2026年9月6日 日曜日
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Figma Weaveとは?画像・動画・音声をつなぐ新AIワークフローを確認した

FigmaはAI創作プラットフォームWeavyを2025年10月30日に買収し「Figma Weave」として統合した。ノードベースのキャンバス上でSeedance・Sora・Veo・Flux・Ideogram・Nano Bananaなど複数の生成AIモデルを使い分けながら、画像・動画・モーション・VFXの制作を1つのワークフローとして組み立てられる。

Figma Weaveとは?画像・動画・音声をつなぐ新AIワークフローを確認した
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目次

3行まとめ

  1. Figma Weaveは、Figmaが2025年10月30日にAI創作プラットフォーム「Weavy」を買収して統合した、画像・動画・アニメーション・モーションデザイン・VFXの生成・編集機能。CEOのDylan Field氏が公式ブログで発表した。
  2. Weavyの核はノードベースのキャンバスで、タスクごとに使うAIモデルを選べる。公式ブログは例として、シネマティックな動画にはSeedance・Sora・Veo、リアリズムにはFlux・Ideogram、精密さにはNano BananaやSeedreamを挙げている。生成結果を分岐・リミックス・調整しながら、1つの出力が次の出力の材料になる「柔軟なメディアパイプライン」を作れるとしている。
  3. 2026年6月24日のConfig 2026では、Figma WeaveのツールがFigmaキャンバス上で直接使えるようになったことが発表され、Weaveで組んだワークフローをテンプレートとして公開・再利用できる機能も追加された。

Weavy買収の経緯

Figma公式ブログによれば、買収したWeavyは「世界最先端のAIモデルとプロフェッショナルな編集ツールを、1つのブラウザベースのキャンバス上に統合するプラットフォーム」だ。ブログはFigmaのAIに対する立場を「AIは誰もがアイデアをさらに先へ進めやすくしている。しかし私たちは、最初のプロンプトは創作の出発点であって、最終到達点ではないと考えている」と説明し、「AIの出力を成形すべき新しい素材」として捉え、「人間の技巧とAI生成の組み合わせが、より多くの表現とより大胆な視点を解き放つ」という考え方を示している。

Weavyは1年足らずの間に、独立系クリエイターから急成長中のスタートアップ、Fortune 100企業のチームまで幅広いコミュニティを築いていたとされ、具体的な活用例として「建築家がステージング用の画像生成に使う」「VFXアーティストがゲーム・テレビ・映画向けのメディア・エフェクト制作に使う」「マーケターがSNS向けの動画・バナー制作に使う」「デザイナーが製品モックやブランディング向けのアセット制作に使う」といった事例が挙げられている。Weavyは創業者Lior氏・Itay氏・Jonathan氏・Jonathan氏の4名が率い、テルアビブを拠点にチームを拡大しているとされる。

ノードベースのキャンバスとモデル選択

Weavyの仕組みについて、公式ブログは「タスクに応じて使うモデルを選べる」と説明し、具体例を次のように挙げている。

  • シネマティックな動画: Seedance、Sora、Veo
  • リアリズム: Flux、Ideogram
  • 精密さ: Nano BananaまたはSeedream

生成AIの出力とハンズオンの編集(照明の調整、対象物のマスキング、ショットのカラーグレーディングなど)を組み合わせた「強力なプリミティブ」を構成できるとされ、この結果として「創作的な探求のためのインスピレーションを与える環境」と「あらゆる出力が次の出力の材料になる柔軟なメディアパイプライン」が生まれるとブログは説明する。出力を分岐・リミックス・調整できる「ノードベースのアプローチ」が、AI生成に新しい水準の技巧とコントロールをもたらすとしている。

Config 2026でFigmaキャンバスに統合

2026年6月24日付のConfig 2026まとめ記事(同じくDylan Field氏による)では、Figma Weaveの進化について次のように述べられている。「Figma Weaveのツールは同じアプローチをビジュアルコンテンツに適用し、表現力豊かなワークフローを構築・再利用できるようにする。そして今、Figmaキャンバス上で直接利用できるようになった」。

記事はWeaveを改めて「生成的なワークフローを組み立てるノードベースのキャンバスで、モデルを接続し、アセットを変換し、出力を洗練し、複数のアプローチを比較できる」ものと説明し、「単一の結果を求めてプロンプトを打つのではなく、モデルの出力を粘土のように扱い、頭の中にあるものを目に見える、検証・反復・再利用可能なプロセスへと彫り上げていく」という表現でその使い方を描写している。この時点で、Weaveで組んだワークフローをテンプレートとして公開し、他の人が使ったりリミックスしたりできるようになったとされ、「今後はチーム・組織・コミュニティ向けにツールとして公開できるようになる予定」と将来の展開も予告されている。

同じ記事では「Connecting Figma and Weave(FigmaとWeaveをつなぐ)」という項目もあり、Weaveのクリエイティブワークフローが通常のFigmaフレームと並んで機能する新しい方法として、ソース画像のスタイルをターゲット画像に適用する「Transfer style」というWeaveツールが紹介されている。

「ベータ」ではなく「New」──現在の位置づけと料金

Figma公式サイトのナビゲーション表記(pricing・release notesページ双方で確認)では、Figma Weaveには「Beta」ではなく「New」というタグが付いている。同じAI関連の新機能でも、Figma Motionが「New」、Figma Sites・Figma Buzzが「Beta」というタグ分けになっており、Weaveは待機リスト不要の通常機能として位置づけられていることがうかがえる。2026年8月29日時点のナビゲーション表記を一覧にすると次の通り。

製品 タグ
Figma Weave New
Figma Motion New
Figma Sites Beta
Figma Buzz Beta
Figma Design・Figma Make・Dev Mode・FigJam・Figma Slides・Figma Draw タグなし(既存の主力製品)

Pricingページの機能比較表には「Weave tools」という項目があり、「FigmaでWeaveの力を活かした高品質な画像を生成する」と説明されている。ただし、この項目がStarter・Professional・Organization・Enterpriseのどのプランから利用可能かを示すチェックマーク自体は、静的なHTML取得では読み取れず、本記事では特定のプラン以上限定という断定はしない。既出の通り、Figmaは2026年8月時点で全プランに「AIクレジット」という共通の消費単位を導入しており(Starterは1日150・月最大500クレジット、Professionalは月3,000クレジットなど)、Weave機能の利用がこのAIクレジットを消費する形になっている可能性が高いが、Weave固有のクレジット消費量は本記事で確認した範囲のページには明記がなかった。

MCPサーバー経由で外部エージェントからも呼び出し可能に

Figma公式のRelease notesページ(2026年8月26日時点の最新項目まで確認)によれば、2026年8月11日に「Figma MCP: Run Weave tools, right from your favorite agent」という更新があった。これにより、ChatGPT・Claude・CursorのようなクライアントからFigma MCPサーバーを介してWeaveツールを直接呼び出せるようになったという。原文の例では「自分が作った『Brand mockup』ツールを、Weaveでこの画像を使って実行して」とエージェントに頼むと、エージェントが該当ツールを見つけて実行し、進捗を追跡し、結果を返す、という使い方が紹介されている。Release notesは「次の展開として、エージェントから離れることなくFigma Weave上で新しいワークフローを構築できるようにする」とも予告している。Config 2026(2026年6月24日)でFigmaキャンバス上に統合されたのに続き、8月にはFigmaの外部(他社のAIエージェント)からもWeaveの機能を呼び出せるようになった、という広がり方をしていることが分かる。

実際に使って動作確認したわけではない

  • 本記事はFigma公式ブログの2本の記事(2025年10月30日付の買収発表、2026年6月24日付のConfig 2026まとめ)と、Pricing・Release notesの各ページ(2026年8月29日にcurlで取得)にもとづく。実際にFigma Weaveを使用して動作を検証したものではない。
  • 「Weave tools」がプラン別にどこまで使えるかの正確な線引き(チェックマークの有無)は、静的なHTML取得の範囲では確認できなかった。
  • Weave機能の利用が具体的にAIクレジットを何単位消費するかは、本記事で確認した範囲のページには明記がなかった。
  • Weavy買収時点(2025年10月)とConfig 2026時点(2026年6月)の間に、Figma Weaveの機能がどう段階的に拡張されたかの詳細な経緯(公式ブログのタグページには両者の間に複数の関連記事があることを確認しているが、個別には読み込んでいない)は本記事では扱っていない。

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