n8nの使い方と料金【2026年9月版】──無料で自分のPCに立てる(`curl -fsSL https://get.n8n.io | sh`・`npx n8n`・Docker)、クラウドはStarter €20/Pro €50/Business €667、課金は「ステップ数でなく実行回数」、AIエージェント・RAG・MCPの入口、Zapier・Difyとの違い
n8n(エヌエイトエヌ)は、ノードをつないでワークフローを組む自動化ツールで、コードのステップ・Webhook・AIエージェント・RAGを1つの画面で作れる。GitHubで公開されるCommunity Edition(スター20万超)を自分のマシンに無料で立てられ(`curl -fsSL https://get.n8n.io | sh`の1行セットアップ・Docker・`npx n8n`。npm経由は3.0で非推奨)、クラウドはStarter €20/月(年払い・月2,500実行)、Pro €50(10,000実行)、Business €667(40,000実行・自前ホスト・SSO・Git)。課金は「ワークフローが最初から最後まで1回走る=1実行」で、ステップ数やデータ量は問わない。公式の料金ページとホスティングのドキュメント(2026年9月18日取得)をもとに、無料で始める3つの方法、プランの違い、実行回数の見積もり方、Zapier・Difyとの使い分けを整理する。

2026年9月18日・日本時間時点の情報です。 n8nは「ZapierやMakeの代わりに自分で立てられる自動化ツール」として知られてきたが、いまはAIエージェント・RAG・MCPの土台として使う人が増えている。この記事は、公式の料金ページとホスティングのドキュメントの記載を材料に、無料で始める方法とクラウドの料金、課金の単位、他のツールとの使い分けを整理する。エージェントを組む選択肢全体はAIエージェントの作り方、用語の索引は/terms。
3行まとめ
- 無料で始める3つの方法(自前ホスト)。 ①1行セットアップ:
curl -fsSL https://get.n8n.io | sh(LinuxかmacOSでDocker、WindowsはWSLが必要。ローカルに1ステップで立つ)。②Docker:docker volume create n8n_dataのあとdocker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 … n8nio/n8nで、http://localhost:5678を開く。③npx:Node.js 20.19〜24.xでnpx n8n(インストール不要で試せる。ただしnpm経由のインストールは3.0で非推奨、n8n Assistantも使えない)。Community EditionはGitHubで公開(スター20万4,723・9月18日時点)。- クラウドの料金(年払い・月額換算)。 Starter €20=月2,500実行・共有プロジェクト1・同時実行5・AIクレジット2,300/月。Pro €50=10,000実行・プロジェクト3・同時実行20・AIクレジット最大13,700・管理者ロール・グローバル変数・実行履歴。Business €667=40,000実行・自前ホスト・プロジェクト6・SSO/SAML/LDAP・環境分離・Gitでのバージョン管理。Enterpriseは個別(実行数カスタム・同時実行200超・365日のインサイト・SLA)。全プランユーザー数とワークフロー数は無制限。無料トライアルはカード不要(Businessのトライアルのみカード要)。従業員20人未満はBusiness 50%オフのStart-up Plan。
- 課金の単位は「実行」。 「ワークフローが最初から最後まで1回走る=1実行」で、ステップ数や処理するデータ量は問わない。他のツールで1万オペレーションになる処理も1実行。見積もりは、定期実行なら「毎日1回=月30〜31」「5分ごと=月8,600〜8,900」、Webhookなら「引き金になるイベントの1日の回数」、チャットボットなら「週の会話数×1会話あたりのメッセージ数」。
プランの比較(料金ページ)
| Starter | Pro | Business | Enterprise | |
|---|---|---|---|---|
| 月額(年払い) | €20 | €50 | €667 | 個別 |
| ホスト | n8nのクラウド | n8nのクラウド | 自前ホスト | クラウドまたは自前 |
| 実行回数/月 | 2,500 | 10,000 | 40,000 | カスタム |
| 共有プロジェクト | 1 | 3 | 6 | 無制限 |
| 同時実行 | 5 | 20 | — | 200超 |
| 保存できる実行 | 2,500件・2.5GB・7日 | 25,000件・25GB・30日 | — | 50,000件・50GB・無制限 |
| AI Assistant(プレビュー)クレジット | 2,300/月 | 5,700または13,700/月 | — | 対象外 |
| 主な追加 | フォーラム支援 | 管理者ロール・グローバル変数・履歴・実行検索・7日のインサイト | SSO/SAML/LDAP・30日のインサイト・環境分離・スケーリング・Git | 外部シークレット・ログ配信・長期保持・SLA・請求書払い |
AI Assistantのクレジットは毎月リセットされ繰り越せず、追加購入もまだできない(上位プランへ)。自前ホストのAI Assistantは自分のキー(BYOK)なのでクレジット上限が無い。
何が作れるか(公式の機能一覧)
- コードのステップ(JavaScript/Python)、任意のAPI呼び出し(HTTP・GraphQL・cURLの取り込み)、Webhookやキューからの起動、APIとCLIでのn8n自体の制御。自前ホストならbashスクリプトの実行とカスタムノードも
- AIエージェント・RAG:料金ページの用途一覧に「Building AI agents」「RAG」が並び、自分のAIアプリからn8nのワークフローを作り直すMCPの入口もある(MCPとは)
- 運用:エラー時のワークフロー、エディタ内デバッグ、実行の検索、監査ログ(Enterprise)、Datadogなどへのログ配信(Enterprise)
- テンプレートが1万件超
Zapier・Difyとの使い分け
| n8n | Zapier | Dify | |
|---|---|---|---|
| 形 | ノードをつなぐワークフロー。コードも書ける | ノーコードの「トリガー→アクション」 | LLMアプリ・RAG・エージェントのGUI |
| 無料 | 自前ホストなら無制限(Community Edition) | 月100タスク(記事) | オープンソースで自前ホスト可(記事) |
| 課金の単位 | 実行(ワークフロー1回) | タスク(アクション1回) | — |
| 向き | 自前で立てて、外部APIとAIを混ぜた自動化を細かく組む | 手早くSaaS同士をつなぐ | LLMアプリそのものを作る |
「メールとカレンダーを自然言語で任せたい」ならLindyのようなno-code製品のほうが早い。n8nは「自分で持ちたい・コードも混ぜたい・実行回数で費用を読みたい」人向け。
筆者が確かめた点
この記事の下調べで、筆者は9月18日にn8nの料金ページ(プラン・機能表・FAQ)とホスティングのドキュメント(1行セットアップ・Docker・npm)を取得し、金額・実行数・コマンド・「npm経由は3.0で非推奨」の記載がその原文にあることを確認した。筆者はこの記事のためにn8nを立てて動かしてはいない。
書かれていないこと
- 日本円の価格(料金ページはユーロ表示のみ)
- Businessプランの同時実行数と保存できる実行数(機能表に空欄)
- Community Editionの機能とクラウドの差の全リスト(料金ページの「Compare editions」は本記事では取得していない)
出典はn8nの公式料金ページとドキュメント
- n8n「Plans and Pricing」(プラン・機能表・FAQ)
- n8n Docs「Host n8n」「Install with npm」「Docker installation」(いずれも2026年9月18日取得)
- 本記事は料金・実行数・インストール方法が変わったら更新する
出典・参照資料
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