Nano Banana(ナノバナナ)とは──Googleの画像生成モデル4種(2 Lite・2・Pro・初代)の違い、API価格(1枚$0.034〜$0.24)、Geminiアプリでの使い方、参照画像14枚・4K・検索グラウンディング、初代の10月2日停止まで
Nano Banana(ナノバナナ)は、Google Geminiの画像生成機能の名前で、Gemini APIのドキュメントは「4つの異なるモデルを指す」と説明する。Nano Banana 2 Lite(`gemini-3.1-flash-lite-image`・最速最安・1Kのみ)、Nano Banana 2(`gemini-3.1-flash-image`・万能・4K・Web+画像検索グラウンディング)、Nano Banana Pro(`gemini-3-pro-image`・プロ向け・既定でThinking・4K)、初代Nano Banana(`gemini-2.5-flash-image`・10月2日停止)。Google公式のImage generationドキュメント(9月17日更新)と料金ページ(9月18日取得)をもとに、4モデルの違い、1枚あたりの価格(Lite $0.0336/2は$0.045〜0.151/Pro $0.134〜0.24)、Geminiアプリ・Flow・Picsでの使い方、参照画像14枚、SynthID、Imagenからの移行を整理する。

目次
2026年9月18日・日本時間時点の情報です。 「Nano Banana」はGoogleの画像生成の愛称として広まったが、いまは4つのモデルの総称で、名前と中身(Gemini 3.1 Flash Image など)が一致しないため、どれを選べばいいかが分かりにくい。この記事は、Gemini APIの公式ドキュメントと料金ページの記載だけを材料に、4モデルの違い・価格・アプリでの入口を整理する。Geminiアプリ全体はGeminiアプリの使い方、用語の索引は/terms。
3行まとめ
- 4つのモデルの総称。 公式ドキュメントは「Nano BananaはGeminiのネイティブ画像生成機能の名前で、Gemini APIの4つのモデルを指す」と書く。Nano Banana 2 Lite(
gemini-3.1-flash-lite-image・最速最安・1K解像度のみ・複数参照や連続編集には不向き・検索グラウンディング非対応)、Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image・「まず選ぶべき」万能機・0.5K〜4K・Web検索と画像検索のグラウンディング・複数参照に強い)、Nano Banana Pro(gemini-3-pro-image・プロ向け・Google検索グラウンディング・既定で「Thinking」・4K)、初代Nano Banana(gemini-2.5-flash-image・1024px・レガシー。2026年10月2日に停止)。- 1枚あたりの価格(API・有料枠)。 Lite 1K $0.0336。2は 0.5K $0.045・1K $0.067・2K $0.101・4K $0.151。Proは 1K/2K $0.134・4K $0.24。初代は$0.039/枚。無料枠では画像生成は「Not available」。検索グラウンディングは月5,000回まで無料(Gemini 3.x共通)、以後1,000回$14。生成画像にはすべてSynthIDの透かしが入る。
- アプリ側の入口。 Geminiアプリでは無料でも「画像の生成と編集」が使え、生成はNano Banana 2・再生成はNano Banana Pro。Google検索のAIモードにはAI Plusで、Google Flowは無料枠だとNano Banana Proが制限つき。Google Slidesに統合されるPicsもNano Banana 2系。Imagen 4系は8月17日に停止済みで、移行先はNano Banana 2(記事)。
4モデルの違い(公式ドキュメント「Model selection」)
| 愛称 | 正式名/モデルID | 位置づけ(公式の説明) | 解像度 | 参照画像 | 検索グラウンディング | Thinking |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Nano Banana 2 Lite | Gemini 3.1 Flash Lite Image/gemini-3.1-flash-lite-image |
最速・最安。速度と費用が最優先の大量処理向け。複数の参照入力や複数ターンの連続編集には最適化されていない | 1Kのみ | 対応(最大14枚) | 非対応 | — |
| Nano Banana 2 | Gemini 3.1 Flash Image/gemini-3.1-flash-image |
「まず選ぶべき」万能機。速度と4K生成・世界知識・文字描画のバランス。複数参照画像の処理と一貫性に優れる | 0.5K・1K・2K・4K | 最大14枚 | Web検索+画像検索 | — |
| Nano Banana Pro | Gemini 3 Pro Image/gemini-3-pro-image |
プロの素材制作と複雑な指示向け。世界知識・ローカライズ・ブランドの一貫性・精密な制御 | 1K・2K・4K | 最大14枚 | Google検索 | 既定で「思考」して構図を詰めてから生成 |
| 初代 Nano Banana | Gemini 2.5 Flash Image/gemini-2.5-flash-image |
「シリーズの先駆者」だがレガシー。Nano Banana 2 Liteへの移行を強く推奨 | 1024px | — | — | — |
Gemini 3系の3モデルは、参照画像を最大14枚混ぜて1枚を作れる。内訳はモデルで違い、高忠実度で入れたい「物」の画像はLiteが14枚・2が10枚・Proが6枚、人物の一貫性を保つための画像は2が4枚・Proが5枚(Liteは非対応)、スタイル参照はProのみ3枚、とドキュメントの表にある。文字の描画(インフォグラフィック・メニュー・図表)は3系の売りで、Proと2は「思考画像」を内部で生成してから最終出力を作る。動画生成の参照画像として使う手順はVeoとの組み合わせの記事に。
API価格(料金ページ・有料枠・2026年9月18日)
| モデル | 入力(100万トークン) | 出力(テキスト・思考) | 出力(画像・100万トークン) | 1枚あたりの目安 |
|---|---|---|---|---|
| Nano Banana 2 Lite | $0.25 | $1.50 | $30 | 1K $0.0336 |
| Nano Banana 2 | $0.50 | $3 | $60 | 0.5K $0.045/1K $0.067/2K $0.101/4K $0.151 |
| Nano Banana Pro | $2.00 | $12 | $120 | 1K・2K $0.134/4K $0.24 |
| 初代 Nano Banana | $0.30 | — | — | $0.039/枚 |
Batch APIは半額(Liteは入力$0.125・出力$0.75)。検索グラウンディングはGemini 3.x全体で月5,000回まで無料、以後1,000回あたり$14。無料枠(Free Tier)では画像生成は「Not available」で、API経由で画像を作るには課金の設定が要る。同じ画像生成でも、ChatGPTのImages 2.5やAdobe Fireflyのクレジット制とは課金の単位が違う。
Geminiアプリ・Google製品での使い方
- Geminiアプリ:無料(Google AIプランなし)でも「画像の生成と編集」が使える。生成はNano Banana 2、再生成はNano Banana Pro(Geminiアプリの使い方)。上限は「コンピューティング量」で決まり、画像生成は消費が大きい
- プラン:Google AI Plus(月725円)以上でGoogle検索側のNano Banana、Google Flow(動画・画像のスタジオ)は無料枠だとNano Banana Proが制限つき、Plus以上でクレジット(プラン比較)
- Pics:Google Slidesに統合されるNano Banana 2搭載の画像ツール(記事)
- API/AI Studio:モデルIDを指定して
interactions.create(Interactions API)で生成。aspect_ratioとimage_size(例:16:9・2K)を指定でき、前の生成をprevious_interaction_idで引き継いで編集を重ねられる
廃止の予定
- 初代Nano Banana(gemini-2.5-flash-image)は2026年10月2日に停止。料金ページに「deprecated and will be shut down on October 2, 2026」と警告があり、移行先はNano Banana 2または2 Lite
- Imagen系は2026年8月17日に停止済み(記事)。ドキュメントは「すべての画像生成タスクにNano Bananaを推奨」
筆者が確かめた点
この記事の下調べで、筆者はGemini APIの「Nano Banana image generation」ドキュメント(Last updated 2026-09-17 UTC)と料金ページを9月18日に取得し、4モデルのIDと説明、参照画像14枚、SynthID、初代の停止日、価格の数字がその原文にあることを確認した。筆者はこの記事のためにAPIで画像を生成して費用を実測したものではなく、「1枚あたり」の金額は料金ページの「Equivalent to」の記載を写している。
書かれていないこと
- Geminiアプリ側の1日の画像生成回数(ヘルプは「消費が大きい」とだけ書く)
- 各モデルの生成速度の実測値(ドキュメントは「最速」「速度と費用のバランス」と定性的にしか書いていない)
- Nano Banana Proの「Thinking」で生成される中間の「思考画像」に課金されるかどうか(料金ページの出力に「text and thinking」の枠があるが、思考画像の扱いは明記されていない)
出典はGoogleの公式ドキュメント2ページ
- Gemini API「Nano Banana image generation」(モデル選択・機能・解像度表・Imagenの停止)
- Gemini API「Pricing」(画像モデル4種の単価と1枚あたりの換算・検索グラウンディング・初代の停止警告)
- アプリ側の記載は当サイトのGeminiアプリの使い方・プラン比較(Googleヘルプとプランページを出典)
- 本記事はモデルの追加・価格・停止日が変わったら更新する
出典・参照資料
AIニュースの解説を動画でも
YouTubeでは注目ニュースの背景を解説し、Xでは新着記事をお知らせしています。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?
AIについて聞きたいことはありますか?
質問箱で無料で受け付けています。回答は公開され、他の方の参考にもなります。
質問箱を見る →新しい記事をメールで受け取る
AIの新しい発表を、出典付きで整理して届けます。