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「Sign in with ChatGPT」とはChatGPTのPlus・Proの利用枠をDevinやNotion、Vercelで使える。提携先16の内訳と、上限・クレジットの注意点

執筆:約9分で読めます

OpenAIはDevDay 2026で、ChatGPTのアカウントで他社のアプリにログインし、PlusとProの利用枠をそのアプリのAIに使える「Sign in with ChatGPT」を始めた。プランの利用枠を使えるのはDevin・Notion・Vercel・Warpなど12のアプリと4つのオープンソースで、公式の「16社」はこの合計と一致する。アプリごとの週の上限、クレジットの自動購入、アプリに渡る情報を、ヘルプ記事から整理する。

「Sign in with ChatGPT」とは──ChatGPTのPlus・Proの利用枠をDevinやNotion、Vercelで使える。提携先16の内訳と、上限・クレジットの注意点
目次

2026年9月30日 日本時間 5時50分時点の情報です。 OpenAIは9月29日(米国時間)のDevDay 2026で、ChatGPTのアカウントで他社のアプリやサイトにログインできる「Sign in with ChatGPT」を発表した。ログインだけなら誰でも使えるが、PlusとProの人は、ChatGPTのプランの利用枠をそのアプリのAIの処理に使える。ヘルプ記事によると、アプリでの利用はChatGPT WorkとCodexの利用枠から引かれ、アプリごとに1週間の上限を決められる。OpenAIのAPIキーを作ったり渡したりする必要はない。DevDayの発表全体は「OpenAI DevDay 2026まとめ」にある。

  • 何ができるか:ChatGPTのアカウントで提携アプリにログインし、Plus・Proの利用枠をそのアプリのAIに使う。APIキーは不要(ヘルプ記事)
  • 使えるアプリ:プランの利用枠を使えるのはDevin・Notion・Vercel・Warpなど12(Lovableは近日)と、OpenClaw・OpenCode・Pi・T3の4つのオープンソース。合計16で、公式ブログの「16 partners」と一致する(提携先の一覧ページ)
  • 注意点:アプリの利用は自分のChatGPTの枠を減らす。アプリごとの週の上限、使い切ったあとのクレジットの扱いは「設定 → 使用状況」で決める

提携先の一覧(日本時間9月30日5時50分時点)

ChatGPTの説明ページ「Sign in with ChatGPT」の「Partners」には、提携先が3種類に分けて載っている。

種類 アプリ ChatGPTの利用枠
プランの利用枠を使えるアプリ(12) Amp Code/Conductor/Dactyl/Devin/Hermes Agent/Hyperagent/Kilo Code/Lovable(近日)/Notion/Vercel/Vorflux/Warp 使える(Plus・Pro)
ログインだけのアプリ(5) Airtable/Canva/GitLab/HubSpot/Supabase 使わない
オープンソースとの連携(4) OpenClaw/OpenCode/Pi/T3 使える(ヘルプ記事では、オープンソースのツールには全員がつなげられる)

公式ブログ「DevDay 2026 Recap」は「Cognition's Devin、Notion、Vercel、T3、OpenClaw、Dactylを含む16の提携先で、自分の利用枠を使える」と書いている。上の表の「利用枠を使えるアプリ12」と「オープンソース4」を足すと16になり、数が合う。

誰が、何を使えるか

ヘルプ記事「Using your ChatGPT plan in other apps and sites」の記述を整理する。

ログインだけ プランの利用枠をアプリで使う
Free・Go できる できない(オープンソースのツールには接続できる)
Plus・Pro できる できる(提携している商用ツール)
Business・Enterprise できる(組織の管理者の設定による) ヘルプ記事の対象はPlusとPro

ログイン自体(身元の確認)は、ヘルプ記事「Sign in with ChatGPT」によると、Enterpriseの組織の人も含めて全世界のChatGPTの利用者が使える。明示的な方針を決めていない組織では、初期設定で有効になっている。

つなぐ手順

  1. 提携アプリのログイン画面で「Sign in with ChatGPT」か「Continue with ChatGPT」を選ぶ
  2. 使いたいChatGPTのアカウントにサインインする
  3. アプリに渡る基本情報(名前・メールアドレス・プロフィール画像)を確認する
  4. 表示された場合は、「Use your ChatGPT plan(ChatGPTのプランを使う)」を許可するかどうかを選ぶ。許可しなくてもログインはできる

すでにそのアプリを使っている場合は、アプリのアカウント設定か支払いの設定に、ChatGPTのプランを使う選択肢がないかを探す、とヘルプ記事は案内している。

何が、アプリに渡るか

ヘルプ記事「Sign in with ChatGPT」によると、ログインでアプリが受け取るのは名前・メールアドレス・プロフィール画像(あれば)だけ。ChatGPTの会話や記憶、ファイル、トークン、支払い情報は、ログインでは渡らない。プランの利用枠を使うことを許可しても、アプリがChatGPTの会話や記憶を読めるようにはならず、OpenAIのAPIキーも渡らない。

ただし、アプリが別途「特定のデータや操作への権限」を求めてくることはある。ヘルプ記事の例では、ChatGPT Sitesがつないだアプリへのアクセスを、HubSpotがChatGPT広告のアカウントへのアクセスを求められる。こうした権限は、ログインとは別に確認して許可する。

利用枠の上限と、クレジットの注意点

いちばん注意が要るのは、お金の出方だ。ヘルプ記事の記述を並べる。

  • アプリでの利用は、自分のChatGPT WorkとCodexの利用枠から引かれる。アプリをつないでも新しい枠は増えない
  • アプリごとに1週間の上限を設定できる:ChatGPTの「Settings > Usage」の「App limits」で、全体の週の利用枠の何%までそのアプリに使わせるかを決める。上限は「取り分」ではなく「ふた」で、そのアプリ用に枠を確保するものではない
  • 枠を使い切ったあと、アプリにクレジットを使わせるかどうかは初期設定でオフ。オンにするには、使わせたいアプリの上限を100%にしたうえで、別にクレジットの利用を許可する
  • クレジットの自動購入をオンにしている場合、使い続けると自動で請求が起きる。枠を使い切っても別の通知が来ないことがある、とヘルプ記事は書いている
  • アプリ自体の月額料金やサービス料は、ChatGPTの契約とは別にかかることがある

つなぐのをやめるには

「Settings > Security and login」の「Login connections」から「Sign in with ChatGPT」を選び、アプリを選んで「Disconnect」を押す。アプリからログアウトしただけでは、ChatGPTとのつながりやプランの利用は止まらない。接続を切っても、すでに記録された利用は戻らない。アプリが受け取った情報の削除は、アプリ側の手続きになる。

「16社」と「60以上」の食い違いを、一覧を数えて確かめた

筆者は基調講演の速報で、提携先の数を「講演では16社、Codex責任者のThibault Sottiaux氏はXで60以上の提携製品と投稿していて、食い違っている」と書いていた。講演後に提携先の一覧ページを開いて数えると、プランの利用枠を使えるアプリが12、オープンソースが4で、合わせて16。公式ブログの「16 partners」は、この数え方と一致した。

Sottiaux氏の「60以上」が何を数えた数字なのかは、一覧ページからは分からない。ログインだけのアプリ(5)を足しても21で、60には届かない。同氏の投稿で名前が挙がっていたLovableは、一覧では「近日」になっている。

まだ分からないこと

  • 日本からの利用で、提携アプリ側の対応地域に制限があるか(アプリごとの規約は本記事では確認していない)
  • アプリによって、同じ作業でもChatGPTの枠の減り方が違うとヘルプ記事は書いており、アプリごとの換算の目安は公開されていない
  • Sottiaux氏の「60以上の提携製品」の内訳

本記事は、提携先の一覧が更新され次第追記する。

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出典・参照資料

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