Google、Android XR初の有線グラス「XREAL AURA(エックスリアル オーラ)」を発売米国・カナダ・韓国で注文開始、日本は11月2日から。発売記念価格は1,099ドル〜
日刊AIニュース10月27日(火)号:前日のAIのニュース12本を短くまとめました(約8分)›
GoogleとXREALは現地時間10月28日、Android XR初の有線XRグラスXREAL AURAを発売したと発表した。視野角70度、グラス部分は95g未満で、Geminiが画面と周囲の両方を見て助ける。米国・カナダ・韓国では注文受付が始まり、日本は11月2日から、発売記念価格は1,099ドルから。

目次
Googleは現地時間2026年10月28日(日本時間29日午前2時)、XREALと共同で、Android XR(アンドロイド エックスアール)を搭載した初の有線XRグラス「XREAL AURA(エックスリアル オーラ)」を発売したと公式ブログで発表しました。Googleの発表では、注文は米国・カナダ・韓国で同日から始まり、日本では11月2日からです。視野角は70度、グラス部分は95g未満で、Geminiが見ているものに合わせて手伝います。発売記念価格は年末まで1,099ドル(USD)からです。
3行まとめ
- GoogleとXREALが、Android XR初の有線XRグラス「XREAL AURA」を10月28日(現地)に発売。視野角70度、グラス部分は95g未満(Google発表)
- 注文は米国・カナダ・韓国で同日開始、日本は11月2日から。18歳以上が対象で、発売記念価格は年末まで1,099ドルから
- 処理はケーブル接続のコンピュートパックが担当。Snapdragon Reality Eliteを搭載し、ノートPCをつなぐWired Mirroringにも対応
本記事の内容は、日本時間10月29日2時台に公式ページで確認したものです。
何ができるグラスなのか
Googleの説明では、AURAのレンズは透明で、現実の景色を自分の目で見ながら、空間コンテンツを視野に投影できます。自宅、オフィス、飛行機の中での利用を想定しているとのことです。
仕組みの核は「グラスとパックの分業」です。Googleによると、重い処理は携帯型のコンピュートパックが担い、ケーブルでグラスとつながります。パックにはバッテリーと、AURAで初登場となるQualcommの「Snapdragon Reality Elite」が入っています。そのおかげでグラス部分は95g未満に収まる、というのがGoogleの説明です。
Google Cloudのブログは、この構成を「split-compute architecture(分割コンピュート構成)」と呼んでいます。
用途は発表で3つに分けられています。
| 用途 | Googleの説明 |
|---|---|
| 仕事 | ブラウザ・文書・音楽アプリなどを同時に開き、好きな大きさで周囲に並べる。Bluetoothキーボードとマウス、またはパックをトラックパッドとして使える |
| 映像 | YouTube、Google TV、各種配信サービスの画面を好きな位置に置ける。レンズを暗くして周囲を見えにくくでき、人が視界に入ると透明に戻る |
| ゲーム | Google Playのモバイル・タブレット向けゲームを遊べる。携帯機やPCのゲームはWired Mirroringで持ち込める |
Geminiは何を手伝うのか
Googleによると、Android XR上のGeminiは、現実世界と画面の両方で「見ていること、していること」を理解し、会話しながらアプリをまたいで手伝います。ノートPCのウィンドウも対象で、ウィンドウの整理や、見ているものについてのブレインストーミングを頼めるとのことです。
Geminiについて、発表で「今日から」と明記された新しい点が一つあります。視野を共有すると、Geminiが部屋の中や画面上で「注目すべき場所を強調表示」できる、というものです。ゲームで詰まったときに、Androidのゲームや、PC・コンソールからのストリーミング中でも、次の一手をGeminiに聞ける例も挙げられています。
ノートPCをつなぐWired Mirroringとは
映像出力に対応したUSB-CケーブルでノートPCをAURAにつなぐと、PCの画面が自由にサイズ変更・配置できるウィンドウとして表示されます。Googleによると、ソフトのインストールは不要で、Android XRのアプリと並べて使えます。表示は本人にしか見えないため、公共の場所で機密文書を開いても安心できる、とGoogleは書いています。
Google Cloudのブログは、同じ機能を「DisplayPort入力(DP-in)」と呼び、プラットフォームの異なるノートPCでもAndroidアプリと並べて接続できると説明しています。
誰がいつから使えるのか・日本では
| 項目 | 内容(Google発表) |
|---|---|
| 注文開始(米国・カナダ・韓国) | 2026年10月28日(現地) |
| 注文開始(日本) | 2026年11月2日 |
| 対象 | 18歳以上。Google Cloudのブログによれば、使えるのは米国・カナダ・日本・韓国のユーザーのみ |
| 購入先 | xreal.com/aura。米国ではBestBuy.comでも注文でき、出荷は11月中旬から |
| 価格 | 発売記念価格は年末まで1,099ドル(USD)から |
| アプリ | Google Playの数百万のアプリ。XR向けに作られたものは150超 |
日本の読者に関わる点は、11月2日から注文が始まることです。注文できるのは18歳以上で、Googleの脚注には「セットアップが必要。互換性のあるアカウントが必要」ともあります。
立体映像・ゲームのラインアップ
Googleの発表では、AURAの発売にあわせてXR向けの映像作品が追加されます。挙がっているのは、Andy SerkisとJosh Nelson Youssef共同監督の「Nevatars」、Margot Robbieがナレーションを務めるAtlantic Studios制作の「Galapagos: the Last Eden」、サンフランシスコ・バレエの「Nutcracker」です。
ゲームでは、Owlchemy LabsやResolution Gamesなどのスタジオ作品がXR対応で並び、新作として「Fallout Factions」と「Project Hail Mary: Journey Among the Stars」が挙げられています。
映像まわりの機能としては、ほぼあらゆる動画・写真・ゲームをタップ1回で3D化する「spatial view」(高解像度コンテンツに対応)と、アプリが常に正面に追従する「window follow mode」があります。移動中は視界の端の小さな表示に収まる、と説明されています。Googleフォトには、ライブラリーを周囲に広げる新しい空間ギャラリーが「今年中に」入るとのことで、発表の書き方(will include)からは、現時点ではまだ提供されていない機能と読めます。
企業向けの管理機能
Google Cloudのブログは、企業での利用を前面に出しています。AURAは、今年導入されたAndroid XR向けのAndroid Enterprise管理の枠組みで管理されるとのことで、同ブログが挙げる機能は次のとおりです。
- Managed Google Play(社内向けを含むアプリの配布と管理)
- Android zero-touch enrollment(遠隔での一括展開)
- 完全管理デバイスモードによるWi-Fiなどの設定とポリシー管理
- Google Play Protect、ハードウェアからOSまでの保護、Android EnterpriseのDevice Trust
想定する使い方として、自分だけに見える仮想モニター、機器の作業中に遠隔の専門家から助けを受けること、3Dでの設計とシミュレーション、音声で現場の情報を業務システムに入力することなどが挙がっています。
筆者の観測:日本語版の表示と円建て価格
日本時間2時31分にGoogle公式ブログを取得した時点では、記事は英語でした。ページ内の地域切り替え(Preferences)には「日本 (日本語)」の選択肢がありますが、取得できたのはこの英語版です。また、Googleの2つのページの本文を「円」「JPY」で検索しましたが、該当はありませんでした。価格表記はUSDだけで、日本向けの価格は今回確認した範囲では見つかっていません。
この発表だけでは判断できないこと
- 数字はGoogleの発表のみ:70度、95g未満、150超といった数字は、いずれもGoogleの公式ブログに書かれたものです。筆者は実機を試していないため、見え方、装着感、パックの電池持ちは確かめていません。
- 日本の価格と購入方法:日本での注文は11月2日から、とだけ書かれています。価格が1,099ドルと同じ水準なのか、円でいくらなのかは、今回確認した公式ページには記載がありません。
- 「1,099ドルから」の期間:Googleは「年末まで」の発売記念価格と書いており、年明け以降の価格は書かれていません。
- 日本語での利用:Geminiの日本語対応や、日本で使えるアプリの範囲は、今回確認した2ページでは説明されていません。
- 出荷時期の範囲:Googleは「xreal.com/aura、または米国ではBestBuy.comで注文でき、出荷は11月中旬から」と書いています。この「11月中旬」がBestBuy.comだけの話か、xreal.comにも当てはまるのかは、原文の書き方からは読み取れません。日本向けの出荷時期は、取得できたページに記載がありません。
- XREAL側のページ:本記事の根拠はGoogleの2ページだけで、XREAL公式の製品ページは確認できていません。パックの重さや電池の持続時間などの仕様は、今回の2ページには書かれていないため、XREAL側で確認する必要があります。
出典と確認時刻
- Google公式ブログ「XREAL AURA: Wired XR glasses to watch, work, and play」(2026年10月28日付、Shahram Izadi氏): https://blog.google/products-and-platforms/platforms/android/xreal-aura/ (日本時間2026年10月29日2時31分に確認)
- Google Cloud公式ブログ「Step into a new dimension with XREAL AURA, the first-of-its-kind wired XR glasses」(Chrome Enterprise、10月29日付): https://cloud.google.com/blog/products/chrome-enterprise/step-in-to-a-new-dimension-with-xreal-aura-a-first-of-its-kind-wired-xr-glasses (日本時間2026年10月29日2時31分に確認)
本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- XREAL AURA(エックスリアル オーラ)とは何ですか?
- Googleの発表によると、Android XRを搭載した初の有線XRグラスです。レンズは透明で、現実の景色を見たままアプリを視野に投影できます。視野角は70度、グラス部分は95g未満で、処理はケーブルでつないだ携帯型のコンピュートパック(バッテリーとQualcommのSnapdragon Reality Eliteを搭載)が担います。Geminiが画面や周囲の様子を見て手伝います。
- XREAL AURAは日本でいつ買えますか?
- Googleの発表では、日本では2026年11月2日から注文できます。米国・カナダ・韓国では10月28日(現地)から注文できます。対象は18歳以上のユーザーです。注文先はxreal.com/auraで、米国ではBestBuy.comでも注文でき、出荷は11月中旬から始まると書かれています。
- XREAL AURAの価格はいくらですか?
- Googleの発表では、発売記念価格は年末まで1,099ドル(USD)からです。今回確認した公式ページ2点には、日本円での価格は書かれていませんでした。日本向けの価格は、11月2日の注文開始時にXREALのページで確認する必要があります。
- XREAL AURAでノートPCやゲームは使えますか?
- Googleによると、USB-Cケーブル(映像出力対応)でノートPCをつなぐ「Wired Mirroring」で、PCの画面をウィンドウとして表示できます。ソフトのインストールは不要とのことです。Google Playのモバイル・タブレット向けゲームも遊べ、携帯機やPCのゲームもWired Mirroringで持ち込めると説明しています。
出典・参照資料
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