OpenAI、Codex CLI(コーデックス)0.164.0を公開/presetsの10枠、/modelと/permissionsのインライン引数、画像プレビューなどを追加
日刊AIニュース10月24日(土)号:前日のAIのニュース9本を短くまとめました(約7分)›
OpenAIは2026年10月23日、Codex CLI 0.164.0を公開した。番号付き10枠の/presets、/modelと/permissionsのインライン引数、KittyまたはSixel対応端末での画像プレビュー、企業向けMCP認証、Bedrockセットアップウィザードの既定有効化などが入った。

OpenAIは2026年10月23日付で、コーディングエージェントのCLI版「Codex CLI(コーデックス)」の0.164.0を公開しました。公式の変更履歴(ChatGPT & Codex changelog)には、再利用できるプロンプトを番号付き10枠に保存する/presets、/modelと/permissionsのインライン引数、端末でのフルスクリーン画像プレビュー、企業向けMCP認証などが新機能として載っています。インストールコマンドはnpm install -g @openai/codex@0.164.0と記載されています。
3行まとめ
- Codex CLI 0.164.0(2026年10月23日付)で、再利用できるプロンプトとスラッシュコマンドを保存する
/presetsが番号付き10枠で登場/modelでモデル・推論の深さ・速度、/permissionsで権限プロファイルを、引数で直接指定できるように。KittyまたはSixel対応端末では画像のプレビューも- 企業向けMCP認証、リモート実行時の認証情報マスク、Bedrockセットアップウィザードの既定有効化、Windowsのプロキシ認証対応などを同梱
本記事の内容は、日本時間2026年10月24日6時台に公式ページで確認したものです。
0.164.0で追加された新機能は何か
変更履歴の「New Features」欄には6項目あります。以下は、OpenAIの記載を日本語にしたものです。
| 項目 | 変更履歴の記載(要旨) | 関連PR番号 |
|---|---|---|
/presets |
再利用できるプロンプトとスラッシュコマンドを、番号付き10枠に保存。キーボードメニューで素早く呼び出せる | #54380、#54381 |
| インライン引数 | モデル、推論の深さ(reasoning effort)、速度、権限プロファイルを/modelと/permissionsの引数で直接指定 |
#54378、#54383 |
| 画像プレビュー | KittyまたはSixelのグラフィックスに対応した端末で、閲覧した画像と生成した画像をフルスクリーンのトランスクリプトでプレビュー | #54216 |
| 企業向けMCP認証 | 条件を満たすCodexアカウントの許可、または専用のサインインで企業のMCP接続を認証。シークレットが必要なOAuthクライアントも対象 | #55334、#55859、#56001 |
| 認証情報のマスク | 対応するリモートのBashコマンドとZshスナップショットのセッションで、カスタムプロバイダーのものを含む認証情報を隠す | #54309、#54432、#56049 |
| Amazon Bedrock | セットアップウィザードを既定で有効化。認証情報が検出された場合、APIキーの入力欄をほかのAWSサインイン方法と並べて表示 | #56033、#56023 |
/presetsとインライン引数:毎回の入力を減らす
/presetsは、変更履歴によると「再利用できるプロンプトとスラッシュコマンド」を保存する機能です。枠は10個で、番号が付いています。変更履歴の個別項目には、TUI(端末上の画面)の入力プリセットの設定サポート(#54379)、現在の権限設定をプリセットとして保存する項目(#54385)、端末タイトルとステータスラインのレイアウトを素早く切り替える「quick dial presets」(#54388)も並んでいます。ただし、これらがリリースノート本文の6項目のどれに含まれるかは変更履歴上は明示されていません。
変更履歴によると、/modelと/permissionsは引数で直接指定できるようになりました。個別項目の題名では、/modelがモデル、推論の深さ、速度のインライン選択、/permissionsが権限プロファイルのインライン選択です。/titleと/statuslineにはセッション限りの引数が加わった(#54387)とも書かれています。
企業向けMCPと認証情報まわり
MCP(Model Context Protocol)は、エージェントが外部のツールやデータにつながるための仕組みです。0.164.0では、企業のMCP接続を、Codexアカウントの許可または専用のサインインで認証できると記載されています。変更履歴の個別項目には、企業管理の認可を有効にした項目(#55334)や、機密クライアントを使うOAuthのサポート(#56001)があります。
認証情報のマスクは、リモートでBashコマンドを実行する場面と、Zshのスナップショットを使うセッションが対象です。「対応する」場面に限られる点は、変更履歴の書き方どおりです。
バグ修正とその他の変更
「Bug Fixes」欄は6項目です。
- 圧縮(compaction)に失敗しても、途中までの要約が会話履歴に残らなくなった。バックグラウンドでの圧縮失敗はパニックせずに代替処理へ戻る
- セッションの再開時に、圧縮された履歴を見つけられるようになり、保存済みのスレッド設定が全体の既定値に置き換わらなくなった
- WindowsのHTTPS接続とWebSocket接続が、サインイン中ユーザーのNegotiateまたはNTLM資格情報でプロキシの認証要求に対応
-cまたは--configがサブコマンドの複数の階層に現れても、CLIの設定上書きが保たれる- キューに入れたプロンプトは、保留中の権限選択が解決されるまで待つ
- macOSでの大文字小文字だけ違うメタデータパスと、実行ファイルの特定に使う差し替え可能なシンボリックリンクに対する、サンドボックス検査を強化
「Chores」欄には、未使用のインストールの整理、放置されたマーケットプレイスのチェックアウトの掃除、デーモンログの上限設定によるディスク使用量の削減が書かれています。また、内蔵のJavaScriptランタイムを更新し、最適化されたArray.sortに安全確認を加えたとあります。
前のバージョンと何が違うか
変更履歴では、0.164.0の1つ前の通常版0.163.0が2026年10月15日付です。0.163.0の内容は別の記事で扱っています。0.163.0では/configの設定検索や応答中の追いメッセージなどが加わっており、0.164.0はそこから、入力の定型化(/presets)、設定コマンドの引数化、企業向け認証へと広がった形です。
筆者の観測:変更履歴の置き場所
今回、取得を試みたdevelopers.openai.com/codex/changelog/のURLは、最終的にlearn.chatgpt.com/docs/changelog(ChatGPT Learn)の「ChatGPT & Codex changelog」に行き着きました。日本時間6時台の取得時点で、ページのHTTPステータスは200でした。0.164.0は10月の欄の先頭にあり、その下に0.163.0が続いていました。リンクをブックマークしている場合は、リダイレクト先が変更履歴の本体になっている点に注意が必要です。なお、私は0.164.0を実際にインストールして動かしてはいません。本記事の機能の記述はすべて公式の変更履歴の記載に基づきます。
今回の取得範囲で確認できなかったこと
- 日本向けの記載:今回取得した変更履歴ページを「Japan」「日本」「Japanese」で検索したところ、ページ本文に該当はなく、0.164.0に日本固有の提供条件を述べた記載は見つかりませんでした。CLIの機能追加なので地域差は想定しにくいものの、確認できた範囲の話です。
/presetsの詳しい使い方:変更履歴の記載は1行です。保存できる内容の上限や、設定ファイルの書式は、今回取得したページからは読み取れていません。- 画像プレビューの対応端末:変更履歴にはKittyまたはSixelのグラフィックスに対応した端末と書かれているだけで、個別の端末名や動作確認の一覧は今回のページにはありませんでした。
- 企業向けMCP認証の対象:「条件を満たす(eligible)Codexアカウント」とありますが、どのプランが該当するかは、今回の変更履歴には書かれていません。
- 速度や性能の数字:0.164.0の項目に、処理時間の短縮などの数値を示した記載はありませんでした。
出典と確認時刻
- ChatGPT & Codex changelog(Codex CLI 0.164.0の項)— OpenAI公式:日本時間2026年10月24日6時33分に取得(最終URLは learn.chatgpt.com/docs/changelog)
- 関連記事:Codex CLI 0.163.0を公開
本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- Codex CLI 0.164.0の新機能は何ですか?
- OpenAIの変更履歴によると、番号付き10枠の/presets(再利用できるプロンプトとスラッシュコマンドの保存)、/modelと/permissionsのインライン引数、KittyまたはSixel対応端末のフルスクリーン表示での画像プレビュー、企業向けMCP接続の認証、リモートBashとZshスナップショットでの認証情報のマスク、Amazon Bedrockセットアップウィザードの既定有効化の6件が新機能として挙げられています。
- Codex CLI 0.164.0はどうやって入れますか?
- 変更履歴に載っているインストールコマンドは npm install -g @openai/codex@0.164.0 です。日付は2026年10月23日と記載されています。
- /presetsには何を保存できますか?
- 変更履歴では「再利用できるプロンプトとスラッシュコマンド」を、番号付き10枠のスロットに保存でき、キーボードメニューから素早く呼び出せると説明されています。変更履歴の個別項目には、現在の権限設定をプリセットとして保存する項目もあります。
- Windowsでの修正はありますか?
- あります。バグ修正として、WindowsのHTTPS接続とWebSocket接続が、サインイン中ユーザーのNegotiateまたはNTLM資格情報でプロキシの認証要求に応じられるようになったと記載されています。
出典・参照資料
大きいニュースはYouTubeでも解説しています。Xでは新着記事をお知らせしています。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?
AIについて聞きたいことはありますか?
質問箱で無料で受け付けています。回答は公開され、他の方の参考にもなります。
質問箱を見る →