x86・x64・Arm(アーム)の違いx64はx86を後方互換のまま64ビットに広げたもの、Armは別系統。Microsoftの文書ではx86が32ビット・x64が64ビットの呼び名。自分のWindowsは「システムの種類」で確認、Arm版Windowsではx86・x64アプリがエミュレーションで動く【2026年10月版】
日刊AIニュース10月19日(月)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›
x86・x64・Arm(アーム)はCPUの命令セットの系統の名前で、x64はx86を後方互換のまま64ビットに広げたもの(AMD64とIntel 64の両方を含む)、Armは別系統です(Microsoft Learn・AMD・Armの資料)。Microsoftの文書ではx86が32ビット、x64が64ビットの呼び名として使われ、Intelのマニュアルは32ビットをIA-32と書きます。自分のWindowsは「設定」>「システム」>「バージョン情報」の「システムの種類」で見られ、Armのパソコンでは「ARM ベースのプロセッサ」という語句が含まれ(Microsoftサポート)、Arm版Windows 11はx86とx64のアプリをエミュレーションで動かしますが、ドライバーに頼るものなど動かない例もMicrosoftが挙げています。Microsoft・Intel・AMD・Arm・Appleの公式資料を2026年10月13日に取得し、筆者はこのMacで uname -m などを実行して arm64 と出ることを確かめました。

目次
- x86・x64・Arm は何を指す言葉か。Intel・AMD・Microsoft・Arm の原文
- x86・x64・Arm の違いを表で並べると
- 自分の Windows は x64 か Arm か。「システムの種類」を見る手順
- Arm 版 Windows では、x86・x64 のアプリは動くのか
- Arm 版 Windows は「AI PC」と同じ意味なのか
- 「Program Files」と「Program Files (x86)」は何が違うのか
- Mac の Apple シリコンと Intel の違い
- 筆者がこのMacと公式ページで確かめたこと
- Windows の実機・Arm 版でのアプリの動作・Intel の Mac は、この記事では確かめていない
- 引用した公式ページの出どころ(2026年10月13日7時43分〜8時10分に取得)
- この記事でよく聞かれること
2026年10月13日・日本時間時点の情報です。 x86・x64・Arm(アーム)は CPU の命令セットの系統の名前で、x64 は x86 を後方互換のまま64ビットに広げたもの、Arm は x86・x64 とは別の系統です(Microsoft Learn・AMD・Arm の資料)。Microsoft の文書では、x86 が32ビット、x64 が64ビットの呼び名としても使われます。自分の Windows は「設定」>「システム」>「バージョン情報」の「デバイスの仕様」にある「システムの種類」で確かめられ、Arm のパソコンでは「ARM ベースのプロセッサ」という語句が含まれます(Microsoft サポート)。Arm 版 Windows でも x86 と x64 のアプリはエミュレーション(別系統の命令を翻訳して動かす仕組み)で動きますが、ドライバーが要るアプリなど、動かない例を Microsoft 自身が挙げています。
3行まとめ
- x64 は x86 の後方互換の64ビット拡張で AMD64 と Intel 64 の両方を含み、Arm は別系統(Microsoft Learn・AMD・Arm の資料、2026年10月13日確認)。Microsoft の文書では x86 が32ビット、x64 が64ビットの呼び名で、Intel のマニュアルは32ビットを「IA-32」と書く。
- 自分の Windows は「バージョン情報」の「システムの種類」で見る(Microsoft サポート)。Arm 版 Windows 11 は x86・x64 のアプリをエミュレーションで動かすが、ドライバーに頼るものなど動かない例がある。
- 「Program Files (x86)」は、64ビットの Windows で動く32ビットのアプリの既定の置き場所(Microsoft Learn の表)。Mac は「このMacについて」に「チップ」と出れば Apple シリコン、「プロセッサ」と出れば Intel(Apple)。
x86・x64・Arm は何を指す言葉か。Intel・AMD・Microsoft・Arm の原文
CPU(シーピーユー)は、プログラムの命令を実行する部品です。命令セットは、CPU が受け取る命令の種類と書き方の決まりのことです(筆者の言い換え)。以降は各社の原文を引きます。
Intel は「IA-32」「Intel 64」、Microsoft は「x86」「x64」と書く
Intel のマニュアル「Software Developer's Manual Volume 1」(Order Number 253665-093US・2026年9月)は、自社の32ビットと64ビットの系統を次のように書きます。
IA-32 architecture is the instruction set architecture and programming environment for Intel's 32-bit microprocessors. Intel® 64 architecture is the instruction set architecture and programming environment which is the superset of Intel’s 32-bit and 64-bit architectures. It is compatible with the IA-32 architecture.
(訳:IA-32 アーキテクチャは、Intel の32ビットのマイクロプロセッサ向けの、命令セットアーキテクチャとプログラミング環境である。Intel® 64 アーキテクチャは、Intel の32ビットと64ビットのアーキテクチャの上位集合にあたる、命令セットアーキテクチャとプログラミング環境である。IA-32 アーキテクチャと互換性がある。)
この Volume 1 の本文に「x86」という語は出てきません(取得した PDF を検索した結果)。一方、Microsoft Learn「32 ビット アプリケーションの実行」は、Windows とそのアプリを、32ビットを x86、64ビットを x64、64ビットの Arm を ARM64 と書き分けます。
これにより、32 ビット (x86) Windows アプリケーションを 64 ビット (x64) Windows でシームレスに実行できるほか、32 ビット (x86) および 32 ビット (ARM) Windows アプリケーションを 64 ビット (ARM64) Windows でシームレスに実行できます。
同じ Microsoft Learn の「Windows on Arm」の冒頭は、Windows は従来 x86 / x64 のプロセッサで動き、最近は Arm でも動く、と書きます。「x86」には、Microsoft の文書での32ビットの呼び名としての使い方と、Arm と対比して x86・x64 の系統全体を指す使い方がある、というのが筆者の読みです。
x64は x86 を64ビットに広げたもの。AMD64 と Intel 64 の総称
Microsoft Learn の「x64 architecture」(英語版・最終更新2025年11月7日)は、x64 を次のように説明します。
The x64 architecture is a backward-compatible extension of x86 that provides a new 64-bit mode and a legacy 32-bit mode identical to x86.
The term "x64" includes both AMD64 and Intel 64. The instruction sets are almost identical.
(訳:x64 アーキテクチャは x86 の後方互換の拡張で、新しい64ビットモードと、x86 と同じ従来の32ビットモードを備える。「x64」という用語には AMD64 と Intel 64 の両方が含まれる。命令セットはほぼ同じである。)
AMD の「AMD64 Architecture Programmer's Manual Volume 1」(Revision 3.25・2026年5月)の第1章は、AMD64 を次のように書きます。x86 を系統の名前として使う書き方です。
The AMD64 architecture is a simple yet powerful 64-bit, backward-compatible extension of the industry-standard (legacy) x86 architecture.
(訳:AMD64 アーキテクチャは、業界標準の(従来の)x86 アーキテクチャの、単純でありながら強力な、64ビットで後方互換の拡張である。)
Arm は別系統。Windows では Arm64(AArch64)
Arm 社の用語集「What Is RISC?」は、ARM(Advanced RISC Machine)を「a specific family of instruction set architecture」(命令セットアーキテクチャの1つの系統)と呼び、Arm Ltd が開発した縮小命令セット(RISC)に基づくと説明します。Arm Developer の「Introducing the Arm architecture」は、Armv8-A を2011年に発表された最初の64ビット版と書きます。Windows での呼び名は、Microsoft Learn の日本語ページの注記にあります。
Arm という用語は、Arm64 (AArch64 とも呼ばれます) プロセッサで Windows のデスクトップ バージョンを実行する PC の短縮形です。
x86・x64・Arm の違いを表で並べると
| 観点 | x86 | x64 | Arm(Windows では Arm64) |
|---|---|---|---|
| 何を指すか | 命令セットの系統名(AMD のマニュアルは業界標準の x86 アーキテクチャと呼ぶ)。Microsoft の文書では32ビットの呼び名 | x86 を後方互換のまま64ビットに広げたもの。AMD64 と Intel 64 の総称 | Arm 社が開発した命令セットの系統。Windows の「Arm」は Arm64 の PC の短縮形 |
| 32ビットか64ビットか | 32ビット(Microsoft の呼び方)。Intel は32ビットの命令セットを IA-32 と書く | 64ビット。x86 と同じ32ビットのモードも持つ | 64ビット版が Arm64。32ビット版は Arm32 |
| 主に使われているもの | 32ビット版の Windows。Windows 11 には32ビット版がない | Intel または AMD のプロセッサを積んだ Windows パソコン | Snapdragon X シリーズなどを積む Arm 版 Windows の PC。Apple シリコンの Mac は arm64 の命令を優先して実行する(Apple) |
| Windows 11 のダウンロードでの呼び名 | 該当なし | 「x64 デバイス用」 | 「Arm64 デバイス用」 |
表は、前の原文と Microsoft・Apple の資料から筆者が並べたものです。確かめ方はOSの確認方法の記事にもあります。
自分の Windows は x64 か Arm か。「システムの種類」を見る手順
Microsoft サポートの2つのページ(「32 ビットと 64 ビットの Windows: よく寄せられる質問」と、Arm 版の32ビット Microsoft 365 Apps のサポート終了のページ)による手順です。
- 「スタート」を選び、「設定」>「システム」>「バージョン情報」を選ぶ。
- 「デバイスの仕様」の「システムの種類」の横を見る。FAQ は「[デバイスの仕様] の [システムの種類] の横に Windows のアーキテクチャ バージョンが表示されます。」と書き、「オペレーティング システム」と「プロセッサ」の種類を見る場所として案内している。
- Arm かどうかは、「[システムの種類] エントリに "ARM ベースのプロセッサ" という語句が含まれているかどうかチェックします。」(Microsoft 365 Apps のページ)。
x64 のパソコンでこの欄にどう出るかの文言は、本記事が取得した Microsoft のページには書かれていませんでした。画面の名前も揺れていて、「Windows 11 のダウンロード」のページは同じ確かめ方を「[設定] > [システム] > [詳細情報]」と書きます。迷ったら「システム」の中で「バージョン情報」か「詳細情報」を探してください(筆者の提案)。
Arm 版 Windows では、x86・x64 のアプリは動くのか
Microsoft Learn「How emulation works on Arm」(最終更新2025年11月7日)は、次のように書いています。
Windows 11 on Arm supports emulation of both x86 and x64 apps.
(訳:Arm 上の Windows 11 は、x86 と x64 の両方のアプリのエミュレーションに対応する。)
同じページによると、エミュレーションは Windows の一部で、追加のコンポーネントのインストールは要りません。Arm 上の Windows 10 が対応するのは x86 のアプリだけです。「Prism」は Windows 11 24H2 から入った新しいエミュレーターです。Arm 用に作られたアプリは翻訳なしでそのまま動きます(Microsoft Learn「Windows on Arm」)。対応の確認先として同じページが案内する「Windows on Arm Ready Software」を筆者が7時56分に開くと「App Compat」のメニューがありましたが、個別のアプリの判定は確かめていません。
Microsoft が挙げる、Arm 版で動かない・使えない例
「How emulation works on Arm」は「Note that emulation only supports user mode code and doesn't support drivers.」(訳:エミュレーションはユーザーモードのコードだけに対応し、ドライバーには対応しない、という点に注意)と書きます。取得した Microsoft の公式ページに書かれていた例は次のとおりです。
| 例 | Microsoft の書き方 | 出どころ |
|---|---|---|
| ドライバーに頼るアプリ | x86 のアプリは動いても、ドライバーを Arm64 用に作り直さないと、ドライバーに頼る機能は使えない | Microsoft Learn「Troubleshooting x86 desktop apps」 |
| プリンター | 「一部の ARM PC がプリンターの製造元から提供されたインストーラーを使用するときにプリンターを追加またはインストールできない」 | Microsoft サポート(ARM PC へのプリンターのインストール) |
| ゲームのアンチチート | 「Arm 用に更新されていない "アンチチート" ドライバーに依存するゲームは動作しない場合があります」 | Microsoft Learn(Arm ベースの Surface の FAQ) |
| Power Automate for desktop | 「ARM プロセッサ搭載のデバイスはサポート対象外です」 | Microsoft Learn(前提条件と制限) |
Surface の FAQ は Arm ベースの Surface デバイス向けのページです。Windows 11 を入れる方法ごとの Arm での扱いはWindows 11 26H2 の記事に表があります。
筆者の提案は、Arm 版に替える前に毎日使うアプリとプリンターなどの周辺機器の Arm 対応を各メーカーの公式ページで確かめることと、ダウンロードページに x64(64-bit)版と ARM64 版が並んでいたら ARM64 版を選ぶことです。Microsoft Learn の「Windows on Arm」は、性能と電池の持ちのためには Arm ネイティブのアプリが必要になると書き、さらに「If an app's x64 Win32 version doesn't work, most apps have an x86 version available.」(訳:アプリの x64 の Win32 版が動かない場合も、ほとんどのアプリには x86 版がある)とも書きます。ダウンロード画面の例はZoom の記事にあります。
Arm 版 Windows は「AI PC」と同じ意味なのか
Microsoft Learn の「Windows on Arm」は、Arm の SoC(CPU・GPU・無線などを1つにまとめたチップ)に、AI の処理を速くする NPU が含まれることが多いと書きます。ただ、Microsoft の「Windows 11 の仕様」ページが Copilot+ PC の対象として現時点で挙げるプロセッサは「AMD Ryzen™ AI 300 および 400 シリーズ」「インテル® Core™ Ultra 200V および 300V シリーズ」「Snapdragon® X シリーズ」の3つで、Arm だけではありません。条件はCopilot+ PC の記事に、CPU・GPU・NPU の分担はGPU の記事にあります。
「Program Files」と「Program Files (x86)」は何が違うのか
64ビットの Windows には、アプリの置き場所として「Program Files」と「Program Files (x86)」の2つがあります。Microsoft Learn の「Known Folders」(最終更新2022年4月7日)は、アプリが Program Files の場所を尋ねたときの答えを OS とアプリのビット数ごとに表にしています。その FOLDERID_ProgramFiles の行を筆者が日本語で並べ直すと次のとおりです。
| Windows | アプリ | 答え(既定の場所) |
|---|---|---|
| 32ビット | 32ビット | %SystemDrive%\Program Files |
| 64ビット | 64ビット | %SystemDrive%\Program Files |
| 64ビット | 32ビット | %SystemDrive%\Program Files (x86) |
%SystemDrive% は Windows が入っているドライブで、同じページの環境変数の表の例は C: です。Windows 11 は64ビット版のみなので、Windows 11 のパソコンには下の2行が当てはまります。WOW64 のページ(最終更新2020年8月19日)も、32ビットのプロセスの環境変数が「ProgramFiles=%ProgramFiles(x86)%」になると書きます。名前の「(x86)」は、Microsoft が32ビットを「32 ビット (x86)」と書くのと同じ使い方だ、というのが筆者の読みです。
Arm 版 Windows でも、x86 のアプリは WOW64 の層で動き、ファイルシステムとレジストリのリダイレクトで守られると Microsoft Learn は書きます。
Mac の Apple シリコンと Intel の違い
Apple のサポートページ「Appleシリコン搭載のMacコンピュータ」(公開日2026年5月15日)によると、Apple シリコンの Mac は「このMacについて」に「チップ」という項目が、Intel の Mac は「プロセッサ」という項目が出ます。
このページと Rosetta の日本語サポートページに「Arm」の語は無く、「Apple シリコンは Arm だ」と1文で書いた Apple の原文も、本記事が取得したページには見つけていません。Apple の開発者向け資料では、「About the Rosetta translation environment」が、Apple シリコンでは Mac アプリの arm64 の命令を優先して実行すると書き、「Writing ARM64 code for Apple platforms」が、iOS・tvOS・macOS はいくつかの小さな違いを除いて64ビット ARM の仕様に従う(adhere to the rest of the 64-bit ARM specification)と書きます。Apple シリコンの arm64 が、Microsoft Learn が「Arm64(AArch64)」と呼ぶのと同じ64ビットの Arm の系統だ、というのはこれらの原文からの筆者の読みです。
Intel 向けのアプリは Rosetta が自動で変換します。Apple のサポートページ(公開日2026年9月26日)には、期限が書かれています。
Rosettaは、Appleシリコンを搭載し、macOS 27以前がインストールされているすべてのMacで利用できます。次期メジャーリリースであるmacOS 28以降、Rosettaの機能は、Intelベースのフレームワークに依存する、メンテナンスされていない特定の古いゲームに対してのみ提供されます。
アプリが Intel 用かどうかは、Finder の「情報を見る」の「種類」に出ます(Apple サポート)。M5 チップの AI 専用回路はM5 の記事にあります。
筆者がこのMacと公式ページで確かめたこと
筆者は2026年10月13日7時50分12秒に、このMacのターミナルで次の3つのコマンドを実行しました。どれも読むだけで、設定は変えません。
$ uname -m
arm64
$ sysctl -n machdep.cpu.brand_string
Apple M5 Max
$ file /bin/ls
/bin/ls: Mach-O universal binary with 2 architectures: [x86_64:Mach-O 64-bit executable x86_64] [arm64e:Mach-O 64-bit executable arm64e]
このMacの man uname(7時57分に表示)は、-m を、現在のハードウェアプラットフォームの種類を出すオプションと説明します。file /bin/ls は、x86_64 と arm64e の2種類のコードを含む「universal binary」と表示しました。Apple は universal binary を、両方のアーキテクチャのコードを含み Apple シリコンと Intel の Mac の両方でネイティブに動くものと説明し(「Building a universal macOS binary」)、arm64e はポインター認証(メモリ上のポインターの書き換えを見つける仕組み)を加えたアーキテクチャで、Apple シリコンの Mac が対応すると書きます(「Preparing your app to work with pointer authentication」)。

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Windows の実機・Arm 版でのアプリの動作・Intel の Mac は、この記事では確かめていない
- Windows のパソコンで「システムの種類」の画面を開いていません。x64 と Arm の見え方は、Microsoft のページの記述に従っています。
- Arm 版 Windows のパソコンで、アプリを動かしていません。「動く」「動かない」は Microsoft の資料の引用か、その読みです。速さや電池の持ちは測っていません。
- Arm 版 Windows での「Program Files」の置き場所は、実機でも資料でも確かめていません。
- Intel の Mac での
uname -mの出力と、Rosetta の実際の動作は確かめていません。
引用した公式ページの出どころ(2026年10月13日7時43分〜8時10分に取得)
Microsoft Learn と Microsoft サポート・Windows 11 のページ、Intel と AMD のマニュアル、Arm の用語集と開発者向けページ、Apple のサポートと開発者向け資料です。ページ名・最終更新日・取得時刻は、記事の sources の欄に1件ずつ書いてあります。
この記事でよく聞かれること
- x86とx64の違いは何ですか
- x64はx86を後方互換のまま64ビットに広げたもので、Microsoft Learnは「a backward-compatible extension of x86」(x86の後方互換の拡張)と書いています。Microsoftの文書ではx86は32ビット、x64は64ビットの呼び名としても使われ、32ビットのアプリの実行を説明したページは「32 ビット (x86)」「64 ビット (x64)」と書き分けています。64ビットのWindowsでは、WOW64という仕組みで32ビットのx86アプリがそのまま動きます(2026年10月13日取得)。
- 自分のWindowsパソコンがx64かArmかを確かめるには
- Microsoftサポートによると、「スタート」から「設定」>「システム」>「バージョン情報」を開き、「デバイスの仕様」の「システムの種類」を見ます。Armのパソコンでは「ARM ベースのプロセッサ」という語句が含まれます。「Windows 11 のダウンロード」のページは同じ確かめ方を「[設定] > [システム] > [詳細情報]」と書くので、「システム」の中で「バージョン情報」か「詳細情報」を探してください。x64のパソコンでの表示の文言は、本記事が取得したMicrosoftのページには書かれていませんでした。
- Arm版Windowsとは何ですか
- Microsoft Learnの日本語ページは、Armを「Arm64 (AArch64 とも呼ばれます) プロセッサで Windows のデスクトップ バージョンを実行する PC の短縮形です」と説明しています。Armのアプリはエミュレーションなしでそのまま動き、x86とx64のアプリはエミュレーション下で動きます。Copilot+ PCの対象チップにSnapdragon Xシリーズが入りますが、AMDとIntelのチップも入っています(Windows 11の仕様ページ)。
- Arm版Windowsでx86やx64のアプリは動きますか
- Microsoft Learnによると、Windows 11 on Armはx86とx64の両方のアプリのエミュレーションに対応し、Windows 10 on Armはx86のみです。24H2からPrismというエミュレーターが入っています。ただしエミュレーションはユーザーモードのコードだけで、ドライバーは対象外です。ドライバーに頼るアプリ、プリンターのメーカー製インストーラー、Arm用に更新されていないアンチチートのゲームなどは動かない場合があるとMicrosoftが書いています。
- Program FilesとProgram Files (x86)の違いは何ですか
- Microsoft Learnの表によると、64ビットのWindowsでは、64ビットのアプリにとってのProgram Filesは「Program Files」、32ビットのアプリにとっては「Program Files (x86)」です。32ビット版のWindowsでは、どちらのアプリも「Program Files」です。Microsoftの文書は32ビットを「32 ビット (x86)」と書くので、名前の(x86)は32ビット向けの意味と読めます(筆者の読み)。Windows 11は64ビット版のみです。
- x64とAMD64とIntel 64は同じものですか
- Microsoft Learnは、「x64」という用語にAMD64とIntel 64の両方が含まれ、命令セットはほぼ同じと書いています(The instruction sets are almost identical)。AMDの資料はAMD64を、業界標準のx86アーキテクチャの64ビットの後方互換の拡張と書き、Intelの資料はIntel 64を、Intelの32ビットと64ビットのアーキテクチャの上位集合で、IA-32と互換性があると書いています。
- MacのAppleシリコンとIntelの違いは何ですか
- Appleのサポートによると、Appleシリコン搭載のMacは「このMacについて」に「チップ」という項目が出て、IntelプロセッサのMacは「プロセッサ」という項目にIntelの名前が出ます。IntelベースのアプリはRosettaが自動で変換してAppleシリコンで使えるようにします。筆者のMacでは uname -m が arm64 と出ました(2026年10月13日7時50分)。
- MacのRosettaはいつまで使えますか
- Appleのサポートページ(公開日2026年9月26日)によると、RosettaはAppleシリコンを搭載しmacOS 27以前が入ったMacで使えます。macOS 28以降は、Intelベースのフレームワークに依存する、メンテナンスされていない特定の古いゲームだけに提供されます。Appleは、Intelベースのアプリを「ユニバーサル」版か「Appleシリコン」版に置き換えるよう案内しています。
出典・参照資料
- 一次資料Microsoft Learn:x64 architecture(英語版・最終更新2025-11-07。x64 は x86 の後方互換の拡張・AMD64 と Intel 64 の両方を含む。2026年10月13日7時48分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:x64 アーキテクチャ(日本語版・最終更新2025-12-13。2026年10月13日7時48分取得・7時50分に撮影。ページ上部に機械翻訳を含む旨の表示あり) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Windows on Arm(英語版・最終更新2026-06-25。Arm は Arm64 の PC の短縮形・x86/x64 アプリはエミュレーション・x64 版が動かない時は x86 版。2026年10月13日7時43分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Arm 版 Windows(日本語版。2026年10月13日7時43分取得・7時50分に撮影) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:How emulation works on Arm(英語版・最終更新2025-11-07。Prism・Windows 11 on Arm は x86 と x64 に対応・ドライバーは対象外。2026年10月13日7時43分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Troubleshooting x86 desktop apps(英語版・最終更新2025-11-07。ドライバーとシェル拡張の注意。2026年10月13日7時44分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:32 ビット アプリケーションの実行(日本語版。英語版 Running 32-bit Applications の最終更新は2020-08-19。32 ビット (x86)・64 ビット (x64)・64 ビット (ARM64) の書き分け。2026年10月13日7時43分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:WOW64 Implementation Details(英語版・最終更新2020-08-19。32ビットのプロセスの環境変数。2026年10月13日7時44分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:File System Redirector(英語版・最終更新2023-02-02。SHGetKnownFolderPath の記述。2026年10月13日7時44分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Known Folders(KNOWNFOLDERID・英語版・最終更新2022-04-07。Program Files と Program Files (x86) の表。2026年10月13日7時44分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Arm ベースの Surface デバイスに関する FAQ(日本語版・最終更新2026-07-14。Arm ベースの Windows 11 の制限事項。2026年10月13日7時45分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Power Automate デスクトップ フローの前提条件と制限(日本語版・最終更新2026-04-01・英語版は2026-03-24。2026年10月13日7時51分取得) ↗
- 一次資料Microsoft サポート:32 ビットと 64 ビットの Windows: よく寄せられる質問(日本語版。「システムの種類」の見方・Windows 11 は64ビットのみ。2026年10月13日7時43分取得) ↗
- 一次資料Microsoft サポート:ARM PC へのプリンターのインストールに関するヘルプ(日本語版。プリンターの製造元のインストーラーの問題。2026年10月13日7時45分取得) ↗
- 一次資料Microsoft サポート:Windows ARM ベースの PC での 32 ビット Microsoft 365 Apps のサポート終了(日本語版。「ARM ベースのプロセッサ」という語句での見分け方。2026年10月13日7時45分取得) ↗
- 一次資料Microsoft:Windows 11 の仕様とシステム要件(日本語版。Copilot+ PC の対象プロセッサ・Intel または AMD と Arm の区別。2026年10月13日7時45分取得) ↗
- 一次資料Microsoft:Windows 11 のダウンロード(日本語版。インストール アシスタントとメディア作成ツールは x64 のみ・[設定] > [システム] > [詳細情報]。2026年10月13日7時51分取得) ↗
- 一次資料Intel:Manuals for Intel 64 and IA-32 Architectures(ページの表示は更新10/9/2026・マニュアルは version 093。2026年10月13日7時47分に Playwright で取得) ↗
- 一次資料Intel:Intel 64 and IA-32 Architectures Software Developer's Manual Volume 1: Basic Architecture(Order Number 253665-093US・2026年9月。2026年10月13日7時47分取得) ↗
- 一次資料AMD:AMD64 Architecture Programmer's Manual Volume 1: Application Programming(Publication No. 24592・Revision 3.25・2026年5月。2026年10月13日7時46分取得) ↗
- 一次資料Arm:What Is RISC?(Arm の定義。2026年10月13日7時45分取得) ↗
- 一次資料Arm:Arm CPU Architecture(2026年10月13日7時45分取得) ↗
- 一次資料Arm Developer:Learn the architecture - Introducing the Arm architecture(Version 2.3 Latest。Armv8-A は最初の64ビット版。2026年10月13日7時49分に Playwright で取得) ↗
- 一次資料Windows on Arm Ready Software(Microsoft Learn が互換情報の出どころとして案内するサイト。2026年10月13日7時56分にトップを Playwright で開いた) ↗
- 一次資料Apple サポート:Appleシリコン搭載のMacコンピュータ(公開日 2026年5月15日。2026年10月13日7時43分取得・7時50分に撮影) ↗
- 一次資料Apple サポート:Appleシリコン搭載のMacでIntelベースのアプリを使用する(公開日 2026年9月26日。Rosetta。2026年10月13日7時43分取得) ↗
- 一次資料Apple Developer Documentation:About the Rosetta translation environment(2026年10月13日7時52分に Playwright で取得) ↗
- 一次資料Apple Developer Documentation:Writing ARM64 code for Apple platforms(macOS などは64ビット ARM の仕様に従う。2026年10月13日8時10分に Playwright で取得) ↗
- 一次資料Apple Developer Documentation:Building a universal macOS binary(universal binary の説明。2026年10月13日8時10分に Playwright で取得) ↗
- 一次資料Apple Developer Documentation:Preparing your app to work with pointer authentication(arm64e とポインター認証。2026年10月13日8時10分に Playwright で取得) ↗
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