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Amazon BedrockとはAWS上でClaude/Llamaを呼び出す仕組みと、OpenAI APIを直接使う場合との料金の違い

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Amazon BedrockはAWSが提供する生成AIの基盤で、2026年9月時点の料金ページにはAnthropic・Meta・OpenAI・Amazonなど19社のモデルのタブが並ぶ。Claudeはグローバル推論の単価がAnthropicの直接API料金と同額(Opus 5.5で入力$4・出力$20/100万トークン)だった一方、OpenAIのGPT-5.4はBedrockではリージョン内処理のみで入力$2.75・出力$16.50、AWSのモデルカードは「OpenAIの料金に10%の手数料を含む」と書く。AWS・Anthropic・OpenAIの公式ページを突き合わせて整理した。

Amazon Bedrockとは──AWS上でClaude/Llamaを呼び出す仕組みと、OpenAI APIを直接使う場合との料金の違い
目次

2026年9月25日(日本時間)時点で、AWS・Anthropic・OpenAIの公式ページを突き合わせて確認した内容です。 Amazon Bedrockは、AWSが提供する生成AIの基盤で、AnthropicのClaude、MetaのLlama、OpenAIのGPT、Amazon自社のNova/Titanなど複数社の基盤モデル(FM)を、AWSアカウントの中から呼び出せるようにするサービスだ。AWSのドキュメントは、Bedrockを「主要AI企業の高性能な基盤モデルへの、安全でエンタープライズ級のアクセスを提供するフルマネージドサービス」と説明している。「AWS上でClaudeを動かす」「Bedrock経由でLlamaを使う」というときの"Bedrock"がこれにあたる。本記事は、AWSの製品ページ・料金ページ・ドキュメント、Anthropicの料金ドキュメント、OpenAIの料金ページを突き合わせ、①何を提供するサービスなのか、②Claude/Llamaをどう呼び出すのか、③料金の考え方、④OpenAI社のAPIを直接使う場合との違い、の4点を整理する。用語の索引は/termsに。

3行まとめ

  1. 正体。 AWSのドキュメントによると、Bedrockの対応モデルは「100以上」。2026年9月25日に確認した料金ページには19社(AI21 Labs・Amazon・Anthropic・Cohere・DeepSeek・Google・Luma AI・Meta・MiniMax AI・Mistral AI・Moonshot AI・NVIDIA・OpenAI・Qwen・Stability AI・TwelveLabs・Writer・xAI・Z AI)のタブと「カスタムモデルインポート」が並び、OpenAI自身のモデル(GPT-6 Astra・GPT-5.6系・GPT-5.5・GPT-5.4・gpt-ossなど)も載っている。
  2. Claudeの料金。 Bedrockの料金表で「グローバル・クロスリージョン推論」の単価を9月25日に確認できた6モデル(Opus 5.5・Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5・Haiku 4.5・Sonnet 4.6。10月7日にHaiku 5.5が出たが、Bedrockでの単価は未確認)は、いずれもAnthropicの直接API料金と同額だった(うちFable 5.1・Opus 5・Sonnet 5は9月21日時点の表の値)。「ジオ/リージョン内」の表は1.1倍。ただしAnthropicはBedrockを「クラウド事業者が請求する」基盤として扱い、価格はBedrockの料金ページを見るよう案内している。
  3. OpenAI直接利用との違い。 GPT-5.4はBedrockではリージョン内(In-Region)提供のみで入力$2.75・出力$16.50(100万トークンあたり)。AWSのモデルカードは「OpenAIの料金に10%の手数料を含む」と書き、OpenAIの直接API(標準)は$2.50・$15.00。請求がAWSにまとまり、Guardrails・Knowledge BasesなどBedrock側の機能と同じ枠で使える点が、直接契約との主な違いになる。

確認できた主要モデルの料金(100万トークンあたり・米ドル)

Bedrockの料金ページはプロバイダーごとに表が分かれ、Anthropicの表は「Global Cross-region Inference(グローバル・クロスリージョン推論)」と「Geo and In-region Cross-region Inference(ジオ/リージョン内)」の2つに分かれている。下表のClaudeはグローバル側の値、Llamaとgpt-ossは料金ページのリージョン選択をUS East(N. Virginia)にしたときの値。

プロバイダー モデル 入力(オンデマンド) 出力(オンデマンド) 入力(バッチ) 出力(バッチ)
Anthropic Claude Opus 5.5 $4.00 $20.00 N/A N/A
Anthropic Claude Fable 5.1※ $10.00 $50.00 N/A N/A
Anthropic Claude Opus 5※ $5.00 $25.00 $2.50 $12.50
Anthropic Claude Sonnet 5※ $2.00 $10.00 N/A N/A
Anthropic Claude Haiku 4.5 $1.00 $5.00 $0.50 $2.50
Anthropic Claude Sonnet 4.6 $3.00 $15.00 $1.50 $7.50
Meta Llama 4 Maverick 17B $0.24 $0.97 $0.12 $0.485
Meta Llama 4 Scout 17B $0.17 $0.66 $0.085 $0.33
OpenAI GPT-5.4(入力272K以下・商用リージョンのIn-Region) $2.75 $16.50 未確認 未確認
OpenAI gpt-oss-20b(オープンウェイト) $0.07 $0.30 $0.035 $0.15

(出典: Claude・Llama・gpt-ossはAmazon Bedrockの料金ページ、GPT-5.4はAWSドキュメントのGPT-5.4モデルカード。「N/A」は料金ページの表記のまま。※のFable 5.1・Opus 5・Sonnet 5は、Internet Archiveに保存された2026年9月21日時点の料金ページのグローバル表の値で、9月25日に取得した料金ページではグローバル表に載っておらず、ジオ/リージョン内の表(Fable 5.1が$11/$55、Opus 5が$5.50/$27.50、Sonnet 5が$2.20/$11.00)にだけ載っていた。AWSのモデルカードには3モデルともglobal.で始まるグローバル推論用のIDが載っている。同じモデルでもリージョンによって価格は変わり、たとえばgpt-oss-20bは東京リージョンを選ぶと入力$0.08・出力$0.36になる)

Bedrockはどういう仕組みのサービスか

AWSの製品ページは、Bedrockを「本番規模で生成AIのアプリケーションとエージェントを構築するためのプラットフォーム」と説明し、「100,000を超える組織がAmazon Bedrockで生成AIを動かしている」と書く。中心となる機能は5つに整理されている。

  • モデル選択(Model choice): 複数のAI企業が提供する「数百のFM(基盤モデル)」にアクセスでき、評価ツールで用途に合ったモデルを選べる
  • エージェント開発(Agent development): Amazon Bedrock AgentCoreが、フレームワークやモデルを問わずエージェントを本番運用まで持っていくための基盤を提供。OpenAIのフロンティアモデルを使うチーム向けには、Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAIがOpenAIのモデルとOpenAI製のharness(実行基盤)をAWSのインフラと組み合わせて提供する
  • データでのカスタマイズ: Knowledge Bases(社内データを検索させるRAG機能)、Bedrock Data Automation、プロンプトエンジニアリング、ファインチューニングを組み合わせて、自社データに合わせてモデルを調整できる
  • 安全性・プライバシー・ガードレール: Bedrock Guardrailsは「有害コンテンツの最大88%をブロックし、Automated Reasoning checksで正しいモデル応答を最大99%の精度で識別してハルシネーションを抑える」とAWSは説明する。あわせて「Bedrockは顧客のデータを保存せず、モデルの学習にも使わない」「ISO・SOC・CSA STAR Level 2・GDPR・FedRAMP Highの対象範囲内であり、HIPAA適格」と明記されている
  • コスト・速度・精度の最適化: Model Distillation・プロンプトキャッシュ・Intelligent Prompt Routingで費用を抑えられるとし、「蒸留モデルは最大500%高速・最大75%安価」「Intelligent Prompt Routingは最大30%のコスト削減」という数字を挙げている

これらはいずれもAWSの製品ページの記載で、実際の削減幅はワークロードに依存する(AWS自身も「up to」=上限値として書いている)。

Claude・Llamaなど複数社のモデルを、どう呼び出すのか

Bedrockの価値は「複数社の基盤モデルを、同じAPIの形で呼び分けられる」ことにある。AWSのドキュメントは、Converse APIについて「メッセージに対応するすべてのBedrockモデルで動く一貫したAPIで、コードを一度書けば異なるモデルに使える」と説明している。同じドキュメントの概要ページには、Converse APIとInvoke APIに加え、Anthropic SDKのMessages API、OpenAI SDKのResponses API・Chat Completions APIでBedrockを呼ぶコード例が並んでいる。

モデルはIDで指定する。AWSのドキュメントの例ではanthropic.claude-opus-4-7やglobal.openai.gpt-5.6-solのように提供元の名前が付き、先頭のglobal.はグローバル推論の指定になる。本サイトの「Claude Mythosとは」でも、Bedrock向けのClaude Mythos 5.1のIDがanthropic.claude-mythos-5-1であることを確認している。データへのアクセスは、AWSの製品ページによればIDベースのポリシー(AWSアカウント側の権限設定)で管理する。

Claude Mythos 5.1・Claude Mythos 5・Claude Mythos Previewについては、料金ページ自体に「非GAモデル:アクセスは制限されており、承認が必要です。Bedrockでのアクセスを申請するにはAnthropicのアカウントチームに連絡してください」という注記があった。すべてのモデルがすぐに使えるわけではない。

料金はどう決まるか──従量、バッチ、時間単位の予約

Bedrockの料金ページを読む限り、課金方式は大きく3つの系統に分かれる。

  1. オンデマンド(従量課金): 使った分だけ、モデルごとに決まったトークン単価で課金される。上の表がこれにあたる。料金ページの冒頭は「Standard・Flex・Priority・Reservedなどの階層(tier)に対応」と書き、OpenAIのgpt-ossなど一部の表には「Priorityは標準の75%増し、FlexとBatchは標準の50%引き」という注記がある
  2. バッチ(Batch): 料金ページに「Anthropic・Meta・Mistral AI・Amazonなど主要プロバイダーの厳選した基盤モデルを、オンデマンド推論と比べて50%低い料金でバッチ推論に提供」とある。Claude Opus 5(オンデマンド入力$5.00→バッチ$2.50)やSonnet 4.6($3.00→$1.50)は、ちょうど半額になっている。一方、同じ表ではClaude Opus 5.5・Fable 5.1・Fable 5・Sonnet 5・Opus 4.8・Opus 4.7のバッチ欄が「N/A」だった。Anthropicの直接APIの料金ドキュメントには、これらのモデルにもバッチ料金(たとえばFable 5.1は入力$5・出力$25、Sonnet 5は$1・$5)が載っているので、ここはBedrockと直接APIで扱いが違う
  3. 時間単位の予約: プロビジョンドスループット(Provisioned Throughput)は、時間単位で「モデルユニット」を買い切る予約枠。料金ページの計算例では、Amazon Titan Text Expressのモデルユニット2つを1か月契約で購入すると「2ユニット×18.40USD/時間×24時間×31日=27,379.20USD/月」になる。同様の仕組みはMetaのLlama 2(1か月契約1ユニット21.18USD/時間、6か月契約なら13.08USD/時間)やStability AIのSDXL 1.0(1か月契約1ユニット49.86USD/時間)にもある。Claudeについては「プロビジョンドスループットの価格はアカウントチームに問い合わせ」とされ、代わりに「Reserved Tier」の表(例: Claude Sonnet 4.6はグローバル・1か月契約で、入力1K TPMあたり1時間$0.18)が載っている。使用量に関係なく時間で課金される点が、オンデマンドと根本的に違う

このほか、Guardrails(テキストのコンテンツフィルターは1,000テキストユニットあたり$0.15など)、Knowledge Bases(マネージド版はインデックスの保存が生データ1GBあたり月$5.00、標準の検索が1,000 APIコールあたり$1.00など)、Intelligent Prompt Routing(1,000リクエストあたり$1)、Custom Model Import(モデルの取り込み自体は無料で、推論は5分単位の課金ウィンドウで計算)といった機能が、それぞれ別建てで課金される。これらはモデルのトークン単価とは別の、Bedrockというプラットフォームを使うこと自体の料金にあたる。

AnthropicのClaudeは、Bedrock経由でも直接APIと同じ値段なのか

Anthropic公式の「Pricing – Claude Platform Docs」には、直接のClaude API料金として次の数字が載っている。

  • Claude Opus 5.5: 入力$4/MTok、出力$20/MTok
  • Claude Fable 5.1: 入力$10/MTok、出力$50/MTok
  • Claude Opus 5: 入力$5/MTok、出力$25/MTok
  • Claude Sonnet 5: 入力$2/MTok、出力$10/MTok
  • Claude Haiku 4.5: 入力$1/MTok、出力$5/MTok
  • Claude Sonnet 4.6: 入力$3/MTok、出力$15/MTok

上の料金表に載せたBedrockのグローバル推論の単価と、6モデルとも一致する。キャッシュ読み出しの単価(Fable 5.1で$0.25など)も同額だった。

表のHaiku 4.5は、9月25日に開いたBedrockの料金ページに載っていた行だ。その後、Anthropicは2026年10月7日にClaude Haiku 5.5を公開し(リリースノート「October 7, 2026 Claude Haiku 5.5 launch」)、10月8日4時29分に取り直したModels overviewはHaiku 4.5を「Legacy models (still available)」(旧モデル・まだ使える)に移して、Haiku 5.5のBedrock IDをanthropic.claude-haiku-5-5と書いている。Haiku 5.5の入力$0.10/出力$0.50(100万トークンあたり。プロンプトが10万トークンを超えると$0.50/$2.50)はAnthropic側の直接API料金で、Bedrockの料金ページでのHaiku 5.5の単価は、この記事では確かめていない。Claude Codeのhaikuの別名は、Anthropic APIではHaiku 5.5、Amazon BedrockではHaiku 4.5を指す、とClaude Code Docsの「Model configuration」(10月8日4時24分取得)は書いている。

ただし、この一致をAnthropicが約束しているわけではない。同じドキュメントは、BedrockとGoogle Cloudを「パートナーが運営するクラウド基盤」として別の節にまとめ、冒頭で次のように書いている。

This section covers partner-operated cloud platforms, where the cloud provider invoices you.

(訳: この節は、クラウド事業者があなたに請求する、パートナー運営のクラウド基盤を扱う)

そのうえで公式の価格はAmazon Bedrockの料金ページを見るよう案内し、データ所在地の節では「パートナー運営の基盤(BedrockとGoogle Cloud)は独自の地域別価格を持つ」とも書いている。AWSのClaude Opus 5のモデルカードも、このモデルは「AWS Marketplaceを通じて提供・請求される第三者モデル」で、料金はAWSの請求書とCost Explorerに(Amazon Bedrockではなく)モデル提供元の名義で表示される、と説明している。一致は2026年9月時点で観測できた事実で、将来も同額である保証として読むものではない。

同じAnthropicのページには、利用量を「Claude Consumption Unit(CCU、1CCU=$0.01)」に換算してAWS Marketplace経由で請求する仕組みも載っているが、これは「Claude Platform on AWS」という別の提供形態の説明で、Bedrockの節とは分けて書かれている。Anthropicはこちらを自社が運営し、マーケットプレイス経由で請求するクラウド基盤と位置づけている。「AWSでClaudeを使う」という言い方には、少なくともこの2つの経路がある。

価格が地域によって変わる仕組みも、同じドキュメントに書かれていた。Claude Sonnet 4.5・Haiku 4.5・Opus 4.5以降のモデルについて、Bedrockは「グローバルエンドポイント(動的ルーティングで可用性を最大化)」と「リージョナルエンドポイント(特定の地理的リージョンを通ることを保証)」の2種類を提供し、**「リージョナル/マルチリージョンエンドポイントはグローバルエンドポイントに対して10%の割増になる」**と明記されている。Bedrockの料金ページでも、9月25日時点でClaude Opus 5.5はグローバルが$4.00/$20.00、ジオ/リージョン内が$4.40/$22.00で、ちょうど1.1倍になっている。

GPT-5.4はBedrockだとリージョン内処理のみ──OpenAI直販との差は10%

OpenAIのモデルもBedrockで呼べるため、「Bedrockか、OpenAIの直接APIか」は単純な二択にならない。AWSのドキュメントには、OpenAI SDKでopenai.付きのモデルIDを指定してBedrockを呼ぶ例が載っており、料金ページのOpenAIタブにはGPT-6 Astra・GPT-6 Sol・GPT-6 Luna・GPT-5.6系・GPT-5.5・GPT-5.4・オープンウェイトのgpt-oss-20b/120bが並んでいた。製品ページにある「Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI」はこれとは別の、エージェント向けの提供形態で、AWSは「OpenAIのフロンティアモデルとOpenAI製のharnessを、AWSのインフラと組み合わせ、より速い実行・組み込みのメモリ・初日からのセキュリティを届ける」と説明している。

料金はGPT-5.4で比べられた。AWSのGPT-5.4モデルカードによると、BedrockでのGPT-5.4は「In-Region(リージョン内)」での提供のみ(ジオ推論・グローバル推論のIDは「非対応」)で、入力272Kトークン以下なら入力$2.75・出力$16.50。カードには次の一文がある。

Commercial In-Region prices include a 10% fee over OpenAI rates.

(訳: 商用リージョンのIn-Region価格には、OpenAIの料金に対する10%の手数料が含まれる)

OpenAIの料金ページで、直接APIのGPT-5.4(標準・272K以下)は入力$2.50・出力$15.00。$2.75と$16.50はちょうど1.1倍にあたる。OpenAIの同じページは「商用リージョンのBedrock価格は、同等のサービスについてOpenAIの直接価格と一致する」と書き、別の箇所で、2026年3月5日以降に公開された対象モデルのリージョン処理(データ所在地)エンドポイントには10%の上乗せがかかる、とも書いている(OpenAIのGPT-5.4のモデルページにも、GPT-5.4とGPT-5.4 Proのリージョン処理は10%上乗せと書かれている)。OpenAIの説明に沿えば、直接APIでもリージョン処理を選べば同じく10%高くなり、BedrockのGPT-5.4にはそのリージョン内処理しか無い、という関係になる。なお、GPT-5.4には入力$3.30・出力$19.80という価格もあるが、これは同じモデルカードに載っているAWS GovCloud(US-West)の値だ。

観点 Bedrock経由 OpenAI社のAPIを直接使う場合
請求の相手 AWS(OpenAIの料金ページは「BedrockのOpenAIモデルはAWSを通じて請求される」と書く。Claude Opus 5などはAWS Marketplace経由の第三者モデルとして計上:AWSのモデルカード) OpenAI社
選べるモデル 料金ページ上で19社分のタブ(Anthropic・Meta・Amazon自社モデルほか)。OpenAI自身のモデルも含む OpenAI社のモデルのみ
GPT-5.4の単価(入力272K以下) In-Regionのみ。入力$2.75/出力$16.50(AWSのモデルカード) 標準で入力$2.50/出力$15.00。リージョン処理は10%上乗せ(OpenAIの料金ページ)
周辺機能 Guardrails・Knowledge Bases(RAG)・AgentCore・Model Evaluation・Intelligent Prompt RoutingなどがBedrockの機能として別料金で並ぶ OpenAIの料金ページにも、ファイル検索(1,000回あたり$2.50)やWeb検索(同$10.00)などの組み込みツールが載っている
予約枠 プロビジョンドスループット、Reserved Tier 本記事では確認していない

Bedrockを使う理由は「OpenAIを避けるため」ではなく、「モデルを問わず、請求・権限管理・ガードレールをAWSの中にそろえるため」と整理したほうが、本記事で確認した事実には近い。その代わり、GPT-5.4のように直接契約の標準料金より高くなるモデルや、Claude Fable 5.1のようにBedrockではバッチ料金が「N/A」のモデルがある。

OpenAIの予約枠、Robinhoodの数字、Claudeの表示の変化──本記事が詰め切れていない点

  • OpenAI側の予約型プラン: OpenAI社に、Bedrockのプロビジョンドスループットのような「時間単位で計算能力を買い切る」料金プランがあるかどうかは、本記事では確認していない(無いと断定する根拠も持っていない)
  • Robinhoodの事例数値: AWSの製品ページは、Robinhoodが「6か月で1日あたりのトークン量を5億から50億に増やしつつ、AIコストを80%削減し、開発期間を半分にした」と書いている。これはAWS側の記述で、同じ箇所で名前が出るRobinhoodのHead of AI、Dev Tagare氏の見解として紹介されているのは、Bedrockのモデルの多様性・セキュリティ・コンプライアンス機能が規制業種向けに作られている、という評価のほうだ。数字そのものは本記事で独自に裏取りしていない
  • Claude 5世代のグローバル単価の表示: 前述のとおり、Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5のグローバル単価は9月21日時点の料金ページにはあり、9月25日の料金ページのグローバル表には無かった。表示から外れた理由を、AWSは本記事の確認範囲では説明していない

料金ページの数字はどこから来ているか──本記事の確認手順

  • AWSの料金ページの表は、HTMLの中では{priceOf!…}という差し込み記号になっていて、数字はAWSが公開している価格データ(b0.p.awsstatic.comのJSON。本記事が取得した版は2026年9月22日更新)からリージョンごとに読み込まれる。筆者が9月25日1時ごろ(日本時間)にブラウザで開いた時点では、AnthropicやMetaのタブを開いても表の数字部分が表示されなかったため、本記事の料金表は、ページの差し込み記号をこの価格データの値で埋め直して読んだ。埋め直した結果は、表に載せたClaude 6モデルについて、グローバル単価がAnthropicの直接API単価と、ジオ/リージョン内の単価がその1.1倍と、すべて一致した。リージョンはUS East(N. Virginia)を基準にし、東京とも比べた
  • 2026年9月25日0時48分(日本時間)ごろには、aws.amazon.comのBedrockの製品ページ・料金ページが筆者の確認環境から「503 Service Temporarily Unavailable」を返し、0時59分には開けた。この間に、Internet Archiveの保存版(製品ページ・料金ページとも2026年9月21日保存)を読んでおり、上の「9月21日時点」の値はこの保存版による
  • AWSのドキュメント(Bedrockの概要、Converse API、GPT-5.4とClaude Opus 5のモデルカード)、Anthropic「Pricing – Claude Platform Docs」、OpenAI「Pricing」は2026年9月25日に取得した
  • 本記事はAmazon Bedrock・Claude Platform・OpenAI APIいずれの料金も変更されうる前提で書いている(実際に、確認した4日の間にAnthropicのグローバル表の並びが変わっていた)。最新の数字は上記の公式ページで確認してほしい

Claude自体の基本情報はClaude Codeとは、AWS上でClaudeを動かす際に関わる制約としては、Claude Code Remote ControlがANTHROPIC_BASE_URLをBedrock/Vertex/Foundry経由に向けていると起動しないという実例をClaude Code Remote Controlの切断で確認済みだ。クラウドセッションを自社インフラ側に置く発想としてはClaude Codeのself-hosted environmentsも近い問題を扱っている(Bedrockが「モデルの呼び出し先」をAWSの中に置く仕組みなのに対し、self-hosted environmentsは「Claude Codeの実行そのもの」を自社ネットワーク内に置く仕組みで、対象が違う。同記事によれば、self-hosted environmentsのモデル推論はAnthropic API経由のみで、Bedrock経由にはできない)。

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出典・参照資料

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