OpenAI、Images 2.6(イメージズ2.6)を公開ChatGPTとCodexは全プラン、APIはGPT-Image-2.6 Sunburst(サンバースト)とFlare(フレア)。GIF・SVGに対応、日本語ポスターで試した
日刊AIニュース11月3日(火)号:前日のAIのニュース2本を短くまとめました(約4分)›
OpenAIは2026年11月4日、Images 2.6をChatGPT・Codex・APIで公開した。公式は生成が50%速いと説明する。APIのSunburstとFlareはSVGとアニメGIF(2〜64フレーム)を出力でき、料金表の画像出力は100万トークン$30。Codexで日本語ポスターや3回続けた編集も試した。

目次
OpenAIは2026年11月4日付の公式ブログで、画像生成の新しい版 Images 2.6(イメージズ2.6) を発表しました。公式ブログによると、ChatGPTとCodexでは全てのプランで公開され、APIでは GPT-Image-2.6 Sunburst(サンバースト) と GPT-Image-2.6 Flare(フレア) の2種類を選べます。公式は、前より50%速く画像を作れると説明しています。変更履歴によると、複雑さ(complexity)の調整、SVGの生成、アニメーションGIFの生成に対応し、GPT Image 2.5と2.6の対応モデルでは、印を描いた別レイヤーで編集箇所を示す「マークアップ編集」も使えます。
動画:【速報】GPT Image2.6登場。画像生成の王者が進化した!GIFも作れるImages 2.6を試した(YouTube)
3行まとめ
- OpenAIが11月4日、Images 2.6をChatGPT・Codexの全プランとAPIで公開。APIのモデルはgpt-image-2.6-sunburstとgpt-image-2.6-flare
- 公式は生成が50%速いと説明。APIではSVG(output_format: "svg")とアニメGIF(フレーム数2〜64)を出力でき、編集にはマークアップでの指定が加わった
- 料金表の標準価格は両モデルとも画像出力が100万トークン$30。Codexで試すと、日本語ポスターの文字は頼んだとおりに出て、3回続けた編集でもキャラの特徴が残った
本記事の内容は、日本時間11月5日8時台に公式ページで確認したものです。公式ブログの内容と試した結果は、同日9時台に追記しました。
公式ブログが説明していること
OpenAIの公式ブログ「Introducing Images 2.6」から、数字と主張を抜き出します。いずれもOpenAIの説明です。
| 項目 | 公式ブログの説明 |
|---|---|
| 速さ | 前より50%速い("50% faster than before")。Flareは品質をlowにすると最短6秒 |
| レイアウト | Flareはポスターや商品画像などのレイアウトの品質を改善 |
| 編集 | Sunburstは品質をmedium以上にすると、編集を重ねても絵がさらにそろう |
| GIF | マスコットのアニメーション、リアクションやミーム、動画を撮る前の動く絵コンテなど |
| 提供範囲 | ChatGPTとCodexは全プランで世界に公開。デスクトップ、モバイル、ウェブ |
| 利用量 | ChatGPT、Codex、APIの合計で週に40億枚、1日平均で5億枚以上 |
本記事が読んだブログ本文の範囲では、50%がどの条件で測った数字かは "than before" 以上に書かれていません。OpenArt、Figma Weave、Picsartの声も載っていますが、いずれも各社の評価です。
Codexで試した結果
ここは筆者が日本時間11月5日の8〜9時台に試した結果です。Codex CLIの画像ツールで作りました。この画像ツールにはモデルを選ぶ欄が無く、結果にもモデル名が出ません。2.6で描かれたかどうかは、公式ブログの「Codexにも入った」という説明が根拠で、私自身は確かめられていません。APIは使っていないので、2.5と同じ条件での比較や、50%と6秒の検証もしていません。
文字の多い日本語ポスター
古本市の告知ポスターを頼みました。見出し、日付、時間、会場、下の3つの枠、主催まで、頼んだ文字は全部正しく出ました。頼んでから保存までの全部で1分24秒でした(Codexが考える時間と保存の時間も入っています)。一方で、頼んでいない「FREE」の札と「古本市」ののぼりが足されました。

商品画像の編集
コーヒー豆の袋の写真を作り、「朝の木のテーブルに置いて、カップを足して」と編集しました。ラベルの「朝焼けブレンド」「中煎り 200g」「みどり町焙煎所」は1字も変わらず、最初に描かれた朝日とコーヒー豆の絵も残りました。試したのは1つの商品を1回編集しただけです。

同じキャラを3回続けて編集
オレンジの子ネコを作り、1つ前の画像を渡しながら、手をふるポーズ、雨の街角、夜のカフェと3回編集しました。白い耳の先、しましまのマフラー、星のバッジ、茶色のかばんは最後まで残りました。3回目もレインコートの帽子をかぶったままで、カフェの窓の外も雨のままでした。消すようには頼んでいません。

GIF用の6コマ
Codexの画像ツールにはGIFで出す欄が無かったので(11月5日8時台に確認)、公式ブログの例と同じ指示文で、1枚に6コマを並べて描かせました。株価が落ちるのを見て泣き出す会社員が、同じ机と同じ服のまま6コマに分かれて出ました。動かすために6コマをつないだのは私で、APIのGIF出力とは別の方法です。
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落書きからキャラクターへ
公式ブログの「ラフなスケッチから動くキャラクターを作れる」という説明も試しました。鉛筆の落書きのおばけも同じツールで描かせ、それを元に6コマを作りました。目と口の形はスケッチのままで、おもちゃのような立体になり、手をふってジャンプして着地する6コマに分かれました。ガタガタだった線は、頭のまわりのフリルのような形に変わっています。

何ができるようになったのか
OpenAIの画像生成ガイドは、2.6の2モデルを「Sunburstは細部まで作り込む作業向け、Flareは速く試行を回す用途向け」と位置づけています(ガイドの表現は "Sunburst for detailed visual work and Flare for fast iteration")。どちらもImage API経由で次の4つに対応するとされています。
| 機能 | ガイドに書かれている内容 |
|---|---|
| 複雑さの調整 | リクエストの complexity で、描画前にモデルがどれだけ計画するかを制御。low・medium・highの3段階で、省略するとhigh |
| SVG出力 | output_format: "svg" を POST /v1/images/generations に指定。n は1のみ |
| アニメGIF出力 | output_format: "gif"。frame_count は2〜64(既定9)、frame_duration_ms は20〜2000ミリ秒(既定200) |
| マークアップ編集 | POST /v1/images/edits に注釈レイヤー(markup)を渡し、変更したい箇所を示す |
複雑さの調整
ガイドによると、複雑さが低いと背景や看板の差し替えのような限定的な編集に向く場合があり、高いと文字が密なものや複雑なレイアウト、物同士の関係で役立つ場合があるとのことです。一方で、複雑さを上げると遅延が増え、意図しない変更が入ることもあるため、用途ごとに結果を比べるよう書かれています。品質(quality)は別の設定で、複雑さとは独立しています。ガイドは、複雑さの調整に別料金はないとしています。
SVGは「参照画像」を経由して作られる
ガイドによると、SVG出力ではまずAPIが参照画像を作り、それをもとにSVGを生成します。返ってくるのは静的なベクター内容で、スクリプト・外部リソース・埋め込みのラスター画像には対応しません。ストリーミング、部分画像、output_compression、prompt_rewriter も使えません。使い道としてガイドが挙げているのは、アイコンやイラストのように、編集できるパス・図形・色が欲しいものです。
アニメGIFの制約
GIFは画像生成のエンドポイントのみで、編集のエンドポイントでは出力できません。size はautoか、16の倍数の幅×高さ。ガイドによると、フレーム数・サイズ・枚数はモデルの上限と総ピクセル数の予算に収める必要があり、超える場合は frame_count などを減らすよう案内されています。ガイドの例では、フレーム数9・1コマ200ミリ秒のランタンのアニメーションで、猿が1.8秒後に最初の姿勢に戻ります。
マークアップ編集
ガイドによると、注釈レイヤーは丸印やスケッチなどを描いた別ファイルの透明なPNGで、元の画像に焼き込まず、最初の入力画像と同じ幅・高さにして送ります。ガイドの例では、キッチンの写真とは別に、色を変えたい花瓶を丸で囲った透明なオーバーレイを渡し、プロンプトで変更内容を書きます。注釈は最初の入力画像に適用され、2枚目以降は参考画像として扱われます。最初の画像と注釈レイヤーはそれぞれ最大16,777,216ピクセル、注釈ファイルは50MBまでで、mask や prompt_rewriter との併用はできません。
料金は
OpenAIの料金ページの画像生成モデル欄(標準)には、2.6の2モデルが載っています。数字は100万トークンあたりです。
| モデル | 画像入力 | 画像出力 | 画像キャッシュ入力 | テキスト入力 | テキストキャッシュ入力 |
|---|---|---|---|---|---|
| gpt-image-2.6-sunburst | $8.00 | $30.00 | $2.00 | $5.00 | $1.25 |
| gpt-image-2.6-flare | $8.00 | $30.00 | $2.00 | $5.00 | $1.25 |
ガイドの費用の節では、マークアップ編集は他の編集と同じトークン単価で追加料金なし、とされています。SVGは「画像モデルの料金(参照画像の分)」と「SVGを書く側のモデルが使ったトークンの料金」の合計で、総額は両者のトークン数しだいだと書かれています。ガイドの見積もり欄に出ていた例(出力823トークン、1枚あたり$0.02469)は、取得時のページに表示されていた計算機の値で、モデル・品質・サイズの選択によって変わります。テキストと画像の入力トークン、ストリーミングの部分画像の分は含まれていません。
前の世代(GPT Image 2.5)と何が違うのか
2026年9月8日の変更履歴によると、GPT Image 2.5のSunburstとFlareは、Image APIとResponses APIの画像生成ツールで公開され、xhighとmaxの品質設定が加わっていました。今回の2.6で加わったと変更履歴に書かれているのは、複雑さの調整、SVG、アニメGIFです。マークアップ編集は、2.6だけでなく2.5の対応モデルにも使えます。
価格は料金表の上では2.5と2.6で同じ数字です。ただしガイドが述べるとおり、トークン単価が同じでも1枚あたりの費用は同じとは限りません(同じ品質設定でもモデルによってトークン数が違いうる)。
公式ガイドのコード例は大半が2.5のままだった
日本時間11月5日8時台に取得した画像生成ガイドを読むと、コード例のモデル名の大半は gpt-image-2.5-sunburst でした。ガイド自体にも「下の既存の例はGPT Image 2.5を使っている」と断り書きがあります。一方、gpt-image-2.6 の名前がコード例に出てくるのはマークアップ編集の例だけで、gpt-image-2.6-flare が指定されていました。2.6に切り替えるときは、例をそのままコピーせず、モデル名を自分で書き換える必要がありそうです。この点はページを読んで気づいたことで、私が実際にAPIを呼んで試したものではありません。
日本の利用者が確認しておきたいこと
- 今回取得した料金ページの画像生成モデル欄で
Batch(バッチ)の料金表を見ると、gpt-image-2.6の行は見当たらず、gpt-image-2・2.5のモデルが載っていました。2.6でバッチが使えるかどうかは、今回取得した3ページ(変更履歴・画像生成ガイド・料金ページ)からは分かりません。 - ガイドによると、GPT Image のモデルを使う前に、開発者コンソールで API の Organization Verification(組織の確認)が必要になる場合があります。
- 公式ブログは、ChatGPTとCodexでは世界に向けて公開したと書いています。APIの対応国は、変更履歴・画像生成ガイド・料金ページからは読み取れませんでした(ガイドと料金ページで「対応国」は、ナビゲーションの項目名 Supported countries として出てくるのみ)。
- 2.6と2.5を同じ条件で比べた数字は、公式ブログの「50%速い」のほかに、本記事が読んだ4ページ(公式ブログ・変更履歴・画像生成ガイド・料金ページ)の範囲では見当たりませんでした。画質が2.5より上かどうかは、ここでは判断していません。
- APIのSVG出力とGIF出力は動かしていません。ガイドの作例(パン屋のロゴ、ランタンのアニメ)は動画で紹介しましたが、出来の評価はしていません。
出典と確認時刻
- Introducing Images 2.6 | OpenAI(日本時間2026年11月5日8時台に確認)
- Changelog | OpenAI API(日本時間2026年11月5日8時23分に取得)
- Image generation | OpenAI API(同8時24分に取得)
- Pricing | OpenAI API(同8時24分に取得)
本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- Images 2.6はChatGPTでも使えますか?
- OpenAIの公式ブログによると、Images 2.6はChatGPTとCodexの全てのプランで、デスクトップ、モバイル、ウェブ向けに世界で公開されました。APIではGPT-Image-2.6 SunburstとFlareを選べます。
- GPT-Image-2.6 SunburstとFlareは何が新しいのですか?
- OpenAIの変更履歴(11月4日付)によると、画像生成・編集モデルとして公開され、複雑さの調整、SVG生成、アニメGIF生成に対応しました。あわせて、GPT Image 2.5と2.6の対応モデルにマークアップによる編集指定も加わりました。
- SVGやGIFはどのAPIで出力できますか?
- OpenAIの画像生成ガイドによると、POST /v1/images/generations で output_format に "svg" または "gif" を指定します。画像編集のエンドポイントはSVG出力にもGIF出力にも対応していません。
- GPT-Image-2.6の料金はいくらですか?
- OpenAIの料金ページ(標準)では、gpt-image-2.6-sunburstとgpt-image-2.6-flareはどちらも、画像の入力が100万トークンあたり$8.00、画像の出力が$30.00、テキスト入力が$5.00です。複雑さの調整に別料金はないとガイドに書かれています。
出典・参照資料
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