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v0(Vercelのプロンプト→アプリ生成AI)とはUI/フルスタックアプリを生成する仕組みと料金

執筆:約22分で読めます

v0はVercelが提供する、プロンプトやスクリーンショットからUI・フルスタックアプリを生成し、そのままVercelへデプロイできるAIエージェント。2026年9月25日未明(日本時間)に公式料金ページを確認したところ、プランカードはFree(月$0・$5分のクレジット付き)、Plus(1ユーザー月$30・画面上は$90に取り消し線)、Business(1ユーザー月$100)、Enterprise(個別見積もり)の4つだった。同じページのFAQに名前が残る月$20の「Premium」について、v0の公式ドキュメントは廃止手続き中で新規ユーザーには提供していないと説明している。

v0(Vercelのプロンプト→アプリ生成AI)とは──UI/フルスタックアプリを生成する仕組みと料金
目次

v0は、Vercelが提供するAIエージェントである。公式ドキュメント(v0.app/docs)は「v0 is an AI agent that helps anyone create real code and full-stack apps and agents.」(訳: v0は、誰もが実際に動くコードやフルスタックアプリ・エージェントを作れるようにするAIエージェントである)と説明している。同じドキュメントによると、プロンプトや画面のスクリーンショット、Figmaのファイルなどを渡すと、Next.js・Tailwind・shadcn/uiなどに対応したUIやフルスタックアプリを生成し、そのままVercelへ1クリックでデプロイしたり、レビュー用のプルリクエストを開いたりできる。料金は、2026年9月25日未明(日本時間)にv0.app/pricingを開いて確認したところ、プランカードは無料のFree(月$0・$5分のクレジット付き)から、Plus(1ユーザー月$30)、Business(1ユーザー月$100)、Enterprise(個別見積もり)までの4つだった。一方、同じページのFAQには、カードに無い「Premium」というプラン名が4か所に出てくる。v0のドキュメントの料金ページを開くと、Premiumは月$20のプランで、廃止手続き中のため新規ユーザーには提供していない、と書かれていた。

3行まとめ

  1. v0はVercelのAIエージェントで、プロンプトやスクリーンショット、Figmaのファイルから、Next.js・Tailwind・shadcn/uiなどに対応したUI・フルスタックアプリを生成し、Vercelへの1クリックデプロイやプルリクエストの作成までを担う(v0.app/docs「What is v0?」)。GitHubのリポジトリへ直接プッシュする連携もある(v0.appトップページ)
  2. 2026年9月25日未明(日本時間)にv0.app/pricingを確認したところ、プランカードはFree($0・月$5クレジット)、Plus(1ユーザー月$30。画面上は$90に取り消し線)、Business(1ユーザー月$100)、Enterprise(個別見積もり)の4つだった
  3. 料金ページのFAQには月$20の「Premium」が今もプラン名として出てくるが、v0公式ドキュメントの料金ページは「The Premium plan is in the process of being sunsetted and is no longer available to new users.」と書いている

v0.app/pricingに並んでいた4枚のプランカード

2026年9月25日未明(日本時間)にv0.app/pricingのプランカードに表示されていた内容は次の通り。

プラン 月額 含まれる主な内容
Free $0 月$5分の含有クレジット、Vercelへのデプロイ、Design Modeでの視覚編集、GitHub連携、1日7メッセージまでの上限
Plus(「Popular」表示) $30/ユーザー(画面上は$90に取り消し線) 全モデル利用可、月$30分の含有クレジット/ユーザー、ログイン時1日$2分の無料クレジット/ユーザー、チームで共有する追加クレジットの購入、vercel.comでの一括請求、チームでのチャット共有
Business $100/ユーザー Plusの内容に加え、既定でトレーニングopt-out(含有クレジットはPlusと同じ月$30/ユーザー)
Enterprise 個別見積もり Businessの内容に加え、データを学習に一切使わない、SAML SSO、ロールベースアクセス制御、待ち行列なしの優先アクセス、カスタマーサポートのSLA保証

Plusのカードだけ、$30の表示の隣に取り消し線付きで$90が並記されていたが、値引きの理由や期間についての説明はページ本文に見当たらなかった。Businessには同様の取り消し線はなかった。料金ページの下部には「All prices shown are in USD and exclude value-added tax (VAT), goods and services tax (GST), and other applicable taxes.」(表示価格はすべて米ドル建てで、付加価値税・物品サービス税などの税を含まない)という注記がある。

v0のドキュメントの料金ページ(v0.app/docs/pricing)にはプランの比較表があり、1日のメッセージ上限(7件)が付くのはFreeだけで、Premium・Plus・Business・Enterpriseは「Credit-based」(クレジット残高しだい)とされている。学習データからの除外(Data Opt-out)はBusinessとEnterpriseが「Yes」、Plusは「No」だった。

プロンプトからUI・フルスタックアプリができる仕組み

v0.appのトップページは、v0を「Prompt. Build. Publish. Generate working applications in minutes with AI. Publish as live websites in seconds.」(訳: プロンプトを書く。作る。公開する。AIで数分のうちに動くアプリケーションを生成し、数秒でライブサイトとして公開する)と打ち出している。トップページの機能紹介欄には7つの項目が並んでおり、そのうち5つは次の通り。

  • Sync with a repo: 「Connect to GitHub and push code directly to your repository.」(GitHubに接続し、コードを直接リポジトリへプッシュする)
  • Deploy to Vercel: 「Go live instantly with one-click deployment to production in seconds.」(ワンクリックのデプロイで数秒のうちに本番公開する)
  • Edit with design mode: 「Fine-tune every detail with visual controls and live preview.」(ビジュアル操作とライブプレビューで細部まで調整する)
  • Create design systems: 「Define colors, typography, and styles that you can use across projects.」(プロジェクトをまたいで使える色・タイポグラフィ・スタイルを定義する)
  • Agentic by default: 「v0 plans, creates tasks, and connects to databases as it builds.」(v0は構築の過程で計画を立て、タスクを作り、データベースに接続する)

ドキュメント側の「What is v0?」ページでは、対応スタックとして「Next.js, Tailwind, shadcn/ui, and more」が挙げられ、「End-to-end Development: Build both UI and backend logic, not just mockups.」(見た目だけのモックアップではなく、UIとバックエンドのロジックの両方を作る)と説明されている。同じページには「Deploy to production immediately, or open a pull request for review.」(すぐに本番へデプロイするか、レビュー用のプルリクエストを開く)とも書かれていた。ナビゲーションには「iOS」という項目もあり、トップページには「Create from your phone」(スマートフォンから作る)という見出しの下に「Build anywhere with the v0 iOS app.」(v0のiOSアプリでどこでも構築できる)という説明があった(アプリの中身までは本記事では確認していない)。

モデルごとのトークン単価と、クレジットの減り方

料金ページの下部には、プランの月額とは別に、モデルごとのトークン単価表(「v0 model token rates in US dollars per one million tokens」)があった。

モデル 入力 キャッシュ書き込み キャッシュ読み込み 出力
v0 Mini $0.20/100万トークン $0.25/100万トークン $0.02/100万トークン $1.20/100万トークン
v0 Pro $2/100万トークン $2.50/100万トークン $0.20/100万トークン $10/100万トークン
v0 Max $5/100万トークン $6.25/100万トークン $0.50/100万トークン $25/100万トークン
v0 Max Fast $10/100万トークン $12.50/100万トークン $1/100万トークン $50/100万トークン

v0 Max Fastは、同じ表の中で「Maximum intelligence with 2.5x faster output speed for rapid iteration」(最大の知能で、出力速度が2.5倍速い)と説明されている。

この単価とプランのクレジットの関係について、2025年5月13日付のVercel公式ブログ「Updated v0 pricing」は「Usage is now metered on input and output tokens which convert to credits, instead of fixed message counts.」(利用量は固定のメッセージ数ではなく、入力・出力トークンで計測され、クレジットに換算される)と説明している。ドキュメントの料金ページも「The number of tokens per credit used depends on the model.」(1クレジットあたりのトークン数はモデルによって変わる)としている。料金ページのFAQによれば、メッセージを送ったときの利用分は「First included usage. Once your included usage is used up you can purchase credits on-demand.」(まず含有分から使われ、それを使い切ったら追加のクレジットを購入できる)という順で扱われる。

Vercelが挙げる8種類の利用者

ドキュメントの「Who is v0 for?」節は、想定する利用者としてプロダクトマネージャー・デザイナー・エンジニア・データサイエンティスト・マーケティングチーム・コンテンツ制作者と教育者・カスタマーサポート・創業者を挙げ、それぞれの用途例を並べている。たとえばデザイナー向けには「Turn mockups into real, high-fidelity user interfaces」(モックアップを実際の高忠実度UIに変える)、創業者向けには「Ship MVPs fast without hiring a dev team」(開発チームを雇わずにMVPを素早く出荷する)という説明があった。

生成したコードを細部まで読み込まずに採用しながら進める開発スタイルは「バイブコーディング」と呼ばれる。その言葉の由来や向き・不向きはバイブコーディングとはで整理した。同じくブラウザ上でアプリを構築・デプロイするツールとしてはReplit Agentがあり、Replit側の料金体系やクレジットの考え方はReplit Agent 使い方ガイドにまとめている。v0がデザイントークンやカラーパレットをどこまで読み込んで生成に反映できるかについては、v0公式の「Design Systems 2.0」ドキュメントを含めて「AIっぽい見た目」を卒業する──デザイントークンをAIに渡す方法で扱った。

料金カードから消えた「Premium」は、新規受付を終えていた

ここまでのプランカードには「Premium」という名前は出てこない。しかし同じv0.app/pricingページのFAQ(質問をクリックすると回答が開く形式)の回答本文には、Premiumという名前が4か所に出てくる。

「How do I cancel my plan?」の回答は次のように始まる。

If you are on the v0 Free, Premium, Plus, or Business plan, follow the steps below to cancel your plan:

(訳: v0のFree、Premium、Plus、Businessいずれかのプランを利用している場合は、以下の手順でプランを解約できる)

本記事の執筆時(2026年9月25日未明・日本時間)に筆者が実際にv0.app/pricingを開いて確かめたところ、プランカードは今もFree $0/month・Plus $30/user/month($90に取り消し線)・Business $100/user/month・Enterprise Customの4枚で、このFAQ項目を開くと上と同じ「If you are on the v0 Free, Premium, Plus, or Business plan, follow the steps below to cancel your plan:」の文言が画面に表示された。続けてv0.app/docs/pricingを開くと、「The Premium plan is in the process of being sunsetted and is no longer available to new users.」という一文もそのまま確認できた。

「What happened to the Ultra plan?」の回答は、廃止したUltraの利用者の移り先をPremiumとしている。

The Ultra plan has been sunset. Ultra users will automatically move to Premium and can buy on-demand credits at any time. We'll also grant an additional $200 credit for these existing Ultra users.

(訳: Ultraプランは廃止された。Ultraの利用者は自動的にPremiumへ移行し、いつでも追加クレジットを購入できる。既存のUltra利用者にはさらに$200分のクレジットを追加で付与する)

ほかに、追加クレジットの買い方を問う質問への回答が「Premium and Plus users can buy credits at any time in project settings.」(PremiumとPlusの利用者はプロジェクト設定からいつでもクレジットを購入できる)で始まり、「What if I already have a Vercel account?」の回答には、Vercel Proチーム($20)とv0 Premiumプラン($20)を併用すると月$40になるという設例がある。Premiumの月額が$20であることは、この設例から読み取れる。2025年5月13日付のVercel公式ブログ「Updated v0 pricing」もPremiumに触れているが、そこに書かれているのは「Premium users get $20 in included credits every month」(Premium利用者は毎月$20分の含有クレジットを得る)という含有クレジットの額で、月額そのものは書かれていない。

料金ページだけを見ると、カードは「Free・Plus・Business・Enterprise」、FAQは「Free・Premium・Plus・Business」で書かれていて、どちらが今の実態なのか分からない。そこでv0のドキュメントの料金ページ(v0.app/docs/pricing)を開くと、「v0 offers 5 plans」としてPremiumを含む5つのプランが並び、Premiumは「$20/month. For higher limits and power users.」(月$20。より高い上限を求めるパワーユーザー向け)と説明されたうえで、次の注記が付いていた。ドキュメントのFAQsページにも同じ文がある。

The Premium plan is in the process of being sunsetted and is no longer available to new users.

(訳: Premiumプランは廃止の手続き中で、新規ユーザーには提供していない)

ドキュメントの「Vercel Integration」ページは、チームではなく個人のアカウントで使う範囲(Personal scope)について「which has access to either the v0 Free or v0 Premium plans」(v0のFreeかPremiumのいずれかのプランを使える)と書いている。料金カードにPremiumが無いことは、この「新規ユーザーには提供していない」という記述と矛盾しない。FAQに残るPremiumの記述は既存の利用者向けの説明として読めるが、Vercelがそう明言しているわけではない。

新規に有料プランを選ぶ場合、料金カードに並ぶのはPlus以上になる。ドキュメントの「Teams」ページによると、Plusは購入時に既存のVercelチームを選ぶか新しいチームを作ってひも付ける形で、「If you already have a Vercel Hobby team」(すでにVercelのHobbyチームを持っている場合)は、新しく作るチームに別途Vercel Proの契約(月$20)が必要になり、それはv0の機能を増やすものではない、と注意書きしている。

取り消し線の$90など、公式ページから読み取れなかったこと

  • Premiumの食い違いは、料金ページのプランカードとFAQの回答本文を読み比べて見つけ、ドキュメントの料金ページで「新規ユーザーには提供していない」という説明にたどり着いた。ただしPremiumの提供終了日や、既存のPremium利用者(Ultraから移った人を含む)が最終的にどのプランへ移るのかは、今回確認したページ(料金ページとそのFAQ、ドキュメントのPricing・FAQs・Teams・Vercel Integration各ページ)には書かれていなかった
  • Plusの取り消し線付き$90表示が、期間限定の値引きなのか常設の比較表示なのかは、料金ページにもドキュメントの料金ページにも説明がなく判断できなかった
  • Freeプランには「月$5分のクレジット」と「1日7メッセージまで」という2つの上限が並記されていたが、どちらが先に上限へ達するのか(クレジットを使い切る前にメッセージ数の上限に達する場合があるか)はページの記載だけでは分からなかった
  • 実際にアカウントを作成してプロンプトを送り、生成過程やクレジットの減り方を測る検証は行っていない。本記事の数字はすべて公式ページ・公式ドキュメントの表示にもとづく
  • v0のiOSアプリの実際の機能は、ナビゲーションと紹介文以上には確認していない

v0を調べる際に開いたページ(取得日時)

本記事は2026年9月25日未明・日本時間に、以下のページを取得して確認した。価格・プラン名・機能一覧は変更されうるため、契約前は必ず公式ページで最新の表示を確認してほしい。

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出典・参照資料

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