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AWS、TwelveLabsの動画言語モデル「Pegasus 1.5(ペガサス)」をAmazon Bedrockで提供2時間までの動画から条件に合う区間をタイムスタンプ付きJSONで返す、提供リージョンは米国オレゴン

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日刊AIニュース10月19日(月)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›

AWSは、TwelveLabsの動画言語モデルPegasus 1.5をAmazon Bedrockで提供していると公式ブログで説明した。1回のリクエストで最長2時間(前版1.2は1時間)の動画を解析し、条件に合う区間を開始・終了時刻つきのJSONで返す。提供リージョンは米国西部(オレゴン)で、課金はAWS Marketplace経由。

AWS、TwelveLabsの動画言語モデル「Pegasus 1.5(ペガサス)」をAmazon Bedrockで提供──2時間までの動画から条件に合う区間をタイムスタンプ付きJSONで返す、提供リージョンは米国オレゴン
目次

AWSは2026年10月19日(ページ上の表記はUTC−8、日本時間では10月20日1時台)に公式の機械学習ブログで、TwelveLabsの動画言語モデル「Pegasus 1.5(ペガサス)」がAmazon Bedrock(ベッドロック)で使えると説明した。ブログによると、1回のリクエストで最長2時間の動画を解析し、利用者が書いた条件に合う区間を、開始・終了時刻つきのJSONで返す。提供リージョンは米国西部(オレゴン)で、課金はAWS Marketplace経由だ。ブログ冒頭の記述では、提供開始の発表そのものは2026年10月9日だった。

3行まとめ

  1. AWSの公式ブログによると、TwelveLabsのPegasus 1.5がAmazon Bedrockで提供中。最長2時間の動画を1回で解析でき、前の版(Pegasus 1.2)の1時間から延びた
  2. 条件(セグメント定義)を渡すと、合致する区間を開始・終了時刻つきのJSONで返す。参照画像を最大30枚まで添えられ、事前のインデックス作成は不要
  3. ブログが挙げる提供リージョンは米国西部(オレゴン)1か所。課金はAWS Marketplace経由で、AWSの請求書ではAmazon Bedrockでなく「TwelveLabs」の項目に出る

本記事の内容は、日本時間2026年10月20日1時台に公式ページで確認したものです。

何ができるようになったのか

AWSのブログは、Pegasus 1.5を「長い動画を、構造化された時刻つきメタデータに変える動画言語モデル」と紹介している。前の版では、動画を指して質問し、答えをもらう使い方だった。1.5ではそれに加えて、動画全体を解析し、利用者が定義した条件に合う区間をすべて見つけて返す。

ブログが挙げる1.5の変更点は4つだ。

変更点 ブログの説明
時刻ベースのメタデータ生成 編集上の区切り、スポーツのプレー、話者の交代、ブランドの登場などを定義すると、合致する区間を開始・終了時刻と指定項目つきのJSONで返す
マルチモーダルなプロンプト 区間の定義に、文章の説明と参照画像を組み合わせられる。特定の商品・ロゴ・人物を探せる
その場での処理 取り込みパイプラインや事前のインデックス作成は不要。S3から直接送り、結果はレスポンスで返る
処理容量の拡大 1回のリクエストで最長2時間。Pegasus 1.2は1時間

従来の機能(動画の説明文の生成、画面内の物体・文字・数字の読み取り、出来事のタイムスタンプ特定、映像・音声・文字をあわせた理解)は引き継いで強化したとブログは書いている。

使い方の流れ

ブログの説明では、呼び出しはbedrock-runtimeのInvokeModel API、または応答を順次受け取るInvokeModelWithResponseStreamで行う。モデルIDはtwelvelabs.pegasus-1-5-v1:0。リクエストはanalysisModeで2つのモードに分かれる。

モード 送るもの 返るもの
general(既定) inputPromptに質問や指示 messageに文章、スキーマを渡せばJSON
time_based_metadata responseFormatにセグメント定義 開始・終了時刻と指定項目を持つsegmentsのリスト

セグメント定義は、名前(id)、どんな区間かの説明(description)、取り出す項目(fields)で構成する。1回のリクエストに複数の定義を入れると、結果は1つのリストに入り、_definition_idで区別できる。ブログは、定義を一度作れば動画ライブラリ全体に同じ形で適用でき、全素材に一貫したメタデータが付くと説明している。時刻の表記はsegmentTimeFormatで秒かhh:mm:ssなどを選べる。

動画の渡し方は2通りだ。S3のURI(長い動画向け)か、base64文字列(25MBまで、短いクリップ向け)。ブログは、動画の解析にあたって事前のインデックス作成は要らず、データはAWSのデータ境界の内にとどまると説明している。

入力の条件

ブログに載っている動画の仕様は次のとおり。

項目 条件
長さ 最長2時間
ファイルサイズ S3から2GBまで、base64なら25MBまで
解像度 360×360〜5184×2160
縦横比 1:1〜2.4:1(またはその逆数)
形式 FFmpegが対応する形式
参照画像 1リクエストに最大30枚

誰がどこで使えるのか・日本では

AWSのブログは「米国西部(オレゴン)リージョンで今日から使える」と書いている。使うには、AWSアカウント、Python 3.10以降とBoto3、bedrock:InvokeModelなどのIAM権限、Amazon Bedrockコンソールでの対象モデルのアクセス有効化が前提だ。

日本の利用者に関わる点は2つある。

  1. リージョン。今回取得したブログ本文に、東京リージョンを含むオレゴン以外のリージョンの記載はない。ブログは「将来の更新はリージョン一覧で確認を」と案内している。
  2. 言語。ブログは、英語は全面対応、日本語を含む12言語は部分対応と書いている。「部分対応」の範囲は、本文では説明されていない。

なお、サンプルコードのモデルIDはglobal.twelvelabs.pegasus-1-5-v1:0で、ブログは「グローバルのクロスリージョン推論(CRIS)のエンドポイントを使う例で、米国の地理的エンドポイントにするならエンドポイントURLのglobal.をus.に置き換える」と書いている。リージョンの欄はオレゴンのみだが、実際にどのリージョンで処理されるかについての説明は、今回取得した本文にはない。

料金はどうなるのか

ブログ本文に料金の金額はなく、Amazon Bedrockの料金ページを見るよう案内している。確認できた課金の条件は次の2点だ。

  • Pegasus 1.5はAWS Marketplace経由で課金される。AWSの請求書とAWS Cost Explorerでは、Amazon Bedrockではなく「TwelveLabs」の項目に出る
  • includeMetering: Trueを付けると、非ストリーミングのレスポンスにoutputTokenCountとinputVideoSecond(解析した動画の秒数)の2つの課金用項目が加わる

アプリケーションごとに費用を分けたい場合は、モデルからアプリケーション推論プロファイルを作ってタグを付け、モデルIDの代わりにそのARNで呼ぶ、とブログは説明している。CloudWatchにはAWS/Bedrock名前空間でInvocations、OutputTokenCount、InvocationLatency、InvocationClientErrorsなどの指標が出る。

前の版と何が違うのか

最大の違いは「質問に答える」から「条件に合う区間を全部出す」への変化だ。ブログ自身が、時刻ベースのメタデータ生成が「前の版と最も違う点」だと書いている。長さの上限は1時間から2時間になり、参照画像を使った探し方も加わった。

ブログの例では、編集区間の定義(タイトル・要約・主な話題)をスポーツの映像に試した場合の出力例を載せている。出力例は、00:04:24〜00:05:22、00:05:22〜00:08:57、00:08:57〜00:09:29の3区間で、入力トークンは249,408、出力トークンは802と記されている。参照画像の例では、参照画像に写った商品が出る場面を探す定義を渡し、緑のカヌーに乗った家族の場面として00:00:00〜00:00:02と00:00:09〜00:00:10の2区間が返っている。どちらもAWSが載せたサンプルで、精度を測った数字ではない。

ブログが想定する用途は3つで、報道・放送のアーカイブ(編集区間や話者交代を定義して過去の映像をカタログ化)、スポーツ放送(得点などの場面を検出してハイライト制作を速める)、配信アプリ(場面単位のメタデータで推薦や広告配置、ブランドセーフティの確認に使う)だ。ブログは「どの場合も人間はワークフローに残る。作業は、すべての場面を手で探してタグ付けすることから、モデルが作ったメタデータの確認と修正に移る」と書いている。

筆者が公式ページを取得して気づいたこと

日本時間10月20日1時53分に公式ブログを取得して読んだ。公開時刻はページ上で2026年10月19日8時49分(UTC−8の表記)、日本時間では10月20日1時台にあたる。気づいた点が2つある。

1つ目は、日付のずれだ。本文の最初の文は「10月9日に提供開始を発表した」と書いており、このブログの公開はその10日後になる。したがって「10月19日に始まった」とは言えず、本記事は「ブログが10月19日に公開された」「発表は10月9日とブログが書いている」と分けて書いた。

2つ目は、料金だ。取得した本文には金額が1つもなく、料金は別ページ(Amazon Bedrockの料金ページ)への案内だけだった。このため本記事に単価は載せていない。

今回の出典から確かめられなかったこと

  • 性能の数字。今回取得したブログ本文には、他のモデルや前の版との精度比較、ベンチマークの結果は載っていない。載っているのはサンプルの出力例だけで、「すべての区間を見つける」という説明の達成度は、この出典からは測れない
  • 日本語の精度。日本語は部分対応とあるのみで、どこまで使えるかは書かれていない
  • 東京リージョンなど他リージョンでの提供予定。今回の本文に記載はない
  • 料金の金額。上に書いたとおり、別ページを見る必要がある
  • TwelveLabs側の説明。今回確認したのはAWSのブログ1本で、TwelveLabs自身の発表や、AWSのブログからリンクされているモデルカードの中身は取得していない。モデルカードには「機能の対応状況、リージョン、サンプルコード」があるとブログは案内している

筆者はPegasus 1.5を実際には動かしていない。本記事の内容はすべてAWSのブログの記述に基づく。

今回読んだAWSのブログ

本記事は続報があり次第更新します。

この記事でよく聞かれること

Pegasus 1.5とは何ですか?
TwelveLabsの動画言語モデルです。AWSの公式ブログによると、長い動画を構造化された時刻つきメタデータに変えるモデルで、利用者が「重要な場面」の条件を書くと、合致する区間をすべてJSONで返します。
Pegasus 1.5は何時間の動画まで解析できますか?
AWSのブログによると、1回のリクエストで最長2時間の動画を解析できます。前の版のPegasus 1.2は1時間でした。ファイルサイズはS3からなら2GBまで、base64で直接送る場合は25MBまでです。
Pegasus 1.5はどのリージョンで使えますか?
AWSのブログでは、提供は米国西部(オレゴン)リージョンと書かれています。今回取得したブログ本文には、東京など他のリージョンの記載はありません。将来の追加はリージョン一覧ページで確認するよう案内されています。
Pegasus 1.5の料金と請求はどうなりますか?
ブログ本文に料金の金額はなく、Amazon Bedrockの料金ページを見るよう案内されています。請求はAWS Marketplace経由で、AWSの請求書とCost Explorerには、Amazon Bedrockではなく「TwelveLabs」の項目で表示されるとAWSは説明しています。
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出典・参照資料

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