Codex CLI(コーデックス)0.161.0が公開、新機能欄にGPT-6.1 Solの既定化/mcp login、Bedrockのマルチエージェント対応、音声のマイク選択も
OpenAIは2026年10月7日付でCodex CLI 0.161.0を公開した。公式の更新履歴によると、同梱とAmazon Bedrockのカタログの既定モデルがGPT-6.1 Solになり、/mcp login、Bedrockのマルチエージェント V2、音声会話のデバイス選択が加わった。

OpenAIは、コーディングエージェント「Codex CLI(コーデックス)」のバージョン0.161.0を公開しました。公式の更新履歴(ChatGPT & Codex changelog)では2026年10月7日付の項目です(時刻とタイムゾーンの記載はありません)。新機能として、同梱カタログとAmazon Bedrockカタログの既定モデルをGPT-6.1 Solにしたこと、/mcp login でMCPサーバーにログインできること、BedrockでのマルチエージェントV2対応、音声会話のマイク・スピーカー選択などが挙げられています。
3行まとめ
- OpenAIのCodex CLI 0.161.0(更新履歴の日付は2026年10月7日)の新機能欄に、同梱とAmazon Bedrockのカタログの既定モデルをGPT-6.1 Solにしたと記載。同じ内容は0.159.1(9月29日付)にもある。
/mcp login <name>でMCPサーバーにログインでき、BedrockはマルチエージェントV2とUltra推論に対応、音声会話はマイク・スピーカーを選べる。- 更新履歴によると、Daybreakは
--enable cli_daybreakなどで有効にした時だけ使えるオプトイン方式に変わり、既定では自動のCyberルーティングも外れる。
本記事の内容は、日本時間10月11日5時台に公式ページで確認したものです(取得は5時29分)。
何が変わったのか
公式の更新履歴は、0.161.0の新機能を6項目で書いています。下の表では、Daybreakとそれに関連するCyberの項目を1行にまとめました。
| 項目 | 更新履歴の記載 |
|---|---|
| 既定モデル | GPT-6.1 Solが、同梱カタログとAmazon Bedrockカタログの既定モデルになった |
| Amazon Bedrock | マルチエージェントV2とUltra推論に、対応するモデルで対応。Bedrock MantleはAWS GovCloudのリージョンも受け付ける |
| MCP | 起動中のターミナルセッションから /mcp login <name> でMCPサーバーにサインインできる |
| 音声会話 | マイク、スピーカー、マイクの入力チャンネルを選べる。設定はローカルに保存される |
| Daybreak / Cyber | Daybreakはオプトイン。ターンごとにCyberアクセスプログラムを選ぶ指定も追加 |
既定モデルがGPT-6.1 Solに
更新履歴には「GPT-6.1 Sol is now the default model in the bundled and Amazon Bedrock catalogs.」(GPT-6.1 Solが、同梱カタログとAmazon Bedrockカタログの既定モデルになった)とあります。
同じページの2026年9月29日の項には、GPT-6.1 SolがCodexとChatGPT Workで使えるという案内があります。OpenAIの説明は「near-Astra performance for complex work at a lower cost than Astra」(複雑な作業でAstraに近い性能を、Astraより低いコストで)で、モデル名は gpt-6.1-sol です。提供状況は「プラン、クライアント、ワークスペース設定によって異なる」とされています。
Bedrockはマルチエージェント V2に対応
Amazon Bedrock経由で使う場合に、マルチエージェントV2とUltra推論が、対応するモデルで使えるようになりました。BedrockのMantleはAWS GovCloudのリージョンも受け付けます。どのモデルが対応するのかは、今回の更新履歴の本文には書かれていません。
/mcp login で、セッションを抜けずにMCPへログイン
/mcp login <name> を使うと、動作中のターミナルセッションからMCPサーバーにサインインできます。<name> に何を入れるかは更新履歴に詳しい説明がなく、設定済みのサーバー名を指すものと推測されますが、公式ページで確認できたわけではありません。
音声会話のデバイス選択
音声会話でマイク、スピーカー、マイクの入力チャンネルを選べます。選んだ設定はローカルに保存されます。音声会話については、9月分のまとめ記事Codex CLI v0.155.0〜v0.156.1(9月18〜23日)で、既定で有効になった経緯を扱っています。
Daybreakはオプトイン方式に
更新履歴によると、Daybreakは --enable cli_daybreak または features.cli_daybreak=true で有効にする方式になりました。daybreak=true だけでは足りません。既定では、操作部品と表示が隠れ、/daybreak は使えず、自動のCyberルーティングも外れます。保存済みのDaybreakスレッドでも同じで、保存した設定そのものは残ります。
オプトインしても、ルーティングには「対象のChatGPTサインイン、OpenAIプロバイダー、モデル・プログラム側の対応表示」が必要と書かれています。
あわせて、codex exec --cyber-access-program またはTypeScript SDKの cyberAccessProgram で、ターン(1回のやり取り)ごとにCyberアクセスプログラムを選べるようになりました。この明示指定は cli_daybreak を無効にしていても使え、保存済みの選択は変えないとされています。Daybreakの中身そのものは今回のページに説明がなく、本記事では設定の変更点だけを伝えます。
バグ修正は何があるか
更新履歴のBug Fixes欄には、次の6件が並びます。
- 承認されたファイルシステムの権限昇格が、拒否済みの読み取りとネットワーク制限を保ったまま、より広い書き込み権限を与えられるようになった。バックグラウンドタスクは開始したターンの権限を引き継ぐ
- 明示した起動時の権限が、ターミナルの再接続や新しいセッションでも保たれる。暗黙のクライアント設定が、サーバーや保存済みスレッドのウェブ検索設定を上書きしなくなった
- 昇格したWindowsのターミナルセッションが組み込みサーバーで起動でき、サンドボックス内のPowerShellは保護されたユーザープロファイル配下の相対パスを保つ
- 貼り付け検出の期限切れ後に、溜まっていた入力がEnterで正しく送信される(Vimの挿入モードを含む)
- スレッドの再開に最新のコミット済み履歴が含まれる。起動時に復旧可能なSQLiteの破損を早めに検出し、壊れたデータベースをバックアップとして残す
- Responsesの再試行とWebSocketからHTTPへのフォールバックが、サーバーの再試行ガイダンスに従う。過負荷時の早すぎる失敗を減らす
ほかにドキュメントとして、認証の案内が auth.json に常に資格情報があるかのような書き方をやめ、キーリング保存に対応した内容になりました。
入れ方と前の版との違い
更新履歴には npm install -g @openai/codex@0.161.0 というコマンドが載っています。比較元は rust-v0.160.0 で、直前の0.160.0(10月1日付)の新機能は、エージェントのコマンドセンターでの古いタスクの閲覧、プロジェクト外でのセッション開始、Guardianレビューの追加機能などでした。0.161.0は、モデルの既定、Bedrock、MCP、音声、Daybreakという別の領域の追加が中心です。
画面で見た、更新履歴の並び
筆者は製品を実際には動かしていません。日本時間10月11日5時29分に取得した更新履歴のページで確認できたのは、次の2点です。
- ページの先頭側には、0.161.0より新しい0.162.0(10月8日付)と0.162.1がすでに載っていた。0.162.0の比較元は
rust-v0.161.0で、この記事を書いた時点で0.161.0は最新版ではない - GPT-6.1 Solを既定にする記載は、0.161.0より前の0.159.1(9月29日付)の新機能欄にもあった。そこでは「同梱カタログとAmazon Bedrock MantleおよびRuntimeのカタログ」と書かれている
つまり、0.161.0で初めてSolが既定になったと読むのは正確ではなく、更新履歴の上では、0.159.1の既定化が0.161.0でも新機能として再掲されたかたちです。なぜ再掲されたのかは、取得したページからは分かりません。
確認できなかったこと
- 日本での提供:今回取得した更新履歴のページに、日本に触れた記載はありませんでした。CLIはnpmで入れる仕組みですが、モデルの利用可否は9月29日の項にあるとおりプランやワークスペース設定に左右されます
- 料金:0.161.0の項に料金の記載はありません。GPT-6.1 Solの料金や利用枠は、更新履歴の別の項が案内する「Pricing」ページで確認する形で、本記事では確かめていません
- Bedrockで対応するモデルの範囲、
/mcp loginの細かい挙動、Daybreakの位置づけ:いずれも更新履歴の本文では詳しく説明されていません - 実機での動作:筆者は0.161.0を動かしておらず、挙動はすべてOpenAIの記載にもとづきます
出典と確認時刻
- ChatGPT & Codex changelog(OpenAI公式、旧 developers.openai.com/codex/changelog からの転送先 learn.chatgpt.com/docs/changelog): https://developers.openai.com/codex/changelog/#github-release-405921402
2026年10月11日 日本時間5時29分に取得して確認しました。本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- Codex CLI 0.161.0の主な変更点は何ですか?
- OpenAIの更新履歴(2026年10月7日付)によると、新機能欄は6項目です。GPT-6.1 Solが同梱カタログとAmazon Bedrockカタログの既定モデルになったこと、BedrockでマルチエージェントV2とUltra推論に対応したこと、/mcp login <name> でMCPサーバーにログインできること、音声会話のマイク・スピーカー・入力チャンネルを選べること、Daybreakがオプトイン方式になったこと、Cyberアクセスプログラムをターンごとに選べることです。
- Codex CLI 0.161.0はどうやって入れますか?
- 公式の更新履歴には npm install -g @openai/codex@0.161.0 というコマンドが載っています。
- GPT-6.1 Solが既定になったのは0.161.0が最初ですか?
- 今回取得した更新履歴を見る限り、最初ではありません。0.159.1(2026年9月29日付)の新機能欄に、同梱とAmazon Bedrock Mantle・Runtimeのカタログで既定モデルにしたとの記載があります。0.161.0の欄には、同梱とBedrockのカタログで既定になったと書かれています。
- 日本での提供や料金の扱いは書かれていますか?
- 今回取得した更新履歴のページには、日本という語も0.161.0の料金の記載もありませんでした。GPT-6.1 Solの利用可否は、同じページの9月29日の項で「プラン、クライアント、ワークスペース設定によって異なる」とされています。
出典・参照資料
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