Perplexity(パープレキシティ)のAgent API、low・medium・high・xhighの検索をFast Searchに切り替えweb_searchは1,000回$2.50から$1.00、約800ms高速に
日刊AIニュース10月19日(月)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›
PerplexityはAgent APIのlow・medium・high・xhighプリセットのweb_searchをFast Search(search_type: fast)に切り替えたと変更履歴に記載した。web_searchは1,000回あたり$2.50から$1.00になり、検索は約800ms速くなる。モデル・プロンプト・ツール予算・ステップ上限は変わらない。

目次
Perplexity(パープレキシティ)は、Agent APIの low・medium・high・xhigh の4つのプリセットで、web_search ツールが Fast Search(search_type: "fast")を使うように変えた。同社の変更履歴(2026年10月の項目)によると、これらのプリセットでの web_search は1,000回あたり$2.50から$1.00に下がり、検索は約800ms速くなる。モデル、プロンプト、ツール予算、ステップ上限は変わらない。
3行まとめ
- Agent APIの low・medium・high・xhigh の4プリセットが web_search に Fast Search を使うようになった(fast プリセットは9月から同じ)
- web_search は1,000回あたり$2.50から$1.00、検索は約800ms高速(Perplexityの変更履歴による)
- 標準検索のままにしたい場合は web_search ツールに search_type: "web" を指定する
本記事の内容は、日本時間2026年10月20日2時台に公式ページで確認したものです。
何が変わったのか
変更履歴の該当項目の題は「Low, medium, high, and xhigh presets use Fast Search」。本文は次のとおりです。
The Agent API low, medium, high, and xhigh presets now use Fast Search (search_type: "fast") for web_search, matching the fast preset. web_search calls made under these presets drop from $2.50 to $1.00 per 1,000 invocations, and search is about 800 ms faster. Models, prompts, tool budgets, and step limits are unchanged.
(Agent APIの low・medium・high・xhigh プリセットは、web_search に Fast Search を使うようになり、fast プリセットと揃った。これらのプリセットでの web_search 呼び出しは1,000回あたり$2.50から$1.00に下がり、検索は約800ms速い。モデル、プロンプト、ツール予算、ステップ上限は変わらない。)
変わるのは web_search が使う検索の種類で、モデル・プロンプト・ツール予算・ステップ上限はそのまま、というのが変更履歴の説明です。
5つのプリセットの現在値
Presetsページの「Current preset values」から、各プリセットの設定を表にしました(2026年10月20日2時台の表示)。
| プリセット | モデル | 最大ステップ | 推論の強さ | 最大出力トークン | 検索の種類 |
|---|---|---|---|---|---|
| fast | openai/gpt-6-luna | 1 | none | 8,192 | fast |
| low | openai/gpt-6-luna | 5 | minimal | 32,768 | fast |
| medium | openai/gpt-6-luna | 15 | medium | 128,000 | fast |
| high | openai/gpt-6-sol | 15 | medium | 128,000 | fast |
| xhigh | anthropic/claude-opus-5-5 | 100 | high | 512,000 | fast |
5つとも web_search の search_type は "fast" と表示されていました。なお、プリセットは Perplexity が裏側の設定を更新していく仕組みで、固定したい場合は現在値を自分のリクエストに写す「凍結設定」にします(Presetsページの説明)。
料金はどう変わるか
料金ページのツール料金は次のとおりです。
| 項目 | 1回あたり | 1,000回あたり |
|---|---|---|
| web_search(標準・search_type: "web") | $0.0025 | $2.50 |
| web_search(Fast Search・search_type: "fast") | $0.001 | $1.00 |
| fetch_url | $0.0005 | — |
料金ページには「Tool costs are separate from model token costs」(ツール料金はモデルのトークン料金とは別)とあります。値下がりするのは検索呼び出しの分だけで、トークン料金は対象外です。
筆者の計算では、1,000回あたり$2.50から$1.00は$1.50の減額で、検索1回あたりの単価は6割下がります。料金ページには low プリセットの代表的な1回の実行例(入力2,000・出力1,000トークン、web_search 1回と fetch 1回)があり、合計は$0.0055です。内訳のうち web_search は Fast Search の$0.001で、これを標準検索の$0.0025に置き換えると$0.007になります(この$0.007は筆者の計算で、公式の記載ではありません)。
Search APIでも同じ値付け
Fast Searchは9月に、Search APIと Agent API の web_search ツールの両方に入った機能です。Fast Searchのページによると、Search API では標準が1,000リクエストあたり$5.00、Fast Search が$1.00です。Agent API 側の標準検索は$2.50のままなので、「標準→Fast」の値下げ幅は APIごとに違います。
標準検索のままにするには
変更履歴には次の一文があります。
To keep standard web search under any preset, set search_type: "web" on the web_search tool.
(どのプリセットでも標準のweb検索を保つには、web_search ツールに search_type: "web" を指定する。)
Fast Searchのページは、使い分けを次のように書いています。
| 設定 | 向く場面(公式の説明) |
|---|---|
| search_type: "fast" | 日常的なエージェント作業。エージェントのループ内のツール呼び出し、大量取得、遅延に敏感なアプリ |
| search_type: "web"(Search APIの既定) | まれな質問、難しい質問、曖昧な質問 |
同ページは、search_type を省略すると標準のweb検索になると書いています。これは Search API のリクエストについての説明です。Agent API のプリセットでの扱いは、上の変更履歴の記載(4プリセットは Fast Search を使う)に従います。
前と何が違うのか
時系列で並べると次のとおりです(いずれも変更履歴の記載)。
- 2026年9月: Fast Search が Search API と Agent API の web_search に追加される
- 2026年9月: fast プリセットが Fast Search を使うようになり、web_search が$2.50から$1.00に、検索は約800ms速くなる
- 2026年10月: low・medium・high が Fast Search に切り替わる
- 2026年10月: 後から xhigh も同じ扱いだったと訂正が入る
9月の fast プリセットの項目と、今回の項目で、値下げ幅($2.50→$1.00)と速度(約800ms)の数字は同じです。
変更履歴に入った訂正
今回確認した変更履歴には、xhigh について訂正がありました。xhigh の出力上限を128,000から512,000トークンに引き上げた項目に、次の注記が付いています。
Correction: xhigh has used Fast Search since the October update that moved low, medium, and high to Fast Search. That entry now lists xhigh too.
(訂正: xhigh は、low・medium・high を Fast Search に移した10月の更新から Fast Search を使っている。その項目には xhigh も載せた。)
当初の項目は3プリセットだけを挙げていたことになります。当サイトのxhighの出力上限512,000トークンの記事は、出力上限の変更を扱っています。
日本の開発者への影響と、今回確認できなかったこと
日本時間2026年10月20日2時38分に4つのページを取得して読みました。その時点で、changelog・Presets・料金のページはいずれも英語の記載で、日本語版は確認できませんでした。今回取得した4ページには、日本や提供地域に触れた記載もありません("Japan" "region" で全文を検索して該当なし)。
このほか、次の点は今回の公式ページから読み取れていません。
- 約800msの測定条件: どのプリセット・どのクエリで測った数字かは、取得した範囲に書かれていません。記事では「公式の説明」としてのみ扱います
- 検索結果の質への影響: Fast Search と標準検索で結果の質がどう違うかを示す数字は、取得したページにはありません。Fast Searchのページは、難しい質問には標準を、と使い分けを書くにとどまります
- Agent API Web Searchのページ: 変更履歴が参照先とする「Agent API Web Search」は今回取得しておらず、そちらの詳細は未確認です
- SDKの型: Fast Searchのページによると、Pythonライブラリ0.43.4・0.43.5では search_type="fast" を直接渡すと検証で失敗し、extra_body を使う必要があります。TypeScript SDKも型に "fast" がなく as any が必要です(同ページの記載)。Agent APIのプリセットの例にも、TypeScriptの型が未対応との注記が付いています。標準検索に戻す search_type: "web" を SDK でどう渡すかは、今回のページからは確認できていません
筆者はAPIを実際に呼んでおらず、速度や課金額は試していません。数字はすべて Perplexity の公式ページに書かれたものです。
出典と確認時刻
- Changelog — Perplexity(日本時間2026年10月20日2時38分取得)
- Presets — Perplexity(同2時38分台)
- Fast Search — Perplexity(同2時38分台)
- Pricing — Perplexity(同2時38分台)
変更履歴の項目は2026年10月の記載で、日付までは書かれていません。当サイトが受け取った更新情報の日時は協定世界時10月19日17時25分(日本時間10月20日2時25分)です。本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- PerplexityのAgent APIでFast Searchに切り替わったプリセットはどれですか?
- 変更履歴(2026年10月)によると、low・medium・high・xhighの4つです。fastプリセットは9月の更新ですでにFast Search(search_type: "fast")を使っていました。
- Agent APIのweb_searchの料金はいくらになりましたか?
- 変更履歴によると、4つのプリセットでのweb_search呼び出しは1,000回あたり$2.50から$1.00に下がりました。料金ページでは標準検索が1回$0.0025、Fast Searchが1回$0.001です。モデルのトークン料金は別に請求されます。
- 標準のweb検索に戻すにはどうすればよいですか?
- 変更履歴によると、プリセットを使ったままweb_searchツールにsearch_type: "web"を指定すると標準のweb検索を保てます。
- モデルやプロンプトも変わりましたか?
- 変更履歴は、モデル・プロンプト・ツール予算・ステップ上限は変わらないと書いています。変わるのはweb_searchが使う検索の種類です。
出典・参照資料
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