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Zoom(ズーム)の字幕・文字起こしの設定と日本語字幕字幕は操作バーの「字幕を表示」で出し、「字幕言語」を日本語にする。無料ベーシックは料金表に自動字幕あり、保存は2026年5月から別機能【2026年10月版】

執筆:約36分で読めます

Zoomのライブ字幕(自動字幕)は、ミーティングの操作バーの「字幕を表示」(英語表示では Show captions)を押すと出て、その横の矢印から開く「字幕言語」で話している言語を日本語にすると日本語の字幕になる(Zoom公式ヘルプ)。自動字幕の対応言語に日本語が入っている。料金ページは無料のベーシックにも自動字幕を載せ、ヘルプは有料アカウントで既定で有効と書く。2026年5月18日から字幕は保存・ダウンロードできなくなり(英語の原本。日本語版のヘルプは保存の手順を載せたまま)、残すには別機能の「Meeting transcript」が要る。筆者は2026年10月8日にZoomのヘルプを日本語版と英語の原本の両方で確かめた。

Zoom(ズーム)の字幕・文字起こしの設定と日本語字幕──字幕は操作バーの「字幕を表示」で出し、「字幕言語」を日本語にする。無料ベーシックは料金表に自動字幕あり、保存は2026年5月から別機能【2026年10月版】
目次

2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Zoom(ズーム)の字幕は、ミーティングの操作バーにある「字幕を表示」(英語表示のアプリでは「Show captions」)を押すと出ます。日本語の字幕にするには、そのボタンの横の上向きの矢印から「字幕言語」(Caption language)を開き、話している言語として日本語を選びます(Zoom公式ヘルプ。ボタン名は日本語版のヘルプの表記)。字幕(自動字幕)の対応言語に日本語が入っていることを、筆者は公式ヘルプの日本語版と英語の原本の両方で確かめました。料金ページは無料のベーシックにも自動字幕を載せていますが、ヘルプは有料アカウントで既定で有効と書いており、ここは書き方が分かれています。

3行まとめ

  1. 字幕は操作バーの「字幕を表示」で出し、その横の矢印の「字幕言語」で話す言語を日本語にする。参加者向けのヘルプによると、選んだ言語は参加者全員の字幕に影響する。自動字幕の対応言語に日本語がある(Zoom公式ヘルプ、2026年10月8日取得)。
  2. 2026年5月18日から、字幕は保存・ダウンロードできない(ヘルプの英語の原本)。残すには別機能の「Meeting transcript」を、ホストか管理者が有効にする(既定は無効。要件はプロ・ビジネス・エンタープライズ)。
  3. 無料のベーシックでの扱いは、料金ページ(自動字幕あり)とヘルプ(有料で既定有効)で分かれたまま。ヘルプの日本語版は英語の原本と別の番号にあり、字幕の保存の記事のように、英語の原本より古い版が残っているものがある。

Zoomの「字幕」と「文字起こし」は何が違うのか

検索では「文字起こし」「字幕」「ライブ文字起こし」が混ざって使われます。Zoomの公式ヘルプが使っている言葉は次の3つに分かれています。筆者が取得した字幕関連のヘルプの英語の原本に「live transcription」という言葉は出てきませんでした(日本語版の「字幕を他の言語で表示」(2025年9月25日更新と表示)には「ライブ文字起こし」が1か所残っています)。会議中に画面に出る文字は、いまのヘルプでは「captions」(字幕)、そのうち自動で作られるものが「automated captions」(自動字幕)です。

呼び方(ヘルプの英語/日本語版) 何か 保存できるか 出典
Automated captions(自動字幕) 話した声から、会議中にリアルタイムで作られる字幕 できない(2026年5月18日から) KB0058810、KB0063899
Meeting transcript(ミーティングの文字起こし。日本語版のヘルプは見つからず) 話した内容を残す記録。ホストか管理者が有効にする できる(設定で許可された人が保存できる) KB0085675
Audio transcript for cloud recordings(日本語版は「オーディオ文字起こし」) クラウドに録画したミーティングの音声を、あとから文字にしたもの できる(VTTファイル) KB0064927

Zoomは2026年5月の更新で、字幕と文字起こしを分けました。ヘルプ「Frequently asked questions about meeting captions and transcript updates (May 2026)」(2026年5月26日更新と表示)は、冒頭で次のように書いています。

Captions are designed for real-time readability during meetings, while transcripts are for retaining and saving speech-to-text data in the meeting.

(訳:字幕は会議中にその場で読めるように作られたもので、文字起こしは会議の中の音声を文字にしたデータを残して保存するためのものです。)

字幕を出す手順(パソコンのアプリ)

ヘルプ「ミーティングまたはウェビナーで字幕を表示する」(日本語版・2025年9月9日更新と表示)と、その英語の原本「Viewing captions in a meeting or webinar」(2026年8月3日更新と表示)の手順は次のとおりです。ボタン名は日本語版のヘルプの表記で、( )は英語の原本の表記です。

  1. Zoomのデスクトップアプリにサインインし、ミーティングに参加する。
  2. 操作バーの「字幕を表示」(Show captions)を押す。見当たらなければ「詳細」(More)を押して、その中の「字幕を表示」を押す(この注記は英語の原本にだけある)。
  3. 操作バーの上に字幕が出る。
  4. 字幕にカーソルを重ねて歯車のアイコンを押すと、「字幕の言語」(Caption language)「字幕設定」(Caption settings)「ポップアウトオーバーレイ」(Pop out overlay)を選べる。

ヘルプによると、字幕には話した人のミーティング上の表示名が付き、複数人の会議でも誰の発言かが分かります。ホストが字幕を無効にも制限もしていないことが条件です。

字幕の大きさ・色・位置を変える

「字幕設定」を押すと、ミーティングの画面の右側にパネルが出て(日本語版のヘルプは「字幕」パネル、英語の原本は「Accessibility」パネルと書く)、文字の大きさ・色・書体・位置を選べます。変更は自分の画面だけに反映されます(ヘルプ)。会議の外では、プロフィール画像、「設定」、「アクセシビリティ」のタブの順に開き、「字幕」の中の「ミーティングとウェビナーで字幕を常に表示する」(Always show captions in meetings and webinars)を有効にできます(ヘルプ「Zoom Workplaceデスクトップとモバイルアプリの設定を変更する」・日本語版 2026年7月6日更新と表示、英語の原本 2026年6月29日更新と表示)。

スマホのアプリとブラウザ版

同じヘルプのスマホの手順は、英語の原本(2026年8月3日更新)では、操作バーの「More」を押し、「Show CC」を押す、です。ホストが字幕を制限しているときは、「Show CC」の代わりに「Request CC」が出ます。日本語版(2025年9月9日更新)は、操作バーをスワイプして「字幕」のアイコンをタップする、と書いていて、更新日の新しい英語の原本と手順が違います。英語の原本の「More」から「Show CC」へ進む手順の、日本語表示での名前は、日本語版のヘルプが古い手順のままのため確かめられませんでした。

ブラウザ版(Zoomウェブアプリ)の手順は、ウェブアプリでミーティングに参加し、操作バーの「字幕を表示」(Show Captions)を押す、です。ヘルプは、その横の上向きの矢印から「字幕言語」を選べると書いています。ブラウザからの参加そのものの条件は、日本語のヘルプと英語の原本で書き方が違います。経緯はZoomミーティングに参加する方法の記事に整理しました。

字幕が出ないとき:ホストの設定を確かめる

参加者の画面で字幕が出せないときは、ホストか管理者の設定が関わっています(ヘルプは、ホストが字幕を無効にも制限もしていないことを、字幕を出す条件に挙げています)。ヘルプ「ミーティングやウェビナーのホストとして自動字幕を管理する」(日本語版・2025年10月20日更新と表示。英語の原本「Managing automated captions as the host of a meeting or webinar」は2025年7月23日更新と表示)は、「デフォルトでは、字幕はミーティングの参加者であれば誰でも有効にして表示できます」(英語の原本は「captions can be enabled and viewed by any participant in the meeting」)と書いています。そのうえで、「ミーティングで字幕を有効にすることを以下のユーザーにのみ許可する」(Allow only the following users to enable captions for the meeting)の設定があると、参加者は「字幕リクエスト」(Request captions)を送るだけになります。

ホストの側の操作は、ヘルプによると次のとおりです。

  1. 字幕のリクエストが届くと、ホストの画面に説明のウィンドウが出る。
  2. 「有効にする」(Enable)を押すと、そのミーティングの残りの間、全員に字幕が使える。「却下」(Decline)を押すと、字幕なしで続く。
  3. 全員分の字幕を止めるときは、字幕アイコンの横の矢印から「ホストコントロール」の「ホスト字幕のコントロール設定」(Host caption control settings)を開き、「このミーティングで字幕を許可する」(Allow closed captioning for this meeting)の切り替えを無効にする。

アカウントの設定の側では、ヘルプ「自動字幕を有効または無効にする」(日本語版・2025年8月26日更新と表示。英語の原本「Enabling or disabling automated captions」は2025年9月26日更新と表示)が、管理者がウェブポータルの「アカウント管理」→「アカウント設定」→「ミーティング」のタブ→「ミーティング内(詳細)」の中の「自動字幕」(Automated captions)を有効にする手順を書いています。ホスト自身も、サインインして「設定」→「ミーティング」のタブから同じ切り替えを操作できます。管理者が固定(ロック)していると、切り替えは灰色になり変えられません。

日本語の字幕にする:話す言語を日本語に合わせる

字幕は「何語で話しているか」を指定して作られます。ヘルプ「Viewing captions in a meeting or webinar」(英語の原本)のパソコンの手順は、次のように書いています(日本語版も同じ内容です)。

The caption language selection impacts all participants. The default language follows the host’s operating system language, but other languages can be selected. [...] If a participant is speaking in language A but Zoom is expecting language B, the generated captions will be inaccurate.

(訳:字幕の言語の選択は、すべての参加者に影響します。既定の言語はホストのパソコンのOSの言語に従いますが、ほかの言語も選べます。[中略] 参加者が言語Aで話しているのに、Zoomが言語Bを想定していると、作られる字幕は不正確になります。)

手順は次のとおりです(パソコンのアプリ。ボタン名は日本語版のヘルプの表記)。

  1. 字幕を出す。言語を選ぶ画面が出たら、そこで選ぶ。
  2. 出なかったときは、操作バーの「字幕を表示 / 非表示」のアイコンの横の上向きの矢印を押し、「字幕言語」(Caption language)を選ぶ。
  3. 一覧から日本語を選び、確認の画面で「保存」(Save)を押す。

ヘルプ「字幕を他の言語で表示」(日本語版・2025年9月25日更新と表示。英語の原本「Viewing captions in another language」は2026年9月2日更新と表示)によると、話す言語の選択は保存され、次のミーティングにも使われます。ただし同じヘルプは、これは字幕を作る元の言語を変えるだけで、ほかの言語への翻訳ではないとも書いています。

既定の言語は、ヘルプによって書き方が違います。更新日がいちばん新しい「Viewing captions in another language」(2026年9月2日)は「By default, English is set as the speaking language the captions are generated in.」(訳:既定では、字幕を作る話す言語は英語に設定されています)と書きます。ホスト向けの記事も「When using automated captions, English is the default language, but you can select other languages.」(訳:自動字幕を使うとき、既定の言語は英語ですが、ほかの言語を選べます)で、参加者向けの記事もスマホとウェブアプリの手順では英語が既定と書いています。ホストのOSの言語に従うと書くのは、参加者向けの記事のパソコンの手順だけです。日本語版も同じ分かれ方でした。筆者が取得したページの範囲では、どちらが現在の動きかは決まりませんでした。日本語版のヘルプは、言語のメニューを「字幕言語: 英語」のように、いまの言語つきで書いています。日本語で話す会議では、字幕を出したあとに、この表示が日本語になっているかを確かめるのが確実です。

選んだ言語が誰に及ぶかも、ヘルプの間で書き方が分かれています。参加者向けの記事(英語の原本 2026年8月3日更新)は全員に影響すると書き、ホスト向けの記事(英語の原本 2025年7月23日、日本語版 2025年10月20日)は注記で「The speaking language choice is set by each participant individually and is remembered for future meetings.」(訳:話す言語の選択は参加者ごとに設定され、次のミーティングでも記憶されます)と書いています。本記事は、更新日の新しい参加者向けの記事に合わせて、全員に影響すると書いています。

自動字幕の対応言語の一覧に日本語があることは、「自動字幕を有効または無効にする」と「ミーティングまたはウェビナーで字幕を表示する」の日本語版と英語の原本の両方で、一覧に「日本語」(Japanese)の行があることを確かめました。ただし、一覧に載ることと、字幕の正確さは別の話です。ホスト向けのヘルプは、精度は雑音・声の大きさや明瞭さ・地域や集団に特有の言葉などで変わると書き、法令や配慮のために音声の文字化が必要な場合は、人が付ける字幕(manual captioner)などを勧めています。

英語の発言を日本語の字幕で読みたいとき

英語で話している人の発言を、日本語の字幕で読みたいときは、翻訳字幕(翻訳版字幕、translated captions)を使います。ヘルプ「翻訳版字幕を設定また有効にする」(日本語版・2025年10月22日更新と表示。英語の原本「Enabling and configuring translated captions」は2026年9月2日更新と表示)の要件は、「Zoom Workplace Business Plus, Zoom Workplace Enterprise Essentials, Zoom Workplace Enterprise Plus, or Zoom Workplace Enterprise Premier account, or assigned the Zoom Translated Captions add-on」(日本語版は「Zoom Workplaceビジネスプラス、Zoom Workplaceエンタープライズエッセンシャル、Zoom Workplaceエンタープライズプラス、またはZoom Workplaceエンタープライズプレミアアカウントのメンバーであるか、Zoom翻訳版字幕アドオンが割り当てられている」)です。「字幕を他の言語で表示」は、これをホストの条件として書いています。翻訳字幕のヘルプは、翻訳先の例に日本語を挙げ、対応言語の一覧にも日本語があります。

料金ページの比較表では、「翻訳版字幕」の行がベーシック・プロ・ビジネスで「利用不可」、エンタープライズだけ「付属機能」でした(日本語版。英語版は「Not Included」と「Included」)。ヘルプに書かれたビジネスプラスは、筆者が取得した料金ページには出てこなかったため、翻訳字幕を使えるプランの全体像は確かめられていません。

Zoomの画面そのものを日本語にする(日本語設定)

字幕の言語と、アプリの画面の表示言語は別の設定です。ヘルプ「Zoomで表示言語を変更」(日本語版・2026年6月4日更新と表示。英語の原本「Changing your language on Zoom」は2026年2月9日更新と表示)は、アプリとZoomのウェブサイトの表示言語を変えられると書き、対応言語の一覧に日本語を載せています。英語表示のアプリでは、メニューの名前は英語のまま出るので、( )に英語の原本の表記を入れました。

  • Windows: スタートからZoomを起動し、タスクバー右下の通知領域(「^」の中)のZoomのアイコンを右クリックし、「Switch Languages」(日本語表示では「言語を切り替え」)にカーソルを重ねて、日本語を選ぶ。アプリが再起動し、サインイン中なら開き直すかサインインし直す。
  • Mac: ドックのZoomのアイコンを右クリック(または Option を押しながらクリック)し、「Switch languages」から日本語を選び、確認する。アプリが再起動する。
  • スマホ(AndroidとiOS): Zoomの言語は端末のOSの言語で決まる。変えるには端末の言語設定を変える。
  • ウェブサイト: サインインしていなければ、ページの一番下の右下にある言語のメニューから選ぶ。サインインしていれば、「プロフィール」(Profile)の「言語」の横の「編集」(Edit)から選び、「変更内容を保存」(Save Changes)を押す。

話した内容を残したいとき:2026年5月からの変更

字幕は、2026年5月18日から保存できなくなりました。ヘルプ「Saving closed captions in a meeting」(英語の原本・2026年5月18日更新と表示)の全文に近い部分は次のとおりです。

Starting May 18, 2026, users can no longer save or download closed captions. Captions will remain available during meetings, with up to 3 minutes of scroll back, and during recording playback in the Zoom Workplace app or web portal. If your organization relies on saved captions, you'll need to enable Meeting transcripts to continue retaining speech-to-text data.

(訳:2026年5月18日から、ユーザーは字幕を保存・ダウンロードできなくなりました。字幕は、会議中に最大3分さかのぼって見られ、Zoom Workplaceアプリやウェブポータルでの録画の再生中にも引き続き表示されます。組織が保存した字幕に頼っているなら、音声を文字にしたデータを残し続けるために、Meeting transcripts を有効にする必要があります。)

一方、同じ記事の日本語版「ミーティング中に字幕を保存する」は2025年7月7日更新と表示されたままで、「[文字起こしを保存] をクリックします」「.TXTファイルがデバイスに保存されます」という保存の手順を載せています(2026年10月8日10時19分に取得)。日本語で検索してこのページに着いた場合も、いまの状態を書いているのは、更新日の新しい英語の原本の方です。

ヘルプ「Frequently asked questions about meeting captions and transcript updates (May 2026)」によると、この変更は2026年5月24日から5月26日にかけて段階的に反映され、設定の「Full transcript」と「Save captions」は削除されて、新しい「Meeting transcript」に統合されました。

いまの文字起こしの設定

ヘルプ「Enabling or disabling meeting transcripts」(英語・2026年10月7日更新と表示。英語のページに言語の選択肢が無く、日本語版は見つかりませんでした)は、次のように書いています。

Transcripts are not enabled by default–a host or admin must explicitly turn them on.

(訳:文字起こしは既定では有効になっていません。ホストか管理者が、はっきり有効にする必要があります。)

要件は「Pro, Business, or Enterprise account」(プロ・ビジネス・エンタープライズのアカウント)で、ウェブポータルの「Settings」→「Meeting」→「In Meeting (Advanced)」にある「Meeting transcript」の切り替えです。管理者は「Automatically generate transcripts for」(文字起こしを自動で作る対象。すべてのミーティング、または要約があるミーティング)、保存期間(最大9999日)、参加者が会議中に見られるか、パソコンに保存できる人(ホストのみ、ホストと共同ホスト、外部のゲストを除く全員、など)を選べます。日本語表示の画面での設定名は、日本語版のヘルプが無いため確かめられていません。

古いヘルプが残っている点

ホスト向けの記事は、英語の原本(2025年7月23日更新と表示)にも日本語版(2025年10月20日更新と表示)にも、字幕のメニューの「全文の文字起こしを表示」(View full transcript)から、「文字起こしを保存」(Save transcript)で TXT ファイルを保存する手順が今も載っています。日本語版の「字幕を他の言語で表示」(2025年9月25日更新と表示)にも同じ手順がありますが、英語の原本の2026年9月2日の版には、この節がありません。2026年5月の案内は「Full transcript」の設定を削除したと書いており、これらの手順がいま使えるかは、筆者が取得したページの範囲では確かめられませんでした。更新日が新しい記事を基準にしてください。

クラウド録画の文字起こし

クラウドに録画したミーティングは、あとから音声が文字になります。ヘルプ「Using audio transcription for cloud recordings」(英語の原本・2026年8月22日更新と表示)によると、要件は「A Pro, Business, Education, or Enterprise account」「Cloud recording enabled」「Audio transcription enabled」で、できた文字起こしは録画の一覧に別のVTTファイルとして出ます。日本語版「クラウド レコーディングにオーディオ文字起こしを使用」(2025年7月17日更新と表示)も、要件は「プロ、ビジネス、教育機関向け、またはエンタープライズ アカウント」で同じです。録画の保存先や、クラウド録画とパソコンへの録画の違いは、Zoomの録画の保存先の記事に書きました。文字起こしそのものが目的で、Zoom以外の道具も比べたい場合は、AI文字起こしの日本語精度比較と無料の文字起こしの方法が別にあります。

無料のベーシックで字幕は使えるのか

筆者が開いた料金ページ(2026年10月8日10時10分に取得)と、ヘルプの書き方は次のとおりです。

出どころ 無料のベーシックについての記載
料金ページ(日本語版)の比較表 「自動字幕」の行に、ベーシック・プロ・ビジネス・エンタープライズのすべてでチェックの印(印の説明の文字は「Included」)。英語版も「Automated Captions」が4プランとも「Included」
ヘルプ「自動字幕を有効または無効にする」(日本語版)/「Enabling or disabling automated captions」(英語の原本) 日本語版は「有料のZoomアカウントでは、自動字幕とデバイス上の自動字幕の設定はデフォルトで有効になっています」。英語の原本は「the Automated captions and Automated captions on device settings are enabled by default for paid Zoom accounts」。別の注意書きで「一部のアカウントでは自動字幕が利用できない場合があります」(Some accounts may not have automated captions.)
ヘルプ「Enabling or disabling meeting transcripts」 要件はプロ・ビジネス・エンタープライズ
ヘルプ「Using audio transcription for cloud recordings」(日本語版も同じ) 要件はプロ・ビジネス・エデュケーション・エンタープライズ

料金ページは自動字幕を4プランに載せ、ヘルプは有料アカウントで既定で有効と書いています。ヘルプは無料のベーシックを名指しして「使えない」とは書いておらず、筆者が取得したページの範囲では、無料のベーシックで字幕の切り替えが使えるかどうかは決着しませんでした。筆者はアカウントを作っていないので、実際にベーシックのアカウントで字幕が出るかは確かめていません。

文字起こし(Meeting transcript とクラウド録画の文字起こし)は、ヘルプの要件が有料のプラン以上なので、無料のベーシックでは残せないと読めます。料金ページの比較表も、「レコーディング」の行はベーシックが「ローカル」だけで、クラウドの容量はプロ以上の欄にあります。有料のプランは、料金ページ(日本語版)でプロが1ユーザー月2,237円、ビジネスが月2,895円です(いずれも消費税別。料金ページの注記によると、年額を12で割った参考の月額)。無料のベーシックでできること全体(1回40分など)は、Zoomの無料プランの記事にまとめています。

AIの入口:字幕・文字起こしとZoom AI Companionの要約

Zoomの「AI Companion(エーアイ コンパニオン)」は、会議の要約などを担うAI機能の名前でした。Zoomの公式ブログ「Meet ZoomMate: Zoom's next chapter in AI」(2026年6月24日・英語)によると、いまは「ミーティング要約」のような機能ごとの名前で呼ばれています。この記事の字幕・文字起こしと、AIの要約の関係は次のとおりです。

  • 字幕(自動字幕)は、話した声から会議中に文字を出す機能で、AIの要約とは別です。ただし要約のヘルプ「AIによるミーティング要約を使用する」(日本語版・2026年8月13日更新と表示)は、要約の言語の判定を助けるために、自動字幕を有効にしてミーティングでの会話の言語を設定できる、とオプションの要件に書いています。
  • 「Meeting transcript」を有効にすると、文字起こしは要約の機能と一緒に使えます。ヘルプ「Enabling or disabling meeting transcripts」は、管理者が「Meetings with meeting summary」を選ぶと、ホストが会議ごとに文字起こしを残すか選べ、残した文字起こしは、AIチャットで会議のあとに質問する、Zoom Canvas の文書を作る、といった要約まわりの機能に使える、と書いています。
  • 無料のベーシックでのAI要約は、料金ページが「ミーティング要約(1か月あたり3回の主催ミーティングで)」と書く一方、ヘルプ「Using Meeting Summary with AI」(日本語版「AIによるミーティング要約を使用する」も同じ)の要件はプロ以上で、食い違ったままです(この記事の取得でも、料金ページの比較表の「ミーティング要約」の行は、ベーシックが「3」、プロ以上が「無制限」でした)。この食い違いの表と、ZoomMateとの関係は、Zoomミーティングに参加する方法の記事に整理してあるので、ここでは繰り返しません。
  • 料金ページのプロの欄には「Zoom、サードパーティ、対面会話でのAIメモ作成機能」が入っています(My Notes)。ベーシックの欄は「AIノート作成(月3回使用可能)」です。

筆者が開いた画面:日本語版のヘルプは別の番号にあった

筆者は2026年10月8日の10:05〜10:27に、ヘッドレスのブラウザ(画面を出さない状態のブラウザ)で、ログインせずに次のページを開きました。

  • 字幕・文字起こしのヘルプ9本(KB0058810、KB0062813、KB0059762、KB0060844、KB0059081、KB0063899、KB0064927、KB0085675、KB0062475)を、英語のURLの「en」を「ja」に変えただけのURL(support.zoom.com/hc/ja/article?...)で開くと(10:05〜10:09)、取得できた範囲では全件が「お探しのページが存在しません」か、「言語は利用できません」「この記事は現在の言語では存在しません」の表示でした。
  • ところが、日本語の設定のブラウザで英語のURLを開くと、別の番号の日本語版へ移りました(10:18〜10:25)。たとえば「Viewing captions in a meeting or webinar」(KB0059762)は「ミーティングまたはウェビナーで字幕を表示する」(KB0059765)に移り、10:27 に撮影した画面には、題名の下に「日本語」の言語のメニューと「2025-09-09」の日付が出ていました。日本語版のURLを直接開いても同じページが出ました。本文で使ったヘルプ12本のうち10本に日本語版があり、残る2本(「Frequently asked questions about meeting captions and transcript updates (May 2026)」と「Enabling or disabling meeting transcripts」)は、英語のページに言語の選択肢が無く、日本語版は見つかりませんでした。
  • 日本語版と英語の原本の更新日を比べると、字幕を出す記事は日本語版が2025年9月9日・英語の原本が2026年8月3日、字幕の保存の記事は日本語版が2025年7月7日・英語の原本が2026年5月18日で、日本語版の方が古いものが多くありました。逆に、ホスト向けの記事(日本語版 2025年10月20日)と表示言語の記事(日本語版 2026年6月4日)は、日本語版の方が新しい日付でした。
  • 日本語の料金ページ(10:10 取得)の比較表で、「自動字幕」「ミーティング要約」「翻訳版字幕」「レコーディング」の行を、表のセルごとに取り出して確かめました。画面に出るチェックの印は文字として取れないため、行ごとの値を、印に付いた説明の文字から読んでいます。

撮影は 1280×800 と 390×844 の2つの大きさで行いました。スマホの大きさ(390×844)でも、同じ番号の「ja」のURLは「言語は利用できません」の表示で、日本語版の番号のページは本文が出ました。

字幕の記事で、筆者が動かせていない範囲

  • ログイン後の画面(ウェブポータルの設定、会議中の操作バー、字幕の画面)は見ていません。手順はすべて、公式ヘルプの文言による説明です。
  • 無料のベーシックのアカウントで、実際に字幕が出るか、要約が月3回動くかは、アカウントを作らない方針のため確認していません。
  • 日本語の話し言葉の字幕が実際にどのくらい正確かは、この記事では測っていません。対応言語の一覧に日本語があることまでです。
  • 本文のボタンの日本語名は、日本語版のヘルプの表記です。日本語表示のZoomアプリの画面そのものは見ていないため、アプリの版によって表記が違う可能性があります。スマホの「More」から「Show CC」へ進む手順の日本語名は確かめられませんでした。
  • 文字起こしの新しい設定(Meeting transcript)と、2026年5月の変更のよくある質問は、日本語版が見つからず、英語の原文で読みました。
  • 翻訳字幕を使えるプランは、ヘルプ(ビジネスプラス など)と料金ページ(エンタープライズだけ)で書き方が分かれており、全体像は確かめていません。

取得したZoomのページと更新日

本文で名指しした出典は、すべて冒頭の出典欄に入れています。更新日はページに表示された日付です。Zoomのヘルプは、日本語版が英語の原本と別の番号にあり、更新日も別々です。手元のアプリの画面とヘルプが食い違うときは、アプリの表示を優先して、日本語版と英語の原本の更新日を見比べてください。

この記事でよく聞かれること

Zoomで字幕を出すにはどうしますか?
ミーティングに参加し、操作バーの「字幕を表示」(英語表示のアプリでは「Show captions」)を押します。見当たらないときは「詳細」(More)を押して、その中から選びます(Zoom公式ヘルプ)。ホストが字幕を無効にしていると出せず、有効にできる人を限っているときは「字幕リクエスト」に変わり、ホストが承認すると出ます。スマホのアプリは、ヘルプの英語の原本(2026年8月3日更新)が「More」から「Show CC」、日本語版(2025年9月9日更新)が操作バーをスワイプして「字幕」をタップ、と書いています。
Zoomの字幕を日本語にするには?
字幕を出したあと、「字幕を表示」の横の上向きの矢印から「字幕言語」(英語表示では Caption language)を選び、日本語を選んで「保存」を押します(Zoom公式ヘルプ)。参加者向けのヘルプによると、この選択は参加者全員の字幕に影響し、話している言語と違う言語にすると字幕は不正確になります。既定の言語は、多くのヘルプが英語、参加者向けのパソコンの手順はホストのOSの言語と書いているので、字幕を出したら言語の表示を確かめてください。自動字幕の対応言語には日本語が入っています。
Zoomの文字起こしは無料で使えますか?
ライブ字幕は、料金ページの比較表では無料のベーシックにも「自動字幕」が入っています。一方、ヘルプは字幕の設定が有料アカウントで既定で有効だと書き、一部のアカウントでは自動字幕が利用できない場合があるとも書いています。残せる文字起こし(Meeting transcript)は、ヘルプの要件がプロ・ビジネス・エンタープライズで、プロは年払いで1ユーザー月2,237円(消費税別。料金ページ)です。この記事は無料アカウントで動かしていません。
Zoomの字幕は保存できますか?
2026年5月18日から、字幕の保存とダウンロードはできなくなりました(Zoom公式ヘルプの英語の原本)。日本語版のヘルプ「ミーティング中に字幕を保存する」は2025年7月7日更新のままで保存の手順が残っていますが、更新日は英語の原本の方が新しいです。字幕は会議中に最大3分さかのぼって見られ、録画の再生中にも表示されます。話した内容を残したいときは、ホストか管理者が「Meeting transcript」(ミーティングの文字起こし)を有効にします。既定では無効です。
Zoomの画面表示を日本語にするには?
パソコンのアプリは、WindowsならタスクバーのZoomのアイコン、Macならドックのアイコンを右クリックして「Switch Languages」(日本語表示では「言語を切り替え」)から日本語を選びます(Zoom公式ヘルプ)。アプリは再起動します。スマホのアプリは端末のOSの言語で決まります。字幕の言語とは別の設定です。
ブラウザ版のZoomでも字幕は出せますか?
ヘルプは、ウェブアプリ(ブラウザ版)でも操作バーの「字幕を表示」(Show Captions)を押して字幕を出せると書いています。ブラウザからの参加の条件は、日本語のヘルプと英語の原本で書き方が違うため、参加の記事で整理しています。この記事はブラウザ版を実際には動かしていません。
ZoomのAI要約と字幕は同じ機能ですか?
別の機能です。字幕は会議中に画面に出る文字で、AI要約は会議のあとに内容をまとめる機能です。無料のベーシックでの要約の範囲は、料金ページ(月3回の主催ミーティング)とヘルプ(プロ以上)で書き方が食い違ったままで、本記事の取得時点でも決着していません。
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活用(発表 8月27日)
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活用(発表 3月12日)
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