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ミドルウェア(middleware)とはOS(基本ソフト)とアプリケーションの間に位置するソフトウェアの層。ハードウェアは物理的な部品、ソフトウェアはプログラム。データベース・Webサーバーなどの例と3つの違いを、標準の用語集・IPA・各社の原文で【2026年10月版】

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日刊AIニュース10月17日(土)号:前日のAIのニュース17本を短くまとめました(約8分)›

ミドルウェア(middleware)とは、ソフトウェアのうちOS(基本ソフト)とアプリケーションの間に位置する層のことです。ソフトウェア工学の用語集SEVOCABに載るISO/IEC/IEEE 24765d:2015の定義は、OSとソフトウェアアプリケーションの間にあるソフトウェアの層で、IPAの基本情報技術者試験シラバスVer.9.2はDBMS(データベース管理システム)やTPモニターを例に挙げます。ハードウェアは情報システムの物理的な部品、ソフトウェアはプログラムです。公式ページを2026年10月13日に取得し、筆者がこのMacで sw_vers と uname -m を実行した結果も載せました。

ミドルウェア(middleware)とは──OS(基本ソフト)とアプリケーションの間に位置するソフトウェアの層。ハードウェアは物理的な部品、ソフトウェアはプログラム。データベース・Webサーバーなどの例と3つの違いを、標準の用語集・IPA・各社の原文で【2026年10月版】
目次

2026年10月13日・日本時間時点の情報です。 ハードウェア(hardware)は情報システムの物理的な部品、ソフトウェア(software)はその上で動くプログラム、ミドルウェア(middleware)はソフトウェアのうちOS(基本ソフト)とアプリケーションの間に位置する層のことです。ソフトウェア工学の用語集SEVOCABは、ミドルウェアをOSとソフトウェアアプリケーションの間にあるソフトウェアの層と定義しています(ISO/IEC/IEEE 24765d:2015。英語の原文は次の節)。IPA(情報処理推進機構)と、企業のIBM・Red Hatの資料が挙げる例は、データベース管理システム(DBMS)・Webサーバー・アプリケーションサーバーなどで、どれを挙げるかは資料ごとに違います。

3行まとめ

  1. ハードウェアは「情報システムの物理的な部品」、ソフトウェアは「コンピュータを動かすのに使うプログラム」(SEVOCABが載せるISO/IEC 2382:2015・ISO/IEC/IEEE 26514:2022の定義の訳)。ミドルウェアはソフトウェアの中の層で、ISO/IEC/IEEE 24765d:2015は「OSとソフトウェアアプリケーションの間」と定義する(訳)。
  2. IPAの基本情報技術者試験シラバスVer.9.2は「OS とアプリケーションソフトウェアの中間に位置する各種ミドルウェア」と書き、DBMS・TPモニターを例に挙げる。IBMは「アプリケーションやコンポーネントの間」と書き、言い方は資料で違う。
  3. 筆者が2026年10月13日3時44分にこのMacで読んだ値は、sw_vers がmacOS 26.6、uname -m がarm64、チップ名がApple M5 Max。ミドルウェアにあたる名前は、この3つの出力には出なかった。

OSはOS(オペレーティングシステム)とは、機器に組み込まれたソフトウェアはファームウェアとはに書いています。

ミドルウェアとは何か。標準の用語集は、OSとソフトウェアアプリケーションの間のソフトウェアの層と定義している

SEVOCABは、IEEE Computer SocietyとISO/IEC JTC 1/SC7の事業で、国際標準の定義を含むとサイト自身が説明している、ソフトウェア・システム工学の用語集です。筆者は2026年10月13日3時38分に「middleware」を検索しました。

「middleware. (1) software layer between an operating system and the software applications」(ISO/IEC/IEEE 24765d:2015)

(訳:ミドルウェア。OSとソフトウェアアプリケーションの間にあるソフトウェアの層)

Copyright©, 2026, IEEE. Used by permission. / Copyright © 2026 ISO/IEC.(出典:SEVOCAB)

標準の用語集SEVOCABでmiddlewareを検索した結果。ISO/IEC/IEEE 24765d:2015の定義と、ページ下部のIEEEとISO/IECの著作権表示が出ている画面(2026年10月13日3時47分に撮影)

OSとアプリケーションの意味は、総務省の用語集が次のように書いています(3時36分に取得)。

「ファイル管理やネットワーク管理、ハードウェア管理、ユーザ管理といった基本的な機能を持つOS(基本ソフト)に対して、ワープロソフトや表計算ソフトといったソフトウェアのことをアプリケーション(応用ソフト)と呼びます。」(「アプリケーション」の項)

日本の公的機関では、IPAが基本情報技術者試験のシラバス(試験で問う知識の細目)Ver.9.2の「ミドルウェアの役割と機能」に、次のように書いています(3時37分に取得。シラバスの20ページで、PDFでは26ページ目)。

「OS とアプリケーションソフトウェアの中間に位置する各種ミドルウェアの役割と基本的な機能を理解する。」

用語例:「アプリケーションプログラム間連携ソフトウェア,DBMS,通信管理システム,ソフトウェア開発支援ツール,運用管理ツール,TP(Transaction Processing:トランザクション処理)モニター」

IPAの基本情報技術者試験シラバスVer.9.2の「ミドルウェアの役割と機能」の項。OSとアプリケーションソフトウェアの中間に位置すると書かれている(PDFの該当ページを画像にして切り出し)

同じシラバスの目次では、「ソフトウェア」の中分類に、オペレーティングシステム・ミドルウェア・ファイルシステム・開発ツール・オープンソースソフトウェアの5項目が並びます。IPAの分類でも、ミドルウェアはソフトウェアの一項目です。

ハードウェアとソフトウェアの違いは「物理的な部品か、プログラムか」

SEVOCABの「hardware」「software」の項には、複数の標準の定義が載っています(3時38分と3時39分に検索)。本記事では、次の2つを使います。

ハードウェア:「all or part of the physical components of an information system」(ISO/IEC 2382:2015) (訳:情報システムの物理的な部品の全部または一部)

ソフトウェア:「program or set of programs used to run a computer」(ISO/IEC/IEEE 26514:2022) (訳:コンピュータを動かすのに使うプログラム、またはプログラムの集まり)

Copyright©, 2026, IEEE. Used by permission. / Copyright © 2026 ISO/IEC.(出典:SEVOCAB)

この表示は、SEVOCABのページ下部が定義を複写する条件として挙げているものです(IEEEはこの一文を定義と一緒に残すこと、ISO/IECは出典を示すこと)。

ソフトウェアの項の注記は、「Software excludes information per se, such as the content of documents, audio and video recordings, graphics, and databases.」(訳:ソフトウェアは、文書の内容、音声・動画の記録、図、データベースのような、情報そのものを含まない。Copyright©, 2026, IEEE. Used by permission.)と書きます。「データベース」という言葉は、総務省の用語集が「コンピュータにデータを蓄積するソフトウェアまたはそのデータの集まりのこと。」と書くとおり、ソフトとデータの両方を指します。SEVOCABの注記が除くのはデータそのもので、IPAの用語例の「DBMS」はデータを扱うソフトです。

ITパスポート試験のシラバスVer.6.5は、ハードウェアの項(シラバスの47ページで、PDFでは51ページ目)で、「情報システムを構成する PC をはじめとするコンピュータや,キーボード,マウス,ディスプレイ,プリンターといった入出力装置などの代表的なハードウェア」と書いています(3時41分に取得)。

3つを同じ観点で並べる

観点 ハードウェア ソフトウェア ミドルウェア
標準の定義(SEVOCAB・訳) 情報システムの物理的な部品の全部または一部 コンピュータを動かすのに使うプログラム OSとソフトウェアアプリケーションの間のソフトウェアの層
分類上の関係 ソフトウェアとは別の種類 ミドルウェアを含む ソフトウェアの中の層
公的資料に出る例 PC・サーバ・携帯端末・キーボード・ディスプレイ・プリンター(IPA、ITパスポート) OS・Webブラウザなどのアプリケーション・ファームウェア(総務省) DBMS・通信管理システム・TPモニター(IPA)
この Mac での例 チップ Apple M5 Max(uname -m は arm64) macOS 26.6(sw_vers) 3つのコマンドの出力には出なかった
作っている側の例(取得したページの範囲) Apple(サポートページが「Appleシリコンチップが搭載されています」と書く) Apple(macOS) The Apache Software Foundation(Apache HTTP Server・Apache Kafka)、PostgreSQLのコミュニティ(どれもミドルウェアとは名乗っていない)

筆者の整理は2つです。ハードウェアとソフトウェアは、物か、プログラムかで分かれる別の種類です。ミドルウェアは第3の種類ではなく、ソフトウェアの中での位置を示す呼び名で、ソフトウェアとの違いは「OSとアプリケーションの間にあるソフトウェア」かどうかです。

ミドルウェアの例。データベース・Webサーバー・アプリケーションサーバー・メッセージを運ぶソフト

IPAと企業のIBM・Red Hatが「ミドルウェア」の例として書いているものと、そのソフトの公式ページの説明(3時42分に取得)を並べます。

種類 「ミドルウェア」として挙げている資料 公式ページの説明の例
データベース管理システム(DBMS) IPAのシラバスの用語例に「DBMS」。IBM:「通常、データベース・ミドルウェアは、何らかの形式のSQLデータベース・サーバーです。」 PostgreSQL:「PostgreSQL is a powerful, open source object-relational database system」(文の前半)
Webサーバー Red Hat:「ミドルウェアには、Web サーバーから認証システム、メッセージングツールに至るまで、あらゆるものが含まれます。」 Apache HTTP Server:「A fast, reliable, and extensible open-source web server for modern operating systems.」
アプリケーションサーバー IBM:「特定の種類のアプリケーションを構築するために必要なあらゆる通信および接続機能を提供するWebアプリケーション・サーバー」(文の前半) 総務省の用語集:「利用者からの要求を受け付けて、例えばプログラムの実行環境やデータベースへの接続などの仲介を行う機能を持ったサーバのこと。」(この項に「ミドルウェア」の語はない)
メッセージやイベントを運ぶソフト IBM:「MOM の例としては、メッセージ・キューやメッセージ・ブローカーなどがあります。」Red HatもApache Kafkaを「オープンソース・ミドルウェアツール」の例に挙げる。IBMは「メッセージ・ブローカーまたはトランザクション処理モニター」も挙げる Apache Kafka:「Apache Kafka is an open-source distributed event streaming platform」(文の前半)

取得した3つの公式ページ(PostgreSQLのAbout、Apache HTTP ServerとApache Kafkaのトップ)に「middleware」の語は0件でした。Apache KafkaはRed Hatが名指しでミドルウェアの例に挙げ、PostgreSQLとApache HTTP Serverは、IPA・IBM・Red Hatが挙げる種類(DBMS・SQLデータベース・サーバー・Webサーバー)に筆者が当てはめた例です。

Webサーバーの分け方は、資料によって違います。NIST(米国国立標準技術研究所)の文書SP 800-44 Version 2は、OSの定義で「The operating system sets the standards for all application programs (such as the Web server) that run in the computer.」(訳:OSは、コンピュータで動くすべてのアプリケーションプログラム(Webサーバーなど)の標準を定める)と書き、Webサーバーをアプリケーションプログラムの例にしています(3時46分に取得)。Red Hatは、同じWebサーバーをミドルウェアの例に挙げています。

「OSとアプリの間」は、公的な資料や標準ではどう書かれているか

公的な資料と標準のうち、本記事が取得した範囲で「OSとアプリケーションの間」と明記していたのは、SEVOCAB(ISO/IEC/IEEE 24765d:2015)とIPAのシラバスの2つです。ほかの資料は次のとおりでした。

  • 総務省の用語集は、ア行からワ行までの10ページと英字の1ページ(3時36分と3時52分に取得)のどこにも、「ミドルウェア」と「middleware」の語がありませんでした(総務省の別のページに説明がある可能性は、確かめていません)。
  • NISTの用語集の「Middleware」の項に載る定義は1件で、その1文目は「Software that aggregates and filters data collected by RFID readers and possibly passes the information to an enterprise subsystem database.」(訳:RFIDリーダーが集めたデータをまとめて選別し、企業の下位システムのデータベースに渡すこともあるソフトウェア)、出典は NIST SP 800-98 です。RFID(無線で読み取るタグの仕組み)に限った定義で、OSとアプリの間という一般的な説明は、取得した画面にはありませんでした。

企業の説明は、言い方が分かれています。Red Hatの日本語ページ(掲載2025年2月11日)は、次のように書きます。

「ミドルウェアは、オペレーティングシステムとアプリケーションの間で、サーバーやデータベースとのやり取り等、OSにない機能を提供してアプリケーションを補完します。」

Red Hatの日本語ページ「ミドルウェアとは」の本文。オペレーティングシステムとアプリケーションの間でOSにない機能を提供すると書かれている(2026年10月13日3時43分に撮影した画面の切り出し)

IBMの日本語ページは、「ミドルウェアとは、アプリケーションやコンポーネントの間で通信や接続を可能にするソフトウェアです。」と書きます。Red Hatは「OSとアプリケーションの間」、IBMは「アプリケーションやコンポーネントの間」という見方です。IPAのシラバスは、用語例に「アプリケーションプログラム間連携ソフトウェア」も挙げていて、IBMの見方に近い項目も含みます(筆者の読み)。

同じIPAのシラバスは、OSの項目「OS の機能と構成」の用語例にも「ミドルウェア」を入れています。OSを学ぶ範囲とミドルウェアを学ぶ範囲が重なっている、と筆者は読みました。また、ミドルウェアの項目には、アプリケーションプログラムからOSやミドルウェアへ命令を伝えるためのAPI(ソフトウェア同士が機能をやり取りする取り決め。APIとは)も入っています。

ミドルウェアを区別すると何が変わるか。更新の対象に入る

IPAの資料「ウェブサイトの安全な運用について」(2022年10月27日付・21ページ)は、脆弱性(ぜいじゃくせい。ソフトウェアの弱点)が見つかった時にアップデートが必要なものを、こう挙げています(3時46分に取得)。

「プラットフォーム等に脆弱性が見つかった場合、アップデートを行う必要があります。」 「OSやサーバソフトウェア、ミドルウェア」「ウェブアプリケーションを構築する各種ソフトウェアやフレームワーク」「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」

1つの箇条の中で、OS・サーバソフトウェア・ミドルウェアが別々の語として並んでいます。同じ資料は「自組織で使用しているソフトウェアや機器を把握し、脆弱性があるバージョンでないか、定期的に確認する必要があります。」とも書いています。OSやミドルウェアをどこまで自社で運用するかは、クラウドのサービスの種類で分かれます(IPAの図つきの整理はオンプレミスとクラウドの違い)。

ファームウェアとOSは、ハードウェア・ソフトウェア・ミドルウェアのどこに入るか

  • ファームウェア:総務省の用語集は、「ハードウェアの基本的な制御のために、コンピュータなど機器に組み込まれたソフトウェアのこと。」「ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてファームウェアと呼ばれています。」と書きます(3時36分に取得)。詳しくはファームウェアとはに書いています。
  • OS:アプリケーションと並んで、SEVOCABの定義が「間」と言う相手です。NISTのSP 800-152の定義は「A collection of software that manages computer hardware resources and provides common services for computer programs.」(訳:コンピュータのハードウェア資源を管理し、コンピュータプログラムに共通のサービスを提供するソフトウェアの集まり)です。確かめ方はOSとはに書いています。

同じ言葉が別の意味で出てくる。プログラミングの「ミドルウェア」

MicrosoftのASP.NET Coreの説明は、「ミドルウェアとは、要求と応答を処理するために、アプリのパイプラインに組み込まれたソフトウェアです。」と書きます(3時41分に取得)。英語版も同じ内容の文でした。この説明にOSは出てこず、1つのアプリの中で要求を順に処理する部品を指しています(筆者の読み)。OSとアプリの間の層とは別の意味なので、検索結果でプログラミングの記事が出た時は、どちらの意味かを見分ける必要があります。

このMacでOSとハードウェアの種類を読むと、ミドルウェアの名前は出なかった

筆者は2026年10月13日3時44分に、このMacのターミナルで次の3つのコマンドを実行しました。いずれも読むだけで、設定は変えません。ホスト名が出るコマンドは使っていません。

$ sw_vers
ProductName:		macOS
ProductVersion:		26.6
BuildVersion:		25G72
$ uname -m
arm64
$ sysctl -n machdep.cpu.brand_string
Apple M5 Max

このMacの man uname は、-m を「Write the type of the current hardware platform to standard output.」(訳:現在のハードウェアプラットフォームの種類を標準出力に書く)と説明します。Appleのサポートページは、Appleシリコン搭載のMacでは「このMacについて」の「チップ」の項目にチップの名前が出ると書いています。この3つのコマンドは、ミドルウェアの一覧を出すものではありません。このMacにデータベースやWebサーバーが入っているか、動いているかは、確かめていません。

公式ページは、ログインせずに、3時42分から3時47分に画面に窓を出さないブラウザで撮影しました。Red HatとIBMのページに出たCookieの案内は、承認していません。

JISの原文と、実機にあるミドルウェアは、この記事では確かめていない

  • JIS。日本産業標準調査会(JISC)のサイトで、JIS X 0001「情報処理用語―基本用語」の詳細画面を開きました(3時39分)。最新改正は1994/10/01、最新確認は2024/06/20と表示されました。ただし、ログインしていない状態でPDFを選ぶとログイン画面になると同じ画面に書かれていたため、ログインせず、原文は引用していません(同じ画面は「音声PDFはログイン不要です。」とも書いていますが、本記事では開いていません)。JISでのミドルウェアの定義は、確かめられていません。
  • ITパスポート試験のシラバスVer.6.5のテキスト(3時41分に取得したPDF)を「ミドル」で検索すると、0件でした。確認したのは基本情報技術者試験とITパスポート試験の2つのシラバスで、ミドルウェアの項目があったのは前者だけです。
  • IBMとRed Hatのページは各社の説明で、公的機関の定義ではありません。製品の比較や選び方は扱っていません。

ミドルウェアの定義と例を確かめた出典(2026年10月13日3時36分〜3時52分に取得)

本文で名指しした資料は、すべて記事冒頭のsourcesに入れています。ページの文面は変わることがあるため、引用は取得した時刻の原文で確かめました。取得した原文と画面撮影は、筆者の作業フォルダに保存しています。

この記事でよく聞かれること

ミドルウェアとは何ですか
ソフトウェアのうち、OS(基本ソフト)とアプリケーションの間に位置する層のことです。ソフトウェア工学の用語集SEVOCABに載るISO/IEC/IEEE 24765d:2015の定義は、OSとソフトウェアアプリケーションの間にあるソフトウェアの層です。IPA(情報処理推進機構)の基本情報技術者試験シラバスVer.9.2は「OS とアプリケーションソフトウェアの中間に位置する各種ミドルウェア」と書いています。例はDBMS(データベース管理システム)やTPモニターなどです(2026年10月13日取得)。
ハードウェアとソフトウェアの違いは何ですか
ハードウェアは物理的な部品、ソフトウェアはプログラムです。SEVOCABに載る定義を訳すと、ハードウェアは情報システムの物理的な部品の全部または一部(ISO/IEC 2382:2015)、ソフトウェアはコンピュータを動かすのに使うプログラム、またはプログラムの集まり(ISO/IEC/IEEE 26514:2022)です。IPAのITパスポートのシラバスはハードウェアの例にPC・サーバ・キーボード・ディスプレイ・プリンターを挙げます。
ミドルウェアとソフトウェアの違いは何ですか
ミドルウェアはソフトウェアの一種です。SEVOCABに載る定義はミドルウェアをソフトウェアの層としていて、IPAの基本情報技術者試験シラバスも、OS・ファイルシステム・開発ツールと並べて「ソフトウェア」の中にミドルウェアの項目を立てています(2026年10月13日取得)。この2つから、筆者は、違いは種類ではなく位置づけで、「ミドルウェア」はOSとアプリケーションの間という位置を指す呼び名だと整理しています。企業のIBMのように、アプリケーションやコンポーネントの間をつなぐ働きで説明する資料もあります。
ミドルウェアとOSの違いは何ですか
OSはコンピュータのハードウェア資源を管理し、プログラムに共通のサービスを提供するソフトウェアで(NIST SP 800-152)、ミドルウェアはその上に位置します。企業のRed Hatの日本語ページは、ミドルウェアはOSとアプリケーションの間で「OSにない機能を提供してアプリケーションを補完します」と書いています。どこまでをOSに含めるかは資料により違い、IPAのシラバスはミドルウェアの語をOSの「機能と構成」の用語例にも挙げています。
ミドルウェアの例にはどんなものがありますか
IPAのシラバスは用語例にDBMS・通信管理システム・TPモニターなどを挙げています。企業の説明では、IBMがメッセージブローカー・トランザクション処理モニター・Webアプリケーションサーバー・データベースサーバーを、Red HatがWebサーバー・認証システム・メッセージングツールを挙げています。同じWebサーバーでも、NISTのSP 800-44はOSの定義の中でアプリケーションプログラムの例にしており、資料によって分け方が違います。
ファームウェアとソフトウェアの違いは何ですか
総務省の用語集によると、ファームウェアは「ハードウェアの基本的な制御のために、コンピュータなど機器に組み込まれたソフトウェア」で、「ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在」と呼ばれます。つまりソフトウェアの一種で、総務省は、機器に固定的に搭載されあまり変更が加えられないことから中間的な存在として呼ばれる、と説明しています(2026年10月13日取得)。詳しくはファームウェアの記事に書いています。
自分のパソコンのOSとハードウェアの種類はどう確かめますか
筆者はMacのターミナルで、OSの名前と版を出す sw_vers と、ハードウェアの種類を出す uname -m を実行しました(2026年10月13日3時44分)。結果は macOS 26.6 と arm64 でした。どちらも情報を読むだけで、設定は変わりません。Windows・iPhone・Androidの画面での確かめ方は、OSの記事に書いています。
ミドルウェアはプログラミングでも使う言葉ですか
使います。ただし意味が違います。MicrosoftのASP.NET Coreの説明は「ミドルウェアとは、要求と応答を処理するために、アプリのパイプラインに組み込まれたソフトウェアです。」と書き、1つのアプリの内部の処理の連なりを指しています(2026年10月13日取得)。OSとアプリの間の層という意味とは別の使い方です。
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