Manusが独立運営を再開──2025年12月29日のMeta買収から8か月で分離。「特定の法域の規制対応」で一部ユーザーの買収後データを8月23〜24日に削除、バックアップ→復元(期限なし)、データの保存先は米国とシンガポール、創業チームが引き続き経営
汎用AIエージェント「Manus」は2026年9月1日、公式ブログで「独立運営を正式に再開した」と発表した。8月11日の「ユーザーの皆様へ」で、Manusは「Metaからの分離の一環」として、2025年12月29日のMeta買収以降に一部ユーザーが生成したデータを「特定の法域の規制要件に従うため」8月23日8時〜24日(シンガポール時間)に削除すると告知し、対象ユーザーは8月23日7時59分までバックアップ、25日8時から復元ポータルで復元、対象外のユーザーは何もしなくてよい、と案内していた。9月1日の発表は、創業チームが引き続き会社を率いること、復元に期限は無いこと、今後は「日常のワークフローに深く組み込まれ、周囲の世界とより直接やり取りし、より先回りして動く」方向に進むことを書く。データは米国とシンガポールに保存。セキュリティ事故ではない、と明記。当サイトが9月5日に整理したManusの認証・クレジットの記事は、この分離の前後を跨いでいる。

2026年9月18日・日本時間時点の情報です。 Manusの料金ページを開くと、上部に「Manus は独立運営を再開しました。私たちの新しい章が今始まります」の帯が出る。公式ブログの9月1日と8月11日の2本を読んだ。Manusの安全性と認証はTrustセンターの記事、クレジットの減り方はこちらに。
3行まとめ
- 何が起きたか。 Manusは2025年12月29日にMetaに買収され(8月11日のFAQに明記)、**2026年9月1日に「独立運営を正式に再開した」**と発表した。創業チームが引き続き会社を率い、「独立したエージェントラボとして、汎用AIエージェントの限界を押し広げる」と書く。
- ユーザーに起きたこと。 「Metaからの分離の一環で、特定の法域の規制要件に従うため」、買収日(2025年12月29日)以降に一部のユーザーが生成したデータを8月23日8時〜24日(シンガポール時間)に削除。対象ユーザーは8月11日〜23日7時59分(SGT)にバックアップし、25日8時(SGT)から復元ポータルで復元。その間の約2日はアクセス不可、バックアップ期間中は課金なし、復元後に「おかえりボーナス」。対象外のユーザーは何もしなくてよい。9月1日の発表では復元に期限は無いとし、まだ復元していない人に手順を案内している。
- 明記されていること。 「データ侵害やセキュリティ事故ではない」。独立後のデータの保存先は米国とシンガポール。今後は「日常のワークフローに深く組み込まれ、周囲の世界とより直接やり取りし、より先回りして動く」方向。
時系列(2本のブログの記載)
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年12月29日 | MetaがManusを買収(8月11日のFAQ「On December 29, 2025, Meta acquired Manus」) |
| 2026年8月11日 | 「ユーザーの皆様へ」。まもなく独立企業に戻ること、対象ユーザーのデータ削除の日程、バックアップ・復元ツールを告知。対象者にはアプリ内とメールで通知(AppleID・Facebookで登録した人はアプリ内のみ) |
| 8月11日〜23日 7:59(SGT) | バックアップ期間(複数回可。バックアップ後に生成したデータは再バックアップが必要)。この期間は課金なし |
| 8月23日 8:00〜24日(SGT) | 対象データの削除。対象ユーザーはアクセス不可 |
| 8月25日 8:00(SGT)〜 | 復元ポータル開放。復元すれば通常どおり利用可 |
| 9月1日 | 「独立運営を正式に再開」。創業チームが継続。復元に期限なし |
「特定の法域」がどこかは、どちらのブログにも書かれていない。
読み方
- 買収から8か月での分離。当サイトが9月5日に整理したTrustセンターの認証とクレジットの消費は、この分離の直後の状態を見ていたことになる。料金ページ(9月18日)には月間4,000/8,000/40,000クレジットの3段(いずれも毎日300のリフレッシュクレジット付き。40,000の段は「無料クラウドコンピュータ」付き)が並ぶ。価格の数字はアニメーション表示のため本記事では写しておらず、9月5日時点の金額はクレジットの記事にある
- **「買収後に生成したデータだけを削除」**という切り方は、Meta傘下で集めたデータを規制上そのまま持ち越せない法域があった、という説明になっている。一方で保存先は「米国とシンガポール」と明記された。運営法人とデータの所在を規約で確かめる型は中国系AIラボの規約を読んだ記事と同じで、ManusについてもTrustセンターの記事で確認できたこと・できなかったことを分けている
- 同じ「エージェント製品」の作り方の選択肢はAIエージェントの作り方に
筆者が確かめた点
この記事の下調べで、筆者は9月18日にManusの料金ページを自分のブラウザで開いて上部の帯を確認し、公式ブログの英語版2本(9月1日・8月11日)を取得して、買収日・削除の日程・FAQ・保存先の記載がその原文にあることを確認した。Meta側の発表と、買収額・分離の条件は、この記事の範囲では確認していない。筆者はManusの有料プランを契約しておらず、対象ユーザーだったかどうかの通知も受けていない。
書かれていないこと
- Meta側の発表(買収・分離の理由と条件、金額)
- 「特定の法域」がどこか、対象ユーザーの人数
- 独立後の資本構成と、料金プランの変更の有無
出典はManus公式ブログ2本
- Manus「Manus Resumes Independent Operations」(2026年9月1日)
- Manus「A Note to Our Users」(2026年8月11日。FAQにMeta買収日と分離の理由)
- 本記事はMeta側の発表や、分離後のプラン変更が出たら追記する
出典・参照資料
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