Perplexity(パープレキシティ)のAgent API、xhighプリセットの出力上限を128,000から512,000トークンへ4倍に凍結設定は自分で書き換えが必要
日刊AIニュース10月19日(月)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›
PerplexityはAgent APIのxhighプリセットで、出力トークンの上限を128,000から512,000に引き上げたと更新履歴に記載した。プリセットを名前で呼ぶ場合は自動で変わり、設定を複製して固定している場合はmax_output_tokensの書き換えが要る。

目次
PerplexityはAgent APIの更新履歴(2026年10月の項)で、xhighプリセットの出力トークン上限を従来の128,000から512,000に引き上げたと記載しました。4倍です。プリセットを名前で呼ぶ使い方では最新の設定が使われ、プリセットの値を複製して固定している「凍結設定」の人は、max_output_tokens を自分で書き換える必要があるとPerplexityは書いています。更新履歴の項には日付が載っておらず、当サイトの巡回では日本時間10月20日午前2時29分に検知しました。
3行まとめ
- Perplexity(パープレキシティ)のAgent API、xhighプリセットの出力上限が128,000→512,000トークンに(Perplexity発表)
- xhighのモデルはClaude Opus 5.5、最大100ステップ(プリセット一覧ページ)。凍結設定の人は
max_output_tokensを512000に書き換える- 出力単価$20/100万トークンで単純計算すると、上限いっぱいの出力は1回約$10.24(筆者の計算・入力や検索の料金は含まず)
本記事の内容は、日本時間10月20日2時台に公式ページで確認したものです。
何が変わったのか
更新履歴の原文は次のとおりです。
The Agent API xhigh preset now allows up to 512,000 output tokens, up from 128,000. If you use a frozen configuration, update max_output_tokens to keep matching the preset.
(Agent APIのxhighプリセットは、出力トークンを最大512,000まで許可するようになりました。従来は128,000です。凍結設定を使っている場合は、プリセットに合わせ続けるために max_output_tokens を更新してください。)
同じ項には訂正も入っています。xhighはFast Searchを使っており、10月に low・medium・high をFast Searchに切り替えた更新の記載が、xhighも含む形に直されました。つまりxhighの検索がFast Searchなのは今回の変更ではなく、以前からだという説明です。
xhighプリセットの現在の設定
プリセット一覧ページ(日本時間10月20日2時30分に取得)にある xhigh の現在値は次のとおりです。ページは用途を「Open-ended, sandbox-enabled agentic work」(結論の決まっていない、サンドボックス付きのエージェント作業)としています。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | anthropic/claude-opus-5-5 |
| 最大ステップ数 | 100 |
| 推論の強さ(reasoning effort) | high |
| 最大出力トークン | 512000 |
| ツール | web_search、finance_search、sandbox |
| 検索タイプ | Fast Search(web_search) |
| 検索結果の件数 | max_results: 15(cURLの例) |
他のプリセットの最大出力トークンは、同じページの現在値では fast が8192、low が32768、medium と high が128000です。xhighだけが512000で、今回の更新後は high の4倍になっています。
凍結設定の人は何をするのか
プリセット一覧ページには、プリセットの使い方が2通り書かれています。
- 動的プリセット:
preset = "xhigh"のように名前で呼ぶ。名前で呼ぶと常に、Perplexity推奨の最新設定に解決される(ページの説明) - 凍結設定: プリセットの現在値(モデル・ツール・パラメータ・システムプロンプト)を自分のリクエストにコピーし、
presetパラメータを外す。将来のプリセット更新を拾わない
更新履歴が「更新してください」と求めているのは後者です。コピーしてある max_output_tokens = 128000 を 512000 に変えれば、プリセットの現在値と一致します。プリセットページの凍結設定の例(Python・TypeScript・cURL)は、いずれも max_output_tokens が512000になっていました。
Agent API Modelsのページには、Anthropicのモデルを使うリクエストでは max_output_tokens が必須で、省略するとHTTP 400が返るという記載もあります。xhighはAnthropicのモデルを使うので、自前で設定を組む場合はこの値を必ず入れることになります。
料金はどうなるのか
今回の更新履歴の項に、料金の変更は書かれていません。ただし出力上限が上がれば、1回の呼び出しで使える出力の最大量が増えます。
Agent API Modelsのページでは、anthropic/claude-opus-5-5 は入力$4.00・出力$20.00・キャッシュ読み取り$0.20(いずれも100万トークンあたり)です。出力だけを単純計算すると次のとおりです。
| 上限 | 出力トークン | 出力単価$20での計算 |
|---|---|---|
| 変更前 | 128,000 | 約$2.56 |
| 変更後 | 512,000 | 約$10.24 |
これは筆者が公式の単価を掛けた計算で、上限いっぱいまで出力した場合の出力分だけの数字です。入力、検索やサンドボックスのツール料金、100ステップの途中経過は含みません。実際の請求額は応答の usage に出る数字で確かめる前提で読んでください。なお、Perplexityは今回の項で、xhighの出力が実際にどれくらい使われるかには触れていません。
前の更新との関係
xhighまわりは、ここ数週間で何度か変わっています。更新履歴にある順に並べます。
- 9月: xhighのモデルが openai/gpt-5.6-sol から anthropic/claude-opus-5-5 に変更。このときは「プロンプト、推論の強さ、ツール、トークン予算、ステップ上限は変わらない」と書かれていた
- 10月: low・medium・high・xhigh の web_search がFast Searchに。1,000回あたり$2.50から$1.00に下がり、検索は約800ミリ秒速くなる。標準の検索を残すには
search_type: "web"を指定する - 10月: xhighの出力上限が128,000から512,000に(今回)
同じ10月の更新には、MCPとコネクタの承認設定(Agent API、MCP・コネクタの呼び出しを実行前に承認できる require_approval を追加)や、Gemini 4 Argon対応、Decisions APIの新モデルもあります。
日本時間2時台に画面を見て気づいたこと
日本時間10月20日2時29分に更新履歴を、2時30分にプリセット一覧ページを取得して照らし合わせました。更新履歴は「512,000に引き上げ」、プリセット一覧の xhigh の現在値と凍結設定の3つのコード例も512000で、少なくともこの2ページの間に食い違いはありませんでした。一方、同じ項の末尾にある訂正の一文は、本題の上限とは別の話(検索タイプの記載の直し)で、見落とすと「今回の変更でFast Searchになった」と読めてしまいます。更新履歴は、この点だけ原文で読んでおくと安全です。製品は筆者が実際に動かしてはいません。
この発表だけでは分からないこと
今回確認した3つの公式ページ(更新履歴、プリセット一覧、Agent API Models)には、次のことは書かれていませんでした。
- 上限を512,000に上げた理由。プリセット一覧は用途を「長いツール利用のループ」などと説明していますが、上限引き上げとの関係は説明していません
- 512,000トークンの出力が、Claude Opus 5.5側の出力上限や、100ステップを回したときの所要時間・コストとどう関係するか
- 日本での提供や日本語の扱い。Agent API自体の提供地域の記載は、今回取得した範囲では見つかりませんでした
- 更新履歴の項の正確な日付。月(October 2026)の単位でしか載っていません
出力上限は「使える最大量」であって、毎回その量が出るわけではありません。上限が大きいほど性能が上がる、という書き方は公式もしていません。
出典と確認時刻
- Changelog - Perplexity(日本時間2026年10月20日2時29分に取得)
- Presets - Perplexity(同2時30分に取得)
- Agent API Models - Perplexity(同2時台に取得)
出力上限の数字、モデル名、単価はすべて上記3ページの記載です。料金の掛け算だけが筆者の計算です。本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- Perplexity Agent APIのxhighプリセットの出力トークン上限はいくつになりましたか?
- Perplexityの更新履歴(2026年10月の項)によると、xhighプリセットの出力トークン上限は従来の128,000から512,000に引き上げられました。プリセット一覧ページの現在値にも Max output tokens: 512000 と載っています。
- プリセットを名前で呼んでいる場合、コードの変更は必要ですか?
- 更新履歴が書いているのは、凍結設定(プリセットの値を自分のリクエストに複製して固定した設定)を使っている人は、プリセットに合わせるためにmax_output_tokensを更新する、という点です。プリセット一覧ページは、名前で呼ぶと常にPerplexity推奨の最新設定になると説明しています。
- xhighプリセットが使うモデルは何ですか?
- 2026年10月19日の取得時点のプリセット一覧ページでは anthropic/claude-opus-5-5(Claude Opus 5.5)です。更新履歴の9月の項によると、以前の openai/gpt-5.6-sol から切り替わりました。
出典・参照資料
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