Outlook(アウトルック)の祝日設定と転送設定祝日は予定表の「休日」から国を選び、転送は設定の「メール」から転送先を入れる。日本の祝日が2026年後半から出ない場合がある不具合と、職場で転送が止まる理由も【2026年10月版】
Outlook の予定表に祝日を入れるには、新しい Outlook は予定表の下の追加ボタン(日本語ヘルプの表記は「Calendar追加」、英語版ヘルプは「Add Calendar」)から「休日」を選んで国を選び、クラシック Outlook は「ファイル」→「オプション」→「Calendar」(英語版ヘルプも File > Options > Calendar)の「祝日の追加」で国にチェックを入れる(Microsoft サポートの手順)。メールの自動転送は、新しい Outlook・Outlook on the web・Outlook.com では「設定」→「メール」の転送で転送先を入れて保存、クラシック Outlook は受信トレイのルールで作る。Microsoft は最終更新2026年9月4日の既知の問題のページで、日本を含む国の祝日カレンダーに2026年後半以降の祝日が欠ける報告を受け、「この問題を認識しており」調査中と書く。筆者は2026年10月8日朝に公式ヘルプを日本語版と英語版で取得し、画面も確認した。

目次
2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Outlook(アウトルック)の祝日設定は、新しい Outlook と Web 版では予定表の画面で予定表の追加ボタンを押し、「休日」を選んで国を選ぶ。クラシック Outlook は「ファイル」→「オプション」の予定表の設定にある「祝日の追加」から国を選ぶ。ボタンの名前は、Microsoft の日本語ヘルプでは Web 版が「予定表の追加」、新しい Outlook が「Calendar追加」と書かれ、英語版ヘルプの原文は「Add a calendar」「Add Calendar」。メールの自動転送は、新しい Outlook・Outlook on the web・Outlook.com では「設定」の「メール」にある転送の画面で転送先を入れて保存する。どちらも AI を使わない Outlook 本体の機能で、Microsoft サポートの2つのヘルプ(祝日・転送)の本文に、料金や契約の条件は書かれていなかった(筆者が本文を検索した結果)。
ただし、手順どおりにやっても思った結果にならない場合がある。祝日は、Microsoft が2026年9月4日に更新した既知の問題のページで、日本を含む国の祝日カレンダーに2026年後半や2027年の祝日が出ない報告を受けていると書き、「この問題を認識しており」調査中としている。転送は、職場や学校のアカウントだと管理者が外部への自動転送を止めていることがある。
3行まとめ
- 祝日は、新しい Outlook なら予定表の下の追加ボタン(ヘルプの表記「Calendar追加」、英語版「Add Calendar」)→「休日」→国を選ぶ。クラシック Outlook は「ファイル」→「オプション」→「Calendar」→「祝日の追加」(英語版「Add Holidays」)。
- 転送は、新しい Outlook・Web・Outlook.com なら「設定」→「メール」の転送。クラシック Outlook はルールで作る。職場で管理者が送信スパム フィルター ポリシーで外部への自動転送を止めていると、エラー 5.7.520 が返る。
- Microsoft は既知の問題のページ(最終更新2026年9月4日・状態は「回避策」)で、日本を含む15の国・地域の祝日カレンダーについて、2026年後半や2027年の祝日が欠けるなどの報告を受けていると書く。Copilot で祝日追加や転送を頼めるとする記載は、本記事が確認した範囲では見つからなかった。
Outlook に祝日を追加する手順は、版でどう違うか
どの版か分からない時は、先にクラシック・新しい Outlook・Web の違いの記事で見分ける。Microsoft サポートの「Outlook で予定表に休日を追加する」は、冒頭でこう書く。
Outlook を初めて使用する場合、Calendarに休日はありません。 しかし、1 つ以上の国の祝日を追加できます。
つまり、入れた直後の予定表には祝日がなく、自分で国を選んで足す仕組み。手順は版ごとのタブに分かれている(筆者が3つのタブを1つずつ開いて本文を取得した)。日本語ヘルプには「Calendar追加」「Calendar」のように英語が混じる所がある。同じページのほかの箇所は Calendar を「予定表」と訳しており(「予定表オプション」「予定表の追加」)、画面の表記とは違う可能性がある。ヘルプの画像は、クラシック Outlook のオプション画面と国の選択画面がどちらも英語の画面で、新しい Outlook はアイコンだけだった。そこで下の表は、日本語ヘルプの文言に英語版ヘルプの原文を添える。
| 版 | 公式ヘルプの手順(日本語版) | 英語版ヘルプの原文 |
|---|---|---|
| 新しい Outlook | 「予定表ビューで、予定表グリッドの下のウィンドウで、[Calendar追加] を選択します。」→「[ 休日] を選択し、1 つ以上の国を選択します。」→「その後、Outlook は関連する休日を予定表にコピーします。」 | 「select Add Calendar」→「Select Holidays」 |
| クラシック Outlook | 「[ファイル>オプション>Calendar] をクリックします。」→「[予定表オプション] で [祝日の追加] をクリックします。」→国ごとにチェック ボックスをオンにして「OK」 | 「click File > Options > Calendar」→「Under Calendar options, click Add Holidays」 |
| Outlook on the web・Outlook.com | 「[Calendar] に移動し[予定表の追加] を選択します。」→「[ 休日] を選択します。」→追加する休日カレンダーを選ぶか、「フィルター」で検索して予定表を選ぶ | 「go to Calendar and select Add a calendar」→「Select Holidays」 |
クラシック Outlook の「祝日の追加」は、日本語の別ページ「Outlook 2016 で最新の日本の祝日を適用する」では「[休日の追加]」と書かれている。画面ではどちらかの表記か、別の表記になっている可能性がある。
新しい Outlook のタブには、手順が機能しない場合は新しい Outlook for Windows をまだ使っていない可能性があるので、「クラシック Outlook」のタブに従うよう、注意書きがある。
同じ国を2回入れると、祝日が二重になる
クラシック Outlook のタブは、「国または地域の祝日が既に追加されている場合、[予定表に祝日を追加] ダイアログ ボックスでその国のボックスがオンになっています。 [OK] を選択すると、休日が追加され、重複が作成されます。」と書く。Outlook for Windows と Outlook on the web の両方で追加すると、重複したイベントが表示されることがある、とも書く。消す時は、新しい Outlook・Web・Outlook.com は休日カレンダーを右クリックして「削除」を2回選ぶ。クラシック Outlook は「表示」→「変更ビュー」→「List」(日本語の別ページの表記は「リスト」)で一覧にし、「カテゴリ」で並べて「休日」カテゴリの祝日を選び、「ホーム」→「削除」と進む(ヘルプの記載)。
職場・学校のアカウントは、Web で追加すると自動更新を受け取れる
同じページの冒頭は、職場または学校アカウントがある場合、Outlook on the web で休日カレンダーをサブスクライブすると「休日の追加または変更時に自動更新を受け取ることができます」と書く。個人の Outlook.com で同じ自動更新があるかは、このページに書かれていない。
日本の祝日が2026年後半から出ない時は、何が起きているか
Microsoft サポートに、「Outlook で 2026 年 6 月以降の祝日カレンダーが表示されない」という既知の問題のページがある。筆者が取得した時点の記載は次のとおり(最終更新日は2026年9月4日)。
| 項目 | ページの記載 |
|---|---|
| 現象 | 「祝日カレンダーでは、2026 年の特定の日付以降の祝日が表示されなくなります。」「祝日カレンダーには 2026 年までの祝日が含まれますが、2027 年の祝日は含まれません。」「特定の個々の祝日が見つからないか、日付が正しくありません。」 |
| 期間 | 「2026 年後半および/または 2027 年の予定のすべての祝日エントリが含まれていないことに気付くお客様もいるかもしれません。」 |
| 影響を受ける Outlook | 「Outlook on the web、新しい Outlook for Windows、従来の Outlook for Windows、Microsoft の休日カレンダー データを使用するその他の Outlook クライアントを通じて追加された休日カレンダーに影響を与える可能性があります。」 |
| 影響を受ける国・地域 | 報告を受けた15の国・地域(日本、米国、英国、ドイツ、中国、インドなど)を挙げ、「他のリージョンも影響を受ける可能性があります」とも書く |
| 日本の例 | 「2026 年の残りの期間から 2027 年を通して日本の祝日は外れます。」(お客様から報告された例として掲載。英語版の原文は「Japanese holidays missing for the remainder of 2026 and throughout 2027.」で、2026年の残りと2027年を通して日本の祝日が欠けている、という意味) |
| 状態 | 「回避策」 |
ページの書き方では、Microsoft は「この問題を認識しており、複数の地域からの報告を積極的に調査しています」。つまり、手順どおりに祝日を追加したのに2026年後半以降が空白なら、操作の誤りではなく、この問題に当たっている可能性がある。ただし、ページは全員に起きるとは書いておらず、「気付くお客様もいるかもしれません」という書き方をしている。
公式が挙げている代わりの方法
同じページは、組織が現在の休日情報以外を必要とする場合の代替ソースとして、組織が管理する休日カレンダー、サードパーティの祝日カレンダー サブスクリプション (ICS)、政府または地域の公式祝日カレンダーの3つを挙げる。続けて、「これらの代替手段は Microsoft が管理する休日カレンダーではないため、別の管理と検証が必要になる場合があることに注意してください」と書き、「サポート ケースでは、予定表データの手動削除と再インポートは個々のユーザーには機能する可能性がありますが、大規模な組織には実用的ではない可能性があることが示されています」とも書く。
クラシック Outlook の祝日ページにも、「Outlook for Microsoft 365、Outlook 2019、Outlook 2016で提供される休日情報には、グレゴリオ暦年 2016 年から 2026 年が含まれます」とある。日本の祝日に更新プログラムが要った例としては、別ページ「Outlook 2016 で最新の日本の祝日を適用する」が、2019年の更新プログラム(KB4462196)を適用してから日本の祝日を入れ直す手順を載せている(2026年の問題とは別の話)。
Outlook でメールを自動転送する設定は、版でどう違うか
「転送」には、受け取ったメールを自動で別のアドレスに送る設定と、1通を手で転送する操作がある。この節は前者を扱う。Microsoft サポートの「Outlook で自動転送を有効または無効にする」は、冒頭で「自動転送を有効にして、メールボックスに送信されたメッセージを別のアカウントに転送またはリダイレクトできます」と書く。
| 版 | 公式ヘルプの手順 |
|---|---|
| 新しい Outlook | 上部の「設定」→「メール>Forwarding」→「転送を有効にする」スイッチを切り替え、転送メール アドレスを入力して「保存」 |
| Outlook on the web | 画面上部の「設定」→「メール>Forwarding」→「転送を有効にする」スイッチを切り替え、転送先を入力して「保存」 |
| Outlook.com | 「設定」→「Mail>Forwarding and IMAP」→「転送を有効にする」を選び、転送メール アドレスを入力して「保存」 |
| クラシック Outlook | 受信トレイ ルールで設定する。「ホーム」タブの「その他のコマンド」から「ルール>ルール & アラートを管理する」を選び、「新しい規則」へ |
日本語ヘルプは「Forwarding」「Forwarding and IMAP」を英語のまま書いている(英語版の原文も「Mail > Forwarding」「Mail > Forwarding and IMAP」)。同じページの注記はこの画面を「転送と IMAP」ページと訳し、Outlook.com 専用のヘルプは同じ場所を「メール>転送」と書く。筆者の提案としては、画面では「転送」の文字を探す。
新しい Outlook・Web・Outlook.com の3つは、ページに次の注記がある。「[転送と IMAP] ページ でサインイン するように求められる場合があります。 その場合は、転送、POP、IMAP の設定を使用できるようになる前に認証を完了する必要があります。」つまり、転送の画面に入る時に、もう一度サインインを求められることがある。
元のメールを残す設定と、転送を止める手順
新しい Outlook と Web のページは、ヒントとして「元のメッセージのコピーをメールボックスに残す場合は、[ 転送されたメッセージのコピーを保持する] を選択します」と書く。止める時は、同じ画面で「転送を無効にする」スイッチを切り替えて「保存」。Outlook.com 専用のヘルプは、「転送を有効にする」をオフにして「保存」と書く。
Outlook.com のページには、2段階認証が有効なら転送の画面でもう一度本人確認を求められる、転送したメールへの返信は元の送信者ではなく自分のアカウントに届く、という注記もある。2段階認証が有効でない場合について、英語版の原文は「you will be prompted to enable it when you turn on forwarding」(転送をオンにする時に、2段階認証を有効にするよう求められる)と書く。返信を元の送信者に届けたい場合は、ページがリダイレクト ルールを勧めている。次の節がその説明。
転送とリダイレクトは、受け取った人にどう見えるか
「ルールを使ってメッセージを自動的に転送する」は、2つを分けて書く。
| 方法 | 受け取る側にどう見えるか | 返信するとどこへ行くか(ページの記載) |
|---|---|---|
| 転送 | 「転送されたメッセージは、ユーザーから転送されているように見えます」 | 「返信は元の送信者ではなく、メッセージが転送されたアドレスに送信されます」 |
| リダイレクト | 「リダイレクトされたメッセージは、元の送信者から送信されているように見えます」 | 「返信は元の送信者に送信されます」 |
転送の行の「メッセージが転送されたアドレス」は、転送先とも読めて分かりにくい。英語版の原文は「the reply will be sent to the address the message was forwarded from, not to the original sender」(返信は元の送信者ではなく、メッセージの転送元のアドレスに送られる)。つまり、転送したメールに返信されると、返信は転送した自分のアドレスに戻る。Outlook.com のページの「これらのメッセージへの返信は、元の送信者に対してではなく、自動的にアカウントに送られます」とも合う。
ルールで作る手順(新しい Outlook・Web・Outlook.com)は、ページの文言で次のとおり。
- ページの上部の「設定」を選ぶ。
- 「メール>ルール」を選ぶ。
- 新しいルールを追加し、ルールの名前を入力する。
- 条件は「すべてのメッセージに適用」を選ぶ。
- アクションは、転送なら「転送先」または「添付ファイルとして転送」、リダイレクトなら「リダイレクト先」を選び、メール アドレスを入力する。
- 「保存」を選ぶ。
クラシック Outlook は、ルールのページの書き方で「移動>Rules>Manage Rules & Alerts」(転送のページは「ルール>ルール & アラートを管理する」と書く)→「新しい規則」→「受信したメッセージにルールを適用する」と進み、条件にはチェックを入れずに「次へ」を選ぶ。アクションは「ユーザーまたはパブリック グループに転送する…」か「…にリダイレクトする」にチェックを入れる。ルールそのものの作り方は仕分けルールの記事に書いた。クラシック Outlook の転送ページは、確認のコツとして、転送されたメッセージが迷惑メール フォルダーに入っていないかを見るよう案内している。
会議出席依頼の転送を止めたい時
別のページ「会議の転送を禁止する」によると、会議の開催者は出席者が出席依頼を他の人に転送できるかを選べる。Outlook for Windows または Outlook for Mac で「新しい会議」→「応答オプション」→「転送を許可する」のチェックを外す。「転送を許可するオプションは、既定でオンになっています」。メールボックスが Microsoft 365 または Exchange Server 2019 にある場合だけ使える、とページは書く。
職場や学校のアカウントで、転送が止められているのはなぜか
職場・学校の Outlook で転送を設定したのに、届かない、またはエラーが返ってくる場合は、管理者側の設定が関わっている可能性がある。Microsoft Learn の管理者向けページ「クラウド メールボックスからの自動外部メール転送を制御する」(最終更新 2026年8月18日)は、理由を次のように説明する。
Email転送は便利ですが、情報が開示される可能性があるため、セキュリティ リスクを引き起こす可能性もあります。 攻撃者はこの情報を使用して、organizationやパートナーを攻撃する可能性があります。
同じページによると、Microsoft 365 の自動転送は2種類ある。ユーザーが受信トレイのルールで外部へ転送する場合(「意図的に、またはアカウントが侵害された結果として」と書かれている)と、管理者がメールボックス転送(SMTP 転送)を設定する場合。
管理者は、送信スパム フィルター ポリシーで、外部への自動転送を「自動 - システム制御」(既定値)、「オン - 転送が有効」、「オフ - 転送は無効」から選べる。既定値の「自動 - システム制御」について、ページは「2021 年に、新しい組織および 自動 - システム制御 の値をアクティブに使用していなかった既存の組織については、この値が オフ - 転送は無効 に変更されました」と書く。「オフ」では、「自動外部転送が無効になり、送信者への配信不能レポート (NDR またはバウンス メッセージとも呼ばれます) が生成されます」。「自動 - システム制御」は組織によって動作が異なるため、ページは「オン」か「オフ」を明示するよう勧める。一方、「内部ユーザー間でのメッセージの自動転送は、送信スパム フィルター ポリシーの設定の影響を受けません」。このポリシーで止められるのは組織の外へ出す転送で、社内の別の人への自動転送は影響を受けない。
止められた時に返ってくるエラー
自動転送が検出され、送信スパム フィルター ポリシーでブロックされると、送信者に配信不能レポート(NDR)で次のエラーが返る、とページは書く。
5.7.520 Access denied, Your organization does not allow external forwarding. Please contact your administrator for further assistance. AS(7555)
(訳)5.7.520 アクセスが拒否されました。あなたの組織は外部転送を許可していません。さらなる支援については管理者に連絡してください。
エラーの文面のとおり、組織が外部転送を止めている場合、本人の画面の設定では解決しない。ページも「1 つの設定で外部転送を許可し、別の設定が外部転送をブロックする場合、通常はブロックが優先されます」と書く。メール フロー ルールなど、ほかの方法で止められた場合に同じエラーになるかは、このページには書かれていない(次の節の手順では、拒否の説明文を管理者が入力する)。
止める側の手順は、管理者向けのページにある
管理者がメール フロー ルールで自動転送を止める手順は、Microsoft サポートの「Office 365 Business Premium で自動転送メールを停止する」にある。冒頭は「ハッカーがユーザーのメールボックスにアクセスした場合、ユーザーのメールを外部アドレスに自動転送し、機密情報を盗む可能性があります」と、止める理由を書く。
筆者の提案として、止められている職場のアカウントでは、個人のアドレスへ送る方法を探すより、先に情報システムの担当へ「外部への自動転送は許可されているか」を聞くほうがよい。許可の有無は、組織が決める。
Copilot(コパイロット)は、予定表と転送のどこまで使えるか
Copilot は、Microsoft の AI アシスタント。この記事の2つの設定(祝日の追加・自動転送)は Outlook 本体の操作で、AI は必要ない。この記事で取り上げる、AI が関わる予定表の機能は次の1つ。Copilot 全般の料金と使える人は、Copilot の使い方と料金とCopilot の無料版でできることにある。
会議の自動承諾・辞退を、文章で頼む「Calendar の手順」
Microsoft サポートの「Outlook と Copilot での Calendar の手順」(HTML 内の更新日 2026年10月8日)は、冒頭で次のように書く。
[Calendar Instructions] を使用すると、定期的な会議アクションを自動化できるため、スケジュールに集中できます。
できることは、会議の自動承諾、自動辞退(件名・キーワード・時間枠、既存のイベントと競合する会議)、会議のフォロー、キャンセルされた会議の削除の4つ。使える場所は「新しい Outlook または Microsoft Copilot アプリ」と書かれ、サポート内検索の抜粋では適用先が「新しい Outlook for Windows」になっていた。頼み方の例として、ページは「予定表に空き時間がある場合は、常に上司からの会議を承諾する」「既存の会議と競合する会議を常に拒否する」を載せている。Copilot が確認の画面を出し、承認すると手順が保存される。設定の画面からは、「設定」→「Copilot」→「Calendar の指示」→「手順の作成」と進む。
だれが使えるか
- 「Copilot in Outlook とチャットする」(HTML 内の更新日 2026年10月8日)は、チャットを使うには職場または学校アカウントでサインインすると書き、「Outlook の Copilot Chat で実行できる操作は、管理者が職場または学校アカウントに Microsoft Copilot アドオン ライセンスを割り当てたかどうかによって異なります」と続ける。アドオン ライセンスがなくても、受信トレイ・予定表・会議について質問し、Outlook で直接アクションを実行できる、とも書く。
- 「Outlook の Copilot についてよく寄せられる質問」(最終更新日 2026年8月)は、Outlook で Copilot とチャットできるのは、職場または学校アカウントで、新しい Outlook for Windows か Outlook on the web を使う場合のみ、と書く。
- 「Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか」は、「Microsoft 365 Personal、Family、または Premium のサブスクリプション所有者は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote などの Microsoft 365 デスクトップ アプリで Copilot にアクセスできます」と書き、AI の使用制限があるとする。無料の Microsoft Copilot の説明では、使う場所に Outlook を挙げていない。
- 「Calendar の手順」には、ライセンス・無料・サブスクリプション・プランの語が本文に見つからなかった(筆者が本文を検索した結果)。Calendar の手順を個人の Outlook.com で使えるかは、取得したページからは分からない。
Outlook の Copilot を個人でどこまで使えるかは版の違いの記事に、ボタンが出ない時の確認順はCopilot が表示されない時の記事にある。
祝日の追加や自動転送は、Copilot に頼めるか
本記事が確認した範囲では、頼めるとする公式の記載は見つからなかった。確認の方法は次のとおり。
- 上の Copilot 関連4ページ(Calendar の手順・チャット・会議のスケジュール・FAQ)の本文を、「休日」「祝日」「転送」で検索した。ヒットは0件だった。
- Microsoft サポート内の検索で、「Copilot 祝日 休日」と「Copilot 自動転送」を2026年10月8日9時35分に検索した(各10件の結果)。祝日の追加や自動転送を扱う Copilot のページは出ず、「Outlook で Microsoft Copilot を使用して自動応答を管理する」など、別の機能のページが並んだ。
この確認は、検索結果の上位10件と上記4ページに限られる。設定の一部を Copilot に頼む例はあり、「Copilot in Outlook とチャットする」は、アドオン ライセンスなしで使えるプロンプトの例に「来週の金曜日の自動応答を設定してください。」を載せている。Copilot に頼む形で祝日や転送の設定ができる可能性までは、否定できない。手元で使えるかは、Outlook の Copilot に試してみるまで分からない。
ヘッドレスのブラウザーで開いた Microsoft サポートの画面
筆者は2026年10月8日の9時30分から9時37分に、ログインせずに Microsoft サポートの日本語ページを Playwright(画面を出さない headless のブラウザー)で開いた。アカウントは作らず、Outlook も操作していない。
- 祝日のページ(9時35分、1280×800)の上部に、ページタイトルの下に「Copilot に関するヘルプを利用する」の枠が出ていた。枠には質問の候補が3つ並んでいた。「新しいOutlookで休日を削除する方法を教えてください」「Outlookで誕生日カレンダーを追加する方法は?」「チームのための休日カレンダーガイドを作成してください」。この枠はヘルプページの上に出ていたもので、Outlook のアプリの画面ではない。
- 祝日のページの HTML に入っている更新日時(updated_at)は2026年10月8日0時6分だった(表記のタイムゾーンは不明)。転送のページ(新しい Outlook などの手順)は2026年8月13日、Outlook.com の転送ページは2026年9月19日、ルールで転送するページは2026年9月29日と、ページごとに更新日が違った。画面の名称は、これらの更新の前後で変わっている可能性がある。
- 取得中に、祝日・転送・管理者向けなどのページが「Service unavailable」の表示になったことが、9時31分から9時33分にかけて計5回あった(取得の記録が残っている分)。時間をおいて開き直すと開けた。転送ページの390×844の画面撮影は、同じ表示のため撮れなかった。
- 既知の問題のページ(9時36分)には、冒頭に「最終更新日: 2026 年 9 月 4 日」の表記があり、本文の後半に「状態:回避策」と代わりの方法が載っていた。HTML 内の更新日時は2026年9月5日だった。
この記事で確認できていないこと
- 実際の Outlook の画面での操作。ログインしておらず、Outlook を開いていないため、ヘルプの手順(「Calendar追加」「メール>Forwarding」など)と画面の表記が一致するかは見ていない。ヘルプの表記に英語が混じる箇所は、そのまま引用し、英語版ヘルプの原文を添えた。日本語の画面での正確なボタン名は確かめていない。
- 日本の祝日が表示されない問題が、いま自分の環境で起きるか。既知の問題のページは2026年9月4日更新のままだった。
- 個人の Outlook.com の祝日と転送が無料で使えるか。本記事が取得した祝日・転送のヘルプには、料金の記載も、無料と明記した文も無かった。新しい Outlook のアプリ自体の料金は版の違いの記事にある。
- 職場・学校の組織が、外部転送をどう設定しているか。サインインが必要で、組織ごとに違うため見ていない。
- Copilot に祝日の追加や転送の設定を頼めるか。公式の記載が見つからなかっただけで、できないと確認したわけではない。
取得した Microsoft ページの更新と、続きの記事
祝日の既知の問題のページは状態が変わりうるので、最終更新日が2026年9月4日のままかどうかで、更新されたかを確かめられる。アカウントの追加はOutlook にアカウントを追加する記事、送信の取り消しや自動応答は送信取り消しの記事にある。
この記事でよく聞かれること
- Outlook に祝日を追加するにはどうしますか?
- 新しい Outlook なら、予定表の画面で予定表グリッドの下にある予定表の追加ボタン(日本語ヘルプの表記は「Calendar追加」、英語版ヘルプは「Add Calendar」)を選び、「休日」を選んで国を選ぶ。クラシック Outlook は「ファイル」→「オプション」→「Calendar」の「祝日の追加」(英語版ヘルプは File > Options > Calendar、Add Holidays)。どちらも Microsoft サポート「Outlook で予定表に休日を追加する」の手順で、筆者は2026年10月8日に日本語版と英語版を取得して確認した。
- Outlook の祝日が2026年後半から表示されないのはなぜですか?
- Microsoft サポートの既知の問題に当たっている場合がある。最終更新日2026年9月4日のページは、2026年後半や2027年の祝日が含まれないなどの報告を、日本を含む15の国・地域の祝日カレンダーについて受けていると書き、「この問題を認識しており」調査中で、状態を「回避策」としている。操作の誤りとは限らない。代わりの入手先として、組織が管理する休日カレンダーや ICS の祝日カレンダーなどが同ページに挙がっている。
- Outlook でメールを別のアドレスへ自動転送する設定はどこですか?
- 新しい Outlook と Outlook on the web は「設定」→「メール」の転送で、転送を有効にして転送先を入れ「保存」。クラシック Outlook は「ルール」→「ルール & アラートを管理する」から受信トレイのルールを作る。Microsoft サポート「Outlook で自動転送を有効または無効にする」の手順で、画面の表記は版や更新で変わる場合がある。
- Outlook の転送で、転送先のアドレスに入れる前に気をつけることは何ですか?
- 職場や学校のアカウントでは、組織の管理者が外部への自動転送を止めていることがある。Microsoft Learn の管理者向けページは、送信スパム フィルター ポリシーで自動転送がブロックされると、送信者へエラー 5.7.520(組織が外部転送を許可していない)が返ると書く。止められた時は設定を回避せず、管理者に確認するのが筋で、これは筆者の提案。
- Outlook の転送とリダイレクトは何が違いますか?
- 転送されたメールは自分から転送されたように見え、受け取った人が返信すると、元の送信者ではなく転送した側(自分)のアドレスに届く。リダイレクトされたメールは元の送信者から来たように見え、返信は元の送信者に届く。Microsoft サポート「ルールを使ってメッセージを自動的に転送する」の説明で(返信先は英語版の原文で確認)、リダイレクトはルールの「リダイレクト先」で作る。
- Copilot に Outlook の祝日追加や自動転送の設定を頼めますか?
- 本記事が確認した範囲では、頼めるとする公式の記載は見つからなかった。Microsoft サポートの Copilot 関連4ページの本文にも、サポート内検索「Copilot 祝日 休日」「Copilot 自動転送」の上位10件にも、該当する記載やページは無かった。できないと確かめたわけではない。会議の自動承諾など予定表の指示は、新しい Outlook か Copilot アプリで頼める。
- Outlook の Copilot で予定表の整理を頼むのは無料ですか?
- 無料の Microsoft Copilot について、Microsoft サポートの「Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか」は、使う場所に Outlook を挙げていない。個人では Microsoft 365 Personal・Family・Premium のサブスクリプション所有者が Outlook などのデスクトップ アプリで Copilot を使える(AI の使用制限あり)とサポートは書く。職場・学校では、管理者が Microsoft Copilot アドオン ライセンスを割り当てたかどうかで使える内容が変わる。「Calendar の手順」のページ自体には、契約や料金の記載が見つからなかった。
- Outlook の会議出席依頼を、相手が他の人に転送できないようにできますか?
- できる。Microsoft サポート「会議の転送を禁止する」によると、会議を作成する時に「応答オプション」から「転送を許可する」のチェックを外す。転送を許可するオプションは既定でオン。メールボックスが Microsoft 365 または Exchange Server 2019 にある場合だけ使えるとページは書く。
出典・参照資料
- 一次資料Outlook で予定表に休日を追加する(Microsoft サポート・日本語・新しい Outlook/クラシック/Web の3つの手順・HTML 内 updated_at 2026-10-08・2026年10月8日9時30分取得、9時33分にタブごとに取得、9時35分に画面撮影) ↗
- 一次資料Outlook で 2026 年 6 月以降の祝日カレンダーが表示されない(Microsoft サポートの既知の問題・日本語・最終更新日 2026年9月4日・状態「回避策」・2026年10月8日9時31分取得、9時36分に画面撮影) ↗
- 一次資料Outlook 2016 で最新の日本の祝日を適用する(Microsoft サポート・日本語・HTML 内 updated_at 2026-09-03・2026年10月8日9時31分取得) ↗
- 一次資料Outlook で自動転送を有効または無効にする(Microsoft サポート・日本語・新しい Outlook/クラシック/Web/Outlook.com の4つの手順・HTML 内 updated_at 2026-08-13・2026年10月8日9時31分取得、9時34分にタブごとに取得、9時36分に画面撮影) ↗
- 一次資料Outlook.com で自動転送を有効または無効にする(Microsoft サポート・日本語・2段階認証の注記・HTML 内 updated_at 2026-09-19・2026年10月8日9時31分取得) ↗
- 一次資料ルールを使ってメッセージを自動的に転送する(Microsoft サポート・日本語・転送とリダイレクトの違い・4つの版の手順・HTML 内 updated_at 2026-09-29・2026年10月8日9時32分取得) ↗
- 一次資料クラウド メールボックスからの自動外部メール転送を制御する(Microsoft Learn・日本語・管理者向け・最終更新 2026-08-18・エラー 5.7.520・2026年10月8日9時34分取得) ↗
- 一次資料Office 365 Business Premium で自動転送メールを停止する(Microsoft サポート・日本語・メール フロー ルールで自動転送をブロックする管理者向けの手順・HTML 内 updated_at 2026-09-27・2026年10月8日9時35分取得) ↗
- 一次資料会議の転送を禁止する(Microsoft サポート・日本語・会議出席依頼の「転送を許可する」・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日9時34分取得) ↗
- 一次資料Outlook と Copilot での Calendar の手順(Microsoft サポート・日本語・会議の自動承諾・辞退・新しい Outlook か Copilot アプリ・HTML 内 updated_at 2026-10-08・2026年10月8日9時34分取得) ↗
- 一次資料Copilot in Outlook とチャットする(Microsoft サポート・日本語・職場・学校アカウントとアドオン ライセンスの違い・HTML 内 updated_at 2026-10-08・2026年10月8日9時34分取得) ↗
- 一次資料Copilot を使用して会議をスケジュールする(Microsoft サポート・日本語・HTML 内 updated_at 2026-09-21・2026年10月8日9時34分取得) ↗
- 一次資料Outlook の Copilot についてよく寄せられる質問(Microsoft サポート・日本語・最終更新日 2026年8月・HTML 内 updated_at 2026-09-25・2026年10月8日9時34分取得) ↗
- 一次資料Microsoft サポートの検索結果「Copilot 祝日 休日」「Copilot 自動転送」(Microsoft サポート・日本語・各10件・2026年10月8日9時35分取得) ↗
- 一次資料Add holidays to your calendar in Outlook(Microsoft サポート・英語版・Add Calendar/File > Options > Calendar/Add Holidays の原文・2026年10月8日9時43分取得) ↗
- 一次資料Public Holiday Calendars Missing Dates After June 2026 in Outlook(Microsoft サポートの既知の問題・英語版・Last Updated 09/04/2026・2026年10月8日9時45分取得) ↗
- 一次資料Use rules to automatically forward messages(Microsoft サポート・英語版・転送したメールへの返信先の原文・2026年10月8日9時46分取得) ↗
- 一次資料Turn on or off automatic forwarding in Outlook.com(Microsoft サポート・英語版・2段階認証の注記の原文・2026年10月8日9時46分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか(Microsoft サポート・日本語・Personal/Family/Premium の所有者は Outlook などのデスクトップ アプリで Copilot を使える・HTML 内 updated_at 2026-09-10・2026年10月8日9時48分取得) ↗
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