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Codex Windows Desktopが更新直後に一斉起動不能に『バイナリはあるのに実行できない』issueが3日で4件

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日刊AIニュース10月19日(月)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›

Codex Desktopアプリのバージョン26.820系(26.820.60940→26.820.7780.0)への更新をきっかけに、Windows環境で『Unable to locate the Codex CLI binary』というエラーで起動できなくなったという報告が、2026年8月25日から27日の3日間で少なくとも4件のGitHub issueとして立った。うち1件は84件のコメントを集めている。バイナリ自体はインストール先に存在するのに実行できない、という共通の症状をissue本文から確認する。

Codex Windows Desktopが更新直後に一斉起動不能に──『バイナリはあるのに実行できない』issueが3日で4件
目次

Codex Desktopアプリ(Windows版)が、2026年8月下旬のアップデート後に起動できなくなったという報告が、GitHub上で短期間に相次いだ。2026年8月25日から27日までの3日間で、少なくとも4件の独立したissueが「Unable to locate the Codex CLI binary(Codex CLIバイナリが見つかりません)」という同じエラーメッセージを報告しており、うち1件(#40752)は84件のコメントを集めている。

3行まとめ

  • Codex Desktop(Windows版)がバージョン26.820系への更新後、「Unable to locate the Codex CLI binary」というエラーで起動できなくなる報告が、2026年8月25〜27日の3日間で少なくとも4件立った
  • 複数のissue報告者が、エラーメッセージとは裏腹に「バイナリ自体はインストール先ディレクトリに実際に存在している」ことを自分で確認している
  • #40752は84コメント、#40700は34コメント、#40867は10コメントと、Windows利用者の間で広く再現していたことがうかがえる規模の反応

共通する症状——「バイナリはあるのに、実行できない」

最初期のissue #40700(2026年8月25日20:57報告)は、こう説明する。

After updating Codex Desktop to version 26.820.7780.0, the app can no longer start. The startup dialog reports: Unable to locate the Codex CLI binary. Set CODEX_CLI_PATH or ensure the Electron resources include bin/codex. However, the bundled Windows CLI is present at: […]

(Codex Desktopをバージョン26.820.7780.0に更新した後、アプリが起動できなくなった。起動ダイアログには「Codex CLIバイナリが見つかりません。CODEX_CLI_PATHを設定するか、Electronのリソースにbin/codexが含まれていることを確認してください」と表示される。しかし、バンドルされたWindows版CLIは実際に次の場所に存在している:〔中略〕)

翌日8月26日01:27に報告された#40752(バージョン表記は26.820.60940)も同種の症状を報告し、エラーメッセージがそこで終わらないことを追記している。

After updating the Codex desktop app to version 26.820.60940, the application fails to launch on startup, reporting two sequential errors: […] The desktop client fails to locate its bundled internal binary in the Electron resources/bin dir

(Codexデスクトップアプリをバージョン26.820.60940に更新した後、アプリケーションは起動時に失敗し、2つのエラーが連続して報告される。〔中略〕デスクトップクライアントは、Electronのresources/binディレクトリ内にバンドルされた内部バイナリを見つけられない)

同日10:51に報告された#40867(バージョン26.820.7780.0)も、報告者自身がファイルシステムを調べた上で、バイナリの実在を確認している。

The Codex Windows App fails to start with the following error: […] However, the Codex CLI binary is present inside the installed application package. I located the following binaries: […]

(Codex Windows Appは次のエラーで起動に失敗する。〔中略〕しかし、Codex CLIバイナリはインストールされたアプリケーションパッケージの中に実際に存在している。私は次のバイナリの場所を確認した:〔中略〕)

別系統の症状——起動はするが、ローカル実行が動かない

8月27日07:56に報告された#41088は、起動失敗そのものではなく、起動後のタスク実行が失敗するという、やや異なる症状を報告している。

After updating Codex Desktop to 26.820.7780.0, all new local tasks fail before any command is executed. Observed user-facing errors include: Unable to read: local execution environment failed to start. Unable to read: local command execution service handshake failed.

(Codex Desktopを26.820.7780.0に更新した後、すべての新規ローカルタスクが、コマンドが実行される前に失敗するようになった。観測されたユーザー向けエラーには次のものが含まれる:「読み取れません:ローカル実行環境の起動に失敗しました」「読み取れません:ローカルコマンド実行サービスのハンドシェイクに失敗しました」)

このissueは、他のissueとは異なり「起動画面までは到達するが、その先のコマンド実行基盤が壊れている」という症状であり、根本原因が完全に同一かどうかは、issue本文からは断定できない。

バージョン表記のばらつき

4件のissueが報告するバージョン表記は、26.820.7780.0(#40700、#40867、#41088)と26.820.60940(#40752)の2種類に分かれている。この違いが、同一の不具合が異なるビルド番号表記で報告されているだけなのか、実際に複数の別々のリグレッションが同時期に重なったのかは、本記事の確認範囲では判断できない。

4件のissueを一覧で並べる

各issueのメタデータ(報告者・日時・付与ラベル)を実際に確認すると、次の通りだった。

Issue 報告者 報告日時 バージョン表記 付与ラベル
#40700 bevis7781 2026-08-25 26.820.7780.0 app / app-server / bug / windows-os
#40752 lihongwei1024 2026-08-26 26.820.60940 app / bug / windows-os
#40867 ChanghaoLiao 2026-08-26 26.820.7780.0 app / bug / windows-os
#41088 InvisibleSix 2026-08-27 26.820.7780.0 app / bug / tool-calls / windows-os

出典: 各issueページのMetadataセクション(2026年8月30日確認)

4件ともapp・bug・windows-osという共通ラベルが付いているが、#41088だけは他の3件が持つapp-serverの代わりにtool-calls(ツール呼び出しに関連する問題)というラベルが付いている。これは、メンテナー側のラベル付け作業において、#41088が他の3件とは異なるカテゴリの問題として扱われた可能性を示す状況証拠ではあるが、ラベル付けの理由そのものが本文で説明されているわけではなく、これだけで根本原因が別だと断定はできない。

#40752が報告する回避策と、#40700が示す「relocation」という原因の手がかり

issue本文をさらに読み進めると、単なる症状報告に留まらない情報もあった。#40752の投稿者は、自分で見つけた回避策を本文に書いている。

"Workaround: Manually pointing CODEX_CLI_PATH directly to the underlying native executable binary bypasses both errors and successfully launches the application."

(訳:回避策:CODEX_CLI_PATHを、その下にあるネイティブの実行バイナリへ直接手動で指定すると、両方のエラーを回避してアプリケーションの起動に成功する)

具体的には、<npm_root>\node_modules\@openai\codex\node_modules\@openai\codex-win32-x64\vendor\x86_64-pc-windows-msvc\bin\codex.exeという、npmパッケージ内の実体パスを直接指定する方法だ。同じ投稿者は「Suggested Fixes」として、「Electronのインストーラー/アップデーターが、ネイティブのcodex.exeバイナリをresources/bin/へ確実に展開するようにする」ことを提案している。

一方、#40700の別コメントには、症状の技術的な手がかりがあった。

"The same startup sequence on this machine shows both codex.exe copy_file relocation failures and cua_node copy_directory relocation failures."

(訳:この端末でも同じ起動シーケンスで、codex.exeのcopy_fileリロケーション失敗と、cua_nodeのcopy_directoryリロケーション失敗の両方が発生している)

「リロケーション(relocation)」という言葉と、issueのタイトルにある「bundled codex.exe relocation from WindowsApps fails」を合わせて読むと、Windowsアプリストア形式(WindowsApps)の保護された領域から、実行に使う場所へバイナリ一式をコピーする処理自体が、更新後のバージョンで失敗するようになった、という仮説が浮かぶ。ただし、これはissue本文の記述から読み取れる仮説であり、Codexメンテナーが原因をそう特定したと明言しているわけではない。

4件が同一原因かどうかは切り分けられていない。ただし4件とも未解決のまま

この記事は4件のGitHub issue本文(本文中の投稿者コメントを含む)を一次ソースとしている。2026年8月30日にあらためて4件すべてのステータスを確認したところ、#40700・#40752・#40867・#41088はいずれも依然として「OPEN」(未クローズ)だった。openai/codexのメンテナーによる公式な原因究明・対応方針のコメントは、今回確認できた範囲の本文には含まれておらず、コメント欄の全件(GitHub API経由のレート制限にかかり、今回は取得できなかった)までは読めていない。4件それぞれが独立した不具合なのか、根本原因を共有する同一の不具合が複数の表現で報告されているだけなのかは、本記事では確定できていない。

これらのissueがその後どう解決されたか(修正版のリリース、ロールバックの有無など)についても、少なくとも2026年8月30日時点でクローズされていないことは確認できたが、それ以上の進捗(修正PRが紐づいているか等)は今回のissue本文の範囲からは分からなかった。この記事を書いている自分自身はWindows版Codex Desktopのユーザーではなく、報告された不具合や#40752が挙げる回避策を自分の環境で再現・検証したわけではない。

関連記事: AIコーディングアシスタント比較

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