AI時短ラボ
検索
活用

Gemini Enterprise(ジェミニ エンタープライズ)とはGoogleの会社・組織向けAIサービス、料金は1ライセンス月額$21から(公式ページの目安)。Agentspaceからの名前の変化、個人のGeminiアプリやWorkspaceとの違い、日本での対応【2026年10月版】

執筆:約31分で読めます

Gemini Enterprise(ジェミニ エンタープライズ)は、Google Cloudが会社・組織の従業員向けに提供するAIサービスで、社内データを検索し、AIエージェントを作って動かせる。2025年10月9日(米国時間)に発表され、前身はGoogle Agentspace。公式の製品ページは目安として1ライセンス月額$21(Business)・$30(Standard / Plus)からと表示し、個人が無料で使うサービスではない。筆者は2026年10月8日未明に日本語の公式ページ・ドキュメント・リリースノートを開いて確かめた。

Gemini Enterprise(ジェミニ エンタープライズ)とは──Googleの会社・組織向けAIサービス、料金は1ライセンス月額$21から(公式ページの目安)。Agentspaceからの名前の変化、個人のGeminiアプリやWorkspaceとの違い、日本での対応【2026年10月版】
目次

2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Gemini Enterprise(ジェミニ エンタープライズ)は、Google Cloudが会社・組織の従業員向けに提供しているAIサービスで、社内のデータをつないで質問に答え、AIエージェント(決まった仕事を自分で進めるAIの助手)を作って動かせる。公式の日本語の製品ページは、目安として1ライセンス月額$21(Business)または$30(Standard / Plus)からと米ドルで表示しており、個人が無料で使うサービスではない。

3行まとめ

  1. Gemini Enterpriseは、Googleのドキュメントの定義では「イントラネット検索、AI アシスタント、エージェント プラットフォーム」。会社・組織向けで、2025年10月9日(米国時間)にGoogle Cloudが発表した。前身はGoogle Agentspace(2024年12月発表)。
  2. 料金は公式ページの目安でBusiness $21、Standard / Plus $30(どちらも1ライセンス月額・米ドル・「から」)。Business、Standard、Plusに30日トライアルがある。日本円の価格は筆者が開いた公式ページに出ていなかった。
  3. 個人向けのGeminiアプリとは別物で、Google Workspaceにも含まれない。日本語の公式ページがあり、日本リージョンは2026年7月6日からallowlistつきで一般提供。

Gemini Enterpriseとは何か──Googleの原文

Google Cloudのドキュメント「What is Gemini Enterprise?」(英語版の最終更新2026年10月5日UTC)は、こう書く。

Gemini Enterprise is an intranet search, AI assistant, and agentic platform. It empowers knowledge workers with generative AI and agentic workflows by leveraging data sources from across your organization.

(訳: Gemini Enterpriseは、イントラネット検索、AIアシスタント、エージェントのプラットフォームである。組織全体のデータソースを活用して、生成AIとエージェントのワークフローで知識労働者を支援する。)

「イントラネット検索」は、社内のファイルやアプリをまとめて探せる検索のこと。「エージェント」は、質問に答えるだけでなく、資料を調べて報告書にまとめる、予定を押さえる、といった一連の作業を進めるAIを指す。

公式の製品ページ(日本語)のFAQは、同じものを「Gemini Enterprise app」という名前で説明している。

Gemini Enterprise app は、あらゆる従業員がすべてのワークフローで最先端の Google AI を利用できる高度なエージェント プラットフォームです。Gemini Enterprise app を使用すると、チームは単一の安全な環境で AI エージェントを発見、作成、共有、実行できます。

呼び方は「Gemini Enterprise」と「Gemini Enterprise app」の2通りがあり、製品ページとFAQは後者、ドキュメントは前者を主に使う。本記事では、従業員が開いて使う画面側を指して「Gemini Enterprise」と書く。

何ができるのか

公式の発表とドキュメントに書かれていることだけを並べる。

2025年10月の発表ブログ(Thomas Kurian氏)は、Gemini Enterpriseが6つの部品をまとめた「職場でのAIの入り口」だと説明している。ブログの文言を順に訳すと、次のとおり。

  • 最も高度なGeminiモデル: 仕組みの頭脳にあたる部分
  • ノーコードのワークベンチ: マーケティングや財務など、どの部署の人でも情報を分析し、エージェントを組み合わせて業務を自動化できる
  • Google製の事前構築済みエージェント: ディープリサーチやデータ分析など
  • 社内データへの接続: Google WorkspaceやMicrosoft 365、SalesforceやSAPなどの業務アプリ
  • 中央のガバナンス: エージェントを1か所で可視化・保護・監査する
  • パートナーのエコシステム

日本語の製品ページ(2026年10月8日に取得)の記載は次のとおり。

できること 公式ページの記載 出典
社内データの検索 Google ドライブ、Microsoft OneDrive、SharePoint、HubSpot、Jira などに接続し、1つのプロンプトでビジネスデータ全体を検索 製品ページ
文書・画像・動画の作成 最新のGeminiモデルで、テキスト・画像・動画を生成。Microsoft 365とGoogle Workspaceの形式でメールやレポートも作れる 製品ページ
エージェントを使う Gemini NotebookやDeep ResearchなどGoogle製のエージェント 製品ページ
エージェントを作る Workflow Builderで、コーディング不要のドラッグ&ドロップでカスタムエージェントを作る 製品ページ
管理 アプリやデータへのアクセスを制御し、アクティビティを監視する 製品ページ

エディションによって使える機能は違う。公式の「エディション比較」の表に、カスタムスキルの作成、Agent Marketplaceへのアクセス、Gemini Notebook Enterpriseのノートブック作成など、機能ごとの対応が並んでいる。使いたい機能がある場合は、その表で自分のエディションを確かめる。

いつ始まったのか、前の名前は何か

検索すると「Agentspace」の解説が今も出てくる。公式の日付つきの記録を並べる。

日付 何が変わったか 出典
2024年12月13日(米国時間) Google Agentspaceを発表。社員向けに、Geminiの推論とGoogle品質の検索、企業データをつなぐエージェントとして紹介 Google Cloud公式ブログ(構造化データの公開日)
2025年5月8日 リリースノートが、アプリで使える機能はライセンスの種類で決まると告知。「Agentspace Enterprise」のライセンスでは検索、「Agentspace Enterprise Plus」では検索とアシスタントの両方が使える リリースノート
2025年10月9日(米国時間) Gemini Enterpriseを発表。同日、リリースノートが「Google Agentspace is part of Gemini Enterprise」と告知。AgentspaceのコンソールとデフォルトのアプリをGemini Enterpriseと呼ぶ 公式ブログ、リリースノート
2026年4月22日(米国時間) Vertex AIの進化形としてGemini Enterprise Agent Platformを発表。アプリのGemini Enterpriseとは別の製品(後述) 公式ブログ
2026年7月6日 日本とイギリスのリージョンで、データの保存と処理を国内で行う形が、allowlistつきで一般提供に リリースノート
2026年7月16日 NotebookLM EnterpriseがGemini Notebook Enterpriseに名前を変更。機能とAPIは同じ リリースノート
2026年9月3日 Workflow Builder(旧称Agent Designer)が一般提供(GA)に リリースノート
2026年9月10日 Pay-as-you-goエディションとAI開発者ツールが、請求書払いのCloud請求先アカウントすべてのプロジェクトで利用可能に リリースノート

Agentspaceの2024年のブログの冒頭には、いまは次の編集注が付いている。

Editor's note: Agentspace is now part of Gemini Enterprise. The agent creation and orchestration technology behind Agentspace is now powering the core functionalities of the Gemini Enterprise platform.

(訳: 編集注: Agentspaceは今はGemini Enterpriseの一部である。Agentspaceの裏にあるエージェント作成・調整の技術が、Gemini Enterpriseの中核機能を動かしている。)

日付について。2025年10月の発表ブログは、ページの表示が「October 10, 2025」、構造化データの公開日が2025-10-09だった。リリースノートの項目は10月9日付で、本記事は10月9日(米国時間)と書く。2024年12月のAgentspaceのブログも、構造化データは2024-12-13、日本時間の表示は12月14日朝だった。

だれ向けのサービスか

公式FAQの「対象ユーザー」の節は、営業、マーケティング、財務、人事、IT / エンジニアリングなどの部門の知識労働者と、倉庫管理者や小売店員などの現場担当者を挙げる。

エディションの目安は、公式の製品ページとドキュメントで次のとおり。

エディション 対象(公式の記載) 人数
Business 小規模ビジネスやチーム。IT部門による設定は不要(FAQは「個人、小規模ビジネス、300 人までのチームに最適」とも書く) 製品ページ・FAQは「最大300人」、ドキュメントの比較表は「1〜500人」
Standard / Plus エンタープライズ グレードの IT 管理を必要とする組織 製品ページは「シート数無制限」
Pay-as-you-go 20シート以上で従量制を希望する組織。製品ページによると、段階的に提供中で、現在は一部のお客様が対象 製品ページは「20 シート以上を必要とする」、ドキュメントの比較表は「開始するには 1 シート以上が必要」
Frontline 現場スタッフ向け。StandardまたはPlusの顧客がアドオンとして購入 ドキュメントでは、StandardまたはPlusのユーザーが150人以上

Businessの人数は、製品ページ・FAQ(300人)とドキュメントの比較表(1〜500人)で食い違っている。Business editionのヘルプ「Get started」(英語・最終更新2026年6月18日)は、チームが500人を超える場合にStandardを案内しており、ドキュメント側と同じ500人だった。どちらが最新かは、本記事が開いたページからは判断できなかった。

料金はいくらか

2026年10月8日1時30分に取得した日本語の製品ページ「Gemini Enterprise app のエディション」の節には、次のとおり出ていた。

エディション 表示 補足(原文)
ビジネス 目安 $21「ライセンスあたり月額(米ドル)より」 30日間のトライアルあり
Standard / Plus 目安 $30「ライセンスあたり月額(米ドル)より」 30日間のトライアルあり。購入は「お問い合わせ」
Pay-as-you-go $0「シート料金」、支払いは従量制 「リソース(トークン、メモリ、コンピューティング、ストレージなど)を使用した分だけ」支払う

「目安」「より」とあるので、$21や$30は確定した請求額ではなく、起点の価格として読む。Standard / Plusは、FAQが「Standard、Plus、Frontline エディションの購入について詳しくは、Google Cloud の営業担当者にお問い合わせ」と案内している。

日本円については、筆者が開いた公式ページ(日本語の製品ページ、FAQ、ドキュメント)に円建ての価格は出ていなかった。日本語のページでも、料金は「米ドル」表示だった。円の金額を載せているサイトは検索に出るが、Googleの公式ページで確かめられていないので、本記事は円の金額を書かない。

無料については、FAQが「Business エディションを 30 日間無料で試す」「Standard エディションまたは Plus エディションを 30 日間無料で試す」と書く。

トライアルが終わったあとは、Business editionの請求のヘルプ(英語・最終更新2026年9月8日)に次のとおりある。

At the end of the trial, your account converts to a paid subscription.

(訳: トライアルの終わりに、アカウントは有料のサブスクリプションに切り替わる。)

同じヘルプによると、トライアル中は月払いで5シートまで無料で、6シート目を足すか年払いに変えるとその場でトライアルが終わる。トライアル中に解約すれば終了日まで使え、有料への自動の切り替えは止まる。払い方は、30日ごとの月払いと、割引のある12か月契約(支払いは毎月)の2つ。申し込みの手順を書いたヘルプ「Sign up for a free trial」には、シート数・支払い期間・支払い方法を入れて「Complete purchase」を押す流れが書かれている。いずれもBusiness editionのヘルプで、Standard / Plusのトライアルの扱いは書かれていない。

個人のGeminiアプリ・Google Workspaceとの違い

「Geminiなら自分も使っている」と思って調べる人が多いため、公式の説明を並べる。

観点 Geminiアプリ Gemini Enterprise
想定する使い手 個人(Googleのヘルプは「tailored for personal assistance」「consumer-focused」と書く) 会社・組織のチームと管理者
使うデータ 主に公開のウェブ情報と、本人のGmailやドライブなど 社内のデータソース。Microsoft Office、Atlassian Jira、Confluenceなど外部サービスにつなげる
管理 個人のアカウントで使う。公式FAQによると、Workspaceの商用・公共機関の顧客では、Workspaceの管理コンソールから一元管理できる 管理者が、すべてのエージェント、権限、ポリシーを一元的に可視化して制御(製品ページ)
エージェント ヘルプとFAQのこの比較では触れていない Google製、ノーコード/コードで作ったもの、サードパーティ製を1つの画面から使う

出典は、Googleヘルプ「Choose your edition」と公式FAQ。ヘルプの原文には「Completely distinct from the Gemini app and consumer subscriptions, Gemini Enterprise is a business-oriented platform.」(訳: Geminiアプリや個人向けサブスクリプションとはまったく別に、Gemini Enterpriseはビジネス向けのプラットフォームである)とある。同じヘルプは、Google AI ProやGoogle AI Ultraを「consumer subscriptions」(個人向けの定期購入)と呼び、上の引用のとおり、Gemini Enterpriseはそれらとも「Completely distinct」(まったく別)だとしている。個人向けのGeminiアプリの使い方はGeminiアプリの使い方、個人向けプランの料金はGoogle AI Plus・Pro・Ultraの違いにまとめた。

Google Workspace(Gmail、Docs、Sheetsなどの仕事用アプリ)のGeminiとの違いは、同じヘルプが次のように書く。

Gemini Enterprise refers to the specific, standalone agentic platform that functions as a central AI nervous system for an organization.

(訳: Gemini Enterpriseは、組織の中枢の神経のように働く、独立したエージェントのプラットフォームを指す。)

In contrast, Gemini for Workspace refers to Google's suite of AI solutions designed for businesses using Workspace as their primary productivity suite.

(訳: これに対しGemini for Workspaceは、Workspaceを主な仕事用アプリとして使う企業向けに作られた、GoogleのAIの一式を指す。)

公式FAQの日本語版は、Workspaceの商用・公共機関の顧客にはGeminiアプリが追加料金なしで提供されると書く。一方、Workspace管理者ヘルプは、Gemini Enterpriseについて次のように書く。

Gemini Enterprise は Google Workspace サブスクリプションに含まれていません。Gemini Enterprise を使用するには、Gemini Enterprise ライセンスを購入する必要があります。

つまり、Workspaceを契約していても、Gemini Enterpriseは別のライセンスになる。両者はつなげられる。同じヘルプは、Business、Standard、Plusのエディションが「Google Workspace に個別に接続し、Gmail、Google ドライブ、Google カレンダーなどのサービスのデータを読み取る」ことができ、管理者が許可するか選べると書く。また、Googleヘルプの別のページ(英語)は、Business editionをGoogle Workspaceの契約を通じてまとめて購入することもでき、その場合はWorkspaceの管理者がライセンスを必要なユーザーに割り当てると書いている。

Gemini Enterprise Agent Platformとの取り違え

2026年4月にGoogle Cloudが発表した「Gemini Enterprise Agent Platform」は、名前が似ているが別の製品である。公式FAQは次のように分けて説明する。

  • Gemini Enterprise app: ビジネスユーザーがノーコードでエージェントを実行・設計する、サブスクリプション型。シート単位・月単位で課金される
  • Gemini Enterprise Agent Platform: 技術チームがエージェントを組み立てる、開発者向け。Vertex AIの進化版。従量課金

FAQには「Gemini Enterprise Agent Platform は Gemini Enterprise app に含まれていますか?」という問いに「いいえ。どちらも広範な Gemini Enterprise エコシステムの一部ですが、個別に購入する必要があります。」と答える項目もある。Agent Platformの機能は、エージェントの監視機能を扱ったAgent Anomaly Detectionの記事に書いた。Notebook側は、2026年7月16日にNotebookLM EnterpriseからGemini Notebook Enterpriseへ名前が変わっている。個人向けのNotebookLMはNotebookLMの解説を参照。

日本語の公式ページと日本リージョンはあるのか

筆者が確認できた事実は3つ。

  1. 日本語の公式ページがある。cloud.google.com/gemini-enterprise を日本語設定で開くと、料金・FAQ・30日トライアルの案内が日本語で出る。ドキュメントも日本語版があるが、冒頭に「Google は AI 技術を使用して、コンテンツをご希望の言語に翻訳しています。AI 翻訳には誤りが含まれる場合があります。」という注記がある。
  2. 日本リージョンがある。2026年7月6日のリリースノートによると、日本(asia-northeast1)とイギリスのリージョンで、データを国内に保存し機械学習の処理も国内で行う形が、allowlistつきで一般提供(GA with allowlist)になった。使うには、Googleのアカウント担当チームへの連絡が要る。同じ項目は「Certain limitations apply」(訳: 一定の制限がある)とも書き、詳しくは「Data residency for Gemini Enterprise Standard and Plus Editions」のページを見るよう案内している。
  3. 日本リージョンでは一部のモデルが外れる。2026年10月1日のリリースノートは、10月20日にGemini 2.5 Proを、カナダと日本の国内リージョンのアプリから削除すると告知している。グローバル、米国、EUのリージョンには残る。

日本での提供開始日は、筆者が開いた公式ページには書かれていなかった。日本語での利用や日本円の請求が、いつからどの範囲で可能かも、公式ページからは確かめられていない。

ログインせずに開いた製品ページに出ていたもの

2026年10月8日1時30分、ログインせずに cloud.google.com/gemini-enterprise(日本語設定)を開いた。ページタイトルは「Gemini Enterprise: Google の AI でビジネスを加速 | Google Cloud」。1280×800で「料金」の節まで移動して撮影した(1時32分)ところ、「Gemini Enterprise app のエディション」の見出しの下に、「ビジネス」「目安 $21」「ライセンスあたり月額(米ドル)より」、「Standard / Plus」「目安 $30」、「Pay-as-you-go*」「$0 シート料金」が並んでいた。ページ右上の「始める」「ログイン」のボタンは押していない。

ドキュメントも同じ時刻帯に取得し、「最終更新日」は日本語版が2026-10-06 UTC、英語版の概要が2026-10-05 UTCだった。リリースノートは2026年10月6日の項目まで載っていた。同じ時刻帯に、旧名の cloud.google.com/products/gemini-enterprise と cloud.google.com/gemini-enterprise/pricing を開くと、どちらも404だった。料金は製品ページの中の節にあり、独立した料金ページは見つけられなかった。

円の価格や日本の提供開始日など、公式ページで確かめられなかったこと

  • 日本円の価格: 開いた公式ページは米ドル表示のみだった。cloud.google.com/skus を円指定で開いたが、取得できた範囲にGemini Enterpriseの円の価格は無かった。
  • 購入画面での実際の表示: トライアル後の切り替えと月払い・年払いはBusiness editionのヘルプで確かめたが、ログイン後の画面や購入画面は見ていない。Standard / Plusのトライアル後の扱いは、開いたページに書かれていなかった。
  • Businessの人数上限: 製品ページ・FAQの300人と、ドキュメントの比較表・ヘルプの500人が食い違っていた。
  • 日本の提供開始日と、日本リージョンの申請手順: 公式ページに日付の記載を見つけられなかった。
  • 実際の使い勝手: 筆者はGemini Enterpriseを契約しておらず、画面の操作や回答の質は試していない。本記事の「できること」は、すべてGoogleの公式の説明に基づく。

読んだ公式ページと取得時刻

すべて2026年10月8日1時30分〜1時42分(日本時間)にログインせずに取得した。生のテキストと撮影は、筆者の作業フォルダに保存してある。

この記事でよく聞かれること

Gemini Enterpriseとは何ですか?
Google Cloudが会社・組織の従業員向けに提供するAIサービスです。Googleのドキュメントは、イントラネット検索、AIアシスタント、エージェントのプラットフォームだと定義しています。社内のデータをつないで質問に答え、AIエージェントを動かせます(2026年10月8日に公式ドキュメントで確認)。
Gemini Enterpriseは無料で使えますか?
個人が無料で使うサービスではありません。公式の製品ページはBusinessが1ライセンス月額$21から、Standard / Plusが$30からと表示し、Business・Standard・Plusに30日間の無料トライアルがあります。Business editionのヘルプによると、Businessのトライアルは月払いで5シートまで無料、終わると自動で有料のサブスクリプションに切り替わり、申し込みには支払い方法の入力が要ります。
Gemini Enterpriseの料金はいくらですか?
公式の日本語の製品ページは、目安としてBusinessが1ライセンス月額$21から、Standard / Plusが月額$30からと米ドルで表示します(2026年10月8日確認)。Pay-as-you-goはシート料金が$0で、使った分だけ支払います。日本円の価格は、筆者が開いた公式ページには出ていませんでした。
Gemini EnterpriseとAgentspaceの関係は?
Agentspaceは2024年12月に発表された前身で、Googleのリリースノートは2025年10月9日に、AgentspaceのコンソールとデフォルトのアプリをGemini Enterpriseと呼ぶと告知しました。Agentspaceの公式ブログにも、いまはGemini Enterpriseの一部だという編集注が付いています。
GeminiアプリやGoogle WorkspaceのGeminiとは何が違いますか?
Googleのヘルプは、Geminiアプリを個人向け(consumer-focused)のアプリ、Gemini Enterpriseを会社・組織向けのプラットフォームと説明し、Google AI ProやUltraのような個人向けの定期購入とも別物だと書いています。Workspaceの管理者ヘルプは、Gemini EnterpriseはWorkspaceのサブスクリプションに含まれず、別にライセンスを買う必要があると書いています。
Gemini Enterpriseは日本で使えますか?
日本語の公式ページと日本語のドキュメントがあり、30日トライアルの案内も日本語で出ています。さらに2026年7月6日のリリースノートによると、日本リージョン(asia-northeast1)でのデータ保存と処理が、allowlist(利用許可リスト)つきで一般提供されています。使うにはGoogleのアカウント担当チームへの連絡が要ります。日本での提供開始日は、筆者が開いた公式ページには書かれていませんでした。
Gemini Enterprise Agent Platformとは同じものですか?
別の製品です。公式FAQは、Gemini Enterprise appはシート単位の月額課金、Agent Platform(Vertex AIの進化形)は開発者向けで従量課金だと説明し、Agent PlatformはGemini Enterprise appに含まれず個別に購入が必要だと書いています。
入力したデータはGoogleのAIの学習に使われますか?
Googleの公式FAQは、Business・Standard・Plusエディションでは、プロンプトや出力などのデータがGoogleのモデルや他のお客様のモデルの学習に使われることはないと書いています。これはGoogleの説明で、筆者が検証したものではありません。
シェア: ポスト はてブ

出典・参照資料

AI時短ラボ

大きいニュースはYouTubeでも解説しています。Xでは新着記事をお知らせしています。

コメント

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?

AIについて聞きたいことはありますか?

質問箱で無料で受け付けています。回答は公開され、他の方の参考にもなります。

質問箱を見る →

関連記事

Googleの「Agent Anomaly Detection」がプライベートプレビュー──エージェントの推論の痕跡・ツール呼び出し・実行の流れを事後に読んで「境界の外の振る舞い」を見つける。OWASP Agentic Top 10の4項目+資源枯渇、応答は遅くしない、Security Command Centerに通知、APIで次のツール呼び出しを止められるの記事画像

Googleの「Agent Anomaly Detection」がプライベートプレビュー エージェントの推論の痕跡・ツール呼び出し・実行の流れを事後に読んで「境界の外の振る舞い」を見つける。OWASP Agentic Top 10の4項目+資源枯渇、応答は遅くしない、Security Command Centerに通知、APIで次のツール呼び出しを止められる

プロダクト(発表 9月16日)
Gemini(ジェミニ)とは──Googleの対話型AIアプリ、無料で使える。Geminiアプリの使い方、モデル(Flash-Lite・Flash・Pro)の選び方、5時間ごとの使用量上限、Live・Deep Research・Canvas・Gem(2026年11月にスキルへ)の入口【2026年10月版】の記事画像

Gemini(ジェミニ)とは Googleの対話型AIアプリ、無料で使える。Geminiアプリの使い方、モデル(Flash-Lite・Flash・Pro)の選び方、5時間ごとの使用量上限、Live・Deep Research・Canvas・Gem(2026年11月にスキルへ)の入口【2026年10月版】

活用
Copilotのエージェント(コパイロット エージェント)とは──Microsoft 365 Copilotに組み込まれたAIの助手。自作はAgent Builder、Webだけが知識なら追加費用なし、組織のデータを使うなら有料。作り方と名前の違い【2026年10月版】の記事画像

Copilotのエージェント(コパイロット エージェント)とは Microsoft 365 Copilotに組み込まれたAIの助手。自作はAgent Builder、Webだけが知識なら追加費用なし、組織のデータを使うなら有料。作り方と名前の違い【2026年10月版】

活用
NotebookLM(ノートブックエルエム)とは──Googleが2026年7月16日にGemini Notebookへ改称した、アップロードした資料をもとに答えるAIノート。無料版は100ノートブック・50ソースで日本語でも使える【2026年10月版】の記事画像

NotebookLM(ノートブックエルエム)とは Googleが2026年7月16日にGemini Notebookへ改称した、アップロードした資料をもとに答えるAIノート。無料版は100ノートブック・50ソースで日本語でも使える【2026年10月版】

活用(発表 7月16日)
ChatGPT Work(ワーク)とは──資料づくりや調べものを最後まで任せるChatGPTの機能、2026年7月9日に開始。使えるプランと、ChatやCodexとの違い【2026年10月版】の記事画像

ChatGPT Work(ワーク)とは 資料づくりや調べものを最後まで任せるChatGPTの機能、2026年7月9日に開始。使えるプランと、ChatやCodexとの違い【2026年10月版】

活用
Google Antigravity(アンチグラビティ)とは──無料で使えるGoogleのAIエージェント開発環境。Antigravity 2.0(単体アプリ)・CLI(agy)・IDE拡張の3つの入口、無料/AI Pro/AI Ultraで変わる上限、日本で使えるか、Claude Codeなど他社ツールからのログインが規約違反になる理由の記事画像

Google Antigravity(アンチグラビティ)とは 無料で使えるGoogleのAIエージェント開発環境。Antigravity 2.0(単体アプリ)・CLI(agy)・IDE拡張の3つの入口、無料/AI Pro/AI Ultraで変わる上限、日本で使えるか、Claude Codeなど他社ツールからのログインが規約違反になる理由

活用
Google「ゼロトラスト・エージェント」第2回──構文でなく意図を判定する。正規表現の脱獄辞書をModel Armor(入口で403)に、「30ドル超のソフトライセンスは返金不可」を自然言語のポリシー(1判定2,576トークン)に、20ドル×8回で160ドルを抜く多ターン攻撃をAgent Anomaly Detectionに置き換え、再デプロイなしで新ポリシーを足して閉じるの記事画像

Google「ゼロトラスト・エージェント」第2回 構文でなく意図を判定する。正規表現の脱獄辞書をModel Armor(入口で403)に、「30ドル超のソフトライセンスは返金不可」を自然言語のポリシー(1判定2,576トークン)に、20ドル×8回で160ドルを抜く多ターン攻撃をAgent Anomaly Detectionに置き換え、再デプロイなしで新ポリシーを足して閉じる

検証(発表 9月15日)
ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot──企業が選ぶべきAIツールはどれか(2026年6月版)の記事画像

ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot 企業が選ぶべきAIツールはどれか(2026年6月版)

検証