッド内のメールへ飛べる番号つきの引用が付く場合がある。
受信トレイの優先順位付け: 「受信トレイの優先度を設定」のページ(HTML 内の更新日 2026年9月21日)は、Copilot がメールを見て、優先度(高・低・通常)を付けると書く。ページの冒頭にある「適用先」は Outlook for Microsoft 365 で、機能は段階的に提供されているため、オプションが見えない時は数日後にもう一度、と案内している。
この機能は、ルールと次のようにぶつかる。
受信トレイ以外のフォルダーに配信されたメールは評価されません (たとえば、サブフォルダーにメールを送信するルールがある場合など)。
つまり、振り分けルールで先にフォルダーへ動かしたメールには、Copilot の優先度は付かない。重要な送信者のメールを、ルールでフォルダーに隔離しないほうが、優先順位付けの対象になる(ここは、ヘルプの記載から筆者が読み取った整理)。また、このページによると、機能をオンにした後に受信したメールだけが対象で、過去のメールは評価されない。
ルールの手順ページを headless で開いた時に出た画面
2026年10月8日の4時50分から51分にかけて、Microsoft サポートの「Outlook で仕分けルールを使用してメール メッセージを管理する」を、画面表示なしの(headless の)ブラウザーで、ログインせずに開いた。1280×800 と 390×844 の2サイズで撮影している。
- 最初の2回(4時50分と4時51分)は、ページのタイトルが「Service unavailable」になり、中身が出なかった。3回目(4時51分)に、読み込みのあと7秒待ってから撮ると表示された。サポート ページは、いつでも開けるとは限らない。
- 表示されたページには、「新しい Outlook」「クラシック Outlook」「Outlook on the web」「Outlook.com」の4つのタブが並んでいた。自分の版を選ぶ作りになっている(本文でこの順に手順を書いたのはそのため)。
- 1280×800 の画面では、右上に Microsoft アカウントでのサインインを促す吹き出しが出ていた。サインインしなくても、手順は全部読めた。
- 「Copilot に関するヘルプを利用する」の枠があり、質問の候補が3つ並んでいた。その1つが「Copilot のヘルプを使用して、ルールでメールメッセージを管理します。」だった。390×844 の画面では、この枠は見出しとタブの間に出ていなかった。
- ルールの手順ページの HTML に入っている更新日時(updated_at)は 2026年8月13日で、取得した日から約2か月前だった。Copilot でルールを作るページは9月21日、優先受信トレイのページも9月21日だった。画面の名称が、ヘルプの書き方と違っている可能性は残る。
操作していない画面と、読み取れなかった契約条件
- Outlook 本体の画面は操作していない。右クリックの「ルールの作成」の画面のレイアウト、フォルダーの選択肢、表示される文言は、公式ヘルプの記載をそのまま引いており、筆者の目では見ていない。
- Copilot でルールを作る機能が、どの契約で使えるかは、公式ページの記載から確定できなかった(上の節)。公式の記録は Microsoft 365 Copilot(組織向け)のリリースノートと Outlook ブログで、個人向けの記載は見つかっていない。無料の個人の Outlook.com で使えるかも未確認。
- 新しい Outlook の機能比較の「ルール」が「部分的に利用可能」とされる範囲(どの条件・アクションが使えないか)は、今回取得したページから特定していない。仕事で複雑なルールを使っている場合は、切り替える前に1つずつ作り直せるか試すのが安全(筆者の提案)。
- 職場・学校のアカウントで Copilot の何が使えるかは、組織の構成と管理者が割り当てたライセンスで変わる、と「Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか」は書く。組織ごとの設定は、サインインが必要で見ていない。
手順の出どころになった Microsoft サポートのページ
本文で名指しした公式ページは、すべて frontmatter の sources に取得日時つきで載せた。手順は日本語版の Microsoft サポートに従い、日付が違う場合は各ページの HTML 内の更新日を併記している。取得したページの原文と撮影は、筆者の作業フォルダーに保存してある。
この記事でよく聞かれること
- Outlook でメールを自動でフォルダーに振り分けるにはどうしますか?
- 受信トレイのメールを右クリックし、「ルール」→「ルールの作成」を選んで、移動先のフォルダーを選び「OK」を押す。Microsoft サポートの手順で、新しい Outlook・クラシック Outlook・Outlook.com に共通する入口。Outlook on the web(職場・学校)は「設定」→「メール」→「ルール」→「新しいルールの追加」から作る。
- 新しい Outlook とクラシック Outlook で、ルールの作り方は違いますか?
- 入口の右クリックは同じだが、あとの画面が違う。Microsoft サポートによると、新しい Outlook の編集・削除・順序の変更は「設定」→「メール」→「ルール」、クラシックは「ファイル」→「仕分けルールと通知の管理」。新しい Outlook は Gmail・Yahoo・iCloud のアカウントのルールに対応しておらず、クラシックで作った一部のルールは処理できない。
- 作ったルールは、すでに届いているメールにも使えますか?
- ルールは既定では、作成後に届くメールにだけ働く。Microsoft サポートによると、新しい Outlook は「ルールを今すぐ実行」、クラシックは「仕分けルールの実行」で既存のメールにも使える。一方、同じ手順ページは Outlook.com のルールを既存のメッセージに実行することは現時点ではできないとしている。
- Outlook の優先受信トレイは、フォルダーへの振り分けと同じものですか?
- 同じではない。優先受信トレイは受信トレイを「フォーカス」と「その他」の2つのタブに分ける機能で、フォルダーを作って移すルールとは別(Microsoft サポート)。メールを右クリックして「移動」→「常に他の受信トレイに移動する」を選ぶと、その送信者の今後のメールがその他に届くようになる(新しい Outlook と Web の表記)。
- Copilot に頼んで、Outlook のルールを作れますか?
- 作れる。Microsoft サポートによると、Copilot に「件名に請求書が含まれているメールを請求書フォルダーに移動して」のように文章で頼むと、ルールの内容(条件・アクション・今後のメールだけに適用されること)を見せて確認を求めてから作る。作られるのは普通の受信トレイ ルールで、今後届くメールにだけ適用される。使える契約は、そのページには書かれていない。
- Copilot でルールを作る機能は、個人の Outlook.com や Microsoft 365 Personal でも使えますか?
- 本記事が確認した範囲では、個人で使えるとする公式の記載は見つからなかった。この機能は Microsoft 365 Copilot(組織向け)のリリースノートの2026年9月23日の回に、Outlook の仕事データで Chat を使う場合の機能として載っている。Outlook の Copilot の FAQ も、Outlook で Copilot とチャットできるのは職場・学校アカウントで新しい Outlook か Outlook on the web を使う場合のみと書く。一方、別のサポート ページは、Microsoft 365 Personal・Family・Premium の所有者は Outlook などのデスクトップ アプリで Copilot を使えると書く。
- Mac の Outlook でメールを自動でフォルダーに振り分けるには?
- Microsoft サポートの「Outlook for Mac でルールを作成する」によると、Outlook メニューの「設定」→サイド ナビゲーション ウィンドウの「ルール」→「+ルールの追加」でルールに名前を付け、条件と、条件に合うメールが届いた時のアクションを選ぶ。Windows などのルールの手順ページには Mac のタブが無く、手順はこの別のページにある。従来の Outlook for Mac は、「ホーム」タブの「ルール」から作る別の手順になっている。
出典・参照資料
- 一次資料Outlook で仕分けルールを使用してメール メッセージを管理する(Microsoft サポート・日本語・新しい Outlook/クラシック/Web/Outlook.com の4つの手順・HTML 内 updated_at 2026-08-13・2026年10月8日4時49分取得、4時51分に画面撮影) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot を使用して Outlook ルールを作成、表示、更新、削除する(Microsoft サポート・日本語・自然言語でルールを作る手順と制限・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日4時49分取得) ↗
- 一次資料Outlook の優先受信トレイ(Microsoft サポート・日本語・フォーカスとその他の切り替え手順・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日4時49分取得) ↗
- 一次資料Outlook.com でのメッセージ フォルダーの操作(Microsoft サポート・日本語・フォルダーの作成とルール・HTML 内 updated_at 2026-09-30・2026年10月8日4時49分取得) ↗
- 一次資料Outlook のフォルダーを使用してメールを整理する(Microsoft サポート・日本語・クラシック向けのフォルダー作成・HTML 内 updated_at 2026-09-19・2026年10月8日4時49分取得) ↗
- 一次資料Outlook の Copilot についてよく寄せられる質問(Microsoft サポート・日本語・最終更新日 2026年8月・Copilot でできること・制限・HTML 内 updated_at 2026-09-25・2026年10月8日4時49分取得) ↗
- 一次資料Outlook で Copilot を使用してメール スレッドを要約する(Microsoft サポート・日本語・要約ボタンの場所・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日4時49分取得) ↗
- 一次資料受信トレイの優先度を設定(Microsoft サポート・日本語・Copilot が優先度を付ける機能・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日4時50分取得) ↗
- 一次資料所有している Copilot ライセンスの種類(Microsoft サポート・日本語・最終更新日 2026年4月・「すべてのサブスクライバーが Outlook の Copilot にアクセスできます」・2026年10月8日4時50分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか(Microsoft サポート・日本語・無料版・個人プラン・ビジネスプランの区別・2026年10月8日4時50分取得) ↗
- 一次資料新しい Outlook と従来の Outlook の機能の比較(Microsoft サポート・日本語・最終更新日 2026年9月23日・「ルール」「ルールのインポート/エクスポート」の行・2026年10月8日2時25分取得) ↗
- 一次資料Outlook でフォルダーまたはサブフォルダーを作成する(Microsoft サポート・日本語・新しい Outlook/クラシック/Web/Outlook.com のタブ・HTML 内 updated_at 2026-09-16・2026年10月8日4時57分取得) ↗
- 一次資料Outlook for Mac でルールを作成する(Microsoft サポート・日本語・Outlook for Mac と従来の Outlook for Mac のタブ・HTML 内 updated_at 2026-08-26・2026年10月8日4時57分取得) ↗
- 一次資料Create, view, update, and delete Outlook rules with Microsoft Copilot(Microsoft サポート・英語・Copilot でルールを作るページの英語版・契約の記載なし・HTML 内 updated_at 2026-09-18・2026年10月8日4時57分取得) ↗
- 一次資料Microsoft 365 Copilot のリリース ノート(Microsoft Learn・日本語・2026年9月23日の回「Copilot でのその他の Outlook トリアージ アクション」・2026年10月8日5時2分取得) ↗
- 一次資料Microsoft 365 Copilot release notes(Microsoft Learn・英語・September 23, 2026 の回「Additional Outlook triage actions in Copilot」・2026年10月8日4時57分取得) ↗
- 一次資料Copilot in Outlook: New agentic experiences for email and calendar(Microsoft Outlook ブログ・英語・2026年4月27日・ルールの設定と Frontier プログラムでの提供・2026年10月8日5時2分取得) ↗
- 一次資料Microsoft 365 ロードマップの公開 API(Microsoft・1,900件・Copilot でルールを作る項目の有無を検索・2026年10月8日4時57分取得) ↗
大きいニュースはYouTubeでも解説しています。Xでは新着記事をお知らせしています。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?
AIについて聞きたいことはありますか?
質問箱で無料で受け付けています。回答は公開され、他の方の参考にもなります。
質問箱を見る →