Azure OpenAI ServiceとはOpenAI APIとの違い、法人がAzure経由を選ぶ理由、料金の仕組み
Azure OpenAI Serviceは、MicrosoftがAzure上でOpenAIのモデルを提供するサービスで、2026年9月25日の確認時点で製品ページの名称は「Azure OpenAI in Foundry Models」に変わっていた。課金はStandard(従量)・Provisioned(PTU)・Batch(Global Standardの50%引き)の3方式。Azure公式の価格APIでは、GPT-4.1のGlobalは入力100万トークンあたり2ドル・出力8ドルでOpenAI直接APIの標準価格と同額、処理場所をEU・米国内や単一リージョンに絞るData Zone・Regionalは1割高だった。OpenAI直接のデータレジデンシーも営業経由で利用資格の確認が要り、2026年3月5日以降に出た対象モデルは10%上乗せ。違いは、請求がAzure契約にまとまる点と、選べるリージョンの数・手続きにある。

目次
2026年9月25日未明(日本時間)に、Microsoft・OpenAIの公式ページと価格APIを直接確認した時点の情報です。 Azure OpenAI Serviceは、MicrosoftがOpenAIのモデル(GPT系列など)を自社のAzure上でホストし、企業向けに提供するサービスだ。確認してみると、名前そのものが移り変わる途中にあった。Microsoftの製品ページの名称は既に「Azure OpenAI in Foundry Models」で、旧来の解説ページのURLは「Foundry Models sold by Azure」という別のページへ転送された。一方で、価格ページのタイトルは「Azure OpenAI Service - Pricing」のままだった。この記事では、今の呼び名と位置づけ、OpenAIのAPIを直接契約する場合との違い、Microsoftが挙げる選定理由、料金の仕組みを、確認できた一次情報の範囲で整理する。
3行まとめ
- 正体と呼び名。 Azure OpenAI Serviceは、MicrosoftがAzure上でOpenAIのモデルを動かして提供するサービス。2026年9月25日の確認時点で、製品ページの名称は「Azure OpenAI in Foundry Models」。上位の基盤は「Microsoft Foundry」(旧称はAzure AI Studio / Azure AI Foundry)と呼ばれていた。
- 料金。 課金方式は「Standard(従量課金)」「Provisioned=PTU(時間課金)」「Batch(Global Standardの50%引き)」の3つ。Azure公式の価格API(East US・米ドル建て)では、GPT-4.1のGlobalは入力が100万トークンあたり2ドル、出力が8ドルで、OpenAI直接APIの標準価格と同じ。処理する場所をEU・米国内に絞るData Zoneと、単一リージョンのRegionalは1割高(入力2.2ドル・出力8.8ドル)だった。
- OpenAI直接との違い。 送信データを学習に使わないのは、両社とも既定の扱い。Microsoftは、Azure経由のプロンプトや出力は「OpenAIには提供されない」と明記している。請求はAzureのサブスクリプションにまとまり、製品ページのFAQは稼働率99.9%を保証するとしている。OpenAI直接のデータレジデンシーは10リージョンで、営業経由の利用資格確認が必要。2026年3月5日以降に出た対象モデルには10%が上乗せされ、99.9%のSLAはEnterprise向け「Scale Tier」の特典として書かれていた。
名前は「Azure OpenAI in Foundry Models」へ──旧URLはFoundryのページに転送
Azure OpenAIの定番の入口だった2つのURLを、ブラウザと同じUser-Agentを付けたcurlで開き、転送後に最終的にたどり着くURLを記録した。
| 開いたURL | 到達先(HTTPリダイレクト後) | HTTPステータス |
|---|---|---|
learn.microsoft.com/en-us/azure/ai-services/openai/overview(旧「What is Azure OpenAI Service?」) |
learn.microsoft.com/en-us/azure/foundry/foundry-models/concepts/models-sold-directly-by-azure(ページタイトル「Foundry Models sold by Azure」) |
200 |
azure.microsoft.com/en-us/products/ai-services/openai-service(旧製品ページ) |
azure.microsoft.com/en-us/products/ai-foundry/models/openai/(ページタイトル「Azure OpenAI in Foundry Models」) |
200 |
「Azure OpenAI Serviceの概要」と「製品ページ」の旧URLは、どちらも名前に「Foundry」を含むページへ自動的に転送された。
Microsoft Learnの「What is Microsoft Foundry?」ページ(確認時点の表示で「Last updated on 2026-09-24」)には、以前の呼び名と今の呼び名の対応表がある。一部を抜き出すと次の通り。
| 項目 | 以前 | 現在 |
|---|---|---|
| ブランド | Azure AI Studio / Azure AI Foundry | Microsoft Foundry |
| ブランド | Azure AI Services | Foundry Tools |
| APIのバージョン指定 | 月ごとの api-version パラメータ |
安定版のv1ルート(/openai/v1/) |
| リソースの構成 | Hub + Azure OpenAI + Azure AI Services | Foundry resource(単一のリソースと、その下のプロジェクト) |
| SDK・エンドポイント | 複数のパッケージ(azure-ai-inference・azure-ai-generative・azure-ai-ml・AzureOpenAI())で5つ以上のエンドポイントに接続 |
統合クライアント(azure-ai-projects 2.x)+ OpenAI() で1つのプロジェクトエンドポイントに接続 |
| 用語 | Threads, Messages, Runs, Assistants | Conversations, Items, Responses, Agent Versions |
同じページには「Coming from Azure OpenAI? Upgrade your Azure OpenAI resource to a Foundry resource while preserving your endpoint, API keys, and existing state.(Azure OpenAIから来た方へ:エンドポイント、APIキー、既存の状態を保ったまま、Azure OpenAIのリソースをFoundryリソースにアップグレードできます)」という案内もある。Microsoftの説明では、既存のAzure OpenAIリソースは、エンドポイントやAPIキーを変えずにFoundryの枠組みへ移せる。Foundry自体は「Access more than 10,000 models from Microsoft, OpenAI, Anthropic, Meta, and others.(Microsoft、OpenAI、Anthropic、Metaなどの1万を超えるモデルにアクセス)」とうたっていて、OpenAI専用の窓口ではない。複数ベンダーのモデルをまとめて扱う基盤という位置づけだ(AnthropicがMicrosoftの独自チップ「Maia 200」上でClaudeの推論を動かす協議をしていると2026年5月にThe Informationなどが報じた件は、別記事で扱った)。
以下では、検索や契約のときに使われることが多い「Azure OpenAI」という表記を使う。ただし、管理画面や公式ドキュメントでの呼び名は上の通り移行の途中にある。
OpenAIの直接APIと何が違うか
「OpenAIのAPIを直接使うのと何が違うのか」は、料金より先に聞かれることが多い。両社の公式ドキュメントを開いて確認した範囲で整理する。
学習に使わないのは、どちらも既定の扱い。 OpenAIの公式ドキュメント(Data controls in the OpenAI platform)は、直接APIについて次のように書いている。
Your data is your data. As of March 1, 2023, data sent to the OpenAI API is not used to train or improve OpenAI models (unless you explicitly opt in to share data with us). (あなたのデータはあなたのもの。2023年3月1日以降、OpenAI APIに送られたデータは、明示的にオプトインしない限り、OpenAIのモデルの学習・改善には使われない)
Azure側では、Microsoft Learnの「Data, privacy, and security for Foundry Models sold by Azure」(確認時点の表示で最終更新2026-05-19)が、プロンプト・出力・埋め込み・学習データについて「are NOT available to OpenAI or other providers of Models sold by Azure.(OpenAIや、その他のモデル提供元には提供されない)」「are NOT used to train any generative AI foundation models without your permission or instruction.(許可や指示なしに、生成AIの基盤モデルの学習には使われない)」と箇条書きで書いている。同じページには、Azure上のモデルはOpenAIが運営するサービス(ChatGPTやOpenAI APIなど)とやり取りしない、という記述もある。「Azure経由なら学習に使われない」という説明自体は正しいが、直接APIでも既定では学習に使われない。違いが出るのは、データの行き先がOpenAIかMicrosoftかと、処理・保存する場所の選び方のほうだ。
処理する場所の選び方と条件が違う。 Azureの料金ページは、StandardとProvisionedのデプロイ方式として次の3つを挙げている。
- Global Deployment – Global SKU(グローバル単一SKU)
- Data Zone Deployment – Geographic based (EU or US)(EUまたは米国のエリア単位)
- Regional Deployment – Local Region (up to 27 regions)(個別のリージョン。最大27カ所)
前述のMicrosoftのデータ取り扱いページによると、Globalでは、プロンプトと応答はそのモデルが置かれているどの地域でも処理されうる(「For any deployment type labeled 'Global,' prompts and responses may be processed in any geography where the relevant model sold by Azure is deployed」)。Data Zoneでは、処理はEU内・米国内といった指定のゾーンの中にとどまる。どの方式でも、アップロードしたデータなど保存されるデータは、利用者が指定した地域に置かれるという。
OpenAIの直接APIの「データレジデンシー」には、公式ドキュメントによると次の条件がある。
- 対応するのは10リージョン(
useuaucajpinsgkrgbaeの各サブドメイン。ドキュメントの対応表の行を数えた) - 「Contact our sales team to see if you’re eligible for using data residency controls.(データレジデンシーを使える資格があるか、営業チームに問い合わせてください)」と書かれている
- 2026年3月5日以降にリリースされた、データレジデンシー対象のモデルには10%の上乗せ料金がかかる
- 米国以外のリージョンでは「To use data residency with any region other than the United States, you must be approved for abuse monitoring controls, and execute a Modified Retention amendment.(米国以外でデータレジデンシーを使うには、不正利用監視の管理機能について承認を受け、保持条件の修正契約を結ぶ必要がある)」
料金の面では、Azureも処理する場所を絞ると高くなる。後述の通り、Azureの価格APIでは、GPT-4.1のData Zone・Regionalの単価がGlobalの1.1倍だった。処理場所の指定に約1割を上乗せする点は両社とも同じで、違うのは手続きのほうだ。Azureでは、デプロイの方式を選ぶ形でData Zone・Regionalを使える。OpenAI直接では、営業を通じた資格確認が前提になっている。ただしAzureも無条件ではない。Microsoftのデータ取り扱いページには、不正利用監視の変更は「managed customers」が申請するものと書かれている。製品ページのFAQにも、利用ケースを評価・承認する基準や「limited access(限定アクセス)」の説明が残っている(このFAQは、利用可能なモデルとしてGPT-3.5-TurboやDavinciなど旧世代の名前を挙げており、いつ更新されたかは分からない)。
請求とSLAの扱いが違う。 Microsoft Learnの「Foundry Models sold by Azure」ページは、Azure OpenAIのモデルを含む「Azureが販売するモデル」について「These models are billed through your Azure subscription, covered by Azure service-level agreements, and supported by Microsoft.(これらのモデルはAzureサブスクリプション経由で課金され、AzureのSLAの対象となり、Microsoftがサポートする)」と説明している。製品ページのFAQは「We guarantee that Azure OpenAI will be available at least 99.9% of the time.(Azure OpenAIの稼働率が99.9%以上であることを保証する)」と書いている(SLAの詳細はリンク先の別文書で、本記事ではそこまで読んでいない)。
OpenAI直接にも99.9%の数字はある。OpenAIの「Scale Tier for API Customers」ページには「Scale Tier traffic offers a 99.9% uptime SLA and prioritized compute.(Scale Tierの通信には、稼働率99.9%のSLAと優先的な計算資源が付く)」とある。ただしScale Tierは、Enterprise顧客向けに営業経由で提供される前払い型の枠で、同じページによるとGPT-5.6より前のモデルが対象だ(GPT-5.6以降は「Reserved Tier」を参照するよう案内されている。Reserved Tierのページは本記事では確認していない)。Azureは製品ページのFAQで、稼働率99.9%を特定の購入枠に限らずAzure OpenAIのものとして示している。OpenAIは、99.9%のSLAをScale Tierの特典として書いている。書き方の違いはここにある。すでにAzureをITインフラとして使っている企業なら、既存のAzure契約や調達の流れにそのまま載せられる点も、実務上の利点になりうる。
Microsoftが挙げる「選ばれる理由」と、FAQに残る古い記述
Azureの料金ページは、選ばれる理由を次のように書いている。
Beyond the cutting-edge models, companies choose Azure OpenAI Service for built-in data privacy, regional/area/global flexibility, and seamless integration into the Azure ecosystem including Fabric, Cosmos DB and Azure AI Search. (最先端のモデルに加えて、企業がAzure OpenAI Serviceを選ぶのは、組み込みのデータプライバシー、リージョン/エリア/グローバルの柔軟性、そしてFabric・Cosmos DB・Azure AI Searchを含むAzureのエコシステムとのシームレスな統合のためだ)
製品ページのセキュリティ欄には、「34,000 Full-time equivalent engineers dedicated to security initiatives at Microsoft.(Microsoftでセキュリティに専念するフルタイム換算のエンジニア3万4,000人)」、「15,000 Partners with specialized security expertise.(セキュリティの専門知識を持つパートナー1万5,000社)」、「>100 Compliance certifications, including over 50 specific to global regions and countries.(コンプライアンス認証100件超。うち50件超は各地域・各国に固有のもの)」という数字も並んでいる。これはAzure OpenAIに限らないMicrosoft全体の数字として載っているので、「Azure OpenAIが取得している認証の数」とは読み替えないほうがいい。
利用例としては、コールセンターの自動化で「reducing post-call efforts by up to 50%(通話後の作業を最大50%削減)」という数字も紹介されていた。これはMicrosoft自身の宣伝文句で、当サイトが検証した数字ではない。
ここまでの一次情報をまとめると、Microsoftの説明から読み取れるAzure経由の利点は次の3つになる。
- 請求・SLA・サポートがAzureのサブスクリプションにまとまる(Foundry Models sold by Azureのページ)。権限の管理にはMicrosoft Entraのidentityとロールベースのアクセス制御(RBAC)を使える(What is Microsoft Foundry?のページ)
- Global・Data Zone・Regionalの3つから処理する場所を選べる。Regionalは最大27リージョン(料金ページ)。ただし、Globalより処理場所を絞る方式は単価が上がる
- Fabric・Cosmos DB・Azure AI Searchなど、同じAzureの他サービスと組み合わせやすい(料金ページ)
なお、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」は、ユーザーごとに月額で払うサブスクリプションで、Azure OpenAIのようなトークン単位の従量課金とは料金の体系が違う。Copilotの料金は別記事で扱っている。
料金──3つの課金方式とGPT-4.1の単価
Azureの料金ページは、課金方式を次の3つに分けて説明している。
| 方式 | 課金の仕組み | Azure公式の説明 |
|---|---|---|
| Standard(On-Demand) | 入力・出力トークンの従量課金 | "Pay-as-you-go for input and output tokens." |
| Provisioned(PTU) | デプロイに割り当てたスループット(Provisioned Throughput Units)の時間課金。月・年単位の予約で割り引きあり | "You are charged an hourly rate per model regardless of usage, but you can also secure additional savings through monthly and annual reservations." |
| Batch API | 24時間以内に結果を返す非同期処理。Global Standardの50%引き。料金ページによると、Globalデプロイと3つのリージョンで使える | "returns completions within 24 hours for a 50% discount on Global Standard Pricing." |
Microsoftのデータ取り扱いページは、Batchを「Batch processing is a Global deployment type」と説明している。半額になる代わりに、処理はGlobalと同じく、モデルが置かれているどの地域でも行われうる。
具体的な金額は、価格ページを開いただけでは表示されない。 Azureの料金ページは、JavaScriptでリージョンと通貨を選ぶと価格が表示される作りになっている。curlで取得したHTMLでは、モデルごとの価格欄はどれも「$-」のままだった。そこで、Microsoftが公開している「Azure Retail Prices REST API」(公式ドキュメントの表現では「unauthenticated(認証不要)」で使える)に、East US・米ドル建てで直接問い合わせた。GPT-4.1シリーズのGlobal(Global Standard)の結果は次の通り(100万トークンあたり。適用開始日は2025年4月1日と記録されている)。
| モデル | 入力 | キャッシュ入力 | 出力 | Batch入力 | Batch出力 |
|---|---|---|---|---|---|
| GPT-4.1 | $2.00 | $0.50 | $8.00 | $1.00 | $4.00 |
| GPT-4.1 mini | $0.40 | $0.10 | $1.60 | $0.20 | $0.80 |
| GPT-4.1 nano | $0.10 | $0.025 | $0.40 | $0.05 | $0.20 |
GPT-4.1のBatch価格(入力$1.00・出力$4.00)はStandard(入力$2.00・出力$8.00)のちょうど半額で、料金ページの「Batch APIは50%引き」という説明と一致した。なお料金ページには「Prices are estimates only and are not intended as actual price quotes.(価格は見積もりにすぎず、実際の見積もりではない)」とも書かれている。Microsoftとの契約形態によって、実際の価格は変わりうる。
GPT-6世代の価格掲載は、9月25日時点でAzureのほうが遅れていた。 同日未明のAzureの料金ページには、次のお知らせが出ていた。
Notice: GPT-6 Sol and Luna prices are currently in processing for publishing on this page. Please find the model pricing in the blog. (お知らせ:GPT-6 SolとLunaの価格は、このページへの掲載を準備中です。モデルの価格はブログをご覧ください)
価格APIでも、GPT-6系で見つかったのはGPT-6 Astraだけで、SolとLunaの項目は無かった。一方、OpenAIの料金ページには、GPT-6 Astra・Sol・Lunaの価格が既に載っていた(Standard・Batch・Flex・Fast modeの4方式それぞれに、短い文脈と長い文脈の料金が並ぶ表)。GPT-6 Astra自体の経緯はまとめ記事にある。
価格APIで見えた「Data Zoneは1割高」
価格APIの結果を並べると、料金ページの説明文だけでは分からない差が2つ見えた(2026年9月25日未明、East US・米ドル建てで取得)。
1つ目は、処理する場所を絞ると単価が上がること。GPT-4.1はGlobalが入力$2.00・キャッシュ入力$0.50・出力$8.00なのに対し、Data ZoneとRegionalはどちらも入力$2.20・キャッシュ入力$0.55・出力$8.80で、ちょうど1.1倍だった。GPT-6 Astra(短い文脈)でも、Globalの入力$10.00・出力$50.00に対し、Data Zoneは入力$11.00・出力$55.00で、同じく1.1倍。PTUの時間単価も、1ユニット1時間あたりGlobal $1.00、Data Zone $1.10、Regional $2.00と、処理場所を絞るほど高い。処理場所の指定に1割前後を上乗せする考え方は、OpenAI直接の「10%の上乗せ」と同じだ(AnthropicもClaude 4.6以降のモデルで、米国内に限定した推論に標準料金の1.1倍を課している。この件は別記事で扱った)。
2つ目は、Globalの単価はOpenAI直接の標準価格と同じこと。GPT-4.1のAzure Global(入力$2.00・キャッシュ入力$0.50・出力$8.00)も、GPT-6 Astraの短い文脈(入力$10.00・キャッシュ入力$1.00・キャッシュ書き込み$12.50・出力$50.00)も、OpenAIの料金ページのStandardの数字と一致した。今回比べたのはこの2モデルだけで、全モデルで同じかどうかまでは確かめていない。
PTUの最低購入量とリージョン別の提供モデルは未確認
- PTUの月額の目安:時間単価(上記)は分かったが、1つのデプロイに最低何ユニット必要かは今回の出典に無く、月額には換算していない。価格APIには1か月・1年の予約価格も載っているが、単位の表記が「1/Hour」のままで、期間あたりの金額なのか判別できなかったため、本記事では数字を載せていない。
- リージョンごとに使えるモデル:「Foundry Models sold by Azure」ページは「Model availability varies by region and cloud.(モデルの提供状況は地域とクラウドによって異なる)」と書き、リージョン別の一覧は別ページ(Region availability for Foundry Models sold by Azure)にあると案内している。本記事では、その一覧までは確認していない。
- SLAの条件の細部:Azureの99.9%は製品ページのFAQ、OpenAIの99.9%はScale Tierのページで確認した。どちらも、SLA文書の本文(対象外になる条件や返金の規定)までは読んでいない。
- 円建ての金額:本文の価格はすべて米ドル建てで、為替換算はしていない。
出典は料金ページ・Foundry移行ページ・Retail Prices API
- 3つの課金方式の説明と、Microsoftが挙げる選定理由の引用は、Azure公式の料金ページ(
azure.microsoft.com/en-us/pricing/details/cognitive-services/openai-service/。確認時点で/pricing/details/azure-openai/へ転送)による。 - GPT-4.1シリーズ・GPT-6 Astraの単価と、PTUの時間単価は、Microsoft公式の「Azure Retail Prices REST API」(
prices.azure.com、serviceName eq 'Foundry Models'・armRegionName eq 'eastus'で問い合わせた結果)による。 - 呼び名の移行(Azure OpenAI→Microsoft Foundry)の説明と対応表は、Microsoft Learnの「What is Microsoft Foundry?」ページ(確認時点の表示で最終更新2026-09-24)による。
- 請求・SLA・サポートがAzureにまとまるという記述と、リージョンによってモデルの提供状況が異なるという記述は、Microsoft Learnの「Foundry Models sold by Azure」ページによる。
- 「OpenAIには提供されない」「学習に使われない」、Global・Data Zoneで処理する場所、Batchの扱いは、Microsoft Learnの「Data, privacy, and security for Foundry Models sold by Azure」ページ(確認時点の表示で最終更新2026-05-19)による。
- 製品ページの名称、FAQのSLA(99.9%)、セキュリティ関連の数字は、
azure.microsoft.com/en-us/products/ai-foundry/models/openai/による。 - OpenAI直接APIの学習利用とデータレジデンシーの記述は、OpenAI公式ドキュメント(
developers.openai.com/api/docs/guides/your-data。旧platform.openai.com/docs/guides/your-dataから転送)による。 - OpenAI直接APIのモデル別の価格は、OpenAI公式ドキュメント(
developers.openai.com/api/docs/pricing)による。 - OpenAIのScale Tierの99.9% SLAは、
openai.com/api-scale-tier/による(curlでは403が返ったため、ヘッドレスブラウザで開いて確認した)。 - 呼び名の移行が進んだり価格が変わったりした場合は、追記・更新する。
出典・参照資料
- 一次資料Azure OpenAI Service - Pricing(Microsoft Azure公式・価格ページ) ↗
- 一次資料Foundry Models sold by Azure(Microsoft Learn公式。旧「What is Azure OpenAI Service?」のURLからの転送先) ↗
- 一次資料What is Microsoft Foundry?(Microsoft Learn公式) ↗
- 一次資料Azure OpenAI in Foundry Models(Microsoft Azure公式・製品ページ) ↗
- 一次資料Data, privacy, and security for Foundry Models sold by Azure in Microsoft Foundry(Microsoft Learn公式) ↗
- 一次資料Azure Retail Prices REST API overview(Microsoft Learn公式) ↗
- 一次資料Data controls in the OpenAI platform(OpenAI公式ドキュメント) ↗
- 一次資料Pricing(OpenAI API公式ドキュメント) ↗
- 一次資料Scale Tier for API Customers(OpenAI公式) ↗
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