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Zed(Zed editor)とはRust製のコードエディタをMac・Windows・Linuxで使う方法と料金。無料枠は編集予測2,000回、Pro月$10、Business月$30/席。AIエージェントとClaude Code連携まで【2026年10月版】

執筆:約22分で読めます

Zedは、Zed Industriesが作るRust製のコードエディタで、ソースはGitHubで公開されている(READMEによると主にGPL-3.0-or-later)。公式サイトはmacOS・Linux・Windowsに対応すると書き、2026年10月2日に確かめた最新版はv1.22.0(9月30日)。料金はPersonalが$0、Proが月$10(トークン$5分込み)、Businessが月$30/席。Claude CodeやCodexはACPという規格で外部エージェントとして呼べる。この記事は、ダウンロード先、Windows版の動作条件、AI機能、料金、VS Code・Cursorとの違いを公式の記載の範囲で整理する。

Zed(Zed editor)とは──Rust製のコードエディタをMac・Windows・Linuxで使う方法と料金。無料枠は編集予測2,000回、Pro月$10、Business月$30/席。AIエージェントとClaude Code連携まで【2026年10月版】
目次

2026年10月2日・日本時間時点の情報です。 Zed(ゼッド)は、Zed Industriesが作るコードエディタで、公式サイトは「Zed is a minimal code editor crafted for speed and collaboration with humans and AI.」(速さと、人間やAIとの共同作業のために作られた最小限のコードエディタ)と自己紹介する。この記事は、Zedのダウンロード先・Windows対応・AI機能・料金を、公式サイト・ドキュメント・GitHubの記載だけで整理する。

3行まとめ

  1. ZedはRustで書かれたコードエディタで、ソースはGitHubで公開されている(READMEによると主にGPL-3.0-or-later)。 公式はmacOS・Linux・Windowsに対応すると書き、10月2日に開いたダウンロードページの最新版はv1.22.0(9月30日)。GitHubのスター数は91,180(同日11時23分)。
  2. エディタ本体は無料(Personal $0)。 無料プランの編集予測は2,000回(ドキュメントは「月2,000回」)、Proは月$10でトークン$5分込み、Businessは月$30/席。自分のAPIキーやClaude Code・Codexなどの外部エージェントなら、Zedには払わずに使える(提供元への支払いは別)。
  3. VS Codeの拡張機能は直接は使えない。 Zed公式の比較ページ自身がそう書く。起動1秒未満などの速度の数字もZed公式の主張で、筆者は測っていない。

Zedとは何か。公式の説明とライセンス

公式トップページは特徴を「Fast」「Agentic」「Collaborative」の3つにまとめ、「Fast」を「Written from scratch in Rust to efficiently leverage multiple CPU cores and your GPU.」(Rustでゼロから書かれ、複数のCPUコアとGPUを効率よく使う)と説明する。

ライセンスは、GitHubのREADMEが次のように書く。

Zed source code is licensed primarily under GPL-3.0-or-later, with Apache-2.0 components where marked.

(訳:Zedのソースコードは主にGPL-3.0以降でライセンスされ、印のある部分はApache-2.0である。)

リポジトリの最上位には LICENSE-GPL と LICENSE-APACHE があり、LICENSE-GPL の本文は冒頭でGPLを「a free, copyleft license」(自由な、コピーレフトのライセンス)と説明する。GitHubのAPIはライセンス欄を「Other」(SPDX識別子はNOASSERTION)と返し、1つのライセンス名に特定していない。この記事が「オープンソース」と書く根拠は、このREADMEと、料金ページのFAQの「Since Zed is open source」(Zedはオープンソースなので)という表現である。

一方、Zed公式のVS Code比較ページは「Fully open source under permissive licenses.」(寛容型のライセンスで完全にオープンソース)と書き、Cursor比較ページも「permissive」の語を使う。これはLICENSE-GPLの「copyleft」とも、READMEの記載(主にGPL-3.0-or-later)とも一致しない。ライセンスが問題になる用途では、比較ページではなくREADMEと各ファイルの表記を読む必要がある。

どこからダウンロードするか。Mac・Windows・Linuxの入れ方

公式のダウンロードページ(zed.dev/download)は、10月2日11時23分ごろの取得時点で、stable版を「1.22.0」「September 30, 2026」と表示した。GitHubのlatestリリースも v1.22.0(協定世界時2026年9月30日16:03、日本時間では10月1日1時すぎ)で、プレリリース扱いではなかった。

OS 公式の入手方法 公式ドキュメントの動作条件
macOS ダウンロードページのインストーラ、または brew install --cask zed macOS 26 Tahoe・15・14・13・12はSupported。11と10.15は「Partially Supported」(一部対応。画面共有が使えない)。IntelとApple Siliconの両方
Windows ダウンロードページのインストーラ、または winget install -e --id ZedIndustries.Zed Windows 11 22H2以降、Windows 10 1903以降。64ビット。x64(Intel・AMD)またはArm64(Qualcomm)。DirectX 11対応のGPU
Linux curl -f https://zed.dev/install.sh | sh x86_64とAArch64。Vulkan 1.3のドライバと、いくつかのデスクトップポータルが必要

出典:公式の「Installation」ページと「Zed on Windows」ページ。

Windows版があるか、は「ある」が答え。 公式トップページは「Available for macOS, Linux, and Windows」(macOS、Linux、Windowsで利用可能)と書き、ドキュメントはWindowsでSSHとWSLを使ったリモート開発ができると明記する。公式のWindowsページは「Zed requires a DirectX 11 compatible GPU to run.」(Zedの実行にはDirectX 11対応のGPUが必要)と書き、起動しない・画面が真っ白になる場合はGPUドライバの更新などを挙げる。

Arm版Windowsの入手先もダウンロードページにある。 筆者がcurlで取ったページ(JavaScript実行前のHTML)では、Windowsの欄は「Intel/AMD」とだけ表示されていた。同日11時30分すぎにブラウザ(Playwright)で描画すると、「Intel/AMD」は切り替えメニューで「ARM64」も選べ、選ぶとリンクが Zed-aarch64.exe に変わった。GitHubのv1.22.0リリースにも同じファイルがある。筆者はArm版Windowsの実機では試していない。

筆者のMacにZedは入っているか

10月2日にこのMacで ls /Applications | grep -i zed と which zed を実行すると、どちらも該当なしだった(which の終了コードは1)。このMacにZedは入っておらず、今回インストールもしていない。そのため起動の速さや画面、エージェントの動きは体験として書かず、公式の記載だけを書く。

AI機能は何があるか。エージェント、編集予測、モデル

エージェントの経路は3つ。 公式の「Agents」ページの比較は次のとおり。

経路 何か 認証・設定の持ち主
Zed Agent Zed内蔵のエージェント。ファイル検索・編集、ターミナルコマンド、MCPツールを使える Zedで設定したモデル
External Agents ACP(Agent Client Protocol)で接続する外部のエージェント エージェント自身
Terminal Threads CLIやTUIをZedの中のターミナルで動かすスレッド CLI自身

複数のスレッドを同時に走らせる「Parallel Agents」では、各スレッドが独自のエージェント、コンテキストウィンドウ、会話履歴を持つ。スレッド一覧のサイドバーは cmd-alt-j(Windows・Linuxは ctrl-alt-j)で開く。

編集予測(Edit Prediction)。 入力中にZedが次のコードを提案し、tab で受け入れる機能。公式ドキュメントによると既定の提供元は「Zeta, an open source model developed by Zed」(Zedが開発したオープンソースのモデルZeta)で、GitHub Copilot、Mercury Coder、Codestralにも切り替えられる。

使えるモデル。 公式の「Zed-Hosted Models」ページには、Zedが中継するモデルと単価が並ぶ。10月2日時点では、たとえばClaude Opus 5.5が提供元の価格で入力100万トークンあたり$4.00・出力$20.00、Zedの価格で$4.40・$22.00だった(定価の10%上乗せ。次節)。

自分のAPIキー(BYOK)。 公式の「Use API Access」ページは、Anthropic、OpenAI API、Google AI、Mistral、DeepSeek、xAI、OpenCode API、Anthropic互換・OpenAI互換のエンドポイントを挙げる。Zedで保存したキーはシステムのキーチェーンに入り、settings.json には書かれない。v1.21.0で増えたBYOK対応モデルはZed v1.21.0のBYOK追加の記事に書いた。

AIは切れる。 料金ページのFAQは「You can disable all AI features if you'd like to.」(望むならAI機能はすべて無効にできる)と書く。

プライバシー。 公式の「AI Privacy」ページによると、Zedは既定ではプロンプトやコードの文脈を保持せず、Zed経由のモデルでは提供元に学習利用の禁止と推論リクエストのゼロ保持を契約で求めている(Anthropicの一部モデルなど、提供元が安全目的の保持を指定するモデルは例外)。

料金はいくらか。無料でできること、Pro、Business

公式の料金ページ(zed.dev/pricing)の表示は次のとおり。

プラン 料金 含まれるもの(料金ページの記載)
Personal $0 forever 受け入れた編集予測2,000回(期間の記載なし)。自分のAPIキー、またはClaude Agent・Codex CLIなど外部エージェントなら無制限
Pro 月$10(14日の無料トライアルあり) 編集予測は無制限。トークン$5分込み。超過分は従量課金
Business 月$30/席 組織全体のAIモデル方針、データ管理、支出の一元表示、編集予測は無制限、ロールベースのアクセス制御。25席以上は契約書(order form)も可

出典:zed.dev/pricing(2026年10月2日11時23分ごろ取得)。

  • Proの超過分。 「Zed Pro bills at API list price +10% for hosted usage.」(Zed Proのホスト利用は、APIの定価に10%を上乗せして請求)。公式の「Plans & Pricing」ドキュメントによると、月間支出上限(税抜)の既定は$10で、込みの$5を除いたトークン支出にかかり、月の合計は最大$20。上限を$0にすれば月$10ちょうどに収まる。
  • 無料トライアル。 14日間、$5分の「GPT-6 Luna」と無制限の編集予測が付き、クレジットカードは不要。$5を使い切るか14日たつかの早いほうで終わり、ドキュメントによると自動でFreeに戻る。
  • 学生。 ドキュメントによると、Studentプランは認証済みの大学生に1年間無料で、トークン$10/月分と無制限の編集予測が付く(Claude Fable・Claude Opusなど一部モデルは対象外)。
  • Business。 「Business seats don't bundle a fixed LLM credit allotment.」(席にLLMのクレジットは固定では付かない)。SSO・SAML・SCIMは「planned but not currently available」(計画中で、現時点では未提供)。

無料枠2,000回の数え方は2か所で違う。 料金ページのPersonalは「2,000 accepted edit predictions」(受け入れた編集予測2,000回)で、期間を書いていない。編集予測のドキュメントは「The free plan includes 2,000 Zeta predictions per month.」(無料プランは月2,000回のZeta予測を含む)と書く。ドキュメントでは月ごとの枠だが、その「月」が暦月か登録日起点かは、本記事が確認したページ(料金ページ、Plans & Pricing、Edit Prediction)には書かれていなかった。

メニューの「Delta」は別の製品。 公式トップページは「Introducing Delta」の記事を「A multiplayer environment for coding with agents, from the creators of Zed.」(Zedの作り手による、エージェントとコーディングするためのマルチプレイヤー環境)と紹介し、料金ページは「Your $5 trial balance is shared across Zed and Delta.」(トライアルの$5はZedとDeltaで共有)と書く。Deltaの中身には、この記事では立ち入らない。

Claude Codeなど外部のエージェントはどう使うか

公式の「External Agents」ページによると、外部エージェントはACP(Agent Client Protocol)でZedとつながり、Zedがスレッドの画面を、エージェント側が通常は実行環境・認証・モデル選択・ツールを持つ。公式は「Zed does not charge for External Agents.」(Zedは外部エージェントに課金しない)と書く。

入れ方は、コマンドパレットで zed: acp registry を開くか、agent: open settings からExternal Agentsの「Add Agent」→「Install from Registry」を選ぶ。代表例はClaude、Codex、OpenCode、Copilot、Cursor、Pi Coding Agentで、公式は「This list is curated, not exhaustive.」(選んだ一覧で、網羅ではない)と添える。

Claude Code(Claude Agent)の場合。 公式の記載は次のとおり。

Claude Agent owns its own authentication and billing. An Anthropic API key configured for Zed Agent does not automatically configure Claude Agent.

(訳:Claude Agentは自分の認証と課金を持つ。Zed Agent用に設定したAnthropicのAPIキーは、Claude Agentを自動では設定しない。)

課金方法は、Claude Agentのスレッドで /login を実行し、APIキーか、対応している場合はClaude Codeでの認証を選ぶ。CLAUDE.md のようなClaude固有のファイルはClaude Agentが直接読むことがある、とも書かれている。関連してClaude Codeとは、Zed製のClaude用ACPアダプタの記事、ACPとはがある。

Codexの場合。 同じく「Codex owns its own authentication and billing.」(Codexは自分の認証と課金を持つ)。ChatGPTログイン、Codex APIキー、OpenAI APIキーのどれが使えるかは、入れたバージョンと環境による、と公式は書く。

ACPの公式ページ(zed.dev/acp)は、ACPを「an open standard」(オープンな標準)と呼び、対応エディタにJetBrains系IDEやVisual Studio Code、エージェントにClaude Agent、Codex CLI、Clineなどを並べる。ClineはClineとはにまとめた。

VS Code・Cursorとの違いは何か

ここではZed公式の比較ページ2つ(どちらも「Updated May 1, 2026」の表示)の記載だけを引く。書いたのはZedの開発元で、第三者の検証ではなく、数字は筆者が測ったものではない。どちらを選ぶべきかの判定もしない。

観点 Zed公式の比較ページの記載
対VS Code:性能 Zedは「<1s startup, <10ms typing latency, ~600MB RAM」(起動1秒未満、入力遅延10ms未満、メモリ約600MB)、VS Codeは「Can use 3-4GB+ RAM」(3〜4GB以上のメモリを使うことがある)と書く
対VS Code:拡張機能 VS Codeは「10,000+ extensions」(1万以上の拡張機能)、Zedは「Minimal, curated」(最小限で厳選)。FAQは「doesn't directly support VS Code extensions」(VS Codeの拡張機能を直接はサポートしない)と明記
対VS Code:キーバインド 「Zed ships with VS Code-compatible keybindings by default.」(ZedはVS Code互換のキーバインドを標準で備える)
対Cursor:作り Cursorは「Electron-based」(Electronベース)でVS Codeの拡張とほぼ互換、Zedは「Not a VS Code fork」(VS Codeのフォークではない)
対Cursor:ソース Cursorは「Closed source and proprietary」(クローズドソースで独自仕様)、ZedはGitHubで公開
対Cursor:AI ZedはマルチファイルのAI編集、MCP、ACP経由の外部エージェントを挙げ、Cursorは「AI-first architecture」(AIを第一にした設計)と書く

比較ページ自身は、VS Codeを選ぶ条件を「You need specific extensions, your team is already standardized on VS Code, or you want maximum customization.」(特定の拡張機能が要る、チームがVS Codeに統一している、最大限のカスタマイズがしたい)と書く。Cursorの料金と使い方はCursor エディタ 使い方・料金・VS Codeとの違いにある。

Zedについて筆者が確かめきれなかったこと

  • 速度や使い心地。 起動時間・入力遅延・メモリ使用量はZed公式の数字で、筆者は測っていない。
  • 無料枠の数え方と区切り。 「受け入れた予測」か「予測」か、月の区切りが暦月か登録日起点かは決まらなかった。
  • Arm版Windowsでの動作。 ダウンロードの選択肢と実行ファイルは確かめたが、実機では試していない。
  • 料金とモデルは変わる。 Zed-Hosted Modelsページは「Model availability is updated regularly.」(モデルの提供状況は定期的に更新される)と書く。

zed.dev・Zed Docs・GitHubで照らした範囲

筆者は2026年10月2日11時23分ごろに以下の原文をcurlで取得し、数字と引用を照らした(ダウンロードページは11時30分すぎにブラウザでも描画)。

  • zed.dev:トップ、ダウンロード、料金、比較(VS Code・Cursor)、ACP
  • Zed Docs:Installation、Windows、AIの各ページ(Agents、External Agents、Edit Prediction、Plans & Pricing、Zed-Hosted Modelsなど)
  • GitHub:zed-industries/zed のREADME、LICENSEファイル、リポジトリ情報(スター数91,180・フォーク数10,867)、v1.22.0リリース

Zed Industriesへの内容確認はしていない。料金・対応OS・版数は取得時点のもの。

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出典・参照資料

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