Cursor(カーソル)、コーディングエージェントと声で通話できる「Voice Chat」を提供開始デスクトップ・Web・iOSで、音声はGrok Voice
日刊AIニュース11月7日(土)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›
Cursorが2026年11月6日(現地)、エージェントとリアルタイムの音声通話で話せる「Voice Chat」を公開した。Agents Window・IDE・Web・iOSアプリで使え、音声はGrok Voice、Privacy Mode時はデータ保持ゼロと公式は説明している。

目次
Cursor(カーソル)は現地時間2026年11月6日、コーディングエージェントとリアルタイムの音声通話で会話できる「Voice Chat」を公式Changelogで発表した。Agents Window、IDE、Web、iOS向けのCursorアプリで使える。音声にはGrok Voiceを使い、Privacy Modeをオンにするとゼロデータ保持で動くと公式は説明している。
3行まとめ
- Cursorが2026年11月6日(現地)、エージェントと声で通話する「Voice Chat」を公開。公式によるとAgents Window・IDE・Web・iOSアプリで使える。
- 音声はGrok Voiceで、Ara・Eve・Leo・Rex・Salなどから声を選べる。Privacy Mode オンならゼロデータ保持と公式は説明。
- 公式によると、従来の音声入力(旧称Voice Mode)は別機能として残り、IDEではCmd+Shift+Spaceでオン・オフできる。
本記事の内容は、日本時間11月7日4時台に公式ページで確認したものです。
Voice Chatで何ができるのか
公式Changelogは、この機能を次のように説明している。
You can now talk with your agents in a realtime voice call. Describe a change out loud, ask what an agent is working on, and hear updates as the work moves forward.
(エージェントとリアルタイムの音声通話で話せるようになりました。変更内容を声で説明したり、エージェントが何をしているか尋ねたり、作業が進むにつれて更新を聞いたりできます。)
通話中の動きについて、公式は次のように書いている。
- 通話相手の「voice agent」が聞き取って返答し、コーディングの作業はチャット内のエージェントに渡す。
- そのエージェントが動いている間も会話を続けられる。diffで何が変わったかを聞く、実行の状況を確認する、このエージェントとの過去のメッセージや通話を検索する、Projectにワーカーがいればその間を切り替える、といった使い方が挙げられている。
- コーディングエージェント自身も声で話す。作業中は短い進捗メモを、終わったときは短い答えを伝える。公式は、書かれた返信の全文ではなく、短い更新を聞くことが多いと説明している。
どうやって始めるのか
公式の手順は次のとおり。
| 場面 | 操作 |
|---|---|
| 共通 | エージェントが待機中で、チャット入力欄が空のとき、波形のボタン「Start voice chat」を押す。通常Sendがある位置で、音声入力用のマイクボタンの隣にある |
| iOS | 「Hey Siri, call Cursor」と言うと、新しいエージェントとの通話が始まる |
| iOS | ロック画面のLive Activityからミュートや通話終了ができる |
公式は「Update Cursor to try voice chat」として、試すにはCursorの更新が必要だとしている。詳しい説明はドキュメント(https://cursor.com/docs/agent/voice-chat)に案内されているが、今回取得したのはChangelogのページだけで、ドキュメント本体は確認していない。
音声はGrok Voice、プライバシーの扱いは
公式は「Voice chat runs on Grok Voice」と書いている。Voice settingsから、Ara、Eve、Leo、Rex、Salを含む多くの声を選べる。Privacy Modeについては「With Privacy Mode on, voice chat runs with zero data retention.」とあり、オンのときはデータが保持されないと説明されている。
Grok Voice側の動きは、当サイトのxAI、音声対話API用の「Grok Voice 3.0」を公開でも扱っている。ただしCursorのChangelogは、Voice Chatがどのバージョンのモデルで動くかを書いていないため、この記事では両者の関係を断定しない。
従来の音声入力とは何が違うのか
公式は、Voice Chatを音声入力(dictation)と別の機能と位置づけている。
| Voice Chat | Dictation(音声入力) | |
|---|---|---|
| 動作 | エージェントが声で答える双方向の会話 | 話した内容をチャット入力欄に文字として入れる |
| 呼び方 | 今回の新機能 | 以前のリリースではVoice Modeと呼ばれていた |
| 操作 | 波形ボタン | マイクボタン。IDEではCmd+Shift+Spaceでオン・オフ(従来どおり) |
公式の説明では、これまでの音声入力も引き続き使える。
実際に公式ページを見て気づいたこと
日本時間11月7日4時台に取得した公式ページの本文は英語で、日本語の説明は含まれていなかった。日本語版のページがあるかどうかは確かめていない。操作の案内も「Start voice chat」「Voice settings」といった英語の名前で書かれていて、日本語環境でどう表示されるか、「Hey Siri, call Cursor」が日本語設定のSiriで通じるかは、このページからは分からない。筆者はVoice Chatを実際には試していない。この記事の内容はすべて、公式ページの記述を読んだ範囲での整理である。
料金・対応プラン・日本語対応はChangelogに書かれていない
次の点は、今回取得したChangelogのページ(本文を「price」「plan」「Japan」「Android」「free」「beta」などで検索した範囲)に記載がなかった。
- 料金や、Voice Chatを使えるプラン(無料プランで使えるかどうか)
- 日本を含む提供地域や、日本語での会話への対応
- Androidアプリでの提供
- ベータや段階的な提供といった提供形態
- Privacy Modeをオフにしたときのデータの扱い
通話を始めるときの状態(エージェントが待機中で、チャット入力欄が空)と「Update Cursor to try voice chat」という更新の案内のほかに、利用条件は書かれていない。使える条件は、ドキュメントや各自のアプリ画面で確認する必要がある。また、機能の挙動は公式の説明であり、第三者による検証結果ではない。
確認したのは公式Changelogの1ページ
- Voice Chat with Agents · Cursor(Cursor公式Changelog): https://cursor.com/changelog/voice-chat
確認時刻は日本時間2026年11月7日4時台(取得は4時19分)。本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- CursorのVoice Chatとは何ですか?
- Cursorの公式Changelog(2026年11月6日付)によると、エージェントとリアルタイムの音声通話で会話できる機能です。変更内容を声で伝えたり、エージェントが何をしているかを尋ねたり、作業の進み具合の更新を音声で聞いたりできます。
- Voice Chatはどこで使えますか?
- 公式Changelogによると、Agents Window、IDE、Web、iOS向けのCursorアプリで使えます。今回確認した公式ページには、Android向けや提供地域、対応プランについての記載はありませんでした。
- Voice Chatの始め方は?
- 公式によると、エージェントが待機中でチャット入力欄が空のとき、通常は送信ボタンがある位置の波形ボタン「Start voice chat」を押します。iOSでは「Hey Siri, call Cursor」と話しかけて新しいエージェントとの通話を始めることもできます。試すにはCursorの更新が必要と案内されています。
- Voice Chatで話した内容は保存されますか?
- 公式Changelogは、Privacy Modeをオンにするとvoice chatはゼロデータ保持(zero data retention)で動くと説明しています。Privacy Modeがオフの場合の扱いは、今回確認したページには書かれていません。
出典・参照資料
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