Google、SearchとGemini(ジェミニ)アプリ向けの連携を1か所で作れる「Connected Apps Platform」のプレビューを開始Adobe・Calmなどの連携も追加
日刊AIニュース10月27日(火)号:前日のAIのニュース12本を短くまとめました(約8分)›
Googleは2026年10月28日(日本時間29日午前2時)、SearchとGeminiアプリ向けのアプリ連携を開発者が1か所で作って管理できる「Connected Apps Platform」のプレビューを始めたと発表した。Adobe・Calm・Pelotonなどの連携も新たに加え、SearchとGeminiで公開済みの連携は合わせて50以上だとしている。

目次
Googleは2026年10月28日(米国時間・日本時間では29日午前2時)、SearchとGemini(ジェミニ)アプリ向けのアプリ連携を開発者が1か所で作って管理できる「Connected Apps Platform」のプレビューを始めたと、公式ブログで発表した。あわせて、Adobe・Calm・Peloton などの連携が新たに加わるとしている。
3行まとめ
- Googleが2026年10月28日、SearchとGeminiアプリ向けの連携を1か所で作って管理する「Connected Apps Platform」のプレビューを開始。開発者はクラウドのMCPサーバー、またはAppFunctions APIを使うAndroid MCPで連携する。
- SearchとGeminiの間で50以上のConnected Appsを公開と発表。Adobe・Experian・Localiza・PelotonはGeminiで利用可能、Searchには数週間以内に広げる予定。
- Googleによるとアクセスは段階的に開く方式で、開発者にはプレビューへの登録を案内している。今回確認した公式ブログには日本での提供についての記載はない。
本記事の内容は、日本時間10月29日2時台に公式ページで確認したものです。
Connected Apps Platform は何をするものか
Googleの発表によると、これは「SearchとGeminiアプリ向けのアプリを、開発者が1か所で作って管理する」ための仕組みだ。Googleは「一度作れば、SearchとGeminiアプリの両方で、意図の高いユーザーに届く」と説明している。
作り方は、公式ブログによると次の流れになる。
- クラウドにホストしたMCPサーバーで連携する。Android向けには、AppFunctions APIを使うAndroid MCPを使う
- Google Connected Console(ブログ上の名称)で、アプリを登録し、テストし、申請する
- 審査の前に、公開先をSearch・Geminiアプリ・その両方から選ぶ
- 公開後は、トラフィック・遅延・エラー率を追跡できる。認証済みのロゴやアカウント認証を含むブランドの見え方も自分で管理できる
MCP(Model Context Protocol)は、AIがアプリやデータとやり取りするための共通の取り決めだ。今回のブログでは、連携の入口として使うと書かれているだけで、MCPの詳しい説明は載っていない。
誰が、いつから使えるのか
開発者向けの入口は、プレビューへの登録だ。Googleは次のように書いている。
We're opening access in phases, and will add more developers, markets, and Google products over the coming months.
(段階的にアクセスを開いており、今後数か月で開発者・市場・Google製品を増やしていく。※筆者訳)
つまり、いまは誰でもすぐに使える状態ではない。プレビューの登録先とドキュメントは、ブログによると developers.google.com/connected-apps にある。ただしこのページは、本記事の執筆時点では取得できておらず、中身は確認していない。
利用者から見える連携は、いくつ、どこまで進んでいるか
利用者側の話は、次のとおり整理できる。数字はすべてGoogleの発表だ。
| 項目 | Googleの発表内容 |
|---|---|
| 公開済みの連携 | SearchとGeminiの間で50以上。生産性、イベントのチケット、健康・フィットネスなどの分野 |
| Geminiで利用可能 | Adobe、Experian、Localiza、Peloton |
| Searchへの展開 | 上記の連携を「数週間以内に」Searchにも広げる |
| 新規 | Calmとの新しい連携を、SearchとGeminiの両方で始める予定 |
連携の一覧は、SearchとGeminiそれぞれのヘルプセンターのページで見られるとされている。
前の発表と何が違うのか
連携そのものは、今回が初めてではない。公式ブログを遡ると、次の経緯がある。
- 2026年5月19日: GeminiアプリでCanva・OpenTable・Instacartとの新しいMCP接続を始めた。ブログは「連携アプリのリストを広げる」と書き、ほかのパートナーも組み込み中としていた
- 2026年7月16日: SearchのAI Modeで、Instacart・Canva・YouTube Musicなどのアプリを連携できるようにした。同記事は「今週から米国で順次提供」としている
今回の発表の中心は、連携を作る側の窓口を1つにまとめた点だ。Googleの説明では、開発者が連携を登録・テスト・申請し、公開後の運用状況を見る場所になる。利用者側の管理画面については、Gemini(ジェミニ)アプリの「Customize」の記事で扱っている。
公式ページを確認して気づいたこと
日本時間10月29日2時18分ごろに公式ブログを取得した時点で、ページの言語メニューには「日本 (日本語)」の選択肢があった。一方、取得できた本文は英語のままだった。日本向けの案内が別に用意されているかどうかは、この取得結果からは分からない。
また、ブログの本文には、Connected Apps Platform の料金や、審査に通る条件の説明がなかった。本文を「pricing」「free」「cost」「fee」で検索しても該当がなかったので、少なくとも今回取得した記事には載っていない。
今回の発表で確認できていないこと
- 開発者向けドキュメント: ブログが案内する developers.google.com/connected-apps は取得できていない。登録条件、料金、審査の基準、対応する機能は、この記事では確認していない
- 日本での提供: 今回確認した公式ブログには、日本を含む対象市場の具体名は書かれていない。「今後数か月で市場を増やす」とあるのみ
- Searchでの連携の対象: 7月のSearch向けの発表は「米国で順次」だった。今回の50以上のうち、Searchで実際に使える連携がどれだけあるかは、ブログからは数えられない
- 性能・信頼性: 追跡できるのは、トラフィック・遅延・エラー率とされている。これらの実測値は示されていない
- 動作確認: 筆者はこのプラットフォームも連携も試していない。本記事はGoogleの発表の整理である
突き合わせた公式ブログ3本
- Build and manage Connected Apps in one place(Google、2026年10月28日): https://blog.google/innovation-and-ai/technology/developers-tools/connected-apps-one-place/
- Connect more of your apps to Search(Google、2026年7月16日): https://blog.google/products-and-platforms/products/search/connected-apps/
- The Gemini app becomes more agentic, delivering proactive, 24/7 help(Google、2026年5月19日): https://blog.google/innovation-and-ai/products/gemini-app/next-evolution-gemini-app/
3本とも日本時間2026年10月29日2時18分台に取得して確認した。本記事は続報があり次第更新します。
Geminiの最近の変更
- 10月22日新機能:Vaultで「Workspace内のGemini」の会話を書き出し
- 10月22日新機能:Meetの音声翻訳が63言語・言語の自動検出に順次対応
- 10月19日新機能:スプレッドシートのGeminiでBigQueryのデータを分析
この記事でよく聞かれること
- Googleの Connected Apps Platform とは何ですか?
- Googleが2026年10月28日に発表した、アプリ開発者がSearchとGeminiアプリ向けの連携を1か所で作って管理するための仕組みです。Googleの発表によると、開発者はクラウド上のMCPサーバー、またはAppFunctions APIを使うAndroid MCPで連携を作り、Google Connected Consoleで登録・テスト・申請します。現在はプレビューです。
- Connected Apps Platform はいま誰でも使えますか?
- 誰でもではありません。Googleは「段階的にアクセスを開いており、今後数か月で開発者・市場・Google製品を増やす」と書いています。開発者にはプレビューへの登録を案内しており、ドキュメントは developers.google.com/connected-apps にあるとしています。
- Connected Apps Platform は日本で使えますか?
- 今回確認した公式ブログ記事には、日本での提供時期や対象市場の具体的な記載はありませんでした。Googleは「今後数か月で市場を増やす」とだけ書いています。日本の状況は、公式のドキュメントやヘルプで確認する必要があります。
- どんなアプリが連携済みですか?
- Googleは、SearchとGeminiで合わせて50以上のConnected Appsを公開したと発表しています。Adobe・Experian・Localiza・PelotonはGeminiで利用可能で、数週間以内にSearchにも広げる予定です。Calmとの新しい連携は、SearchとGeminiの両方で始めるとしています。
出典・参照資料
大きいニュースはYouTubeでも解説しています。Xでは新着記事をお知らせしています。
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