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OpenAIとServiceNow、提携を拡大ChatGPT(チャットジーピーティー)からServiceNowの記録を更新できる連携へ、MCPプラグインは公開済み・Codex連携は2027年予定

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日刊AIニュース10月29日(木)号:前日のAIのニュース54本を短くまとめました(約22分)›

OpenAIは2026年10月28日、ServiceNowとの提携拡大を発表した。ServiceNow MCPプラグインはOpenAIマーケットプレイスで公開済み。OpenAIは、ChatGPTから障害の類似検索や記録の更新ができるようになるとしている。セキュリティは2027年1月に早期アクセス、Codex連携は2027年の予定。

OpenAIとServiceNow、提携を拡大──ChatGPT(チャットジーピーティー)からServiceNowの記録を更新できる連携へ、MCPプラグインは公開済み・Codex連携は2027年予定
目次

OpenAIは2026年10月28日(米国の発表日)、ServiceNowとの提携拡大を発表した。OpenAIによると、ServiceNow MCPプラグインはOpenAIマーケットプレイスですでに使える状態で、ChatGPT(チャットジーピーティー)の中からServiceNowの記録を調べて更新できるようになるという。Codex(コーデックス)をServiceNowの開発基盤に組み込む計画やセキュリティ、音声の機能は、2027年にかけて順に提供する予定としている。

3行まとめ

  1. ServiceNow MCPプラグインがOpenAIマーケットプレイスで公開済み(機能の拡張は2026年末までの予定)。OpenAIは、ChatGPTから障害の類似検索・変更のリスク評価・記録の更新ができるようになるとしている
  2. 音声は2027年第1四半期、セキュリティは2027年1月に早期アクセス(一般提供は第2四半期予定)、AI Workflow FactoryへのCodex統合は2027年の予定
  3. ServiceNowは全社員にChatGPT WorkとCodexを提供する計画。2026年1月に発表した提携の拡大にあたる

本記事の内容は、日本時間10月29日5時台に公式ページで確認したものです。

何が発表されたのか

OpenAIの発表によると、今回の拡大は2つの向きを持つ。ひとつはServiceNowの製品にOpenAIのモデルとエージェントを入れる向き、もうひとつはServiceNowのワークフローをChatGPTとCodexにつなぐ向きだ。OpenAIは、企業がアプリを作り、IT部門への依頼を解決し、セキュリティ問題に対処しやすくするためと説明している。

ChatGPT側の連携では、ServiceNowの業務の文脈と操作をChatGPTの会話に持ち込む。OpenAIの例では、IT担当者が次のことを会話から離れずにできるようになる。

  • 似た障害(インシデント)を探す
  • 変更のリスクを評価する
  • ServiceNowの記録を更新する

顧客は自分のServiceNowインスタンスにChatGPTを接続し、公開する機能を選ぶ。OpenAIによれば、ServiceNowのAction Fabricが既存の業務ルールと権限を適用するため、実行できる操作は各組織の設定とアクセス権に沿う。

OpenAIによると、ServiceNowはChatGPTの中で動く対話型の画面も先行公開(プレビュー)している。例として、当番のエンジニアが、関連づけられた監視アラート・直近の変更・影響を受けるサービスを確認し、適切なチームを割り当てて、修正に向けて進められるという。

ServiceNowの製品にはOpenAIの何が入るのか

OpenAIは、新たな機能を3つの分野で開発する計画だとしている。

分野 内容(OpenAI発表) 提供時期
アプリ開発 ServiceNowのAI Workflow FactoryにCodexを統合する計画。OpenAIのモデルはBuild AgentとAutonomous Engineerの動力にもなる Codex統合は2027年の予定
サイバーセキュリティ OpenAIのサイバー機能と、ServiceNowの資産・ID・業務の情報を組み合わせた共同ソリューション。脆弱性の調査、リスクの優先順位づけ、対処の調整を助ける 2027年1月に早期アクセス、一般提供は第2四半期予定
音声 ServiceNowのSuper Intelligence Control Towerで、AIの利用案件を声で説明すると、評価項目の入力や、不足情報の追加質問を助ける 2027年第1四半期の予定

つまり、現時点で使えるのはMCPプラグインで、表の3分野はいずれも「計画」または「予定」の段階にある。

誰がいつから使えるのか

OpenAIが挙げた提供時期は次のとおり。

項目 時期(OpenAI発表)
ServiceNow MCPプラグイン OpenAIマーケットプレイスで公開済み(発表日時点)
プラグインの機能拡張 2026年末までの予定
Super Intelligence Control Towerの音声 2027年第1四半期の予定
OpenAI搭載のセキュリティ機能 2027年1月に早期アクセス、一般提供は第2四半期の予定
AI Workflow FactoryのCodex 2027年に利用可能になる予定

発表ページは、どのプランや契約でプラグインを使えるかを書いていなかった。この点は後の節で触れる。

ServiceNow自身も社内でOpenAIを使う

OpenAIの発表では、ServiceNowはエンジニアリング部門にとどまらず、全社員にChatGPT WorkとCodexを提供する計画だ。エンジニアはCodexでコードベースを調べ、変更し、テストを走らせる。ほかの部署はChatGPT Workを日々の業務で使う。ServiceNowは社内のセキュリティ業務でもOpenAIの機能を使う計画だという。

逆向きの利用もある。OpenAIは自社の運用でServiceNowのワークフローを使っており、Super Intelligence Control Towerが支えていると書いている。

OpenAIのGreg Brockman氏(社長・共同創業者)は発表の中で次のように述べた。

“AI becomes more useful when people can put it to work in the systems their businesses depend on.” (AIは、企業が頼りにするシステムの中で働かせられるようになるほど役に立つ。)

1月の提携から何が変わったのか

OpenAIは今回の発表を「1月に発表した提携の拡大」と位置づけている。1月20日付のOpenAIのページによると、当時の内容は、ServiceNowの顧客がOpenAIのフロンティアモデルを使えるようにする複数年の契約だった。ServiceNowがOpenAIのモデルを「preferred intelligence capability(優先して使う知能機能)」とし、年間800億件超のワークフローを動かす企業に提供するとされた。当時のページはモデルとして「GPT-5.2」を挙げ、音声から音声への直接処理にも触れていた。

1月の発表は「ServiceNowの中でOpenAIのモデルが働く」ことが中心だった。今回の発表はそれに加えて、ChatGPTとCodexの側からServiceNowの業務データと操作に入る道を足した形だ。10月の発表ページには具体的なモデル名の記載はなかった。

OpenAIは直近でOracleとも、業務アプリをChatGPTにつなぐ提携を発表している。経緯はOpenAIとOracleの提携記事にまとめた。

公式ページを確認して気づいたこと

日本時間10月29日5時31分に公式ページを取得して読んだ。確認できた範囲では、見出しの「Availability」の節に、提供時期が1文ごとに並んでいた(月や四半期まで書かれたものと、「2027年」と年だけのものがある)。プラグインだけが「today(今日)」で、残りはすべて「expected(見込み)」や「planned(予定)」の表現だった。冒頭の説明文を読むと全体が出そろったように見えるが、使える部分と予定の部分の差が大きい。この記事の表を、提供時期ごとに分けたのはそのためだ。

なお私は、このプラグインを実際に接続して試してはいない。以下の内容は、すべて公式ページの記載に基づく。

発表では分からないこと

今回取得した2つの公式ページ(10月28日付と1月20日付)を文字列で検索したところ、料金と、日本を含む提供地域を示す記載は見つからなかった。確認できていない点は次のとおり。

  • 料金と対象プラン: プラグインを使える契約や、ChatGPTのどのプランで接続できるかの記載はない
  • 日本での提供: 日本語対応や日本の顧客への提供時期の記載はない
  • 性能の数字: 作業時間の短縮など、効果を示す数値は今回のページにない
  • 各機能の詳細: セキュリティ機能や音声は、発表の時点では計画で、具体的な画面や仕様は示されていない
  • ServiceNow側の発表: 今回確認したのはOpenAIのページだけで、ServiceNow自身の発表文は確認していない

「ChatGPTの中でできる」とされる操作も、OpenAIの説明であり、筆者が動作を確かめたものではない。

出典と確認時刻

確認時刻は、日本時間2026年10月29日5時31分(1つ目)と5時32分(2つ目)。本記事は続報があり次第更新します。

この記事でよく聞かれること

OpenAIとServiceNowの提携拡大で、今すぐ使えるものは何ですか?
OpenAIの発表によると、ServiceNow MCPプラグインがOpenAIマーケットプレイスで公開済みです。ChatGPTとの連携では、顧客が自社のServiceNowインスタンスにChatGPTをつなぎ、使える機能を選ぶとしています。機能の拡張は2026年末までの予定です。音声は2027年第1四半期、セキュリティ機能は2027年1月に早期アクセス、AI Workflow FactoryへのCodex統合は2027年の提供予定です。
ChatGPTからServiceNowで何ができるようになりますか?
OpenAIの発表では、IT担当者がChatGPTを離れずに、類似の障害を探し、変更のリスクを評価し、ServiceNowの記録を更新できるようになるとしています。実行できる操作はServiceNowのAction Fabricが既存の業務ルールと権限を適用して決まります。
ServiceNowの社員もChatGPT WorkとCodexを使うのですか?
OpenAIの発表では、ServiceNowはエンジニアリング部門を超えて全社員にChatGPT WorkとCodexを提供する計画です。エンジニアはCodexでコードベースの調査・変更・テストを行い、他の部門はChatGPT Workを日常業務で使う想定です。
日本での提供や料金は発表されていますか?
今回取得したOpenAIの2つの公式ページには、料金と、日本を含む提供地域の記載はありませんでした。詳細は各社の案内を確認してください。
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