2026年9月5日 土曜日
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Manus AIのクレジットは何をすると減るのか──公式の消費実例を見る

Manus AI公式ヘルプによると、クレジットはLLMトークン・仮想マシン(クラウド環境)・外部API連携という3種類の処理に対して消費され、タスク完了後の保存・デプロイ自体は無消費。公式が示す実例では、15分のデータ可視化タスクが200クレジット、80分の複雑なアプリ開発タスクが900クレジットという具体的な数字が確認できる。

Manus AIのクレジットは何をすると減るのか──公式の消費実例を見る
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Manus AIは自律型AIエージェントとして、Web検索・ファイル操作・ブラウザ自動化・コード実行までを1つのタスクの中でこなす。その分「何がどれだけクレジットを減らすのか」が分かりにくいという声がある。Manus公式ヘルプはこの点を専用ページで説明しており、この記事はその原文と、別ドメインのManus Help Center(help.manus.im)で見つかった関連記事を根拠に整理する。

3行まとめ

  1. クレジットはLLMトークン・仮想マシン・サードパーティAPIの3種類の処理に対して消費され、タスク完了後の保存・デプロイ自体は無消費。公式の実例では15分のデータ可視化タスクが200クレジット、80分の複雑なアプリ開発タスクが900クレジットとされている
  2. Manus Help Centerの料金ページ記事(2026年3月16日更新)によると、Freeプランは$0/月・デイリー300クレジット、Proプランは$20/月〜(月間4,000クレジット)と$40/月〜(月間8,000クレジット、7日間無料トライアル付き)の2段階、Teamプランは1シートあたり$20/月〜
  3. Manus公式ヘルプは「タスク開始前にクレジット消費量を正確に予測する機能は現時点で存在しない」と明記しており、Manus自身がチャット上で「このタスクは何クレジット消費します」と発言した場合、それは事実ではなくハルシネーション(AIの誤った生成)とみなすべきだと注意喚起している

クレジットが減る3つの処理

Manus公式ヘルプは、クレジットが主に次の3種類の処理に基づいて消費されると説明している。

  1. LLMトークン:タスクの計画立案・意思決定・出力生成に使われる
  2. 仮想マシン:ファイル操作・ブラウザ自動化・コード実行を支えるクラウド環境に使われる
  3. サードパーティAPI:金融データや専門データベースなど、連携している外部サービスへのアクセスに使われる

タスクごとの正確な消費量は、その複雑さと所要時間によって決まる、とされている。

完了後の保存・デプロイは無消費

公式ヘルプが明記している見落としやすいポイントとして、クレジットが消費されるのは「タスクが実際に処理されている間」だけで、完了したタスクの保存やデプロイされた成果物の維持には一切クレジットがかからない。

Credits are only consumed during active task processing - completed tasks and the storage or deployment of their outputs do not consume any credits, so there's no need to delete completed tasks.

つまり「容量節約のために完了済みタスクを消す」という運用は、クレジット面では不要だということになる。また、自社側の技術的問題でタスクが失敗した場合は、消費済みクレジットが全額返金されるとも明記されている。

公式が示す消費量の実例

公式ヘルプは、実際のタスク例とその消費クレジット数を具体的に示している。

タスク内容 複雑さ 所要時間 消費クレジット
NBA選手の得点効率クアドラントチャート(データ分析・可視化) Standard 15分 200
エレガントなシンプル結婚式招待状Webページ(サイト設計・開発・デプロイ) Standard 25分 360
位置情報連動の天体イベントWebアプリ(アプリ開発・データ統合・デプロイ) Complex 80分 900

この3例からは、単純な分析・可視化系タスクが200クレジット前後、Web制作系が300〜400クレジット前後、複雑なアプリ開発系が900クレジット前後という目安が読み取れる。ただし公式ヘルプ自身も「あくまで例」としており、同種のタスクでも内容次第で消費量は変動しうる。

クレジットの消費順序と有効期限

公式ヘルプは、複数種類のクレジットが混在している場合の消費順序も明記している。

Credits are consumed in the following order: event credits, daily credits, monthly credits, add-on credits, and free credits.

消費順序は、イベントクレジット→デイリークレジット→月間クレジット→アドオンクレジット→無料クレジットの順。月間クレジットはサブスクリプションで付与され、サブスクリプション開始日を基準に毎月自動更新される。無料クレジットとアドオンクレジットは失効しない一方、イベントクレジットはイベント終了時に失効する、という違いも明記されている。

プラン別の月間クレジット付与量──Manus Help Centerで確認できた

manus.im/pricingはJavaScript描画のため静的取得では読めなかったが、別ドメインのManus Help Center(help.manus.im)に、同じ内容を扱う記事があった。2026年3月16日更新のこの記事を確認すると、プランは次のように整理されている。

プラン 月額(年払いで17%割引) 付与クレジット 主な特徴
Free $0/月 デイリー300クレジット 同時実行タスク1件、予約タスク2件まで
Pro(低位) $20/月〜 月間4,000クレジット〜 同時実行・予約タスクとも20件まで、高度リサーチ・サイト公開等に対応
Pro(上位) $40/月〜(7日間無料トライアル付き) 月間8,000クレジット〜 Pro低位と同じ機能セット、クレジット量が2倍
Team $20/シート/月〜 Proと同等 SSO・データ学習オプトアウト・チーム利用分析等が追加

同記事には「旧Basic・Plusプランはいずれも現在のProプランに統合・改称された」という経緯も記載されていた。

Manus自身が「消費クレジット数」を予告してきたら、それはハルシネーションとして扱う

Manus Help Centerの別記事(2025年12月18日付)は、タスク開始前にクレジット消費量を見積もる機能について、率直にこう説明している。

"At present, Manus does not possess the capability to autonomously judge or regulate the consumption of credits. [...] Manus may, on occasion, generate statements concerning the number of credits a particular task will consume. As previously stated, the system is not yet equipped to provide accurate predictions of credit usage. Any such statements should be regarded as hallucinations rather than factual commitments."

(訳)「現時点でManusには、クレジット消費を自律的に判断・管理する能力はない。〔中略〕Manusは時折、特定のタスクが消費するクレジット数について発言することがある。前述の通り、システムはまだクレジット使用量を正確に予測できる段階にはない。そうした発言は、事実としての確約ではなく、ハルシネーションとして扱うべきである」

同記事はクレジット消費を抑える3つの工夫として、長い会話1本に複数の指示を詰め込まず小さなサブタスクに分割する「タスク分解」、会話冒頭で要件を精緻に伝えて文脈量を減らす「初期精度の確保」、反復的な確認往復を減らす「詳細な指示出し」を挙げている。また、リアルタイムのクレジット消費表示や事前見積もり機能は、Manusの製品チームが改善課題として認識し開発中だとも記載されていた(2025年12月18日時点)。

解約・失効時にクレジットはどうなるか

Manus Help Centerの別記事(2026年2月16日付)によると、サブスクリプションが解約・失効すると、月間クレジットの未消化分は即座に0にリセットされる。一方、アドオンクレジット・イベントクレジットは、有効な有料サブスクリプションが継続している限り次の請求サイクルへ繰り越せるが、Freeプランに切り替わった場合や契約が失効した場合は無効化される。7日間無料トライアルについては、課金前に解約すれば無料、課金後に解約した場合は返金なしで次回更新のみキャンセルされる、という条件も明記されていた。

モデル・機能ごとの単価と日本語タスクでの傾向は未確認

  • LLMトークン消費・仮想マシン利用・外部API利用それぞれの「クレジット単価」の内訳は、公式ヘルプ・Help Centerのいずれにも具体的な換算表としては記載されておらず確認していない
  • 公式が示す消費量の実例はいずれも英語タスクであり、日本語での指示・出力でクレジット消費量が変わるかどうかは確認していない
  • Pro・Teamプランの「4,000クレジット〜」「8,000クレジット〜」という表記の「〜」が具体的に何を意味するか(プラン内にさらに複数の価格帯があるのか等)は、本記事で確認した記事本文のスクリーンショット非掲載の範囲では特定できなかった

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