ChatGPT Images 2.5登場──無料含む全プランに今日から、改善4つと新機能4つ、APIはFlare/Sunburstの2モデルでGPT-Image-2と同額
OpenAIが2026年9月8日(米国時間)、画像モデル「ChatGPT Images 2.5」を公開した。ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プランに本日から順次提供。公式が挙げる改善は参照写真の再現・精密編集・複数回編集の一貫性・複雑な指示と透過背景の4つで、生成の遅延はImages 2.0比で最大50%減。ChatGPTにはSketch・テンプレート・画像へのコメント・プロンプト付き共有が加わり、APIにはGPT-Image-2.5 FlareとSunburstの2モデルが100万トークンあたり画像入力$8・出力$30で、GPT-Image-2と同額で並んだ。

目次
2026年9月9日朝・日本時間時点の情報です。OpenAIは9月8日(米国時間)、公式ブログで画像モデルChatGPT Images 2.5を公開した。ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プラン(無料を含む)に本日から順次提供され、APIにはGPT-Image-2.5 FlareとGPT-Image-2.5 Sunburstの2モデルが追加された。この記事は、公式ブログと公式API料金ページの記載だけで、誰が使えるか、何が良くなったか、ChatGPTに何が増えたか、APIはいくらか、の4点を整理する。
動画版も公開しています: https://youtu.be/b1vjhXynuFY
3行まとめ
- 無料を含む全プランのChatGPT・ChatGPT Work・Codexに本日から順次提供(デスクトップ・モバイル・ウェブ)。公式は「rolling out today」とだけ書いており、地域ごとの順番は書かれていない。
- 公式が挙げる改善は参照写真の再現・頼んだ所だけ直す精密編集・複数回編集の一貫性・複雑な指示と透過背景の4つ。生成の遅延はImages 2.0比で最大50%減。画質のベンチマーク点数はページに載っていない。
- APIのFlare(既定・GPT-Image-2より高品質で遅延50%減)とSunburst(編集の制御が細かく生成時間は長い)は、どちらも100万トークンあたり画像入力$8・キャッシュ$2・出力$30、テキスト入力$5・キャッシュ$1.25で、GPT-Image-2と同額。Batch料金表には確認時点で2.5の行が無い。
公式ブログの原文(提供と速度)
提供範囲は、ページ末尾の「Pricing and availability」にこう書かれている。
Images 2.5 is rolling out today to ChatGPT, ChatGPT Work, and Codex users across all tiers on desktop, mobile, and web.
(Images 2.5は本日から、ChatGPT、ChatGPT Work、Codexのすべてのティアのユーザーに、デスクトップ・モバイル・ウェブで順次提供される)
速度については冒頭の段落にこうある。
We've also reduced image generation latency by up to 50% compared with Images 2.0, so you can generate images and refine your concepts more quickly.
(Images 2.0と比べて画像生成の遅延を最大50%削減したので、より速く画像を生成し、構想を練り直せる)
前提の数字として、ページは「毎週30億枚以上の画像がChatGPT ImagesとAPIのGPT-Imageモデルで作られている」とも書いている。
誰が今日から使えるか
| 区分 | 状態(公式ブログ・9月8日) |
|---|---|
| ChatGPT(無料・Go・Plus・Pro) | 本日から順次(「across all tiers」) |
| ChatGPT Work | 本日から順次 |
| Codex | 本日から順次 |
| 端末 | デスクトップ・モバイル・ウェブ |
| API | GPT-Image-2.5 Flare/Sunburstが利用可能 |
| 地域ごとの順番・全員に行き渡る時期 | 本記事が確認した公式ページには記載がない |
名前の整理をしておくと、ChatGPT内の機能名が「ChatGPT Images 2.5」、APIのモデル名が「GPT-Image-2.5」で、後者はFlareとSunburstの2種類である。
何が良くなったか(公式が挙げる4つ)
| 改善 | 公式ページの説明 |
|---|---|
| 参照写真の再現 | 参照写真から見慣れた被写体を別の場面・様式・構図に変える力が上がった。被写体がより見分けやすく、光と質感がより自然で、特徴的な部分が引き継がれやすい |
| 精密編集 | 頼んだ所だけを直し、残りの細部はそのまま保つ。複雑な被写体や背景でも同様 |
| 複数回編集の一貫性 | 長い会話で何度も直しても、前の変更が保たれやすく、画質が時間とともに劣化しない |
| 理解力と様式 | 複雑な視覚的指示を筋の通った結果にする。実在の情報を含む画像の内容がより正確。透過背景を含む複雑なレイアウトを扱える。画風の反映も向上 |
精密編集の原文はこうである。
Images 2.5 is better at editing only what you've asked for, while keeping the rest of the details the same—even with more complex subjects and backgrounds.
(Images 2.5は、頼まれた所だけを編集し、残りの細部はそのまま保つことが上手くなった。より複雑な被写体や背景でもそうである)
数字として出ているのは遅延の「最大50%」だけで、画質を示すベンチマークの点数は本記事が確認した公式ページには載っていない。「最大」なので、すべての生成が半分になるとは書かれていない。
ChatGPTに増えた機能4つ
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| Sketch | ChatGPTの中で直接絵を描き、それを完成画像の参考にできる。部屋の間取り、服の輪郭、落書きでもよく、様式や細部の説明を添える。使い方は「@Sketch」と入力 |
| テンプレート | 「Poster」「Merch」のような定番の形式を選び、伝えたい情報・デザイン要素・様式を足して始める。チラシや商品写真も例に挙がる |
| 画像へのコメント | 画像の上に直接コメントを置いて、絞り込んだ編集を頼める |
| プロンプト付き共有 | 画像を共有する時に使ったプロンプトを含められる。受け取った人が自分の写真と情報で同じ作り方を試せる。公式ページは「80年代の自分」を作るプロンプトへのリンクも貼っている |
Sketchの原文はこうである。
We're introducing Sketch, a new feature which lets you draw right in ChatGPT and use it as a visual guide.
(ChatGPTの中で直接描いて、それを視覚的なガイドとして使える新機能Sketchを導入する)
You don't need to be a professional artist—this is just another way to get your final image closer to what you have in mind. To try it yourself, just type "@Sketch" in ChatGPT.
(プロの絵描きである必要はない。完成画像を頭の中のものに近づけるもう一つの方法にすぎない。試すにはChatGPTで「@Sketch」と打つだけでよい)
APIの2モデルと価格
公式ブログはAPIの2モデルをこう説明している。
GPT‑Image‑2.5 Flare brings the same improvements in quality, editing, and speed to the API and is the default choice for most applications, delivering higher-quality images than GPT‑Image‑2 at 50% lower latency.
(GPT-Image-2.5 Flareは品質・編集・速度の同じ改善をAPIに持ち込み、大半の用途での既定の選択肢である。GPT-Image-2より高品質な画像を50%低い遅延で提供する)
GPT‑Image‑2.5 Sunburst offers an extra level of precision for detailed creative work with longer generation times.
(GPT-Image-2.5 Sunburstは、細かな制作作業向けにもう一段の精度を提供し、生成時間は長い)
Flareの用途としては、クリエイター・SNS向けの制作、商品体験、画像検索、素早い試作、大量生成が挙がっている。Sunburstは「編集をまたいだ厳密な制御」が要る高級な用途向けで、本番のキャンペーン素材や仕上げた商品画像が例である。Sunburstの生成時間がどれだけ長いかの数字は、本記事が確認した公式ページには無い。
価格は公式API料金ページ(2026年9月9日04:18 JST確認・100万トークンあたり・Standard)の値である。
| モデル | 画像 入力 | 画像 キャッシュ | 画像 出力 | テキスト 入力 | テキスト キャッシュ |
|---|---|---|---|---|---|
| gpt-image-2.5-flare | $8.00 | $2.00 | $30.00 | $5.00 | $1.25 |
| gpt-image-2.5-sunburst | $8.00 | $2.00 | $30.00 | $5.00 | $1.25 |
| gpt-image-2 | $8.00 | $2.00 | $30.00 | $5.00 | $1.25 |
| gpt-image-1.5 | $8.00 | $2.00 | $32.00 | $5.00 | $1.25 |
FlareとSunburstは同じ単価で、GPT-Image-2からの値上げも無い。1枚あたりの料金は載っておらず、料金ページは「画像生成のコスト見積もりは画像生成ガイドの計算機を使う」としている。Batch料金の表には、確認時点でgpt-image-2までしか行が無く、2.5の2モデルは載っていない。
先に使った3社は何と言ったか
公式ページには早期顧客としてHiggsfield AI・Adobe・Manusの3社のコメントが載っている。
Higgsfield AIの製品責任者Axultan Alimkulov氏のコメントはこうである。
What impressed us most about GPT‑Image‑2.5 Flare is how well it understands what not to change. You can make a meaningful edit without losing the character, composition or visual identity of the original image. That's incredibly important for the way creators and teams actually work across film, UGC and advertising. And when you combine that level of control with the speed, quality and cost, GPT‑Image‑2.5 Flare really stands out.
(GPT-Image-2.5 Flareで最も驚いたのは、何を変えないべきかをよく理解していることだ。元画像の人物、構図、見た目の個性を失わずに意味のある編集ができる。映像・UGC・広告で制作者やチームが実際に働く方法にとって、それは非常に重要だ。その制御の水準に速度・品質・コストが加わると、GPT-Image-2.5 Flareは際立つ)
Manusの評価チームLucky Liao氏のコメントはこうである。
GPT‑Image‑2.5 is an impressive step forward. In our evaluations, Flare delivers high-quality images 2-4x faster, with a transparent background. This improvement has significantly enhanced our workflow efficiency.
(GPT-Image-2.5は目覚ましい前進だ。当社の評価では、Flareは高品質な画像を2〜4倍速く、透過背景付きで出す。この改善で作業の効率が大きく上がった)
Manusの「2〜4倍」は同社の自社評価で、何と比べた数字かは、引用した原文の一文には書かれていない。公式の「最大50%」は遅延の話であり、2つの数字は同じものを測ったとは言えない。どちらも外部の検証ではない。
Adobeは製品担当シニアディレクターMatt Chotin氏のコメントで、Fireflyに最新のGPT-Image-2.5を加えて選択肢を広げたこと、生成が速くなり、調整のどの段階でも解像度が揃って鮮明な写真調の画像を保てることを述べている(本記事はコメントの全文を英語表示で取得できておらず、要旨のみ記す)。
安全面
We continue to use C2PA metadata and invisible watermarking to help identify images made with our tools.
(当社のツールで作られた画像を識別できるよう、C2PAメタデータと不可視の透かしを引き続き使う)
プロンプトと画像のチェックは従来の安全策の上に積む形で、評価の詳細はシステムカードにあるとしている。システムカードの中身は本記事の時点では読めていない。
公式ページに書かれていない5点
本記事が公式ブログの全文と料金ページに対して確認した範囲では、次の5点は記載がない。
- 画質のベンチマークの点数(数字は遅延の「最大50%」のみ)
- Sunburstの生成時間(「longer generation times」とだけ)
- 1枚あたりの料金(料金ページは100万トークンあたりの単価と計算機への案内のみ)
- 無料プランの枚数上限が変わるかどうか
- 日本を含む地域ごとの提供順と、全員に行き渡る時期
筆者が取得した時点で見えたもの
この記事は、公式ブログの全文を日本時間9月9日04時20分ごろにブラウザで取得して書いている。公式ブログのRSSではこの記事のpubDateが9月8日11:30 GMT(日本時間20:30)で、API料金ページのMarkdown版のlast-modifiedは9月8日19:00 GMT(日本時間9月9日04:00)だった。料金ページの更新時点で、Standard表にはgpt-image-2.5-flareとgpt-image-2.5-sunburstの2モデル分(各2行)が載り、Batch表には無かった。筆者自身のChatGPT(Pro)で2.5の表示やSketchが出ているかは、この記事の時点では確認していない。確認でき次第、この記事に追記する。
出典と時点
- 提供範囲・改善点・新機能・API2モデル・3社のコメント・安全面はOpenAI公式ブログ「Introducing ChatGPT Images 2.5」(2026年9月8日付)。日本時間9月9日04時台に全文を取得し、原文は本文に引用した
- 価格はOpenAI API料金ページ(日本時間9月9日04:18確認・Standard/Batchの表)
- Adobeのコメントは英語原文の全文を取得できていないため要旨のみ。Higgsfield AIとManusは原文を逐語で引用した
- 「記載がない」とした5点は、取得した公式ブログ全文と料金ページに対して確認したもので、他の公式ページ(ヘルプセンター・システムカード)は対象に含めていない
- 本記事は続報があり次第更新します。筆者環境での表示確認、Batch料金への2.5追加、システムカードの内容は追記予定です
出典・参照資料
この記事の解説動画
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