OCR(オーシーアール)とは紙や画像の文字を、コンピュータが読める文字データにする技術。AI-OCRとの違いと、スマホ・Googleドライブで無料で試す方法【2026年10月版】
OCR(オーシーアール・光学文字認識)とは、紙や画像に写った文字を読み取って、コピーや検索ができる文字データに変える技術。AI-OCRはAI(機械学習)を使う読み取りの呼び名で、総務省のガイドブックはマス目の無い欄の手書きも読めると説明する。会社や自治体向けの有料サービスが中心。個人は iPhone のテキスト認識表示、Google レンズ、Googleドライブ、Windows 11 の Snipping Tool で試せる。筆者が2026年10月8日に各社の公式ページを取り直し、DX Suite・Google Cloud Vision・Azure・LINE WORKS PaperOn の料金を確かめた。

目次
**2026年10月8日・日本時間時点の情報です。**OCR(オーシーアール・光学文字認識)とは、紙や画像に写った文字を読み取って、コピーや検索ができる文字データに変える技術です。AI-OCR(エーアイ・オーシーアール)は、その読み取りに機械学習(AIの一種)を使うものの呼び名で、請求書や申込書などを大量に処理する会社向けの有料サービスが中心です。個人が試すだけなら、iPhone・Google レンズ・Googleドライブ・Windows 11 に最初から付いている文字の読み取り機能で足りる場面が多く、各社の公式ヘルプにはこれらの機能に別の料金がかかるという案内はありませんでした。
3行まとめ
- OCR は「写真や紙の文字」を「コピーできる文字」に変える技術で、デジタル大辞泉は光学式文字読み取り装置として説明する。AI-OCR は機械学習を使う読み取りの呼び名で、総務省のガイドブックは自治体の手書き申請書の読み取りを例に挙げる。
- 個人は iPhone のテキスト認識表示(iOS 15 以降・iPhone XS/XR 以降)、Google レンズ、Googleドライブ(2MB以下・パソコンのみ)、Windows 11 の Snipping Tool で試せる。
- 業務用は DX Suite が月4万円〜(税抜・Lite)、Google Cloud Vision と Azure は月1,000ユニット/500ページの無料枠の後、1,000あたり $1.50。DX Suite の料金ページ(サイトマップ上の更新は2026年10月6日)は、トークン課金などを組み合わせる形になっていた。
OCRとは何か。辞書と公的な資料ではどう書かれているか
デジタル大辞泉(小学館)は OCR を次のように説明しています(コトバンク・2026年10月8日取得)。
手書きされたり印刷されたりした文字や数字を、光学的に読み取る装置。光学式文字読み取り装置。
同じコトバンクに載っている講談社の「IT用語がわかる辞典」は、読み取ったあとの処理まで書いています。
光学式文字読み取り装置。手書きの文字や印刷された文字をイメージスキャナーなどで光学的に読み取り、あらかじめ登録された文字の形状を参照し、文字データへと自動的に変換するもの。
英語の綴りは optical character reader(IT用語がわかる辞典は optical character recognition とも書く)で、頭文字を並べた言葉です。辞書の語義は「装置」ですが、いま日常で OCR と言うときは、装置よりも、スマホのアプリやソフトに入った「文字を読む機能」を指すことが多くなっています。Microsoft Learn(日本語)は「OCR または光学式文字認識は、テキスト認識またはテキスト抽出とも呼ばれます」と書き、ポスターや道路標識などの画像や、請求書などのドキュメントから、印刷または手書きのテキストを取り出せる、と説明しています。つまり「OCR」「文字認識」「テキスト抽出」「テキスト認識表示」は、ほぼ同じことを別の名前で呼んだものです。
「文字を読む」と「内容を理解する」は別です。OCR が返すのは、画像のどこに何という文字があるか、という情報です。意味を要約したり、請求書の金額が正しいか判断したりするのは、その後の別の処理(人の確認や、別のAI)の仕事になります。
AI-OCRと従来のOCRはどう違うか
総務省の「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック<導入手順編>」(令和7年12月・第4版)は、茨城県つくば市などの事例の中で、AI-OCR を次のように説明しています(2026年10月8日に取得したPDFより)。
紙文書をスキャナーで読み込み、書かれている文字を認識してデジタル化する技術である「AI-OCR」
同じガイドブックの巻末の用語解説は、AI-OCR を「AIを用いて文字認識を行うソリューションのことであり、フリーピッチ枠の手書き文字認識を可能にする。」と説明しています。フリーピッチ枠は、1文字ずつのマス目に区切られていない記入欄のことです。
同じ資料には、複数の自治体が共同で、各業務の実際の帳票などを読み込んだ実証で、正読率が約93%だった、という記載もあります。参加した団体からは「団体の各種業務や帳票によって実用に耐え得る可能性がある」という意見が出た、とも書かれています。
IT用語がわかる辞典が説明する従来型は「あらかじめ登録された文字の形状を参照する」方式です。Microsoft Learn は、現在の Read という OCR エンジンを「複数の高度な機械学習モデルが使用されています」「印刷されたテキストと手書きのテキストが抽出されます」と説明しています。ここから筆者が整理すると、違いは次の表のようになります(これは出典の文言をもとにした筆者の整理で、各社の製品がこの通りに分かれていると断定するものではありません)。
| 観点 | 従来型として辞書が説明するOCR | AI-OCRと呼ばれるもの |
|---|---|---|
| 読み取りの方法 | 登録した文字の形と照らし合わせる(IT用語がわかる辞典) | 機械学習のモデルで認識する(Microsoft Learn の説明) |
| 得意な対象 | 印刷された文字、決まった様式 | マス目の無い欄の手書きや、様式が決まっていない帳票も対象(総務省のガイドブックの用語解説と事例) |
| 主な使われ方 | スキャナーに付く機能、書籍の電子化など | 会社や自治体が申請書・請求書を大量にデータ化する |
| 間違いへの対処 | 読み取り後に人が確認する | 同じ。つくば市の例では、読みにくい画像を一覧にして人が手入力する |
「AI」と付いていても、100%読めるわけではありません。総務省のガイドブックは、つくば市の例として、判読が難しい文字や枠線からはみ出た文字では誤読になる場合があると書き、「AIの判定結果を人間がチェックするためのプロセスを設けましょう」と勧めています。
OCRは無料で使えるか。個人が試せる4つの方法
次の機能は、スマホやパソコン、Google アカウントに最初から付いているもので、筆者が2026年10月8日に取得した各社のヘルプには、別の料金がかかるという案内がありませんでした。この記事で「無料」と書くのはこの意味で、対応する端末やアカウントは必要です。なお筆者はログインしておらず、実際に文字を読ませる操作は試していません。手順は公式ヘルプの文言によるものです。
iPhone・iPad の「テキスト認識表示」
Apple サポートは「テキスト認識表示」を「写真、ビデオ、オンラインで見つけた画像の中の情報を認識してくれます」と説明しています。使うには iOS 15 以降を搭載した iPhone XS、iPhone XR 以降が必要です。オンにする手順は、設定アプリ、「一般」、「言語と地域」、「テキスト認識表示」の順です。そのうえで、写真アプリで写真を選び、文字を選んでコピーします。ビデオで使うには iOS 16 以降が必要と書かれています。
Google レンズの「テキストを選択」
Google 検索ヘルプによると、Android と iOS の Google アプリで、検索バーから Google レンズを開き、テキストをタップするか、領域ボックスの角をテキストの上にドラッグすると「テキストを選択」ボタンが出ます。選ぶとメニューが出て、コピー・聴く・翻訳する・検索、といった操作ができます。
Googleドライブ(パソコンのみ)
Google ドライブ ヘルプは「Google ドライブでは、画像ファイルをテキストに変換できます」と書いています。手順は次の通りです。
- 変換するファイルを用意する。形式は PDF(マルチページ)か写真ファイル(.jpeg、.png、.gif)、サイズは2MB以下、テキストの高さは10ピクセル以上にする
- パソコンで Google ドライブにアクセスし、ファイルを右クリックする
- 「アプリで開く」、「Google ドキュメント」の順にクリックする
ヘルプには「太字、斜体、フォントサイズ、フォントタイプ、改行は通常保持されます」「リスト、表、列、脚注、巻末の注などは、検出されない可能性があります」とあります。つまり、表や段組みのある書類は崩れる前提で使います。同じヘルプの Android と iPhone・iPad の欄には「PDF や写真のファイルをテキストに変換するには、パソコンで drive.google.com にアクセスしてください」とだけあり、スマホのアプリでの変換手順は載っていません。
Windows 11 の Snipping Tool と OneNote
Microsoft サポートの Windows 11 向けの説明によると、Snipping Tool で画面の一部を切り取ったあと「テキスト アクション」ボタンを選ぶと OCR が働き、画像から直接テキストを取り出せます。「すべてのテキスト認識プロセスは、デバイス上でローカルに実行されます」とも書かれています。同じページの Windows 10 向けの説明には、この「テキスト アクション」は出てきません。OneNote では、画像を右クリックして「画像からテキストをコピー」を選びます。同じヘルプには、画像によってはこのコマンドがすぐに出ず、結果が使えるまでに最大24〜48時間かかる場合がある、とあります。
開発者向けの無料ソフト Tesseract
GitHub の Tesseract のページには、オープンソースの OCR エンジンで、Apache-2.0 ライセンス、100以上の言語を標準で認識できる、と書かれています。ニューラルネット(LSTM)を使う方式を Tesseract 4 で追加した、との記載もあります。コマンドラインで動かす道具なので、プログラムを書かない人には向きません。
画像をチャット型のAIに渡して文字起こしを頼む方法もありますが、各社の公式ヘルプはこの記事では確認していません。PDFを渡して読めないときの見分け方はAIにPDFを渡しても読めないときに書きました。
会社で使うAI-OCRはいくらか。2026年10月8日に取り直した料金
旧記事(2026年7月5日公開)の料金を、公式ページで取り直しました。
| サービス | 2026年10月8日に確認した料金・無料枠 | 取得元 |
|---|---|---|
| DX Suite(AI inside) | Lite 月4万円〜(初期費用0円)、Standard 月10万円〜、Pro 月20万円〜(2プランとも初期費用20万円。いずれも税抜)。月額に応じた無料枠(Lite 18,000円分・Standard 50,000円分・Pro 200,000円分)を含み、超えた分は Intelligent OCR の一部機能などがリクエスト課金(単価は料金ページに記載なし)、Ultra-OCR などがトークン課金(1,000トークンあたり Lite 6円、Standard・Pro 2円) | dx-suite.com/price/ |
| Google Cloud Vision | テキスト検出・ドキュメント テキスト検出ともに、毎月最初の1,000ユニットは無料、1,001〜5,000,000ユニットは1,000ユニットあたり $1.50 | cloud.google.com/vision/pricing |
| Azure Document Intelligence | 無料の Free(対象は「All」=全種類)は月500ページまで。有料の S0 の Read は0〜100万ページが1,000ページあたり $1.50(通貨を日本円、リージョンを東日本にすると ¥236.325) | azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/ai-document-intelligence/ |
| LINE WORKS PaperOn(LINE WORKS) | ライト 月3万円、スタンダード 月5万円、アドバンスト 月10万円(年額契約・税抜。月額契約はそれぞれ3.6万円・6万円・12万円)。読み取り回数は月800回・2,000回・5,000回。30日間の無償トライアルあり | line-works.com/paperon/ |
DX Suite の料金ページは、サイトのサイトマップでは2026年10月6日に更新されています。現在のページは「AI-OCRを中心に始めるプランから、社内知識を活用した業務のAI化まで」を3つのプランで示し、旧記事にあった「全文読取30円」は載っていません。ただし、同じ dx-suite.com の広告用の紹介ページ(lp-001 など)には、10月8日時点でも Lite の「1枚(全文読取):30円」、Standard と Pro の「1枚(全文読取):10円」といった1枚ごとの単価が残っています。料金ページの「リクエスト課金」の単価がこれと同じかどうかは、料金ページからは分かりません。契約前に AI inside に確かめてください。DX Suite のトップページは、読み取りの機能を「Intelligent OCR」、その高精度な読み取りを担う自社開発のAI Agentを「Ultra-OCR」と呼んでいます。
精度とシェアについては、DX Suite の紹介ページ(lp-001p)が「非定型帳票でも平均99.6%の読取精度」と書き、サイト名には「AI-OCR市場シェアNO.1」を掲げています。シェアの出典として、デロイト トーマツ ミック経済研究所「OCRソリューション市場動向 2025年度版」(2025年8月26日発刊)を挙げています。どちらも AI inside の公称値で、筆者は第三者の検証や調査報告書そのものを確かめていません。
Google の料金は米ドルで表示されます。Azure の料金ページは、見出しやメニューは日本語ですが、サービスの説明と料金表の多くは英語で、最初の表示はリージョンが米国西部、通貨がドルでした。通貨を日本円にすると「1 USD = 157.55 JPY」の換算で表示されます(10月8日の表示)。
旧記事が載せていた「LINE CLOVA OCR」は、LINE WORKS 株式会社のお知らせによると2024年1月31日に「LINE WORKS OCR」へ名前が変わっています。いま LINE WORKS の公式サイトでは、旧製品ページ(line-works.com/ai-product/ocr/)を開くと、「LINE WORKS OCRの技術を継承した新製品」とうたう LINE WORKS PaperOn のページへ転送されます。旧記事の月額5.5万円は、旧出典のソフトバンクのページが法人サイトのトップに転送されたままで、PaperOn の料金表にもこの金額は無いため、表から外し、PaperOn の今の料金に置き換えました。
選ぶ目安は筆者の提案です。月に数百枚以下で開発者がいるなら、従量課金の Vision や Azure から。手書きの帳票を毎月大量に読む会社なら、DX Suite や LINE WORKS PaperOn のような業務用サービスの資料請求やトライアルから。税や帳簿の法的な要件が絡む場合は、OCRの精度とは別の話になります。電子帳簿保存法のスキャナ保存とAI-OCRで条文から確認しています。名刺なら名刺管理のAIツール、確定申告なら個人事業主向けの経理AI、古い手書きの手紙ならくずし字を読むAIアプリを見てください。
筆者が2026年10月8日2時台に開いた画面で分かったこと
ログインせず、ヘッドレスのブラウザ(画面を出さない状態)で、公式ページを1280×800と390×844の2つの大きさで開きました。
- Azure の料金ページは、curl で取ると単価の欄がすべて「$-」でした。ブラウザで描画すると「Free - Web/Container:0 - 500 pages free per month」と「Read:0-1M pages - $1.50 per 1,000 pages」が出ました。8月の点検で確認できなかった数字は、描画後の画面で確認できました。
- 2時44分に同じ Azure の料金ページで、リージョンを「東日本」、通貨を「日本 – 円 (¥) JPY」に切り替えると、Read の欄は「0-1M pages - ¥236.325 per 1,000 pages」になり、通貨の下に「1 USD = 157.55 JPY」と出ました。
- DX Suite の料金ページは、ブラウザで開くと「Confirm you are human」(人間かどうかの確認)という画面が出ました。この画面は押さず、画面での確認は諦めました。料金の数字は、同じページを curl で取得した本文から読んでいます。
- Google ドライブのヘルプと Apple サポートのページは、そのまま開けました。Google ドライブのヘルプは「パソコン」「Android」「iPhone と iPad」の3つの欄に分かれて表示され、描画後のページの本文には、手順として「アプリで開く」「Google ドキュメント」が並んでいました。
OCRの精度と料金で、この記事が未確認の範囲
- 各機能で実際に文字を読ませる操作は試していません。日本語の読み取りの正確さや、手書きの読み取り精度は、本記事では評価していません。
- 個人向けの機能を「無料」と書いたのは、端末やアカウントに最初から付いている機能で、取得したヘルプに別料金の案内がなかったという意味です。端末の対応機種、Google アカウントの利用条件、Windows のバージョン(Snipping Tool の「テキスト アクション」は Windows 11 向けの説明にだけある)によっては使えない場合があります。
- DX Suite の「平均99.6%の読取精度」と「AI-OCR市場シェアNO.1」は AI inside の公称値です。第三者の検証や、シェアの出典に挙がった調査報告書そのものは確かめていません。
- DX Suite の料金ページと紹介ページで単価の書き方が違う理由と、どちらが新規の契約に当てはまるかは確かめていません。
- LINE WORKS PaperOn の読み取りの正確さや、手書きへの対応の範囲は確かめていません。ChatGPT などのチャット型AIでの文字起こしも確認していません。
- Google Cloud Vision の料金は米ドルのままで、円に換算していません。Azure の円の金額は、料金ページが表示した換算(1 USD = 157.55 JPY)によるものです。
取得した出典
本文で名指しした出典は、frontmatter の sources に取得日つきで載せています。生のページと撮影は筆者の作業用フォルダに保存しています。
この記事でよく聞かれること
- OCRとは何ですか?
- 紙や画像に写った文字を読み取って、コピーや検索ができる文字データに変える技術です。デジタル大辞泉は OCR を「手書きされたり印刷されたりした文字や数字を、光学的に読み取る装置」と説明しています(2026年10月8日にコトバンクで確認)。読みは「オーシーアール」です。
- OCRとAI-OCRは何が違いますか?
- AI-OCR は、読み取りにAI(機械学習)を使うOCRの呼び方です。総務省のガイドブックの用語解説は AI-OCR を「AIを用いて文字認識を行うソリューションのことであり、フリーピッチ枠の手書き文字認識を可能にする」と説明しています。講談社のIT用語がわかる辞典が説明する従来のOCRは、あらかじめ登録された文字の形状を参照する方式です。DX Suite や LINE WORKS PaperOn など、会社向けの有料サービスに AI-OCR を名乗るものがあります。
- OCRは無料で使えますか?
- スマホやパソコンに付いている機能なら、追加料金の記載なく使えるものがあります。iPhone の「テキスト認識表示」、Google レンズの「テキストを選択」、Googleドライブの「Google ドキュメントで開く」、Windows 11 の Snipping Tool の「テキスト アクション」です。どれも端末やアカウントに最初から付いている機能で、各社のヘルプに別料金の案内はありませんでした(2026年10月8日に取得したページの範囲)。
- スマホで写真の文字をコピーするにはどうしますか?
- iPhone は、設定の「一般」「言語と地域」で「テキスト認識表示」をオンにし、写真アプリで写真を開いて文字を選んでコピーします(Apple サポート)。Android は、Google アプリの検索バーで Google レンズを開き、写真を撮るかスクリーンショットを選んでから、文字をタップして「テキストを選択」からコピーします(Google 検索ヘルプ)。
- 画像やPDFをGoogleドライブで文字にするには?
- パソコンで Google ドライブを開き、ファイルを右クリックして「アプリで開く」から「Google ドキュメント」を選びます。Google のヘルプによると、PDF・.jpeg・.png・.gif が対象で、ファイルは2MB以下、テキストの高さは10ピクセル以上にします。ヘルプの Android と iPhone・iPad の欄は、変換するにはパソコンで drive.google.com にアクセスするよう案内しています。
- AI-OCRの手書き文字の読み取りは正確ですか?
- 文書によって差があります。総務省のガイドブックには、複数の自治体の実証で正読率が約93%だった例が載っています。つくば市の例では、判読しにくい文字や枠からはみ出た文字は誤読になる場合があり、読み取りにくい画像は一覧化して人が手入力する機能が付いていると書かれています。読み取った後に人が確認する前提で使います。
- 無料で使えるOCRソフトはありますか?
- オープンソースの Tesseract があります。GitHub のページには、Apache-2.0 ライセンスで、100以上の言語を標準で認識できると書かれています。コマンドラインで使う道具なので、初心者は先にスマホの機能やGoogleドライブを試す方が手軽です。
- OCRで読み取った文字をそのまま信じていいですか?
- そのままでは信じない方が安全です。Microsoft のOneNoteのヘルプは、OCRの有効性は画像の品質で変わり、貼り付けた後にテキストが正しく認識されたか確認することを勧めています。金額や日付など、間違うと困る所は元の画像と見比べます。
出典・参照資料
- 二次資料OCR とは(デジタル大辞泉・IT用語がわかる辞典・ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)コトバンク。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料自治体におけるAI活用・導入ガイドブック<導入手順編> 令和7年12月(第4版)総務省。AI-OCR の説明とつくば市の事例。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料OCR - 光学式文字認識(Microsoft Learn 日本語)。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料光学式文字認識(OCR)(Cloud Vision API ドキュメント)Google Cloud。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料料金 Cloud Vision API(Google Cloud)。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料Azure AI Document Intelligence の価格(Microsoft Azure 日本語サイト・料金表は英語。ヘッドレスブラウザで描画し、東日本・円の表示も確認)。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料料金プラン DX Suite(AI inside)。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料DX Suite トップページ(Intelligent OCR・Ultra-OCR の説明)AI inside。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料DX Suite 紹介ページ(平均99.6%の読取精度・市場シェアの出典・1枚ごとの単価)AI inside。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料DX Suite 紹介ページ(1枚ごとの単価)AI inside。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料DX Suite のサイトマップ(料金ページの更新日時 2026-10-06)。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料LINE WORKS PaperOn(料金表・LINE WORKS OCR の技術を継承した新製品)LINE WORKS。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料AI事業「LINE CLOVA」の各製品・サービス名称変更のお知らせ(LINE WORKS・2024年1月31日)。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料PDF や写真のファイルをテキストに変換する Google ドライブ ヘルプ。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料PDF や写真のファイルをテキストに変換する(Android の欄)Google ドライブ ヘルプ。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料レンズでの領域の選択 Google 検索 ヘルプ。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料iPhoneやiPadで写真の中のテキストをコピーおよび翻訳する Apple サポート。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料OneNote で OCR を使用して画像やファイルの印刷からテキストをコピーする Microsoft サポート。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする Microsoft サポート。2026年10月8日取得 ↗
- 一次資料tesseract-ocr/tesseract(GitHub のリポジトリ README)。2026年10月8日取得 ↗
更新・訂正履歴
- 出典URLを取得して突合した。DX Suite公式サイト(料金プラン)はLiteプラン4万円〜/月・月無料枠1.8万円分・全文読取30円/枚を確認でき、記事の記述と一致していた。Google Cloud Vision公式(cloud.google.com/vision/pricing)も月1,000ユニット無料・$1.50/1,000ユニットを確認でき一致。Azure公式(azure.microsoft.com)は無料枠500ページ/月(F0)を確認できたが、Read APIの$1.50/1,000ページという単価は料金ページがJavaScript描画(地域別)のためcurlでは数値を取得できず確認できなかった。LINE CLOVA OCRの出典URL(softbank.jp/biz/services/hr-tech/clova-ocr/)はHTTP 200を返すもののCLOVA OCR固有の内容が無くソフトバンク法人サイトのトップページ相当のナビゲーションのみが返ってきており、実質的に該当ページが無くなっている可能性が高い。月額5.5万円という料金は出典で確認できなかったため、本文にその旨を注記した。
- OCRの基本から説明する記事に作り直し、料金を公式ページで取り直した。記事公開後に出典側が変わったもの(旧記事の誤りではない): DX Suite の料金ページ(dx-suite.com/price/)は、同サイトのサイトマップで2026年10月6日に更新されており、Lite 4万円〜・Standard 10万円〜・Pro 20万円〜(税抜)の3プランに、無料枠を超えた分のリクエスト課金とトークン課金(1,000トークンあたり Lite 6円、Standard・Pro 2円)を組み合わせる形になっていた。8月27日の点検で料金ページにあった「全文読取30円/枚」は料金ページから無くなったため表から外した。旧記事は当時の料金ページどおりだった。なお同じサイトの紹介ページ(lp-001 など)には10月8日時点でも「1枚(全文読取):30円」が残っており、本文にその旨を書いた。Azure の Read の単価($1.50/1,000ページ)と無料の Free(月500ページ)は、ヘッドレスブラウザで描画した料金ページで確認でき、8月に確認できなかった点が埋まった。Google Cloud Vision の月1,000ユニット無料・$1.50/1,000ユニットも再確認した。
- 旧記事の誤りの訂正: 旧記事は「LINE CLOVA OCR」「LINE(ソフトバンク販売)」と書いたが、LINE WORKS 株式会社のお知らせによると CLOVA OCR は2024年1月31日付で「LINE WORKS OCR」に名前が変わっており、旧記事の公開(2026年7月5日)の時点ですでに古い名前だった。いま LINE WORKS の公式サイトでは、旧製品ページが「LINE WORKS OCRの技術を継承した新製品」LINE WORKS PaperOn のページへ転送される。旧記事の月額5.5万円は、旧出典のソフトバンクのページが法人サイトのトップへ転送されたままで、PaperOn の料金表にも無いため表から外し、PaperOn の料金(年額契約・税抜でライト月3万円〜)に置き換えた。あわせて、旧記事の「手書き含む非定型帳票で認識精度99.6%」は、10月8日に確認できた DX Suite の紹介ページ(lp-001p)の文言「非定型帳票でも平均99.6%の読取精度」に手書きという条件が無いため、ページの文言どおりに直した(同社の公称値として扱う。旧記事が当時どのページを根拠にしたかは確かめられていない)。
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