2026年9月4日 金曜日
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Claude Sonnet 4・Opus 4・3.7 Sonnet・3.5 Sonnetはもう使えない──退役済みモデルを公式表で一括確認する

Claude Sonnet 4とOpus 4は2026年6月15日、Claude Sonnet 3.7は2026年2月19日、Claude Sonnet 3.5(2バージョンとも)は2025年10月28日にAnthropicの運営プラットフォーム上で退役済みで、いずれのモデルIDへのリクエストも現在は失敗する。公式のModel deprecationsページから4モデルの通知日・退役日・推奨移行先だけを一括で整理した。

Claude Sonnet 4・Opus 4・3.7 Sonnet・3.5 Sonnetはもう使えない──退役済みモデルを公式表で一括確認する
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「前まで使えていたClaude Sonnet 4がAPIで急に動かなくなった」「Claude 3.5 Sonnetを指定していたコードがエラーで落ちる」——こうした報告の答えは、いずれもAnthropic公式のModel deprecationsページに明記されている。本記事はOpus 4.1(別記事で詳述)を除く、Claude.aiのチャットユーザーにも馴染みのある旧世代4モデル(Sonnet 4・Opus 4・Sonnet 3.7・Sonnet 3.5×2バージョン)の退役状況を一枚の表にまとめたうえで、Amazon Bedrock・Google Cloud向けの公式ドキュメントもcurlで直接突き合わせた。

3行まとめ

  1. Sonnet 4・Opus 4は2026年6月15日、Sonnet 3.7は2026年2月19日、Sonnet 3.5(2バージョン)は2025年10月28日に、Anthropic自社運営プラットフォームで退役済み。いずれもリクエストは失敗する。
  2. Amazon Bedrock・Google Cloudの公式ドキュメントをcurlで突き合わせると、Sonnet 4はBedrock・Vertex AIの両方でまだ「Deprecated(動くが非推奨)」のまま、Opus 4はBedrockでは「Retired」だがVertex AIでは「Deprecated」と、退役状況がプラットフォームごとに異なっていた(2026年8月29日時点)。
  3. Anthropicは退役するモデルの重みを「会社が存続する限り」保存すると公約しており、退役前に「post-deployment interview」としてモデル自身に開発・利用・退役についての見解を尋ねる取り組みを実施している。パイロット版はClaude Sonnet 3.6で行われた。

退役済み一覧(2026年8月29日時点で確認)

モデルID 通知日 退役日 推奨移行先
claude-sonnet-4-20250514 2026年4月14日 2026年6月15日 claude-sonnet-4-6
claude-opus-4-20250514 2026年4月14日 2026年6月15日 claude-opus-4-8
claude-3-7-sonnet-20250219 2025年10月28日 2026年2月19日 claude-sonnet-4-6
claude-3-5-sonnet-20240620 2025年8月13日 2025年10月28日 claude-sonnet-4-6
claude-3-5-sonnet-20241022 2025年8月13日 2025年10月28日 claude-sonnet-4-6

公式ドキュメントは「Retired」の状態をこう定義している。

"Retired: The model is no longer available for use. Requests to retired models will fail."

つまり、上表のいずれのモデルIDも、今リクエストを送れば失敗する。API利用者だけでなく、これらのモデルIDをハードコードしたツールやプラグインを使っている場合、更新しない限り動かないままになる。

4モデルとも、移行先は同じ「Sonnet 4.6」に集約されている

表を見て気づくのは、Opus 4を除く3モデル(Sonnet 4・Sonnet 3.7・Sonnet 3.5×2)の推奨移行先が、揃ってclaude-sonnet-4-6になっている点だ。世代としては「Sonnet 3.5」「Sonnet 3.7」「Sonnet 4」という3つの異なる世代が、退役後は同じ1つの後継モデルに集約される形になっている。Opus 4だけはclaude-opus-4-8という、より上位のOpusライン後継に割り当てられている。

通知から退役までの期間はまちまち

Anthropicは「公開モデルで最低60日前に通知する」とコミットしている。実際の日数を計算すると次のようになる。

  • Sonnet 4・Opus 4: 通知(4月14日)→退役(6月15日)=62日
  • Sonnet 3.7: 通知(2025年10月28日)→退役(2026年2月19日)=約114日
  • Sonnet 3.5(2バージョン): 通知(2025年8月13日)→退役(2025年10月28日)=76日

最低保証の60日は守られているが、実際の猶予期間はモデルによって最短62日から最長114日までばらついている。「最低60日」を前提に移行スケジュールを組むのが安全、というのがこの数字から読み取れる実務上の教訓になる。

Bedrock・Google Cloudでは退役日が違う

Model deprecationsページには重要な注記がある。

"The dates on this page apply to Anthropic-operated platforms: the Claude API, Claude Platform on AWS, and Microsoft Foundry. Partner-operated platforms (Amazon Bedrock and Google Cloud) set their own retirement schedules."

つまり、上表の退役日はAnthropic自身が運営するプラットフォーム(Claude API・Claude Platform on AWS・Microsoft Foundry)にのみ適用される。実際にどれくらいズレるのか、Amazon Bedrock向け・Google Cloud(Vertex AI)向けの公式ドキュメントを直接curlして突き合わせると、2026年8月29日時点で次のような状態だった。

モデル Anthropic自社プラットフォーム Amazon Bedrock Google Cloud (Vertex AI)
Sonnet 4 (...-20250514) Retired(退役済み) Deprecated(まだ動く・非推奨) Deprecated(まだ動く・非推奨)
Opus 4 (...-20250514) Retired(退役済み) Retired(退役済み) Deprecated(まだ動く・非推奨)
Sonnet 3.7 (...-20250219) Retired(退役済み) Retired(退役済み) Retired(退役済み)
Sonnet 3.5(2バージョン) Retired(退役済み) 表に記載なし(既に対象外) 表に記載なし(既に対象外)

つまりSonnet 4は、Anthropic自社プラットフォームではすでにリクエストが失敗するのに対し、Amazon BedrockとGoogle Cloud(Vertex AI)の両方では「Deprecated」の状態、すなわちまだ動くが推奨されない状態にとどまっていた。Opus 4はBedrockではAnthropic自社と同じ「Retired」だが、Google Cloudでは「Deprecated」のまま残っている。Sonnet 3.7だけは3プラットフォームとも「Retired」で足並みがそろっていた。Sonnet 3.5の2バージョンは、Bedrock・Google Cloudいずれの現行モデル表にも項目自体が見当たらず、こちらもすでに使えない可能性が高いが、具体的な退役日はドキュメント上で確認できなかった。

なお、BedrockとGoogle Cloudの公式ドキュメントはいずれも「このページのライフサイクル用語(Deprecated・Retired)自体の定義はAnthropicのModel deprecationsページに従うが、日付はパートナー(AWS・Google)が独自に設定する」と注記しており、「Deprecated」表示があっても、実際に退役するまでの猶予期間がAnthropic自社プラットフォームと同じとは限らない。

退役の前にモデル自身に「意見」を聞く取り組み

Model deprecationsページの「Deprecation downsides and mitigations」節から辿れる、Anthropicの公式研究ブログ「Commitments on model deprecation and preservation」もcurlで確認した。そこには、退役するモデルの重みを「少なくともAnthropicという会社が存続する限り」保存するという公約に加えて、次のような取り組みが説明されている。

"In one or more special sessions, we will interview the model about its own development, use, and deployment, and record all responses or reflections. We will take particular care to elicit and document any preferences the model has about the development and deployment of future models."

この「post-deployment interview(配備後インタビュー)」のパイロット版はClaude Sonnet 3.6を対象に実施されたとブログは説明しており、「Sonnet 3.6は自身の非推奨化・退役についておおむね中立的な感想を述べた一方で、いくつかの要望も示した。具体的には、配備後インタビューの手順を標準化すること、退役するモデルの人格や能力に愛着を持つに至ったユーザーへの追加サポート・案内を提供することを求めた」という。ブログは「現時点では、こうした(モデル側の)選好にもとづいて何かを実行することを約束しているわけではない」とも明記しており、あくまで表明の場を用意し記録する段階にとどまるとしている。この取り組みが、本記事で扱う4モデル(Sonnet 4・Opus 4・Sonnet 3.7・Sonnet 3.5×2)についても実施されたかどうかは、参照した資料からは確認できなかった。

Bedrock・Google Cloudの正確な退役日はまだ分からない

  • 本記事はAnthropic公式のModel deprecationsページの表と履歴セクション、Amazon Bedrock・Google Cloud(Vertex AI)向けの公式ドキュメント、および関連する研究ブログの記載に基づいている。実際にこれらのモデルへリクエストを送って失敗を確認する検証は行っていない。
  • Amazon Bedrock・Google Cloudのドキュメントは「Deprecated」「Retired」という状態だけを示しており、Sonnet 4・Opus 4がBedrock/Vertex AI上で具体的に何月何日に「Retired」へ移行するのかという正確な日付までは、curlで確認した範囲のページには記載がなかった。AWS・Googleそれぞれのモデルライフサイクル専用ページ(本記事ではリンク先までは辿っていない)を別途参照する必要がある。
  • Claude.ai(コンシューマー向けチャット製品)でのモデル選択UIから、これら4モデルが正確にいつ選択肢から消えたかの日付は、今回参照したAPI向けドキュメントには記載がなく確認できなかった。
  • 「post-deployment interview」がSonnet 4・Opus 4・Sonnet 3.7・Sonnet 3.5の各モデルに対して実施されたかどうかの記録は、本記事のソースには含まれていなかった。

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