Grokとは──無料でできること、SuperGrok 4プラン(月10〜300ドル)とX Premium+の関係
Grok(開発元はSpaceXAI、旧xAI)の料金を、x.aiの料金ページ、そこからリンクされたgrok.comのプラン画面、Xのヘルプセンターで2026年9月24〜25日に確認した。無料でも画像生成・音声モードは使えるが、動画生成・Grok Bot・Expertは有料プランから。個人向けはSuperGrok Lite月10ドル・SuperGrok月30ドル・Plus月100ドル・Heavy月300ドル(米ドル表示)。X側のPremium+は月40ドル(日本6,080円)でSuperGrokアクセスを含み、Heavyのプラン画面には「X Premium+ at no extra cost」とある。

目次
Grok(開発元はSpaceXAI、旧社名はxAI)は、無料でも一部の機能を使えるAIチャットボットだ。x.aiの公式サイト、Xのヘルプセンター、そしてx.aiの料金ページからリンクされているgrok.comのプラン画面を2026年9月24〜25日(日本時間)に開いて確認したところ、Grokの有料の入り口は2つに分かれていた。ひとつはSpaceXAIが直接売る「SuperGrok」系列で、個人向けはSuperGrok Lite(月10ドル)・SuperGrok(月30ドル)・SuperGrok Plus(月100ドル)・SuperGrok Heavy(月300ドル)の4段階だ(金額はgrok.comの米ドル表示)。もうひとつは、Xの有料会員プラン「X Premium」の最上位「Premium+」(Web版で米国は月40ドル、日本は月6,080円)で、こちらにもSuperGrokへのアクセスが含まれる。以下、無料でできることから順に、開いたページの記載にもとづいて整理する。
3行まとめ
- Free($0/月)でもGrok 4.6・画像生成・音声モード・コネクタ・Grok Buildが使え、Web/X検索は「Limited(限定)」扱い。動画生成・Grok Bot・Expertモードは有料プランから(x.aiの料金ページの比較表、2026年9月25日確認)
- 個人向けの月額はSuperGrok Lite $10・SuperGrok $30・SuperGrok Plus $100・SuperGrok Heavy $300(grok.comのプラン画面の米ドル表示)。x.aiの料金ページのカードに金額が出ているのはFree・SuperGrok・Plusの3つで、LiteとHeavyは比較表のボタンから飛んだ先で金額が出る
- Xの「Premium+」は米国$40/月・日本¥6,080/月(Web版、Xヘルプセンター)で、SuperGrokアクセスとGrok Botを含む。grok.comのSuperGrok Heavyのカードには「X Premium+ at no extra cost」と書かれている
Grokは何ができるAIか──x.aiの製品ページの説明
x.ai公式サイトの製品ページは、Grokを「Chat, search, reason, and create — all in one place(訳:チャット・検索・推論・生成をひとつの場所で)」と説明している。Web版(grok.com)・iOSアプリ・Androidアプリで使え、同ページが挙げる機能は、テキストでの対話、WebとX(旧Twitter)のリアルタイム検索、画像・動画生成(Grok Imagine)、音声での会話、コード生成、ファイル・PDFの解析、複数のエージェントが並行して1つの質問に取り組む「Multi-agent」モードなどだ。ただし同じページは「Upgrade to SuperGrok for higher limits and multi-agent reasoning(訳:より高い上限とマルチエージェント推論にはSuperGrokへアップグレード)」とも書いており、Multi-agentは有料側の機能として案内されている。
開発元の社名は、このページのフッターで「© 2026 SpaceXAI LLC」となっていた。一方、Xのヘルプセンター記事(後述)には、SuperGrokを「xAI’s Premium subscription for the Grok web and mobile app」と説明した箇所が残っており、社名表記はページによって揺れている。Wikipedia英語版の「SpaceXAI」の項目は、xAIが2026年2月にSpaceXに買収されて子会社となり、同年7月にSpaceXAIへ改称したと書いている(当サイトのSpaceXAIがVera CPUを採用でも同じ項目を参照している)。本記事では以後「SpaceXAI(旧xAI)」と表記する。
Freeプランで使えるもの・使えないもの
x.aiの料金ページ(x.ai/pricing)の個人向け(Individual)タブには、3枚の料金カードと、その下に7列の機能比較表がある。カードに金額が表示されているのはFree・SuperGrok・SuperGrok Plusの3プランで、比較表にはこれに加えてSuperGrok Lite・SuperGrok Heavy・Business・Enterpriseの列が並ぶ。
Freeプラン($0/月)のカードに挙げられていたのは次の4項目だった。
- リアルタイムのWeb検索・X検索
- 音声モード
- SOC 2準拠(Type I・II)
- コネクタ(外部サービス連携)
比較表の「Models」「Features and capabilities」の欄を見ると、Freeにも「Grok 4.6」「Image generation(Imagine)」「Web, iOS, Android apps」「Grok Build」「Connectors」に✓が付いていた。✓が無かったのは「Video generation」「Grok Bot」「Expert」の3項目で、「Real-time web + X search」は他のプランの✓に対してFreeだけ「Limited」という表記だった。まとめると、無料でもテキスト対話・画像生成・音声モード・限定的な検索はでき、動画生成、Grok Bot(バックグラウンドで作業を進めるAIエージェント機能)、Expertモードは有料プランから、という切り分けになる。前節のMulti-agentは、製品ページがSuperGrokの機能として案内している。
Freeの利用量について、料金ページのカードは「within generous limits(訳:寛大な上限の範囲内で)」と書くだけで、1日あたりのメッセージ数のような数字は、今回開いたx.aiの製品ページ・料金ページ・grok.comのプラン画面のどこにも出ていなかった。「無料でどこまで」の答えは、今回は機能の有無でしか示せない。
SuperGrokの4プラン──LiteとHeavyの金額はボタンの先にあった
x.aiの料金ページの比較表で、SuperGrok LiteとSuperGrok Heavyの列には「Get Lite」「Get Heavy」というボタンがあるだけで、金額は書かれていない。ボタンのリンク先は、どちらもgrok.comのプラン画面(grok.com/supergrok)だった。この画面をログインせずに開くと、個人向け(Individual)の4プランが月額つきで並んでいた(2026年9月25日0時30分台・日本時間、米ドル表示)。
| プラン | 月額(grok.comの表示) | プラン画面・料金ページのカードに書かれていた主な内容 |
|---|---|---|
| SuperGrok Lite | $10 | 「Keep chatting with basic access」。1つのプロンプトでアプリを作成、Chatの会話が2倍長く、Expertモード、画像・動画生成のお試し |
| SuperGrok | $30 | Grok 4.6、Grok Bot、コネクタ、全機能でレート上限引き上げ、Expertモード、画像・動画生成(プラン画面ではChatの会話が5倍長い、720pの動画など) |
| SuperGrok Plus | $100 | SuperGrokの全機能に加え、1080p動画生成、Chat・Imagine・Voice・Buildで大幅な利用量増、より速い応答、混雑時の優先アクセス、新機能への早期アクセス |
| SuperGrok Heavy | $300 | SuperGrok Plusの全機能に加え、最大の利用量と最速の応答、より多くのエージェントが協調して答える仕組み、X Premium+(追加料金なし・Xアカウントを接続して受け取る)、専任サポートと早期アクセス |
x.aiの料金ページの比較表の✓とも食い違いはなかった。SuperGrok Liteは「Video generation」「Expert」「Real-time web + X search」に✓が付いてFreeより上だが、「Grok Bot」には✓が無い。SuperGrok Heavyは「Models」「Features and capabilities」の欄でSuperGrok Plusと同じ項目に✓が並び、Plusとの違いは「Priority support」に✓が付いている点だけだった。
同じgrok.comの画面の「Business」タブでは、「SuperGrok Business」が1席あたり30ドル(表示は「$30 USD/seat」)、「SuperGrok Enterprise」は金額の代わりに「Let's Talk」と表示されていた。
テキストを抜き出すと金額が消える画面だった
このgrok.comのプラン画面は、ページの文字をそのまま抜き出すと「$10」「$300」といった金額が出てこない。筆者(編集部)がヘッドレスブラウザで本文テキストを取り出したときは、プラン名と説明文は取れたのに金額だけが抜けていた。調べると、金額は数字が回転して切り替わる表示部品(number-flow)の中に描かれていて、通常のテキストには含まれない作りになっていた。同じ要素の読み上げ用ラベル(aria-label)には「$10USD/month」「$30USD/month」「$300USD/month」と入っており、画面のスクリーンショットでも4プランの金額を確認した。ページを自動で読み取るツールやAIに「Grokの料金」を調べさせると、LiteとHeavyの金額が抜け落ちる可能性がある。
Grok BotはCursorのアカウントで使う
比較表の「Grok Bot」の行は、SuperGrok・SuperGrok Plus・SuperGrok Heavyに✓があり、Free・SuperGrok Lite・Business・Enterpriseには✓が無かった。SpaceXAIのGrok Botドキュメント(Get started)によると、Grok BotはCursorのアカウントで使う仕組みで、Cursorの有料プランに含まれるほか、個人のSuperGrok・SuperGrok Plus・SuperGrok Heavyの契約をCursorアカウントにリンクしても使える。リンク先として示されているCursorのヘルプ「Plans and billing」は、リンクできる契約を個人のSuperGrok・SuperGrok Plus・SuperGrok Heavy・X Premium+とし、「SuperGrok Lite」は「Grok Bot is not included」、「SuperGrok Team」「SuperGrok Enterprise」はリンク非対応としている。比較表のLite・Enterpriseに✓が無いのはこの説明と合う。料金ページの「Business」とCursorのヘルプの「SuperGrok Team」が同じプランを指すのかは、今回開いたページからは確かめられなかった。
同じヘルプは、リンクしたときのGrok Botの利用量をHeavyが最大、PlusがHeavyの下、SuperGrokがPlusの下、X Premium+は「below SuperGrok Plus(SuperGrok Plus未満)」と書いている。なお、当サイトの9月5日付のGrok Botの記事が引用した時点のGet startedページでは、SuperGrok系で対象に挙がっていたのはSuperGrok PlusとSuperGrok Heavyだけだった。9月25日に開いた同じページでは、そこに無印のSuperGrokが加わっている。
料金ページのモデル表記は「Grok 4.6」のまま
x.aiの料金ページの比較表と、grok.comのプラン画面の見出し(「Unlock the full power of Chat with Grok 4.6」)は、どちらも「Grok 4.6」と書いていた。SpaceXAIは2026年9月21日付で後継の「Grok 4.7」を発表しており(既報)、開発者向けドキュメント(docs.x.ai)のモデル一覧は、Grok 4.7を「the most capable model we’ve built(これまでで最も高性能なモデル)」として勧めている。
ただし、Grok 4.7の発表ページの「Pricing and availability」の節が挙げている提供先は、Cursor、Grok Build、Grok API、他社のコーディング用ハーネス、モデルルーターとクラウドだ。grok.comのチャットやiOS・Androidアプリは、この節には挙がっていない。料金ページとプラン画面が「Grok 4.6」と書いていることは、この発表の範囲とは食い違わない。アプリで実際にどのモデルが動いているかは、本記事では確かめていない。
X Premium+という、もうひとつの入り口
Grokには、SpaceXAIと直接契約する以外の経路もある。Xのヘルプセンター記事「About X Premium」(help.x.com)は、Xの有料会員サービス「X Premium」にBasic・Premium・Premium+の3段階があると説明し、Premium+についてこう書いている。
"Premium+: Includes all Premium features with additional benefits like SuperGrok access, Grok Bot, no ads anywhere on X, largest reply prioritization, Radar Search, and Articles."
(訳:Premium+は、Premiumの全機能に加えて、SuperGrokアクセス・Grok Bot・X全体での広告非表示・最大幅のリプライ優先表示・Radar Search・Articlesといった特典を含む)
広告については、同じ段落がすぐ後に「Occasional promoted content may appear.(ときおりプロモーションが表示されることがある)」と続けている。同記事はさらに、Premium+限定の特典欄でSuperGrokをこう説明している。
"SuperGrok: Higher limits on the latest Grok models so you can keep going, plus access Grok Bot — AI teammates that work in the background, signs into your apps, and actually get jobs done. You also get Imagine for videos and images, voice mode, and more."
(訳:SuperGrok:最新のGrokモデルの利用上限が上がり、そのまま使い続けられる。加えてGrok Bot──バックグラウンドで動き、各種アプリにサインインして実際に作業をこなすAIチームメイト──にアクセスできる。動画・画像用のImagine、音声モードなども付いてくる)
同記事の料金表(Web版)は次の通りだった。米国の金額は本文で「Starts at(〜から)」と書かれている。
| プラン | 月額(米国) | 年額(米国) | 月額(日本) | 年額(日本) | Grokについての記載 |
|---|---|---|---|---|---|
| Basic | $3 | $32 | ¥368 | ¥3,916 | このページのBasicの説明には無し |
| Premium | $8 | $84 | ¥980 | ¥10,280 | 「increased usage limits on Grok(Grokの利用上限引き上げ)」 |
| Premium+ | $40 | $395 | ¥6,080 | ¥60,040 | 「SuperGrok access」「Grok Bot」を含む |
中間のPremium($8/月)の時点でGrokの利用上限が上がり、最上位のPremium+($40/月、日本では月¥6,080)でSuperGrokへのアクセスとGrok Botが付く、という段階になっている。SpaceXAIでSuperGrokだけを契約すると$30/月なので、Premium+はそれより10ドル高い代わりに、Premiumの特典(審査後の青いチェックマークなど)と広告の非表示がまとめて付く。
逆向きの関係もある。grok.comのプラン画面では、月300ドルのSuperGrok Heavyのカードに「X Premium+ at no extra cost(追加料金なしでX Premium+)」「Connect your X account to claim(Xアカウントを接続して受け取る)」と書かれていた。x.aiの製品ページと料金ページの本文には「X Premium+」の名前は出てこないが、料金ページのボタンから進んだgrok.comの画面には出てくる。
APIは別の料金体系
ここまでは人がWebやアプリでGrokと対話するための契約で、開発者がAPIからモデルを呼び出す場合は別料金になる。docs.x.aiのAPI料金ページ(2026年9月25日確認)によると、grok-4.7は100万トークンあたり入力$2.00・出力$6.00で、grok-4.6と同じ単価だ。プロンプトが20万トークン以上のリクエストは入力$4.00・出力$12.00になり、同ページの注記によると、そのリクエストの全トークンが高い単価で計算される。SuperGrokやPremium+の契約は、このAPI料金とは別枠だ。API向けの動画生成モデル(grok-imagine-video-1.5)の仕様は別記事で扱っている。
今回の確認で分からなかったこと
- 日本円でのSuperGrok各プランの金額:grok.comのプラン画面は、今回開いた環境では米ドル表示だった。日本から契約したときの円建ての金額や、iOS・Androidアプリ内課金の価格は確認していない
- 年払いの金額:プラン画面の「Save with annual」の切り替えを操作したが表示が変わらず、年払いの金額は取得できなかった
- Freeの具体的な上限:前述の通り「within generous limits」以外の記載が無い
- x.ai/pricingのTeam・APIタブ:開いたのはIndividualタブのみ。法人向けはgrok.comの「Business」タブの表示(SuperGrok Business「$30 USD/seat」)だけを見ている
- アプリで使われるモデル:料金ページ・プラン画面の「Grok 4.6」という表記を確認しただけで、アプリの中で実際に選べるモデルは見ていない
- 取得方法:x.ai/grok・x.ai/pricing・help.x.comはcurlでは403を返したため、ヘッドレスブラウザ(Chromium)で開いて画面とテキストを確認した。grok.comのプラン画面の金額は、前述の通り読み上げ用ラベルとスクリーンショットで確認している
確認したページ(2026年9月24〜25日・日本時間)
- Grok — Useful AI Chatbot with Voice & Image Generation | SpaceXAI(https://x.ai/grok)
- Pricing: Compare Grok Plans | SpaceXAI(https://x.ai/pricing)
- SuperGrok プラン画面(https://grok.com/supergrok)
- About X Premium — X Help Center(https://help.x.com/en/using-x/x-premium)
- Get started — Grok Bot | SpaceXAI Docs(https://docs.x.ai/grok-bot/get-started)
- Plans and billing — Cursor Docs(https://cursor.com/help/grok-bot/plans)
- Introducing Grok 4.7 | SpaceXAI(https://x.ai/news/grok-4-7)
- API Pricing | SpaceXAI Docs(https://docs.x.ai/developers/pricing)
- Grok Models & Pricing | SpaceXAI Docs(https://docs.x.ai/developers/models)
- 社名の経緯のみ:SpaceXAI — Wikipedia英語版(https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceXAI)
価格・プラン内容は変わりうる。この記事の公開日(10月2日)の時点で、確認から1週間がたっている。契約前に必ず公式ページで再確認してほしい。
出典・参照資料
- 一次資料Grok — Useful AI Chatbot with Voice & Image Generation | SpaceXAI ↗
- 一次資料Pricing: Compare Grok Plans | SpaceXAI ↗
- 一次資料SuperGrok プラン画面(grok.com) ↗
- 一次資料About X Premium — X Help Center ↗
- 一次資料Plans and billing(Grok Bot) — Cursor Docs ↗
- 一次資料Get started — Grok Bot | SpaceXAI Docs ↗
- 一次資料Introducing Grok 4.7 | SpaceXAI ↗
- 一次資料API Pricing | SpaceXAI Docs ↗
- 一次資料Grok Models & Pricing | SpaceXAI Docs ↗
- 二次資料SpaceXAI — Wikipedia(英語版) ↗
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