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Zoom(ズーム)の録画のやり方と保存先無料でもパソコンならローカル録画でき、保存先は「ドキュメント」内のZoomフォルダ。クラウド録画は有料のプロ以上。AI要約との関係も【2026年10月版】

執筆:約31分で読めます

Zoomの録画は2種類あり、パソコンに保存するコンピュータ録画(ローカル録画)は無料のベーシックでも使え、既定の保存先はWindowsもMacも「ドキュメント」の中のZoomフォルダ(Zoom公式ヘルプ)。Zoomのクラウドに保存するクラウド録画は、有料のプロ・ビジネス・エンタープライズのライセンスユーザーが対象で、開始できるのはホストと共同ホストだけ。スマホのアプリはコンピュータ録画に対応しておらず、スマホから録画するには有料のクラウド録画が案内されている。AI要約は録画とは別の機能で、録画が前提とは書かれていない。筆者は2026年10月8日にZoomの公開ページを開いて確かめた。

Zoom(ズーム)の録画のやり方と保存先──無料でもパソコンならローカル録画でき、保存先は「ドキュメント」内のZoomフォルダ。クラウド録画は有料のプロ以上。AI要約との関係も【2026年10月版】
目次

2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Zoom(ズーム)の録画は2種類あり、パソコンに保存する「コンピュータ録画」(一般に「ローカル録画」と呼ばれるもの)は無料のベーシックでも使え、既定の保存先は「ドキュメント」の中の Zoom フォルダです。Zoomのクラウドに保存する「クラウド録画」は有料のプロ以上のライセンスユーザーが対象で、開始できるのはホストと共同ホストだけです(いずれもZoom公式ヘルプ)。筆者は2026年10月8日の朝、ログインせずにZoomの公開されたヘルプと料金ページを開き、保存先・無料の範囲・ホストの許可を原文で確かめました。

3行まとめ

  1. ローカル録画は無料のベーシックでも可能(パソコンのZoomアプリのみ。スマホは非対応)。既定の保存先は Windows が C:\Users\ユーザー名\Documents\Zoom、Mac が /Users/ユーザー名/Documents/Zoom。
  2. クラウド録画はプロ・ビジネス・エンタープライズのライセンスユーザーが対象。料金ページはプロを年払いで月2,237円(税別)、レコーディングを「ローカルと10 GBクラウド」と表示。
  3. AI要約は録画とは別の機能で、ヘルプの要件に録画は入っていない。ただし無料のベーシックで使えるかは、料金ページ(月3回の主催ミーティング)とヘルプ(プロ以上)で書き方が分かれている。

Zoomの録画は「パソコンに残す」と「Zoomのクラウドに残す」の2種類

Zoomの公式ヘルプ「コンピュータおよびクラウドレコーディングの始め方」(日本語表示)は、冒頭で2種類を次のように分けています。

Zoomでは、コンピュータレコーディングとクラウドレコーディングの2種類が提供されています。すべてのZoomアカウントで利用可能なコンピュータレコーディングは、コンピュータに直接保存されます。有料アカウントで利用できるクラウドレコーディングはZoomクラウドに保存され、表示、共有、ダウンロードが可能です。

いまのヘルプの見出しは「コンピュータ録画(Computer recording)」ですが、Zoom自身も料金ページでは無料のベーシックの録画を「ローカル」、ヘルプの一部では「Local recording」と書いています。この記事の「ローカル録画」は、このコンピュータ録画のことです。

観点 コンピュータ録画(ローカル録画) クラウド録画
保存される場所 録画した人のパソコン Zoomのクラウド
使えるアカウント ベーシック(無料)以上 プロ・ビジネス・エンタープライズのライセンスユーザー
開始できる人 ホスト、またはホストが許可した参加者 ホストと共同ホストのみ
スマホから 非対応(iOS・iPad・Android) 対応(ライセンスのある有料アカウント)
保存されるファイル MP4(映像と音声)、M4A(音声のみ)、チャットのテキスト 同じ種類に加え、文字起こしの VTT など
見られる場所 録画したパソコン ウェブポータル、Zoom Hub

出典: Zoomサポート「Starting a computer recording」「Starting a cloud recording」「Enabling or disabling computer recording」「Understanding recording file formats」(いずれも2026年10月8日取得)。

録画ファイルの保存先はどこか:WindowsとMacの既定の場所

Zoomのヘルプ「Finding your computer and cloud recordings」(英語・2026年8月22日更新と表示)は、コンピュータ録画の既定の保存先を次のように書いています。

By default, computer recordings are placed in these directories on the following devices: Windows: C:\Users[Username]\Documents\Zoom Mac: /Users/[Username]/Documents/Zoom Linux: home/[Username]/Documents/Zoom

(訳:既定では、コンピュータ録画は次のフォルダに置かれます。Windows は C:\Users\ユーザー名\Documents\Zoom、Mac は /Users/ユーザー名/Documents/Zoom、Linux は home/ユーザー名/Documents/Zoom。)

日本語表示のヘルプは同じ内容を「デフォルトでは、[ドキュメント] フォルダ内の「zoom」という名前のファイルに保存されます」と書いています。このヘルプは英語版も「a file named zoom」ですが、上の「Finding your computer and cloud recordings」と「Managing computer recordings」は同じパスを「directories」(フォルダ)と書いています。「Finding your computer and cloud recordings」によると、パソコンに録画したミーティングが終わると、Zoomは設定された保存先にフォルダを作ります。

いまの保存先をアプリで確かめる方法

保存先は変えられます。ヘルプ「Managing computer recordings」(英語・2026年2月26日更新と表示)の手順は次のとおりです。英語の画面名のあとの( )は筆者の訳で、日本語表示のアプリの文言とは違う場合があります。

  1. Zoomのデスクトップアプリにサインインする。
  2. 右上のプロフィール画像(またはイニシャル)を押し、「Settings(設定)」を選ぶ。
  3. 「Recording(レコーディング)」のタブを開く。
  4. 「Local recording storage」の中の「Storage location」に、いま録画が保存される場所のパスが出る。
  5. 隣の「Open」を押すとそのフォルダが開く。「Change」を押すと保存先を変えられる。

ヘルプ「Starting a computer recording」は、保存先を Dropbox・Google Drive・OneDrive のような同期フォルダ、外付けドライブ、ネットワークの保存装置にすると、録画の保存や変換で問題が起きることがあるとして、「Zoom strongly recommends keeping the default location on a local drive for recordings.」(訳:Zoomは、保存先をパソコン本体のドライブのままにすることを強く勧めます)と書いています。

保存されるファイルの種類

ヘルプ「Understanding recording file formats」(英語・2024年12月6日更新と表示)によると、既定の名前は次のとおりです。

  • MP4: 映像と音声のファイル。video に乱数がつく名前(例: video98796876.mp4)
  • M4A: 音声だけのファイル。audio に乱数がつく名前
  • TXT: 保存したミーティング中のチャット。chat.txt
  • VTT: 音声の文字起こし(ヘルプは「for the cloud recording」、クラウド録画のものと書いている)

容量の目安として、同じヘルプは「画面共有の録画は1時間あたり約20MB、ビデオの録画は1時間あたり約200MB」と書き、解像度や内容で変わる概算だとしています。

終了後すぐ閉じてはいけない:変換

Zoomのヘルプ「Starting a computer recording」(英語・2025年10月13日更新と表示)によると、ミーティングが終わると、Zoomが録画をファイルに変換し、終わると録画のファイルが入ったフォルダが開きます。同じヘルプは次の注意を書いています。

If the meeting unexpectedly shuts down or if the conversion process is interrupted, the recording files could become corrupted and non-recoverable. Restarting or shutting down your computer, putting the hard disk to sleep, or closing your laptop will interrupt the conversion process.

(訳:ミーティングが突然終了したり、変換の途中で止まったりすると、録画ファイルが壊れて復元できなくなることがあります。パソコンの再起動・シャットダウン、ハードディスクのスリープ、ノートパソコンを閉じることは、変換を止めます。)

変換が終わらなかったときの対処として、ヘルプ「Troubleshootin missing Zoom meeting recordings」(英語・2026年9月11日更新と表示)は、録画フォルダの中にある double_click_to_convert_01.zoom をダブルクリックして手動で変換を始める方法を挙げています。

クラウド録画はどこで見るか:ウェブポータルとZoom Hub

クラウド録画はZoomのウェブポータルで見ます。ヘルプ「Finding your computer and cloud recordings」の手順(ユーザー向け)は次のとおりです。

  1. Zoomのウェブポータルにサインインする。
  2. 左のメニューの「Recordings & Transcripts」を押す。
  3. 「Cloud recordings」のタブを開く。
  4. 日付やステータスを調整し、ホスト・ミーティングID・題名・キーワードで探す。

同じヘルプは、共同ホストが始めたクラウド録画は「ホストの録画の一覧にだけ出る」と書いています。また、録画は終了後に処理が必要です。ヘルプ「Starting a cloud recording」(英語・2026年3月4日更新と表示)は、処理に録画時間の約2倍かかるのが一般的で、負荷が高いと最大24時間かかることもあると書いています。録画を止めたあと、ミーティングに残る必要はありません。

削除したクラウド録画は、ウェブポータルのゴミ箱から30日以内なら戻せます(同ヘルプ「Troubleshootin missing Zoom meeting recordings」)。有料からベーシックに下げた場合、クラウド録画は30日後に削除され、30日以内に有料プランへ戻せばアクセスが戻る、とも書かれています。

無料のベーシックで録画できるか:料金ページの表

筆者が開いたZoomの日本語の料金ページ(2026年10月8日 5:50 取得)の比較表は、「レコーディング」の行を次のように表示していました。

プラン 料金ページの表示(2026年10月8日) レコーディングの行
ベーシック 無料 ローカル
プロ 年払いの表示で ¥2,237 / ユーザー / 月・消費税別 ローカルと10 GBクラウド(ライセンスごと)
ビジネス 年払いの表示で ¥2,895 / ユーザー / 月・消費税別 ローカルと10 GBクラウド(ライセンスごと)
エンタープライズ 料金は問い合わせ ローカルとクラウド無制限

ベーシックのミーティングは、同じページで「1回あたり40分」「1回のミーティングにつき最大100人」と書かれています。録画の話とは別ですが、無料のまま会議を録画する場合の前提になります。

クラウドの容量を増やす有料のアドオンも、同じページにあります。「クラウド ストレージ」は「30GBあたり¥1,580から/月・月払い・消費税別」と表示され、「すべてのアドオンは有料の基本プランが必要です」という注記がつきます。

つまり、料金ページとヘルプの両方で、無料のベーシックはローカル録画、クラウド録画は有料です。

パソコンで録画を始める手順(ホスト向け)

Zoomのヘルプ「Starting a computer recording」の手順は次のとおりです。

  1. ホストとしてZoomミーティングを開始する。
  2. ミーティング操作のバーで「Record(レコーディング)」を押す。
  3. メニューが出たら「Record on this Computer(このコンピュータにレコーディング)」を選ぶ。
  4. 録画中は、画面の左上に録画中の表示が出る。
  5. 止める・一時停止するには、下のバーの「Pause」か「Stop Recording」を押す。

ヘルプによると、一時停止してから再開した場合は同じファイルに続けて録画され、停止してもう一度録画を始めると新しいファイルができます。

クラウドに録画するときは、日本語表示のヘルプ「コンピュータおよびクラウドレコーディングの始め方」が次のように案内しています。

ミーティングが始まったら、Zoomミーティングウィンドウの下にあるレコーディングをクリックして、レコーディングを開始できます。クラウドレコーディングが有効になっている場合、[このコンピュータにレコーディング] または [クラウドにレコーディング] を選択できます。

英語の「Starting a cloud recording」は、デスクトップアプリで「More」のアイコンから「Record」を押し、「Record to the cloud」を選ぶ手順を書いています。画面の言葉はアプリの版で違うことがあるので、手元に出る名前を見てください。

コンピュータ録画に向かないこと

同じヘルプは、コンピュータ録画が次の機能に対応していないとして、必要ならクラウド録画を使うよう書いています。

  • アクティブスピーカー・ギャラリービュー・共有画面を別々に録画すること
  • 音声の文字起こし(audio transcription)
  • 画面共有の録画で、話者のサムネイルを出さない、または話者だけを出すレイアウト

また、コンピュータ録画は「そのパソコンで録画した人の見え方」で録画されます。話者ビューで見ていれば話者ビューで残ります。ミーティング中に押す反応(ヘルプの言葉では nonverbal feedback と meeting reactions)は、コンピュータ録画にもクラウド録画にも残りません(「Starting a computer recording」「Starting a cloud recording」)。

ホスト以外が録画したいとき:許可を出す側の手順

録画を始められる人は、録画の種類で違います。

  • コンピュータ録画: 「The host must record the meeting or grant the ability to record to a participant.」(訳:ホストが録画するか、参加者に録画の権限を与える必要があります)。
  • クラウド録画: 「Only hosts and co-hosts can start a cloud recording.」(訳:クラウド録画を開始できるのはホストと共同ホストだけです)。参加者に録画してもらうなら、共同ホストにするか、コンピュータ録画を使うよう書かれています。

ホストが参加者にコンピュータ録画の権限を渡す手順は、ヘルプによると次のとおりです。

  1. 「Participants(参加者)」のアイコンを押す。
  2. 権限を渡したい人の名前の横の「More」を押す。
  3. 「Allow Record(録画を許可)」を押す。
  4. 権限を取り消すときは、同じ場所で「Forbid Record(録画を禁止)」を押す。

許可された参加者には通知が出て、録画中は参加者の一覧のその人の名前の横に録画のアイコンが出ます。社内や社外の参加者が録画の許可を求められるかどうか(Who can request host permission to record?)は、ウェブポータルの設定で変えられます。ヘルプ「Enabling or disabling computer recording」によると、管理者がアカウントやグループ単位で、ユーザーが自分の分を設定でき、管理者が固定している場合もあります。

録画中は参加者に通知される:同意の画面と電話参加

Zoomの録画機能で録画すると、参加者には通知が出ます。ヘルプ「Modifying recording notification prompts」(英語・2025年5月28日更新と表示)は、冒頭で次のように書いています。

Zoom will always notify meeting participants that a meeting is being recorded. For participants joining by desktop app or mobile app, the screen will display a recording consent disclaimer. For participants that join audio by phone, they will hear an audio prompt when they first join the meeting if it is already being recorded or at the time the recording is started.

(訳:Zoomはミーティングの参加者に、録画中であることを常に通知します。デスクトップアプリやモバイルアプリで参加する人には、画面に録画の同意の注意書きが表示されます。電話で音声参加する人は、すでに録画中のミーティングに入ったとき、または録画が始まったときに、音声の案内を聞きます。)

参加者の画面の動きは、ヘルプ「Providing consent to be recorded」(英語・2025年2月20日更新と表示)によると、録画中のミーティングに入る、またはホストが録画を始めると同意を求められ、ほとんどの端末では次のどちらかを選びます。

  • 「OK」を押して同意する。
  • 「Leave」を押し、「Leave Meeting」で退出する。

ヘルプ「Modifying recording notification prompts」によると、無料のベーシックなど、ライセンス数が100未満のアカウントでは、画面の同意の注意書きは既定で全員に出て、無効にしたり文面を変えたりできません。アプリで参加する人向けの音声の案内(ボイスプロンプト)は無効にできますが、電話で音声参加する人には、録画中は必ず音声の案内が流れます。ライセンス数が100以上のエンタープライズやビジネスなどのアカウントでは、管理者が社内の参加者向けの注意書きを無効にできます(ゲストの参加者には必ず出ます)。

電話参加の人については、次の仕様も書かれています。設定で「1を押して同意する」よう求めることができますが、「Even if users do not press 1 after the second voice prompt has been provided, the meeting will still be recorded.」(訳:2回目の音声案内のあとも1を押さなかった場合でも、ミーティングは録画されます)。

Zoomのヘルプが書いているのは、Zoomの画面と音声での通知の仕組みまでです。録画の許可を取る範囲や、録画したものを外へ出してよいかは、勤め先の規則や相手との約束で決まります。この記事は法律の説明ではなく、日本の法令には触れていません。

録画が見つからないときに確認する順番

ヘルプ「Troubleshootin missing Zoom meeting recordings」(英語・2026年9月11日更新と表示)は、見つからない原因を分けて確かめるよう書いています。主なものは次のとおりです。

  • そもそも録画が始まっていなかった(自動録画が無効で、誰も手動で始めなかった)。ヘルプは「If nobody started a Zoom recording, the meeting does not have a Zoom recording to recover.」(訳:誰もZoomの録画を始めていなければ、復元できるZoomの録画はありません)と書いています。
  • 録画が一時停止または停止されたまま再開されなかった。
  • クラウドではなく、誰かのパソコンに保存された。
  • クラウド録画が「Processing(処理中)」のまま。ヘルプは24時間まで待ち、48時間を超えたらZoomサポートへ連絡するよう書いています。
  • Zoomではなく、別のAIメモ作成アプリなどが録画していた。
  • クラウドの容量がいっぱいだった。

確認の順番は、ウェブポータルの「Recordings & Transcripts」で「Cloud recordings」と「Computer recordings」の両方のタブを見ることから始まります。パソコンの録画は、ヘルプによると「Local recordings exist only on the computer where they were created. Zoom does not retain a copy and cannot recover a lost local recording.」(訳:ローカル録画は、作ったパソコンにしかありません。Zoomは控えを持たず、失われたローカル録画を復元できません)。

今後の取りこぼしを減らす方法として、ヘルプは管理者が自動録画(Automatic recording)を有効にし、「Record to computer」か「Record in the cloud」を選べると書いています。自動録画は設定したあとに予定したミーティングに適用され、既存のミーティングと個人ミーティングID(PMI)は個別に設定が必要だと、ヘルプは書いています。

録画とAI要約は別の機能:AI Companionの名前と無料の範囲

Zoomの「AI Companion(エーアイ コンパニオン)」の名前で呼ばれていた機能は、公式ブログ「Meet ZoomMate: Zoom's next chapter in AI」(2026年6月24日・英語)によると、いまは「ミーティング要約」のような機能ごとの名前で呼ばれています。名前の経緯と、無料のベーシックでの要約の範囲は、Zoomミーティングに参加する方法の記事に整理したので、ここでは録画との関係だけを書きます。

ヘルプ「Using Meeting Summary with AI」(英語・2026年8月22日更新と表示)は、ミーティング要約を次のように説明しています。

Meeting summary uses AI technology, which may include third-party models, and allows meeting hosts to initiate an AI-generated summary of their meeting. [...] Meeting summary uses speech-to-text data to generate summary of the meeting.

(訳:ミーティング要約はAI技術(外部のモデルを含むことがあります)を使い、ホストがミーティングのAI要約を始められるようにします。[中略] 要約は、音声を文字にしたデータから作られます。)

筆者が取得した原文でこのヘルプの「record」を探すと、見つかったのは「Zoom Hub に、ドキュメントやホワイトボードやクリップと並んでミーティングの録画も置かれる」という1か所だけで、要件や手順に録画を始めることは入っていませんでした。本記事が確認した範囲では、要約は録画とは別に、ホストがミーティング中にAIのアイコンから「Meeting summary」にチェックを入れて始める機能です。録画を残したい場合と要約が欲しい場合は、それぞれ別に操作する、と読めます。この節の冒頭で挙げた公式ブログも、AI機能を広げた経緯を振り返る段落で、ミーティング要約を「Meeting Summary for automatic takeaways without requiring recordings」(訳:録画を必要とせずに要点を自動でまとめるミーティング要約)と書いています。

文字起こしが必要なとき

コンピュータ録画は、前の節のとおり音声の文字起こしに対応していません。クラウド録画のファイルには、文字起こしの VTT が含まれることがあります(ファイル形式のヘルプは、録画の一覧に「some of the following file formats」が出ると書いています)。ヘルプ「Finding your computer and cloud recordings」は、アカウントの管理者向けの検索で「keywords to search the text in audio transcripts」(訳:音声の文字起こしの本文を、キーワードで探せる)と書いています。文字起こしや議事録そのものを目的に探している場合は、AI議事録ツールの比較と無料の文字起こしの方法が別にあります。

無料のベーシックでのAI要約

料金ページ(日本語版・英語版とも)は、ベーシックに「ミーティング要約(1か月あたり3回の主催ミーティングで)」と書いています。一方、ヘルプ「Using Meeting Summary with AI」の要件は、プロ以上のライセンスユーザーを挙げ、ベーシックは挙がっていません。この食い違いは、筆者が取得したページの範囲では決着がつきませんでした。筆者はアカウントを作っていないため、実際にベーシックで要約が動くかも確かめていません。

別のAIメモアプリが入っているとき

ヘルプ「Troubleshootin missing Zoom meeting recordings」は、サードパーティのAIメモ作成アプリが、Zoom自身は録画していないのに録画の通知を出すことがあり、録画が見つからない原因になる、と書いています。確認方法として、参加者の一覧にAIノートテイカーが入っていないかを見ること、Zoomの録画が動いているかは赤い「REC」の表示で確かめることを挙げています。

筆者が開いた画面:ログインせずに見えたもの

筆者は、2026年10月8日 5:46〜5:52 に、ヘッドレスのブラウザ(画面を出さない状態のブラウザ)で、ログインせずに次のページを開きました。

  • 日本語表示のヘルプ「コンピュータおよびクラウドレコーディングの始め方」(5:47 取得、5:51 に撮影)。画面には、題名の下に「2025-10-31」の更新日が表示され、冒頭の2種類の説明と、スマートレコーディング(録画のハイライトと次の行動の候補を出す機能)への案内の囲みが出ました。Cookie の同意の枠が上に重なって表示されました。
  • 英語のヘルプ「Finding your computer and cloud recordings」「Starting a computer recording」「Starting a cloud recording」など。日本語の設定で開いたとき、「Starting a computer recording」と「Starting a cloud recording」は「この記事は現在の言語では存在しません」という表示になり、本文が読めませんでした。このため、この記事の手順は英語の原文で取り直しています。日本語に訳された版が別にあるかは確認していません。
  • 日本語の料金ページ。比較表の「レコーディング」の行の値が、ベーシック「ローカル」、プロ・ビジネス「ローカルと10 GBクラウド(ライセンスごと)」、エンタープライズ「ローカルとクラウド無制限」でした。

撮影は 1280×800 と 390×844 の2つの大きさで行いました。スマホの大きさ(390×844)では、Cookieの同意の枠が画面の中ほどに重なり、ヘルプの題名がその下に隠れていました(枠は閉じずに撮影しています)。

ログインしないと見えなかった画面と、Zoomの説明が見つからなかった点

  • ログイン後の画面(設定の「Recording」のタブ、「Recordings & Transcripts」の一覧、ミーティング中のボタン)は見ていません。手順はすべて、ヘルプの文言による説明です。
  • 無料のベーシックのアカウントで、実際にローカル録画を始められるか、AI要約が月3回動くかは、アカウントを作らない方針のため確認していません。
  • 「Zoom Web App(ブラウザ版)」でローカル録画ができるかは、ヘルプの要件が「デスクトップアプリ」を挙げているため、できないと読めますが、ブラウザ版そのものでの確認はしていません。
  • 日本の法令や、勤め先・学校の規則で、録画や録画の共有がどう扱われるかは調べていません。
  • スマートレコーディング(録画のハイライト)の対象プランは確認していません。

この記事が読んだZoomの公式ページ

本文で名指しした出典は、すべてこの記事の冒頭の出典欄に入れています。ヘルプの更新日は、ページに表示された日付です。Zoomのヘルプには、英語の原本と日本語版で更新日が違うページ(例:「コンピュータおよびクラウドレコーディングの始め方」は英語版が2026年10月2日、日本語版が2025年10月31日の更新と表示)や、日本語に訳されていないページがあるため、手順の画面名が変わっていないかは、手元のアプリとヘルプで確かめてください。

この記事でよく聞かれること

Zoomの録画はどこに保存されますか?
コンピュータ録画(ローカル録画)は、既定でパソコンの「ドキュメント」の中のZoomフォルダに保存されます(Zoom公式ヘルプ。Windowsは C:\Users\ユーザー名\Documents\Zoom、Macは /Users/ユーザー名/Documents/Zoom)。クラウド録画はZoomのクラウドに保存され、ウェブポータルの「Recordings & Transcripts」(録画と文字起こしのページ)で見られます。
Zoomの録画は無料でもできますか?
パソコンのZoomアプリなら、無料のベーシックでもコンピュータ録画(ローカル録画)ができます(Zoom公式ヘルプ)。Zoomの料金ページも、ベーシックのレコーディングを「ローカル」と表示しています。クラウド録画は有料のプロ以上が対象です。
スマホでZoomを録画できますか?
スマホのZoomアプリでは、コンピュータ録画(ローカル録画)は使えません(Zoom公式ヘルプ。iOS・iPad・Androidは非対応)。スマホから録画するには、ライセンスのある有料アカウントでクラウド録画を使うよう案内されています。この2つを合わせると、無料のベーシックでは、スマホのZoomアプリからは録画できないことになります。画面録画などOS側の機能は、この記事では確認していません。
ホストでなくてもZoomを録画できますか?
ホストが録画を許可(Allow Record)した参加者は、コンピュータ録画ができます(Zoom公式ヘルプ)。クラウド録画を開始できるのはホストと共同ホストだけで、参加者に任せたいときは共同ホストにするか、コンピュータ録画を使うよう案内されています。
録画していることは相手に伝わりますか?
Zoomのヘルプによると、伝わります。ヘルプは「Zoom will always notify meeting participants that a meeting is being recorded.」と書いています(訳:Zoomはミーティングの参加者に、録画中であることを常に通知します)。アプリで参加する人には同意の画面が出て、電話で参加する人には音声案内が流れます。ライセンスが100以上のアカウントでは、管理者が社内の参加者向けの同意の画面を無効にできます(ゲストには必ず出ます)。
Zoomの録画が見つからないときはどうしますか?
まず、クラウドに保存されたのか、パソコンに保存されたのかを分けて探します。ウェブポータルの「Recordings & Transcripts」にはクラウド録画とコンピュータ録画の2つのタブがあり、誰も録画を始めていなければ録画は存在しません(Zoom公式ヘルプ)。パソコンの録画は、録画したそのパソコンにしかありません。
Zoomの録画とAIの要約は同じものですか?
別の機能です。Zoomの公式ブログはミーティング要約を「without requiring recordings」(訳:録画を必要とせずに)要点をまとめる機能と紹介し、ヘルプによると要約は音声の文字データ(speech-to-text)から作られ、録画を始めることは要件に入っていません。要約を使える範囲は、料金ページとヘルプで書き方が揃っておらず、詳しくは別の記事にまとめています。
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出典・参照資料

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