eSIM(イーシム)とは端末に内蔵され、契約情報をオンラインで書き込んで使うSIM。物理SIMカードとの違い、機種変更・故障時の手続き、メリットとデメリット、物理SIMからの変更の流れ【2026年10月版】
eSIM(イーシム)は、スマートフォンなどの端末に内蔵され、通信契約の情報(プロファイル)をオンラインで書き込んで使うSIMです(総務省は「本体一体型のSIM」と説明)。物理SIMカードのように差し替える作業が要らない一方、機種変更・端末の故障・物理SIMに戻すときは事業者ごとの手続きが必要です。総務省・GSMA・Apple・Googleと、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの公式ヘルプを2026年10月13日に取得して原文で確かめ、各社の入口ページを撮影した結果を書きました。

目次
2026年10月13日・日本時間時点の情報です。 eSIM(イーシム)とは、スマートフォンなどの端末にあらかじめ内蔵されたSIMで、通信契約の情報(プロファイル)をオンラインで端末に書き込んで使えるようにする仕組みです。物理的なSIMカードのように、カードを受け取って差し込む作業は要りませんが、機種変更・端末の故障・物理SIMに戻すときは、事業者ごとの手続きが必要です。この記事は、総務省・GSMA・Apple・Googleの説明と、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの公式ヘルプを原文で確かめ、違い・メリット・デメリット・変更の流れを書いています。特定の事業者を勧める記事ではありません。
3行まとめ
- eSIMは、総務省が「Embedded SIM(組み込み型SIM)」「本体一体型のSIM」と説明するSIM。契約情報(プロファイル)をオンラインで書き込み、GSMAはこれを遠隔でのSIM書き込み(remote SIM provisioning)の世界共通の規格と書いている。
- 機種変更は、SIMカードなら「取り出し、新しい製品にセットするのみ」(楽天モバイル)。eSIMは再発行と開通手続き、またはiPhoneの「eSIMクイック転送」・Androidの「eSIM転送」を使う(Apple・ドコモ・ソフトバンク・Google)。
- 公式ページから確かめられたデメリットは、対応機種に限られること、ドコモではeSIMを使っているとオンライン修理を使えずドコモショップでの受付になること、auでは端末の故障・紛失時のオンライン再発行(eKYC)が停止中で店舗での手続きになること(2026年9月9日更新のページ)。2026年10月13日2時台に取得。
iPhoneのデータそのものを移す方法は、iPhoneの機種変更でデータを移す方法にあります。そちらはeSIMの転送を扱っていないので、この記事がeSIM側を受け持ちます。
eSIMとは何か。総務省・GSMA・Apple・ドコモ・auの説明
まず「SIM」から。総務省の携帯電話ポータルサイトは次のように書いています。
「SIMとは、「Subscriber Identity Module」の略で、各携帯会社とみなさまの契約の証明となり、スマートフォンに差し込むことなどで通信サービスを利用できるようにするものです。」
同じサイトのeSIMの項目は次のとおりです。
「Embedded SIM(組み込み型SIM)の略で、スマートフォンの端末内にSIMが内蔵されている「本体一体型のSIM」のことです。」
総務省は2021年8月10日に「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」を決めており、SIMとeSIMサービスの定義が書かれています。
「事業者との間で役務の提供を内容とする契約を締結している者を特定するための情報(以下「プロファイル」という。)を記録した電磁的記録媒体をいう。」(SIMの定義)
「利用者の求めに応じ、オンラインで、プロファイルを端末に書き込む、又はSIMを差し替えることなくプロファイルを書き換えるサービスをいう。」(eSIMサービスの定義)
つまり、プロファイルは契約者を特定するための情報で、SIMカードはそれをカードに記録したもの、eSIMはそれをオンラインで端末に書き込む方式です。世界共通の規格は、携帯電話の業界団体GSMAが定めています。
「eSIM is a global specification by the GSMA which enables remote SIM provisioning of any mobile device.」
(訳:eSIMは、あらゆるモバイル端末への遠隔のSIM書き込み(リモートSIMプロビジョニング)を可能にする、GSMAの世界共通の規格である。)
メーカーと携帯会社の説明は、言い方が少しずつ違います。auは「プロファイルと呼ばれるデータをダウンロードして利用します」と書いています。
- Apple:「eSIMはiPhoneに組み込まれた業界標準のデジタルSIMです。」
- Google(Pixelヘルプ):「eSIM(埋め込み SIM)は、物理的な SIM カードのようにスマートフォンに挿入せずに、モバイル ネットワークを有効にできるデジタル SIM です。」
- ドコモ:「eSIMとは、携帯電話機と一体化した埋め込み型SIMのことで、遠隔で電話番号などのお客さま情報を書き込めるSIMです。」
eSIMはどんな端末にあるのか
Appleのサポートは、eSIMを使えるiPhoneをiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降としています。ドコモの対応機種のページは、iPhone・iPad・Androidスマートフォン・タブレット・ドコモ キッズ・Chromebook・パソコンに分けて並べています。
Appleは別の説明で、iPhone 14以降の一部のモデルはeSIMのみを使うと書いています(iPhoneユーザガイド)。auのFAQも、iPhone 18 Pro、iPhone Duo、iPhone 17シリーズ、iPhone Airは「eSIMのみ対応となり、SIMカードには対応しておりません」と書いています。機種によっては、SIMカードを選べず、eSIMを使うことになります。
eSIMと取り違えやすいこと
- SIMロックとは別の話です。 総務省によると、SIMロックを解除すると他の携帯会社のSIMを差し込めるようになり、2021年10月以降に発売されたスマートフォンには原則SIMロックは禁止になりました。eSIMでもロックの確認は要り、ドコモのeSIMクイック転送のページは「事前にデバイスのSIMロック解除が完了しているかご確認ください。」と書いています。auは「SIMロック解除のお手続き」のページのお知らせ(掲載日:2026年8月19日)で、「2026年8月19日以降、SIMロック解除のお手続きが不要となるよう、当社による設定変更を順次進めており、設定変更が完了したau携帯電話は、他社のSIMカード/eSIMでのご利用が可能となります。」と書いています(2026年10月13日8時41分に確認)。
- eSIMの設定を消しても、解約にはなりません。 ドコモは「eSIM対応機種の設定メニューからeSIMを初期化しても、回線契約は解約されません。」と書きます。
- 「eSIMカード」という名前のカードは、端末に内蔵されたeSIMとは別物です。 ソフトバンクのFAQは「eSIMカード(専用USIMカード)」と書き、カードの中にeSIMのプロファイルを追加して使うもので、対応機種にAQUOS R6とBALMUDA Phoneを挙げています。同社のFAQ「オンラインでeSIMカードへの交換をするにはどうしたらよいですか?」にある「eSIMカードに変更後は元のSIMに戻すことはできません。」は、このカードへの交換の話です。ドコモの紛失時のFAQも、「ドコモeSIMカードについては、ドコモUIMカードでの再発行となります。」と書いています。
物理SIMカードとeSIMは何が違うのか
同じ観点で、公式ページの記述を並べます。
| 観点 | 物理SIM(SIMカード) | eSIM |
|---|---|---|
| 形 | 「多くの場合ICカードの形のもの」を差し込む(総務省) | 端末に内蔵された「本体一体型のSIM」(総務省)。ドコモは「eSIMは本体から取り外すことはできません。」と書く |
| 利用開始まで | 店頭や郵送での発行手続きと、端末への抜き差しがある(ドコモはeSIMでは不要と書く) | Webで開通できる。auは「最短当日」、ドコモは「Webお申込みから最短1時間程度」と書く |
| 機種変更 | 楽天モバイル:「ご利用中の製品からSIMカードを取り出し、新しい製品にセットするのみ」 | 再発行と開通手続き(楽天モバイル)、または転送機能(Apple・ドコモ・ソフトバンク・Google) |
| 使える端末 | SIMカードに対応しない機種がある(auはiPhone 17シリーズなどを挙げる) | eSIM対応機種のみ(auは「対応している機種のみでご利用いただけます」と書く) |
どちらを選ぶかの目安(筆者の提案)
公式の推奨ではなく、上の表から筆者が考えた目安です。
- 端末がeSIM専用なら、選ぶ余地はありません。
- 機種変更の手順を短くしたいなら、新旧の端末が転送機能に対応しているかを先に確かめます。対応していない組み合わせでは、楽天モバイルの説明を読むかぎり、SIMカードのほうが取り出して差し込むだけで手順が少ないです。
eSIMのメリット:各社の公式ページが挙げていること
各社の説明の要約で、大きさを比べたものではありません。
- カードの受け取りと差し替えが要らない。 ドコモは「店頭や郵送での発行手続きや端末への抜き差しが不要」、GSMAは「Simpler device setup without the need to insert or replace a SIM card.」(訳:SIMカードを差し込んだり交換したりせずに、端末の設定が簡単になる)と書いています。
- Webで開通できる。 auは最短当日、ドコモはWeb申込みから最短1時間程度と書いています。
- SIMカード自体の紛失・破損が起きない。 auは「SIMカードとは異なり、端末に内蔵されているため、紛失や故障の心配がありません。」と書いています。SIMカードの話で、端末が壊れたときは次の節のとおり別の手続きです。
- 1台に複数入れられる。 Appleは「8つ以上のeSIMを管理」できると書き、GoogleはPixel 7以降で携帯通信会社が許可していれば2つのeSIMプロファイルを同時に使えると書いています。
eSIMのデメリット:公式ページから確かめられた6点
1. 対応機種でしか使えない
auは「eSIMは対応している機種のみでご利用いただけます。」と書き、ドコモの「eSIMについて」も手続きの最初に「ご利用の機種(または新しい機種)がeSIMに対応しているかご確認ください。」と置いています。
2. 機種変更のたびに、再発行か転送の手続きが要る
- auは「機種変更前にeSIMへの事前変更手続きは必要ありません。」と書き(他社で買ったiPhone向けのFAQ)、新しい端末が届いてから手続きします。eSIM再発行のFAQは、受付時間を0:05〜23:55、手続きの所要時間を「数分~30分ほど」と書いています。
- 楽天モバイルは、eSIMのまま新しい製品に変えるときは「SIM再発行」と「開通手続き」が必要と書き、eSIMの再発行は「2時間前後」かかり、手続きが完了するとキャンセルできないとしています。
3. 開通のために、Wi-Fiなどの準備が要る
auは、プロファイルのダウンロード時は「一部の機種をのぞき、Wi-Fiに接続している必要があります。」と書いています。Appleは新しいiPhoneをWi-Fiまたはインターネット共有につなぐよう案内し、ドコモはWi-Fiなどのネットワークと、QRコードを表示する機器(パソコンやタブレットなど)を挙げています。インターネット共有の使い方はテザリングの記事にあります。
4. 端末が壊れた・なくした・eSIMを消したときは、再発行の窓口が決まっている
- ドコモのFAQは、転送機能に対応していない機種や転送ができない場合などは、ドコモオンラインショップでeSIMを再発行するよう書き、再発行手数料は「キャンペーン期間中につき無料です(終了時期未定)。」としています。申し込む機種がSMSやパスキー認証に対応していないときは、オンラインでの再発行の対象外で、ドコモショップ/d gardenでの手続きです。誤って削除したeSIMは、発行した窓口(店頭かオンラインショップか)で再発行先が分かれます。修理も、オンライン修理受付サービスのページが「eSIMをご使用の場合はオンライン修理サービスをご利用いただけないため、ドコモショップにて受付いたします。」と書いています。
- auは、手続きのページ「ID-06:オンライン本人確認で再発行」(更新日2026年9月9日)に、システムメンテナンス中のため「本人確認(eKYC)を利用したeSIM設定」でのオンラインの発行/再発行を停止していると書いています(2026年10月13日2時32分に確認)。端末の故障・紛失や誤削除のときはau Style/auショップ/UQスポットで再発行し、その原因だと確認できた場合は再発行の手数料を無料にするとしています。それより古い再発行のFAQ(更新日2026年8月27日)は、紛失・故障時の再発行を「eKYC認証(カメラ撮影によるご本人確認手続き)にてお手続きが必要です。」と書いています。
- ソフトバンクのお知らせ(2026年1月7日)は、SIM再発行を「故障・事故、盗難・紛失により、SIMの再発行を行う手続き」と説明し、2026年1月21日からウェブでの再発行はeSIMなら無料としています。
- 楽天モバイルは、「製品やSIMカードの故障/紛失・盗難により元の製品がお手元にない」場合は、SIM再発行申請フォームでの手続きと案内しています。ふつうの再発行は、ワンタイムパスワードのSMSを受け取るため、ご利用中の製品で操作するよう案内しています。
5. 初期化・譲渡・売却のときに消し方を間違えると、回線が使えなくなる
Appleは、端末を売却・下取り・譲渡するときはeSIMを消去するよう書く一方、トラブルシューティングのためには、通信事業者から指示された場合を除いて消去しないよう書いています。ドコモは、譲渡や中古販売のための解約前にSIM情報(プロファイル)をダウンロードして初期化するよう書き、しないと「解約後の端末でお客さまの電話番号が表示される可能性があります。」としています。ソフトバンクは、iPhoneのデータ移行での初期化について、次のように書いています。
「※eSIMでご契約のお客さま 初期化の際にeSIMを削除してしまうとモバイル回線が使えなくなります。 必ず「eSIMを保持してデータ消去」を選択してください。」
6. 物理SIMに戻すとき、またはプランが絡むときは、追加の手続きがある
- Appleは「物理的なSIMをeSIMに変更すると、物理的なSIMは機能しなくなります。」、Googleは「物理的な SIM カードを eSIM に変換した後、物理的な SIM カードは使用できなくなります。」と書いています。
- eSIMから物理SIMへの変更は、ドコモが「ドコモオンラインショップ:1,100円(税込)」「ドコモショップ/d garden:4,950円(税込)」の発行手数料を書き、auは店舗でau ICカードを再発行し4,950円(税込)、楽天モバイルはmy 楽天モバイルでの手続きと案内しています。Googleは、変換した後で物理的なSIMカードが新たに必要になった場合は、携帯通信会社に再発行してもらう必要があると書いています。本記事が確認した範囲では、eSIMから物理SIM(USIMカード)へ変える手続きを名指しで説明したソフトバンクのページは見つかりませんでした(FAQとSIMのサポートページを複数の語で探しました)。ソフトバンクで物理SIMに戻すときは、ソフトバンクショップか問い合わせ窓口で確かめてください。
- auは、eSIMへの変更で回線種別(4G/5G/5G SA)が変わる場合は料金プランの変更が必要になることがあると書いています。
物理SIMからeSIMへ変える流れ。同じ端末で変える場合
契約先がその端末で対応していることが前提です。Appleは「通信事業者が対応している場合は、対応しているiPhoneのモデルで物理的なSIMをeSIMに変更することができます。」と書き、手順を次のように示しています(iPhoneユーザガイド)。
- iPhoneで「設定」アプリを開く。
- 「モバイル通信」をタップし、「モバイル通信を設定」または「eSIMを追加」をタップする。
- 物理的なSIMの電話番号を選ぶ。
- 「eSIMに変更」をタップし、画面の指示に従う。
Pixelは、Googleのヘルプによると、Pixel 7以降でWi-Fiに接続していることが条件で、「設定」の「ネットワークとインターネット」>「SIM」から変換するSIMを選び、「eSIM への変換」をタップします。
契約先ごとの条件では、楽天モバイル(iPhone向け)がiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代を除く)、iOS 16.0以上、Wi-Fi接続、パスコード設定がオンを挙げています。ドコモ(iPhone向け・「UIMカードからeSIMへ変更の場合」)は、「eSIMに変更」を選んでサイドボタンをダブルクリックし、変更後にUIMカードを取り外してiPhoneを再起動する順です。
契約先ごとの公式ヘルプの入口と、手数料の記載
事業者ごとに入口が違います。手数料は各ページの記載で、2026年10月13日2時台に取得しました。変わることがあるので、手続き前に各ページで確認してください。
| 事業者 | 入口にするページ(公式) | 手数料などの記載(原文) |
|---|---|---|
| ドコモ | eSIMについて(機種変更/同一機種でのeSIM変更/eSIM再発行などのタブ) | 転送対応機種は「手数料無料」。オンラインショップは「現在はキャンペーンのため無料です(終了時期は未定です)。」。ショップ/d gardenは「4,950円(税込)」 |
| au | eSIMの設定について(「おすすめ診断」。SIMカードからの切替はID-08・ID-10) | 「My au(Web)」でのeSIM再発行/転送は無料。au Style/auショップ/UQスポットは4,950円(税込)。端末の故障・紛失や誤削除による店頭での再発行は、その原因と確認できれば無料(ID-06のページ) |
| ソフトバンク | eSIMの設定方法(Q1「申し込み方法を選ぶ」) | ウェブでのSIM再発行と、ウェブでの端末購入を伴わない機種変更は、eSIMなら無料(2026年1月21日から)。eSIMクイック転送・Android eSIM転送で自分で変更する場合は事務手数料なし。FAQでは、機種変更はオンラインショップ3,850円・ソフトバンクショップ4,950円、eSIM再発行はMy SoftBank 0円・ソフトバンクショップ4,950円(表示価格は税込) |
| 楽天モバイル | 楽天モバイルでの機種変更方法、iPhoneでSIMカードからeSIMへ変更 | SIM交換・再発行手数料は「eSIM 0円(税込0円)」「SIMカード 3,000円(税込3,300円)」 |
iPhoneの「eSIMクイック転送」は何をするのか
Appleのサポート(2026年9月19日公開)は次のように書いています。
「ご契約先の通信事業者がeSIMクイック転送に対応している場合は、通信事業者に問い合わせなくても、以前使っていたiPhoneから新しいiPhoneにSIMを転送できます。通信事業者によっては、使用中の物理的なSIMカードをeSIMに変更することもできます。」
始める前の確認として、Appleは、Apple Accountで両方のデバイスにサインインしていること、以前のiPhoneのロックをパスコードで解除していること、両方が近くにありBluetoothがオンであること、両方にiOS 18.4以降が入っていることを挙げています。ドコモの「eSIMクイック転送について」は、新旧のiPhoneを「iOS 16.4以上」にアップデートする必要があると書いていて、版が食い違います(下の「筆者が公式ページを開いて確かめたこと」を参照)。
新しいiPhoneの設定後にやる場合の手順は、Appleのページでは次の順です。
- 新しいiPhoneで「設定」アプリを開き、「モバイル通信」をタップする。
- 「モバイル通信を設定」または「eSIMを追加」をタップする。
- 別のiPhoneから転送するモバイル通信プランを選ぶ。リストが出なければ「近くのiPhoneから転送」をタップする。
- 以前のiPhoneに出る案内に従う。「転送」をタップするか、確認コードを求められたら新しいiPhoneのコードを入れる。
新しいiPhoneでプランがアクティベートされると以前のSIMが無効になる、とAppleは書いています。日本の事業者は、Appleの通信事業者のページ(2026年7月1日公開)の「eSIMクイック転送に対応している通信事業者」に、au・BIGLOBE・J:COM・LINEMO・NTT DOCOMO・Povo・Rakuten Mobile・SoftBank・UQ・Y! Mobileが載っています。
ドコモの「eSIMクイック転送について」は、「iPhone-iPad間での転送は非対応です。」と書いています(対応機種の表は「2026年9月18日時点」)。
Androidでは、ドコモが新旧の端末をAndroid 14以上にする必要があると書き、Googleは自動移行の条件に、新旧の端末がAndroid 12以降であること、最新のGoogle Play開発者サービス、画面ロックの設定を挙げます。ソフトバンクのFAQは「Androidから iPhone、iPhone からAndroidへの転送はできません。」と書いています。Appleのページは、AndroidとiPhoneの間の転送に対応する日本の事業者としてauとUQを挙げています。
筆者が公式ページを開いて確かめたこと
2026年10月13日の2時1分から2時32分に、筆者は上の公式ページを、ログインせず、画面を出さない(headless)ブラウザとcurlで取得し、2時13分に5つの入口ページを幅1280px・幅390pxで撮影しました。手順はすべて、その原文に基づきます。


- 入口は事業者ごとに作りが違いました。 auは3択の質問から手続きの番号(ID-01〜ID-16)に進む形、ソフトバンクはQ1の「申し込み方法を選ぶ」から機種変更・eSIM再発行・eSIM クイック転送などに分かれる形、ドコモは「1.対象機種を確認する」「2.eSIMを申込む」「3.本体でのeSIM設定」の3段階、楽天モバイルはSIMタイプを選ぶ形でした。
- ページ同士の食い違いが3つあり、日付の新しいページで確かめ直しました。 1つ目のeSIMクイック転送のiOSは、Apple(2026年9月19日公開)が「iOS 18.4以降」、ドコモ(対応機種の表は2026年9月18日時点)が「iOS 16.4以上」で、ページからはどちらとも決められませんでした。新旧のiPhoneを両方iOS 18.4以降にすれば、どちらの条件も満たします。それより前の版で転送できるかは、ドコモの「eSIMについて」に載るドコモ インフォメーションセンター(0120-800-000)など、契約先の窓口で確かめてください。2つ目のソフトバンクのFAQ「eSIMを他の端末で利用できますか?」(日付の表示なし)の「機種変更のお手続き(有料)」は、2026年1月7日のお知らせと照らすと範囲が分かります。お知らせで無料とされたのはウェブでの端末購入を伴わない機種変更(eSIM)で、eSIMクイック転送・Android eSIM転送で自分で変える場合も事務手数料はかからず、「端末の購入と同時の機種変更の事務手数料に変更はありません。」とも書いています。3つ目のauのeKYCは、2026年9月9日更新の手続きのページ(ID-06)が停止中と書いていて、8月27日更新のFAQより新しい記載です。
- GSMAのページは、curlでは確認画面(題名「Just a moment...」)が返りました。 確認画面は押さず、画面を出さないブラウザで開き直すと本文が表示されました(2時4分)。
- この Mac では、eSIMを試す場所がありませんでした。 2時13分に
networksetup -listallhardwareportsを実行すると、ポートの種類はEthernet・Wi-Fi・Thunderboltの系統で、携帯回線のものはありませんでした。system_profiler -listDataTypesにも、cell・wwan・modem・simを含む名前はありませんでした(macOS 26.6・読むだけのコマンド)。
実機での転送と、MVNO・法人契約・海外用eSIMは、この記事では確かめていない
- 実機での操作。 筆者は今回、SIMの再発行・転送・変更の操作を行っておらず、アカウントの作成やログインもしていません。手順は公式ヘルプの文面に基づきます。
- ログイン後の画面。 My docomo、My au、My SoftBank、my 楽天モバイルの中の画面は開いていません。
- MVNO(格安SIMなど)・サブブランド・法人契約の条件、海外旅行用のeSIM。 povo・LINEMO・UQ・ワイモバイルなどの個別の条件は取得していません。
- 各社の料金プラン。 月額や、eSIMとSIMカードでの料金差は扱っていません。表の手数料は2026年10月13日2時台の記載です。
- Androidメーカーごとの対応機種。 機種ごとの確認はしていません。
本文で引いた公式ページの一覧と取得時刻
ページ名・URL・取得時刻は、frontmatterの出典の欄に並べています。各社のFAQや手数料は更新されることがあります。手続きの前に、契約先の最新の案内を見てください。
この記事でよく聞かれること
- eSIM(イーシム)とは何ですか
- 端末に内蔵され、通信契約の情報をオンラインで書き込んで使うSIMです。総務省は、eSIMを「Embedded SIM(組み込み型SIM)」の略で、スマートフォンの端末内にSIMが内蔵されている「本体一体型のSIM」と説明しています。物理的なSIMカードを差し込まずに使えるのが特徴で、ドコモは「遠隔で電話番号などのお客さま情報を書き込めるSIM」と書いています(2026年10月13日取得)。
- eSIMと物理SIM(SIMカード)の違いは何ですか
- SIMカードは端末に差し込む形のSIMで、eSIMは端末に内蔵されています。契約情報の入れ方も違い、auはeSIMを「プロファイルと呼ばれるデータをダウンロードして利用」すると説明しています。機種変更では、楽天モバイルがSIMカードなら「取り出し、新しい製品にセットするのみ」、eSIMなら「SIM再発行」と「開通手続き」が必要と書いています(2026年10月13日取得)。
- eSIMのデメリットは何ですか
- 公式ページから確かめられたのは、対応機種でしか使えないこと、機種変更で再発行や転送の手続きが要ること、端末が壊れたときの再発行が店頭になる場合があることです。ドコモは「eSIMをご使用の場合はオンライン修理サービスをご利用いただけない」と書き、auは本人確認(eKYC)を使うオンラインの発行/再発行をシステムメンテナンス中として停止し、店舗での再発行を案内しています(2026年10月13日2時台取得)。
- eSIMで機種変更するときはどうすればよいですか
- 契約先と端末の組み合わせで変わります。ドコモはiPhoneの「eSIMクイック転送」とAndroidの「Android eSIM転送機能」の対象機種なら、申込手続き不要で本体の設定から再発行できると書き、対象外ならオンラインショップかショップで再発行します。auは新しい端末が届いてから手続きし、事前の変更は不要と書いています。手順は契約先の公式ヘルプで確認してください(2026年10月13日2時台取得)。
- 物理SIMからeSIMに変更するにはどうしますか
- 契約先が対応している場合、iPhoneなら「設定」の「モバイル通信」から物理SIMの電話番号を選んで「eSIMに変更」をタップします(Appleのユーザガイド)。変更すると物理SIMは機能しなくなります。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルとも公式ヘルプに手順があり、一覧は本記事の表にあります。auは、回線の種類(4G/5G/5G SA)が変わる場合は料金プランの変更が必要になることがあると書いています(2026年10月13日2時台取得)。
- iPhoneのeSIMクイック転送とは何ですか
- Appleのサポートによると、契約先の通信事業者が対応していれば、通信事業者に問い合わせなくても、以前のiPhoneから新しいiPhoneにSIMを転送できる機能です。通信事業者によっては物理SIMをeSIMに変えることもできます。Appleは条件として、Apple Accountでの両機へのサインイン、両機が近くにありBluetoothがオンであること、両方にiOS 18.4以降を挙げています(公開日2026年9月19日)。ドコモのページは「iOS 16.4以上」と書いており(対応機種の表は2026年9月18日時点)、新旧のiPhoneを両方iOS 18.4以降にすれば、どちらの条件も満たします(2026年10月13日2時台取得)。
- iPhoneやスマホが壊れたとき、eSIMはどうなりますか
- 各社の公式ページは、eSIMを再発行する手続きを案内しています。ドコモは、転送機能に対応していない機種や転送ができない場合などはドコモオンラインショップでの再発行を案内し、手数料はキャンペーン期間中につき無料(終了時期未定)と書いています。楽天モバイルは「製品やSIMカードの故障/紛失・盗難により元の製品がお手元にない」場合を申請フォームと案内しています。auは本人確認(eKYC)を使うオンラインの再発行をシステムメンテナンス中として停止し、店舗での再発行を案内しています(2026年9月9日更新のページ。いずれも2026年10月13日2時台取得)。
- eSIMにしたあと物理SIMに戻せますか
- 契約先で違います。ドコモは、端末が対応していればオンラインショップ(1,100円・税込)かショップ(4,950円・税込)で変更できると書き、auは店舗でのSIMカード再発行(4,950円・税込)、楽天モバイルはmy 楽天モバイルでの手続きと案内しています。ソフトバンクは、本記事が確認した範囲では、eSIMから物理SIMへの変更を名指しで説明したページが見つからなかったので、ソフトバンクショップか問い合わせ窓口で確かめてください。auがSIMカードに対応しないと書くiPhone 17シリーズなどの端末では、戻す先の物理SIMがありません(2026年10月13日2時台取得)。
出典・参照資料
- 一次資料総務省 携帯電話ポータルサイト|みなさまの疑問を解決!(用語集のSIM・eSIM。2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料総務省 携帯電話ポータルサイト|Q3.端末を変えずに乗り換えられるの?(SIMとSIMロックの説明。2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料総務省 eSIMサービスの促進に関するガイドライン(令和3年8月10日策定。SIM・プロファイル・eSIMサービスの定義。2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料GSMA: What is eSIM for Consumer and IoT?(eSIMの規格の説明。curlでは確認画面が返り、headlessブラウザで2026年10月13日2:04に取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:iPhoneでeSIMを設定する(公開日 2026年9月19日・eSIMクイック転送の条件と手順。2026年10月13日2:01取得・2:13撮影) ↗
- 一次資料Apple サポート:eSIMでデュアルSIMを活用する(公開日 2026年9月21日。2026年10月13日2:01取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:iPhoneまたはiPadでeSIMを消去する方法(公開日 2026年9月24日。2026年10月13日2:03取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:AndroidからiPhoneにeSIMを転送する(日本の対象事業者。2026年10月13日2:03取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:iPhone用eSIMサービスを提供している通信事業者とグローバルサービスプロバイダを探す(公開日 2026年7月1日。2026年10月13日2:03取得) ↗
- 一次資料Apple iPhoneユーザガイド:iPhoneでモバイル通信サービスを設定する(物理的なSIMをeSIMに変更。2026年10月13日2:12取得) ↗
- 一次資料Google Pixel ヘルプ:eSIM について(2026年10月13日2:04取得) ↗
- 一次資料Google Pixel ヘルプ:新しいスマートフォンに SIM を移行する(Android。2026年10月13日2:04取得) ↗
- 一次資料Google Pixel ヘルプ:新しいスマートフォンに SIM を移行する(iPhone と iPad。日本の対象事業者。2026年10月13日2:04取得) ↗
- 一次資料Google Pixel ヘルプ:物理的な SIM カードを eSIM に変換する(2026年10月13日2:05取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ:eSIMについて(eSIMとは・手続きの流れ・注意事項。2026年10月13日2:02取得・2:13撮影) ↗
- 一次資料NTTドコモ:eSIMクイック転送について(iPhone・iPad。2026年9月18日時点の対応機種の表示。2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ:Android eSIM転送機能について(2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ FAQ:SIMカードからeSIMに変更したい(ページ内の更新日データは2026年9月17日。2026年10月13日2:05取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ FAQ:SIMカードからeSIMへ変更する手数料はいくらですか?(2026年10月13日2:06取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ FAQ:現在利用しているeSIMをSIMカードに変更できますか?(2026年10月13日2:06取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ FAQ:ドコモUIMカード/ドコモeSIMカードを紛失した場合に再発行はできますか?(カードの紛失時の扱い。2026年10月13日2:11取得) ↗
- 一次資料NTTドコモ FAQ:eSIMの発行・再発行方法を知りたい(2026年10月13日2:07取得) ↗
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- 一次資料au FAQ:【eSIM】対応している機種を確認したい(更新日 2026年8月31日。2026年10月13日2:08取得) ↗
- 一次資料au FAQ:【eSIM】他社で購入したiPhoneにeSIMを設定する方法を教えてください(更新日 2026年9月3日。2026年10月13日2:08取得) ↗
- 一次資料au FAQ:【eSIM】SIMカードからeSIMに変更する方法を教えてください(更新日 2026年9月16日。2026年10月13日2:09取得) ↗
- 一次資料au FAQ:現在利用しているeSIMをSIMカードに変更することはできますか?(更新日 2026年8月3日。2026年10月13日2:10取得) ↗
- 一次資料au FAQ:SIMカードからeSIMへの変更する際の手数料はいくらですか?(更新日 2026年8月27日。2026年10月13日2:10取得) ↗
- 一次資料au FAQ:eSIMの再発行はいつでも手続きできますか?(更新日 2026年8月27日。2026年10月13日2:10取得) ↗
- 一次資料au FAQ:eSIMを誤って削除してしまった場合の対処方法を知りたい(更新日 2026年6月1日。2026年10月13日2:10取得) ↗
- 一次資料au:eSIM設定手順|ID-06:オンライン本人確認で再発行(掲載日 2026年4月13日・更新日 2026年9月9日。eKYCでのオンライン手続きの停止のお知らせ。2026年10月13日2:32取得) ↗
- 一次資料au FAQ:eSIMのプロファイルがダウンロードできない原因と対処方法を知りたい(2026年10月13日2:09取得) ↗
- 一次資料au:SIMロック解除のお手続き(掲載日 2026年8月19日のお知らせ。当社による設定変更でSIMロック解除の手続きを不要にする。2026年10月13日7:58・8:41取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク:eSIMの設定方法(eSIMサポートの入口。2026年10月13日2:10取得・2:13撮影) ↗
- 一次資料ソフトバンク FAQ:USIMカードからeSIMに変更したい場合は、どうしたらいいですか?(2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク FAQ:eSIMカードについて教えてください。(「eSIMカード(専用USIMカード)」の説明。2026年10月13日2:29取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク FAQ:オンラインでeSIMカードへの交換をするにはどうしたらよいですか?(カード型の「eSIMカード」への交換。2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク FAQ:eSIMを他の端末で利用できますか?(日付の表示なし。2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク FAQ:eSIM発行にあたって、手数料は発生しますか?(2026年1月21日からの改定の注記つき。2026年10月13日2:12取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク FAQ:【Android】eSIM転送について教えてください。(2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク お知らせ:ウェブでのSIM再発行手数料などを改定(掲載日 2026年1月7日。2026年10月13日2:10取得) ↗
- 一次資料ソフトバンク:新しい機種にデータを移行する(iPhone向けのeSIMの注意。2026年10月13日2:12取得) ↗
- 一次資料楽天モバイル:楽天モバイルでの機種変更方法(SIMタイプ別の手順。2026年10月13日2:02取得・2:13撮影) ↗
- 一次資料楽天モバイル:iPhoneを使用したSIMカードからeSIMへのSIMタイプ変更方法(2026年10月13日2:02取得) ↗
- 一次資料楽天モバイル FAQ:SIMカードやeSIMの交換・再発行はどこから手続きできますか?(手数料・故障時の案内。2026年10月13日2:11取得) ↗
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