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Windows CopilotとはWindows 11で使えるAIアシスタント「Copilot on Windows」の機能範囲。Copilot+ PCのNPU機能・Microsoft 365 Copilot・GitHub Copilotとの違い、無料で使える範囲を整理

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日刊AIニュース10月23日(金)号:前日のAIのニュース19本を短くまとめました(約13分)›

Windows Copilot(Copilot on Windows)はWindows 11で無料で使えるデスクトップアプリ型のAIアシスタントで、Microsoft公式FAQは「Copilot is free to use on Windows」と2か所で明記する。40 TOPS以上のNPUを条件とするCopilot+ PCの専用機能、Officeアプリ内のAI機能を含む有料のMicrosoft 365 Copilot(個人向けはMicrosoft 365 Personal〜Premiumで$9.99〜$19.99/月)、開発者向けのGitHub Copilot(Free $0、有料はPro $10〜Max $100/月)とは別物で、Windowsの公式ページ本文にGitHub Copilotへの言及は一度も出てこない。

Microsoft公式ページのイメージ画像。「Chat with Copilot」の入力欄、ノートPCを使う人物、ペイントでの画像編集
目次

2026年9月25日未明(日本時間)時点の情報である。Windows Copilotは、Microsoftが「Copilot on Windows」と呼ぶWindows 11向けのデスクトップアプリ型AIアシスタントを指し、Microsoft公式ページのFAQは「Copilot is free to use on Windows(CopilotはWindowsで無料で使用できる)」と明記している。ただし同じ「Copilot」という語は、Copilot+ PCというハードウェア区分、Officeアプリに統合される有料サブスクリプション「Microsoft 365 Copilot」、開発者向けのコーディング支援ツール「GitHub Copilot」にも使われており、それぞれ提供元の位置づけが異なる。この記事は、Microsoft公式の「AI-powered features in Windows 11」ページ(英語版・日本語版)、Microsoft LearnのCopilot+ PC開発者ガイド、Microsoft 365の料金比較ページと個人向けCopilot料金ページ、GitHub公式のCopilot紹介ページを実際に開いて読んだ内容だけをもとに、4つの違いと無料で使える範囲を整理する。

3行まとめ

  • Windows Copilot(Copilot on Windows)はWindows 11で無料で使えるデスクトップアプリ型のAIアシスタント。 公式FAQは「Is Copilot free, or do I need a Microsoft 365 subscription?」という質問に「Yes, Copilot is free to use on Windows」と回答している。
  • Copilot+ PCは別物で、Microsoft Learnの開発者ガイドによると40 TOPS以上のNPUを積んだWindows 11 PCというハードウェア区分。 公式FAQは「ライブ キャプション、設定のエージェント、Windows スタジオ エフェクト (フル機能)」をCopilot+ PC専用機能として名指ししている。
  • Microsoft 365 Copilot(個人向けはMicrosoft 365 Personal〜Premiumで$9.99〜$19.99/月)とGitHub Copilot(Free $0、有料はPro $10〜Max $100/月)はどちらも別製品。 Windows Copilotの公式ページ本文には、GitHub Copilotへの言及が一度も出てこない。

事実表:4つの「Copilot」の違い

名称 何であるか 費用 動作環境 出典
Copilot on Windows(Windows Copilot) Windows 11向けのデスクトップアプリ型AIアシスタント。チャット・Copilot Vision(画面理解)・音声での起動 無料(使用制限の拡張などの追加機能は要アップグレード) Windows 11 PC(タスクバーのアイコン、無ければMicrosoft Storeから入手)。公式ページは利用条件にCopilot+ PCを挙げていない。Copilot Visionは170以上の市場で提供 Microsoft公式「AI-powered features in Windows 11」
Copilot+ PC 40 TOPS以上のNPUを積んだWindows 11 PCのハードウェア区分(アプリではない) 別料金のサブスクリプションではなく、対応PCを買う形 対応チップ(Snapdragon X等)搭載のWindows 11 PCのみ Microsoft Learn「Copilot+ PCs developer guide」(定義)/Windows公式ページのFAQ(専用機能)/別記事Copilot+ PCとは
Microsoft 365 Copilot Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteに統合されたAI機能。使用制限拡張・優先アクセスなど 個人向け$9.99〜$19.99/月(年払い$99.99〜$199.99/年、Microsoft 365 Personal/Family/Premiumに統合) Microsoft 365アプリ内 Microsoft公式「Compare Microsoft 365 Plans & Pricing」/個人向けCopilot料金ページ
GitHub Copilot コードエディタ向けのAIコーディング支援。GitHubに標準統合 Free $0、Pro $10、Pro+ $39、Max $100、Business $19、Enterprise $39(いずれも1ユーザー/月) VS Code・Visual Studio・JetBrains・Neovim等のIDE、CLI、GitHub.com GitHub公式「GitHub Copilot」

Windows Copilotとは何を指すか

Microsoft公式ページのFAQは「What is Microsoft Copilot?」と「What is Copilot on Windows?」を別の質問として立てている。前者は「digital companion designed to inform, entertain, and inspire(情報提供・娯楽・着想を目的としたデジタルコンパニオン)」というMicrosoft Copilot全般の説明で、後者が本記事の対象である。公式ページの原文は次のとおり。

"Copilot on Windows is a desktop app designed to inform, ideate, and inspire. Using advanced AI, Copilot understands your questions and requests, provides direct answers, and assists with writing. It's like having a smart, helpful friend at your fingertips. At your direction, it can search your files, understand what’s on your screen with Copilot Vision, and help you across apps and documents."

(Copilot on Windowsは、情報を提供し、アイデアを出し、インスピレーションを与えるように設計されたデスクトップアプリ。高度なAIを使用したCopilotは、ユーザーの質問や要求を理解し、直接的な回答を提供したり、執筆を支援したりできる。賢くて頼りになる友人がすぐそばにいるようなもの。ユーザーの指示に応じて、ファイルを検索したり、Copilot Visionで画面に表示されている内容を理解したり、アプリやドキュメントをまたいでサポートしたりできる。)

英語原文で「with Copilot Vision」が掛かるのは画面の内容を理解する部分で、ファイル検索ではない。Microsoftの日本語版ページはこの箇所を「Copilot Vision でファイルを検索したり、画面に表示されている内容を理解したり」と訳しており、日本語版だけを読むとファイル検索もCopilot Visionの機能に見える。

起動方法は3通りが公式に案内されている。タスクバーのCopilotアイコンをクリックする、キーボードのCopilotキーまたは「Windowsキー+C」を押す、設定で有効にしたうえで音声で「Hey, Copilot」と話しかける、の3つである。タスクバーにアイコンが無い場合はMicrosoft Storeからアプリをダウンロードする。

画面を見て助言する「Copilot Vision」について、公式ページは提供範囲と制限の変動を明記している。

"Copilot Vision on Windows is available in over 170 markets worldwide through the Copilot on Windows app. Usage limits for Copilot Vision will vary over time."

(Windows上のCopilot Visionは、Copilot on Windowsアプリを通じて世界170以上の市場で利用できる。Copilot Visionの利用制限は時期によって変わる。)

「170以上の市場」という数字は書かれているが、英語版・日本語版とも、その中に日本が含まれるかどうかを名指しした記載は見つからなかった(日本語版はこの箇所を「世界の 170 の市場に展開」と訳している)。市場ごとの機能差はこの記事の確認範囲外である。

無料で使える範囲とMicrosoft 365 Copilotとの境界

公式FAQには「Is Copilot free, or do I need a Microsoft 365 subscription?」と「Is Copilot free to use? Are there premium features?」という、文言の異なる2つの質問がある。回答は一字一句同じで、次のとおり。

"Yes, Copilot is free to use on Windows. But extras like extended usage limits, priority access, faster performance, and AI features in Office apps, require upgrading to Microsoft 365 Copilot."

(はい。Copilotは Windowsで無料で使用できる。ただし、使用制限の拡張、優先アクセス、より高速なパフォーマンス、OfficeアプリのAI機能などの追加機能を利用するには、Microsoft 365 Copilotへのアップグレードが必要。)

公式FAQの回答は、Windows上でCopilotを使うこと自体を無料とし、有料のMicrosoft 365 Copilotへのアップグレードが必要な追加機能として「使用制限の拡張」「優先アクセス」「より高速なパフォーマンス」「Office アプリの AI 機能」を挙げている(訳語は日本語版ページのもの)。原文は「extras like」で始まる例示で、有料になる機能がこの4点だけだとは書いていない。

このFAQの「Microsoft 365 Copilot」という語は個人向けCopilot料金ページへのリンクになっており、その日本語版は「個人向けの Microsoft 365 Copilot では、Word、PowerPoint、Excel、Outlook などのアプリで Copilot を利用できます」と説明している。Microsoftの料金比較ページでは、個人向けプランの項目に「Word, Excel, PowerPoint, Outlook and OneNote desktop apps with Microsoft Copilot」とあり、Windows Copilotとは別に契約する。同ページで個人向けの現行料金を確認すると、Microsoft 365 Personal($9.99/月・年払い$99.99)、Family($12.99/月・年払い$129.99)、Premium($19.99/月・年払い$199.99)の3プランにCopilotの利用枠が段階的に含まれる形になっている。Premiumはページ上で「Advanced Copilot chat with extensive usage」「Agentic AI features that get things done for you」を含むと案内されている。法人向けについて同ページは「Microsoft 365 Copilot, an AI-powered assistant for work, is available as an add-on」と、一般法人向けプランへのアドオンとして案内しており、個人向けとは別の料金体系になる。法人向けの料金はこの記事では扱わない。詳細と過去の訂正履歴は関連記事Microsoft Copilot 使い方・料金ガイドにまとめてある。

Copilot+ PCのNPU機能との違い

「Copilot+ PC」は、アプリでもサブスクリプションでもなく、Microsoftが定義するハードウェアの区分である。Microsoft Learnの「Copilot+ PCs developer guide」は、Copilot+ PCを「a new class of Windows 11 hardware(Windows 11ハードウェアの新しい区分)」と呼び、「more than 40 trillion operations per second (TOPS)」を処理できる高性能NPUを搭載すると説明している。同じガイドは「Many of the new Windows AI features require an NPU with the ability to run at 40+ TOPS(Windowsの新しいAI機能の多くは、40 TOPS以上で動くNPUを必要とする)」とも書く。Windows 11のAI機能ページのFAQは次のように、Copilot+ PCが無くても使える機能と、Copilot+ PC専用の機能を分けて書いている。

"You don’t need a Copilot+ PC to use some of the Windows 11 AI features, such as the AI-enhanced Snipping Tool, voice access, and smart recommendations in File Explorer and the Start menu. Certain advanced AI features and features including Live Captions, agent in Settings, and Windows Studio Effects (full experience) are exclusive to Copilot+ PCs."

(AIで強化されたSnipping Tool、音声アクセス、エクスプローラーとスタートメニューのスマートレコメンデーションなど、Windows 11の一部のAI機能を使うのにCopilot+ PCは不要。一部の高度なAI機能、ライブキャプション、設定のエージェント、Windowsスタジオエフェクト(フル機能)などはCopilot+ PC専用。)

同じページは、Copilot on Windowsの起動方法や無料範囲を説明する箇所でCopilot+ PCを条件として挙げていない。Copilot+ PC専用として名指ししているのは、ライブキャプション、設定のエージェント、Windowsスタジオエフェクト(フル機能)などである。どのチップ(Snapdragon X Elite/Plus、Intel Core Ultra 200Vシリーズなど)がCopilot+ PCに該当するか、NPUがどう動くかは、MicrosoftのCopilot+ PC紹介ページとMicrosoft Learnの開発者ガイドを読んだ関連記事Copilot+ PCとはで扱っているので、そちらを参照してほしい。

Microsoft 365 Copilot・GitHub Copilotとの違い

Windows Copilotの公式ページ本文(FAQを含む)を英語版・日本語版とも通しで読んだが、GitHub Copilotへの言及は一度も無かった。GitHub Copilotは、GitHubが提供するAIコーディング支援ツールで、対象は開発者、統合先はVS Code・Visual Studio・JetBrains系IDE・Neovim・GitHub CLIなど、Windowsというオペレーティングシステムそのものとは別の製品ラインである。GitHub公式ページは「GitHub Copilot integrates with leading editors, including Visual Studio Code, Visual Studio, JetBrains IDEs, and Neovim, and, unlike other AI coding assistants, is natively built into GitHub.(GitHub Copilotは主要なエディタと統合し、他のAIコーディング支援ツールと異なりGitHubにネイティブに組み込まれている)」と説明する。

料金は2026年9月25日確認時点でFree($0)、Pro($10/月)、Pro+($39/月)、Max($100/月)、Business($19/月)、Enterprise($39/月)の6段階で、コード補完自体はFreeでも月2,000件まで無料、チャットやエージェント機能の利用はプランごとに割り当てられる「GitHub AI Credits」(1クレジット=$0.01)を消費する仕組みになっている。この料金・仕様は関連記事GitHub Copilot 使い方・料金ガイドでより詳しく扱っている。

名前に「Copilot」を含む4つは、それぞれ次のように別のものである。Windows Copilotは無料で使えるWindows 11向けのAIアシスタント、Copilot+ PCはNPU搭載機種というハードウェア区分、Microsoft 365 CopilotはOfficeアプリ内のAI機能を含む有料サブスクリプション、GitHub CopilotはFree($0)から有料プランまである開発者向けのコーディング支援ツール。この記事が読んだMicrosoftの2ページ(Windows 11のAI機能ページ、Microsoft 365の料金比較ページ)には、この4つを横並びで比べた表は無かった。

Copilot Visionの日本での提供と法人料金は未確認

Copilot Visionの「170以上の市場」に日本が含まれるかどうかは、公式ページの記載からは特定できなかった。Copilot Visionの利用制限は日本語版で「随時変更される場合があります」とだけ書かれており、現時点の具体的な上限(回数・時間など)は公式ページに数値として出ていない。セキュリティ機能のSmart App Controlは「北米およびヨーロッパ地域でのみ利用可能」と明記されており、この記事が扱った他の機能(チャット・Copilot Vision・音声)がすべての地域で同一に使えるかどうかまでは確認していない。またMicrosoft公式ページ自身が「画面はイメージです。ご利用いただける機能やアプリは、地域によって異なる場合があります」と注記しており、実機での見え方の違いはこの記事の対象外である。Microsoft 365 Copilotの法人向け料金は、料金比較ページがアドオンとして案内していることまでは確認したが、金額は今回確認しておらず、関連記事の情報を参照する形にとどめた。価格・プラン名は各社ともに変更が速い分野で、この記事の数字は2026年9月25日に各公式ページを開いて確認した時点のものである。

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出典・参照資料

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