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OpenAI API(ChatGPT API)の使い方と料金ChatGPTの契約とは別課金。APIキーの作り方、GPT-6 Astra 入力$10・出力$50/GPT-6.1 Sol $2・$10/GPT-6 Luna $0.10・$0.50(100万トークン)、使いすぎを止める設定まで【2026年10月版】

執筆:約22分で読めます

OpenAI API(検索で「ChatGPT API」と呼ばれるもの)は、ChatGPTのアプリとは別の課金です。OpenAIのヘルプセンターは「API usage is billed separately from your ChatGPT subscription」と書き、新規のAPIアカウントは前払いクレジット(最低$5、初期値$10)で始まります。公式の料金ページ(2026年10月2日取得)では、100万トークンあたりGPT-6 Astraが入力$10・出力$50、GPT-6.1 Solが$2・$10、GPT-6 Lunaが$0.10・$0.50。日本語1万字の要約1回の概算(前提は筆者の仮定)、公式クイックスタートのコード、支出上限の設定、APIデータの学習利用までを公式の記載をもとに整理しました。

OpenAI API(ChatGPT API)の使い方と料金──ChatGPTの契約とは別課金。APIキーの作り方、GPT-6 Astra 入力$10・出力$50/GPT-6.1 Sol $2・$10/GPT-6 Luna $0.10・$0.50(100万トークン)、使いすぎを止める設定まで【2026年10月版】
目次

2026年10月2日・日本時間時点の情報です。 検索で「OpenAI API」「ChatGPT API」「OpenAI platform」と呼ばれているのは、ChatGPTのアプリではなく、自分のプログラムからOpenAIのモデルを呼び出すための別の窓口だ。この記事は公式のドキュメント・料金ページ・ヘルプセンターだけを材料に、ChatGPTとの課金の違い、APIキーの作り方、現行モデルの料金、使いすぎを防ぐ設定を整理する。8月3日公開の旧版OpenAI API 料金・使い方・GPT-4.1ガイドは2026年6月時点の料金一覧が中心なので、現行の単価はこちらを見てほしい。

3行まとめ

  1. ChatGPTの契約(Plus・Proなど)にAPIの利用料は含まれない。 OpenAIのヘルプセンターは「API usage is billed separately from your ChatGPT subscription」と書く。有料でAPIを使うには、API側の課金設定(新規アカウントは前払いクレジット、最低$5・既定$10)が要る。
  2. 100万トークンあたりの標準料金は、GPT-6 Astraが入力$10・出力$50、GPT-6.1 Solが$2・$10、GPT-6 Lunaが$0.10・$0.50。 公式の料金ページ(英語版・日本語版)の数字は一致した。バッチ処理は表示で50%引き。
  3. 使いすぎは「支出アラート」と「ハードリミット」で止める。 前払いクレジットの自動チャージは、ヘルプセンターによると設定時に既定でオン。APIに送ったデータは、公式の記載では(明示的に共有しない限り)モデルの学習に使われない。

ChatGPTの契約があればOpenAI APIも使える?

公式の書き方では、APIの利用料はChatGPTの契約に含まれず、別に請求される。openai.comの料金ページのFAQ(日本語版)は、「API へのアクセスは ChatGPT Plus、Business、Enterprise、Edu の料金に含まれていますか?」という問いに「いいえ。OpenAI API の利用料金は、ChatGPT Plus、Business、Enterprise、Edu とは別に課金されます。」と答えている。

OpenAIヘルプセンターの記事「Managing billing for ChatGPT and the API platform」は、冒頭で「ChatGPT and the API platform have separate billing systems.」(ChatGPTとAPIプラットフォームは別々の課金システムを持つ)と書き、「Set up API billing separately from ChatGPT」の節でこう続ける。

To start paid API usage, add a payment method in your API account billing settings. API usage is billed separately from your ChatGPT subscription.

(訳:有料のAPI利用を始めるには、APIアカウントの請求設定で支払い方法を追加する。API利用はChatGPTの契約とは別に請求される。)

ChatGPT(アプリ) OpenAI API(プラットフォーム)
何をするものか ブラウザやアプリでチャットする 自分のプログラムやツールから、モデルにリクエストを送る
課金のしかた プランの契約(Free・Go・Plus・Proなど) 使ったモデルと機能による従量(トークン数、ツールや保存の料金)
請求を管理する場所 Web版ChatGPTの「Settings」→「Billing」 APIの請求概要(API billing overview)
ChatGPTの契約との関係 - 利用料は含まれない。有料で使うにはAPI側で支払い方法を追加する

ヘルプ記事は筆者が11時26分ごろ、自動操作のブラウザで開いて読んだ。ChatGPT側の料金はChatGPT有料版 Plus・Pro 料金の違いと選び方に。

OpenAI APIを使い始める手順は?

公式の「Developer quickstart」とヘルプセンターの記述を並べると4段階になる。筆者は課金とキー作成をしていないので、公式の文章だけを写す。

1. API側で支払い方法を追加し、クレジットを買う。 ヘルプセンターの「Setting up and managing prepaid API billing」によると、新しいAPIアカウントは前払い(prepaid)課金。API billing overview→「Add payment details」で支払い情報を入力→初回の購入額を選ぶ。最低購入額は$5、既定の額は$10。購入したクレジットの有効期限は1年で、法律や契約の定め、承認された例外(誤請求など)を除き返金されない。

2. APIキーを作る。 クイックスタートは「Before you begin, create an API key in the dashboard」(訳:始める前に、ダッシュボードでAPIキーを作る)と書く。キーの管理ページは「Production best practices」がリンクする platform.openai.com/settings/organization/api-keys。APIリファレンスの認証の項は「Remember that your API key is a secret.」(APIキーは秘密だと忘れないこと)と書き、ブラウザやアプリのクライアント側のコードに置かず、サーバー側で環境変数などから読み込むよう求める。

3. キーを環境変数にする。 クイックスタートの例は、macOS・Linuxが export OPENAI_API_KEY="your_api_key_here"、WindowsのPowerShellが setx OPENAI_API_KEY "your_api_key_here"。「Each OpenAI SDK automatically reads your API key from the system environment.」(各OpenAI SDKはシステムの環境変数からAPIキーを自動で読む)とある。

4. SDKを入れて呼び出す。 クイックスタートにはJavaScript・Python・.NET・Java・Go・Rubyの例が並ぶ(JavaとGoは「currently in beta」)。コードは後の節に載せた。

「Supported countries and territories」の一覧にJapanは載っている(筆者が原文を検索して確認)。

2026年10月の料金はいくら?

主要3モデルの標準料金(100万トークンあたり)。筆者が11時23分ごろ取得した developers.openai.com の料金ページ(Markdown版)と、11時30分前後に英語版・日本語版で開いた openai.com の料金ページとで、9つの数字は一致した。

モデル(公式の説明) 入力 キャッシュ入力 出力
GPT-6 Astra(最も高性能。難度の高いエンドツーエンドの業務向け) $10.00 $1.00 $50.00
GPT-6.1 Sol(複雑なコーディングやエージェント型のワークフローを大規模にこなす) $2.00 $0.10 $10.00
GPT-6 Luna(用途を絞った大量処理向けの、最も効率的なモデル) $0.10 $0.01 $0.50

openai.com の日本語版はこれを「コンテキスト長が 272K 未満の場合に適用される標準処理料金」と注記する(developers.openai.com の表は短いコンテキストを「≤272K input tokens」と書き、境目の書き方が少し違う)。処理の種類でも単価が変わる。

処理 Astra 入力/出力 6.1 Sol 入力/出力 6 Luna 入力/出力
標準(Standard) $10/$50 $2/$10 $0.10/$0.50
バッチ(Batch) $5/$25 $1/$5 $0.05/$0.25
Fast $20/$100 $4/$20 $0.20/$1.00
長いコンテキスト(272K超)の標準 $20/$75 $4/$15 $0.20/$0.75

「Fast」は旧「Priority processing」で、2026年7月30日に改称された、と料金ページにある。各モデルの発表の経緯はGPT-6.1 Solの記事とGPT-6 Astraの記事に。

トークン以外の課金もある。 料金ページはWeb検索を「$10.00 / 1k calls」(1,000回あたり)+検索内容のトークン代とする。また公式の推論ガイドは、推論トークンはAPIからは見えないが「billed as output tokens」(出力トークンとして請求される)と書く。

日本語1万字の要約は、1回いくらぐらい?

筆者が10月2日の11時台に、料金表の数字から計算した。APIは呼んでいない。 公式のトークンの目安は「Advanced usage」ガイドの「1 token is approximately 4 characters or 0.75 words for English text」(英語では1トークンはおおよそ4文字、0.75語)で、日本語の換算は筆者が確認した範囲のドキュメントに見当たらなかった。そこで次の仮定を置いた。これは筆者の仮定で、公式の数字ではない。

  • 入力:日本語1万字=1文字あたり1〜2トークンとして 1万〜2万トークン
  • 出力:800字程度の要約=同じ換算で 800〜1,600トークン(推論トークンは含めていない)
  • 為替:$1=150円
モデル 1回の概算(低い仮定→高い仮定) 1,000回繰り返した場合 為替$1=150円と仮定した1回
GPT-6 Astra $0.14〜$0.28 $140〜$280 約21〜42円
GPT-6.1 Sol $0.028〜$0.056 $28〜$56 約4.2〜8.4円
GPT-6 Luna $0.0014〜$0.0028 $1.4〜$2.8 約0.21〜0.42円

たとえばAstraの低い仮定は、入力1万トークン×$10÷100万=$0.10と、出力800トークン×$50÷100万=$0.04で$0.14。推論の設定が重いときは、この表より高くなりうる。実際のトークン数は、公式が案内するTokenizerツールか、レスポンスの使用量の項目で確かめる。トークンの考え方はトークンとはで説明している。

最初の1回の呼び出しはどう書く?

次のコードは、公式の「Developer quickstart」(11時23分ごろ取得)のPythonとJavaScriptの例をそのまま写したものだ。筆者はこのコードを手元で実行していない。 例のモデル名 gpt-6-astra は3モデルで単価が最も高い。gpt-6-luna などに置き換えた版は公式の例ではなく、筆者は動作を確かめていない。

Python(pip install openai の後、example.py に保存して python example.py で実行):

from openai import OpenAI

client = OpenAI()

response = client.responses.create(
    model="gpt-6-astra",
    input="Write a one-sentence bedtime story about a unicorn.",
)

print(response.output_text)

JavaScript(npm install openai の後、example.mjs に保存して node example.mjs で実行):

import OpenAI from "openai";
const client = new OpenAI();

const response = await client.responses.create({
  model: "gpt-6-astra",
  input: "Write a one-sentence bedtime story about a unicorn.",
});

console.log(response.output_text);

curlで叩く場合のエンドポイントは https://api.openai.com/v1/responses(Responses API)で、ヘッダーに Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY を付ける例も同じページにある。

使いすぎを防ぐ設定は?

1. 前払いクレジットの「自動チャージ」は、既定でオン。 ヘルプセンターの前払い課金の記事は、購入の手順の中で「Review Use auto-reload before confirming your purchase. It is turned on by default during setup. Turn it off if you do not want automatic credit purchases.」と書く(訳:購入を確定する前に「Use auto-reload」を確認する。設定中は既定でオンになっている。自動でクレジットを買われたくないならオフにする)。オンのままなら、残高のしきい値、戻す残高、任意の月間チャージ上限(自動購入の上限で、APIの利用上限ではない)を決める。

2. 残高がゼロでも、止まるまでに少し遅れる。 同じ記事は「API access may not stop immediately after your credits run out」(クレジットが尽きてもAPIが直ちに止まるとは限らない)と書き、その間の利用は負の残高になって次の購入から差し引かれる、と説明する。

3. 支出アラートとハードリミットは別の仕組み。 「Spend limits」ガイドは次の表を載せる。

仕組み 設定額に達すると 使いどころ
Spend alert(支出アラート) 通知が届く。APIは止まらない 止めずに支出を追う
Hard spend limit(ハードリミット) 対象のAPIリクエストが 429 エラーを返す 月の上限を強制する

組織単位なら「Organization limits」の「Spend」で「Edit spend limit」→月額を入力→「Enforce a hard limit」をオン→保存(プロジェクト単位も同様)。ガイドは「Enforcement is not instantaneous」(強制は即時ではない)と書き、openai.comの料金ページのFAQ(日本語版)も「上限の適用には遅延が発生する場合があり、発生した超過料金はお客様の負担となります。」と書く。エラーコードと復旧手順はOpenAI APIに「使いすぎたら429で止める」設定に詳しい。

別に、OpenAIが組織ごとに設ける月間の「利用ティア」の上限もある(「Rate limits」ガイドの表では Free・Tier 1 が月$100、Tier 5 が月$200,000)。「Spend limits」ガイドは「This OpenAI-approved usage limit is separate from the spend limits you configure.」(このOpenAI承認の利用上限は、自分で設定する支出上限とは別のもの)と書く。

OpenAI APIに無料枠はある?

本記事が確認した範囲では、新規アカウントに無料のAPIクレジットが付くという約束は、公式ページに見当たらなかった。確認した記載は次の3つで、どれも「無料枠がある」とも「ない」とも言い切れない。

  • 前払い課金のヘルプ記事に「If your account has free credits, those are used before purchased credits.」(アカウントに無料クレジットがある場合、購入したクレジットより先にそれが使われる)とある。付く条件は書かれていない。
  • クイックスタートの末尾に「Congrats on running a free test API request!」(無料のテストリクエストの実行、おめでとう)とあり、直前は「Add credits to keep building」(クレジットを足して作り続ける)の見出し。この「無料」が誰に・何回までかは読み取れなかった。
  • 利用ティアの表の「Free」の行の「$100 / month」は、列名「Usage limits」(利用上限)の欄の値で、無料で使える額だとは書かれていない。

実際に付いているクレジットは、自分のアカウントの請求画面で確かめるしかない。

ChatGPTで入力した内容と、APIで送ったデータの扱いは同じ?

本記事が確かめたのはAPIの側だけだ(ChatGPTアプリのデータ設定は調べていない)。ドキュメント「Data controls in the OpenAI platform」は冒頭でこう書く。

Your data is your data. As of March 1, 2023, data sent to the OpenAI API is not used to train or improve OpenAI models (unless you explicitly opt in to share data with us).

(訳:データはあなたのデータだ。2023年3月1日以降、OpenAI APIに送られたデータは、明示的に共有を選んだ場合を除き、OpenAIのモデルの学習や改善には使われない。)

ただし保存がゼロではない。同じページによると、悪用の監視のためのログ(abuse monitoring logs)にはプロンプトや応答が含まれることがあり、既定で最長30日保持される(「retained for up to 30 days」)。

キー作成の画面、日本語のトークン数、円での請求は、まだ確かめていない

  • キー作成の画面は見ていない。 手順は公式の文章を写したもので、画面の文言は変わっている場合がある。
  • 日本語のトークン数は仮定。 1文字1〜2トークンが外れれば、表の金額は同じ割合で動く。
  • 円での請求は確認できなかった。 日本語版の料金ページもドル建てで、請求通貨・為替手数料・消費税の扱いは、筆者が取得した範囲のページに見当たらない。
  • gpt-6-sol と gpt-6.1-sol が両方ある。 料金表では入力$2・出力$10が同じで、キャッシュ入力だけが$0.20と$0.10で違う。モデル一覧は6.1 Solを「Near-Astra performance for complex work at a lower cost.」と紹介するが、性能差は確かめていない。この記事は、openai.comの料金ページと「Featured models」に載るGPT-6.1 Solを使った。

料金と手順を確かめたOpenAIの開発者向け文書とヘルプ記事

  • developers.openai.com の「Pricing」「Developer quickstart」「Rate limits」「Spend limits」「Production best practices」「Data controls in the OpenAI platform」「Advanced usage」「Reasoning models」とAPIリファレンス:2026年10月2日11時23分ごろ取得(一部は11時46〜48分に取り直して照合)。「Models」「Supported countries and territories」:11時27〜32分ごろ。
  • openai.com「Pricing」(英語版・日本語版)の料金とFAQ:11時30分前後。
  • ヘルプセンター「Managing billing for ChatGPT and the API platform」(11時26分ごろ)、「Setting up and managing prepaid API billing」(11時30分ごろ)。

価格は取得時点のもので、改定されうる。申し込みや大量の利用の前に、公式の料金ページと自分の請求画面を確かめてほしい。

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出典・参照資料

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