音楽生成AI 無料で曲を作るなら、Gemini(Lyria 3.5)が入口:Suno・Udio・ElevenLabs Musicと比べる。無料の量・商用利用・日本語の歌詞を公式の原文で確認【2026年10月版】
無料でAIに曲を作らせるなら、Google AIプランなしで音楽生成が使え、2026年2月の発表で日本語が対応言語に挙がったGemini(Lyria 3.5)が入口になる。無料のまま商用で使えると言い切れるサービスは、本記事が公式の原文で確かめた範囲では無かった(ElevenLabs Musicは料金ページと規約の表で書き方が食い違う)。2026年10月8日に、Gemini・Suno・Udio・ElevenLabs Musicの公式の料金ページ・規約・ヘルプを取り直し、無料の量、商用利用の条件、日本語の歌詞への言及を表にした。Udioの規約が有料でも出力を個人の非商用に限っていた点は、旧版の記述を訂正した。

目次
2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 無料でAIに曲を作らせる(音楽生成AIの無料の使い方)なら、本記事の基準では Google の Gemini アプリ(音楽モデルは Lyria 3.5)が入口になる。個人の Google アカウントがあればAIプランに入らなくても使え、日本語は2026年2月の Google の発表で対応言語に挙がっているからだ。ただし約2〜3分のフルの曲は Pro モデルが要り、10月9日からAIプランなしでは Pro を選べなくなると Google のヘルプは告知している。また、無料で作った曲を動画や配信に商用で使えると言い切れるサービスは、本記事が公式の原文で確かめた範囲では無かった。Suno(スーノ)は無料プランで商用不可、Udio(ユーディオ)は有料プランでも規約が個人の非商用に限り、ElevenLabs Music は無料プランの商用について公式のページ同士で書き方が食い違う。商用で使う予定があるなら、曲を作る前に各社の条件を読む。
3行まとめ
- 無料の入口は Gemini(Lyria 3.5・2026年9月4日に Gemini アプリへ)、Suno(1日50クレジット)、Udio(月100クレジット)、ElevenLabs Music(月11分)。 Gemini のフル(約2〜3分)の曲は Pro モデルが要り、10月9日からプランなしでは選べなくなる告知がある。日本語の歌詞に公式が触れているのは Gemini(2026年2月の発表)と ElevenLabs Music(FAQ)で、Suno と Udio は本記事が開いた公式ページに言及を見つけられなかった。
- 無料のまま商用で使えると言い切れるサービスは無かった。 Suno は Pro/Premier で可(2026年9月3日の規約で、ダウンロードした曲に限る)。Udio の規約(2025年11月12日改定)は有料でも出力を「個人の非商用」に限り、ダウンロードも禁じる。ElevenLabs Music は料金ページが Free を「Personal use only」とする一方、規約の表は無料プランにも一部を除く商用の利用を認めていて食い違う。
- 旧版の記事は、Udio の有料プランで商用利用ができるように書いていた。 規約の原文と合わず、2026年10月8日に訂正した。Suno の有料プランのクレジット(500/2,000と書いていた箇所)も、公式の2,500/10,000に直した。
無料でAIに曲を作らせるとき、何を基準にサービスを選ぶか
この記事で並べる基準は3つ。筆者の選び方で、公式の順位ではない。
- 無料で作れる量。 公式ページに書かれた単位(クレジット、分、1日の曲数)のまま書く。クレジットが何曲分にあたるかは、本記事が開いた料金ページには書かれていなかったので表では換算しない(Suno だけは公式ヘルプの目安を本文に添えた)。
- 商用で使えるか。 動画のBGM、配信、販売に使うかどうか。各社の料金ページ・規約・ヘルプの原文で見る。
- 日本語の歌詞に公式が触れているか。 触れていない場合は「確認できなかった」と書く。使えないとは書かない。
取り上げたのは Gemini、Suno、Udio、ElevenLabs Music の4つ。ほかにも音楽生成のサービスはあり、MiniMax の Music 3 は重みが公開されたモデルとして当サイトで書いている。Google には、アーティスト向けの「Google Flow Music」もある(2026年7月29日に Lyria 3.5 を載せたと Google のブログが書く)。本記事では料金と無料の範囲を確かめていないので、比較に入れていない。
4つのサービスの無料の範囲と商用利用の表
| Gemini(Lyria 3.5) | Suno | Udio | ElevenLabs Music | |
|---|---|---|---|---|
| 無料で使えるか | Google AIプランなしで音楽生成が使える(公式ヘルプの表) | 使える(Free Plan) | 使える(Free) | 使える(Free) |
| 無料の量 | 上限の数値は公開されていない。上限に達すると通知が届く(公式ヘルプ) | 1日50クレジット | 1日10クレジット・月100クレジット、フルレングス(2分10秒)は1日3曲まで | 月11分(約3〜5曲と表示) |
| 1曲の長さ | 短い(約1分)/フル(約2〜3分。Pro モデルが必要) | 料金ページに記載なし | 32秒/130秒 | 料金ページに記載なし |
| 無料でのダウンロード | MP3/MP4 で保存できる(公式ヘルプ) | 生涯7回の試用(ヘルプ。9月3日以降の登録者は不定期とブログ)・個人の非商用 | できない(規約とヘルプ) | 規約の表は「Not permitted」 |
| 無料の商用利用 | 可否の記載を確認できなかった | 不可(無料で作った曲の所有者は Suno) | 規約は個人の非商用のみ | 料金ページは「Personal use only」、規約の表は一部の用途を除き可(表記が必要)で食い違う |
| 有料の商用利用 | 同上 | Pro/Premier で可(ダウンロードした曲) | 規約は有料でも個人の非商用のみ | Starter(月$6)から可(配信は Creator から。映画・テレビなどは除く) |
| 日本語の歌詞 | 2026年2月の発表で、Lyria 3 の対応言語に日本語 | 確認できなかった | 確認できなかった | FAQに日本語が挙がる |
出典は、この後の各節に書く。
Gemini(Lyria 3.5)は無料でどこまで作れるか
Google の公式ブログ(2026年9月4日)は、「Lyria 3.5, our best-sounding music generation model, is now available in the Gemini app and the Gemini API.」と書く(訳:最も音質のよい音楽生成モデル Lyria 3.5 が Gemini アプリと Gemini API で使えるようになった)。同じ記事は、Lyria 3.5 を「all users globally on the web and in the mobile app」で使えると書く(訳:世界のすべてのユーザーがウェブとモバイルアプリで使える)。日本語の紹介ページの「よくある質問」も、「AI 音楽生成は、Gemini アプリが利用可能なすべての国で利用できます。ただし、18 歳以上の方に限られます。」と書く。
Gemini アプリのヘルプ「Gemini アプリで音楽を生成する」(2026年10月8日に筆者が取得)は、使う条件を次のように書く。
- 18歳以上であること
- 個人の Google アカウント、または対象の仕事用・学校用アカウントでログインしていること
- 「アクティビティの保存」がオンであること
手順は、gemini.google.com か Gemini アプリで、テキストボックス下の「アップロードとツール」から「音楽を作成」を選び、プロンプトを入力する。長さは「短い(約1分)」か「フル(約2〜3分)」、ボーカルの有無、ジャンルを選べる。ヘルプは「フルトラックを作成するには、[Pro] に切り替えてください」と書く。英語版は「switch the model to “Pro”」で、ここでの「Pro」は Gemini のモデルの名前だ。ただし、別のヘルプ「Gemini モデルへのアクセスと使用量上限の変更」は、AIプランなしのユーザーが選べるモデルを10月9日から Flash-Lite だけにすると書く(筆者が10月8日2時9分に撮影した表では、Pro を選べるのは Google AI Pro と Ultra。日本の AI Pro は月¥2,900)。2つのヘルプを合わせて読むと、10月9日以降は無料のままではフルの長さを作れない可能性がある。音楽生成のヘルプ自体はこの変更にまだ触れておらず、筆者は無料のアカウントで試していない。
無料かどうかは、別のヘルプ「Google AI のサブスクリプション プランに応じた Gemini アプリの使用量上限とアップグレード」の機能の表で確かめた。「音楽生成」の行は、「Google AI プランなし」の列にチェックマークが付いている(筆者が2026年10月8日に表を撮影して確認。テキストでは取れず、画像のチェックマークだった)。Gemini アプリ全体の使い方はGemini アプリの使い方に書いた。
量の上限について、音楽生成のヘルプは「Lyria で生成できるトラックの数には上限があります。上限数を超えると通知が届きます」と書くだけで、1日の曲数は載っていない。2026年2月18日の最初の発表(Lyria 3)では、Gemini アプリが作るのは30秒のトラックで、「Google AI Plus, Pro and Ultra subscribers will enjoy higher limits」(訳:AI Plus、Pro、Ultra の契約者は上限が高い)と書かれていた。同じ発表は、対応言語を「English, German, Spanish, French, Hindi, Japanese, Korean and Portuguese」と挙げる。
作った曲は、AI生成であることを示す透かし(SynthID)が入る。ヘルプは「生成された各トラックには、AI 生成であることを識別するためのデジタル透かしが埋め込まれます」と書く。作った曲は、カバーアート付きの動画(MP4)か音声のみ(MP3)でダウンロードできるとも書く。
商用利用については、筆者が取得した音楽生成のヘルプ、機能紹介ページ、2本のブログに「商用」の語も「commercial」も見つけられなかった。9月4日のブログは用途の例に「a custom backing track for a video, a unique brand jingle」(動画の伴奏、ブランドのジングル)を挙げるが、商用で使ってよい条件としては書いていない。Google の利用規約(2026年7月30日発効)は「Some of our services allow you to generate original content. Google won’t claim ownership over that content.」(訳:一部のサービスではオリジナルのコンテンツを生成できる。Google はそのコンテンツの所有権を主張しない)と書くが、商用で使えるかどうかには触れていない。Gemini で作った曲を広告や販売に使う前に、Google に確かめる必要がある。
Suno は無料で何ができて、商用はどの条件か
Suno(スーノ)の料金ページ(2026年10月8日に筆者が日本から開いた画面)で、Free は「Access to our free models」「50 credits per day」「No monthly song downloads」「No commercial rights」と並ぶ。Pro は「2,500 credits per month」「20 song downloads per month」「Commercial use rights」、Premier は「10,000 credits per month」「60 song downloads per month」「Commercial use rights」だった。日本から開いた画面の円表示は、Pro が月¥1,200、Premier が月¥3,600だった(「Annual」にチェックが付いた年払いの月額。画面には「Saves ¥3,600 by billing yearly!」などと出る)。無料の50クレジットについて、公式ヘルプ「What type of plan do I have?」は「This is enough to make 10 songs per day!」(1日10曲を作るのに足りる)と書く。プランの違いの詳しい表は、Suno(スノ)とは──使い方と料金にある。
無料のダウンロードについては、公式ヘルプ「How do free trial downloads work?」が「Each free account includes up to 7 lifetime trial downloads.」と書く(訳:無料アカウントには生涯で最大7回の試用ダウンロードがある)。さらに「Trial downloads are for personal, non-commercial use only」(訳:試用ダウンロードは個人の非商用に限る)と続く。ただし、2026年8月10日の公式ブログ「An update to our downloads policy and Terms of Service」は、9月3日以降に登録した無料ユーザーについて「may occasionally receive trial downloads」(ときどき試用ダウンロードを受け取ることがある)と書いており、ヘルプと書き方がそろっていない。これから登録する人が7回を受け取れるかは、本記事では確かめられなかった。
商用の条件は、2026年9月3日から有効の利用規約(Effective Date: September 3, 2026)に書かれている。「Permitted Commercial Use」の節は、商用で使えるのは、自分の契約プランのダウンロード枠でダウンロードした曲に限ると読める。原文は「You may not commercially exploit Output that has not been downloaded by you through an approved channel under these Terms of Service.」(訳:この規約に基づく承認された経路でダウンロードしていない出力を商用で利用してはならない)。公式ヘルプ「What rights do I have with a paid subscription?」も「Songs downloaded while subscribed are granted commercial use rights」(契約中にダウンロードした曲に商用利用の権利が与えられる)と書く。この変更の経緯はSunoが9月3日からダウンロード数に上限にまとめた。
曲の持ち主については、公式ヘルプ「Do I have the copyrights to songs I made?」が、Basic(無料)プランで作った曲は Suno が所有し、非商用の目的でのみ使えること、Pro/Premier の契約中に作った曲は自分が所有することを書く。同じヘルプは、どちらの場合も著作権の保護対象にならない可能性があるとも書く。
Suno の日本語の歌詞は、料金ページ、公式ヘルプ(ヘルプの検索で「Japanese」「non-English」は0件、「languages」でも該当なし)、2026年9月の v6 の発表で言及を確認できなかった。画面表示を日本語にする方法と、ログインの入口はSuno(スーノ)のログイン方法に書いた。
Udio は無料で何ができて、有料でも商用ができない理由
Udio(ユーディオ)の料金ページ(2026年10月8日に筆者が取得)で、Free は「10 credits per day and 100 credits per month (no rollovers)」「Generate up to 4 songs at the same time」「Limit of 3 full length (2:10s) song generations per day」と書かれていた。有料は Standard が月$10(年払いで月$8)で月2,400クレジット、Pro が月$30(年払いで月$24)で月6,000クレジット。
ここまでは旧版の記事とほぼ同じで、変わったのは「できること」の側だ。Udio のヘルプ「Changes associated with the Universal Music Group ("UMG") partnership」(日本時間で2026年2月18日付の表示。ページの更新時刻は協定世界時で2月17日)は、2025年10月29日に Udio が UMG と提携したこと、その一環で全契約者に1,000クレジットを1回付与したこと、Standard の月間上限が1,200から2,400に、Pro が4,800から6,000に上がったことを書く。その最後に、こうある。
Note that downloading of audio, video, and stems has been disabled
(訳:音声、動画、ステムのダウンロードは無効化された、という点に注意)
利用規約の原文も確かめた。Udio の利用規約(Last Revised on November 12, 2025)の1.2は「You may not download copies of any Output」(訳:出力のコピーをダウンロードしてはならない)と書き、YouTube、TikTok、Spotify などへの掲載も同じ節で禁じる(Udio が承認した外部サービスへのリンクの共有は認める)。6.3は「you may use Output solely for your personal and non-commercial purposes」(訳:出力は個人の非商用の目的に限って使える)と書く。5.2の禁止行為にも、Output を「any commercial purpose」で利用することが挙がる。
旧版の記事は「有料プランで生成した楽曲については商用利用を認めている」と書いていた。上の規約の原文は有料と無料を区別せず、出力を個人の非商用に限っている。規約の中で有料プランによって出力の扱いが変わるのは、本記事が読んだ範囲では6.4のクレジット表記(Udio で作ったと示す義務)が要らなくなる点だけだった。Udio の規約では、有料プランに入っても動画のBGMや配信用の書き出しはできない。この訂正は、冒頭の訂正欄にも記録した。
Udio の日本語の歌詞は、公式ヘルプに「Try different languages - English isn’t your only option!」(訳:言語を変えてみよう。英語だけが選択肢ではない)という一文はあったが、ヘルプの検索で「Japanese」は0件で、日本語の名指しは見つけられなかった。
ElevenLabs Music は無料と有料で何が違うか
ElevenLabs(イレブンラボ)の音楽生成「ElevenLabs Music」のページ(2026年10月8日に筆者が取得)の料金表は、Free が月11分(約3〜5曲と表示)、Commercial use の行が「Personal use only」、Starter(月$6、初月$1の表示)が「Commercial, no streaming」、Creator(月$22、初月$11の表示)と Pro(月$99)が「Commercial, not enterprise」だった。FAQ「What languages does Music v2 support?」の答えは「Music v2 supports a variety of languages, including English, Spanish, French, German, Japanese and many more.」(訳:Music v2 は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語などの言語に対応する)だった。
無料プランの商用利用は、ElevenLabs の公式ページの間で書き方が食い違う。
- 料金表は、Free の Commercial use を「Personal use only」(個人の利用のみ)と書く。
- 同じページの FAQ「Can I use the music commercially?」は、「Yes. On Self-Serve plans, online and offline commercial use is permitted, except for film, TV, and Studio Games.」(訳:はい。Self-Serve のプランでは、映画、テレビ、Studio Games(複数の機種で出す商用のゲーム)を除き、オンラインとオフラインの商用利用が認められる)と答える。
- 「Eleven Music Model-Specific Terms」(Last Updated: 26 May 2026)の表は、Free を Self-Serve のプランに入れ、Media Rights(メディアでの利用)の欄に「All online and offline commercial use permitted, except film, TV, radio, & Studio Games」と書く。同じ行で、Attribution(クレジット表記)は「Required (denote Eleven Music when distributing)」、Streaming Rights(配信サービスへの公開)は「Prohibited」、Monthly Download Limit(月のダウンロード数)は「Not permitted」だった。
表にある「For Individual Use Only」は、申し込める人の条件(Eligibility Restrictions)の欄の言葉で、Starter から Pro までも同じだ。規約の表は月の生成時間も Starter 17分・Creator 62分・Pro 304分で、料金表(33分・134分・667分)と合わない。どちらが今の条件かは公式の原文から判断できないため、本記事は無料プランの商用利用を「可」とも「不可」とも書かない。無料のまま商用に使う前に、ElevenLabs に確かめる必要がある。ElevenLabs 全体の料金はElevenLabs(イレブンラボ)の使い方と料金に書いた。
いつ何が変わったか:訴訟と提携のあとの規約
旧版の記事は、RIAAの訴訟と和解の経緯を主にWikipediaの記述で書いていた。今回は公式の発表を中心に取り直した。
| 日付 | 何が | 出典 |
|---|---|---|
| 2024年6月24日 | RIAAがSunoとUdioを著作権侵害で提訴したと The Verge が報じた | The Verge(旧版からの出典) |
| 2025年10月29日(米国時間) | UMG と Udio が著作権訴訟の和解と提携を発表。Udio のヘルプも同じ日付の提携を書く | UMG の発表/Udio Help Center |
| 2025年11月12日 | Udio の利用規約の最終改定日(出力は個人の非商用・ダウンロード禁止) | Udio 利用規約 |
| 2025年11月19日 | Udio の公式ブログに「Udio with Warner Music Group」の発表が載る | Udio ブログ一覧 |
| 2025年11月25日 | WMG と Suno が提携と訴訟の和解を発表し、Suno は WMG から Songkick を買収。Suno のブログは、有料アカウントがダウンロードの条件になると書く | WMG の発表/Suno ブログ |
| 2026年2月18日 | Google が Gemini アプリに Lyria 3(30秒のトラック)を追加 | Google ブログ |
| 2026年2月18日(日本時間) | Udio のヘルプがこの日付で更新され、ダウンロード無効化とクレジット上限の引き上げを記載 | Udio Help Center |
| 2026年7月29日 | Google が Lyria 3.5 を Google Flow Music に追加 | Google ブログ |
| 2026年7月31日 | GEMA が Suno との訴訟でミュンヘン地裁の勝訴判決を得たと発表(当サイトの既報) | GEMA |
| 2026年9月3日 | Suno の新しい利用規約が有効に(商用はダウンロードした曲に限る) | Suno 利用規約 |
| 2026年9月4日 | Lyria 3.5 が Gemini アプリと Gemini API に | Google ブログ |
| 2026年10月9日 | Gemini アプリで、AIプランなしで選べるモデルを Flash-Lite だけにする変更が始まる(ヘルプの告知。フルの曲に要る Pro は AI Pro から) | Gemini ヘルプ |
UMG の発表(2025年10月29日)は、見出しの下に「Companies settle copyright infringement litigation」(両社は著作権侵害の訴訟で和解する)と書き、それまでの Udio は移行期間中、作った曲を「walled garden」(閉じた場所)の中に置く形で続くとした。WMG の発表(2025年11月25日)は「The deal also settles previous litigation between the companies.」(訳:この契約で両社の間の訴訟も和解した)と書き、Suno がライブ・コンサート情報のサービス Songkick を WMG から買ったことも載せる。同じ日の Suno のブログは WMG との関係を「partnership」(提携)と書き、訴訟の語は本文に出てこない。旧版は WMG と Suno の和解を「5億ドル規模」と書いていたが、どちらの公式の発表にも金額は無く、記述から外した。著作権訴訟の全体像はAI著作権の現在地を参照してほしい。
公式の料金ページと紹介ページを開いた時に出た画面
2026年10月8日の1時46分から1時55分にかけて、ログインせずに、ヘッドレスのブラウザ(画面を出さない設定)で各社の公式ページを開いた。PC幅(1280×800)とスマホ幅(390×844)の画面を保存している。
- Suno の料金ページは、日本からだと円表示で、1時46分にFreeが¥0、Proが¥1,200、Premierが¥3,600だった(「Annual」にチェックが付いた年払いの表示)。
- Udio の料金ページは、ドルで表示され、Freeの下に「no credit card required」(クレジットカード不要)と出ていた。通貨はUSD・GBP・EURの切り替えだった。
- Udio のトップページ(udio.com)は45秒待っても読み込みが終わらず、取得できなかった(2時10分に開き直しても同じだった)。料金ページ、ヘルプ、規約、ブログは開けた。
- Gemini の音楽生成の紹介ページ(日本語)は「Lyria 3.5」の見出しで、「最長 3 分のトラック」「ボーカル入りとインストゥルメンタル」と書いていた。サンプルには「$2 Scoops」「Five Years」などの曲名とジャンルのタグが並んでいた。
音楽生成AIの無料と商用で、公式の原文から確かめられなかったこと
- Gemini で作った曲の商用利用。 Google の利用規約は生成したコンテンツの所有権を主張しないと書くが、商用で使えるかどうかの記載は見つけられなかった。
- 10月9日以降、無料の Gemini でフル(約2〜3分)の曲を作れるか。 音楽生成のヘルプ(フルは Pro モデル)とモデルの変更のヘルプ(プランなしは Flash-Lite のみ)を合わせた読みで、画面では確かめていない。
- Gemini の無料の1日あたりの曲数。 公式ヘルプは上限があることだけを書き、数値を載せていない。
- ElevenLabs Music の無料プランを商用に使えるか。 料金表(Personal use only)と規約の表(一部を除き可)が食い違い、どちらが今の条件かを公式の原文から決められなかった。
- Suno と Udio が日本語の歌詞に対応しているか。 公式ページに名指しの記載を見つけられなかったというだけで、対応していないという意味ではない。
- Udio のダウンロードがいま再開されているか。 見つかった最新の公式の記載は、日本時間2026年2月18日付のヘルプ(無効化)と2025年11月12日改定の規約。
- 音質の比較。 旧版にあった「Suno はポップス寄り、Udio は音響の忠実度で評価される」という記述は、レビューや利用者の印象に基づくもので、本記事では取り直していないため外した。
- Lyria 3.5 の対応言語。 日本語を対応言語として確かめたのは、2026年2月の Lyria 3 の発表まで。9月の Lyria 3.5 の記事には言語の一覧がなく、Gemini API のドキュメントは「Lyria 3.5 generates lyrics in the language of your prompt.」(訳:歌詞はプロンプトの言語で作られる)と書くだけだった。
- Sony Music との訴訟の現状。
- ログイン後の画面。 アカウントを作っていないので、ログイン後の手順は公式ヘルプの記載による。
音楽生成AIの料金と規約は、どの公式ページで見られるか
原文は2026年10月8日に取得して筆者の作業フォルダに保存している。URLは記事冒頭の出典欄にある。見る順番は、Gemini は音楽生成のヘルプ、使用量上限のヘルプ、モデルの変更のヘルプ、Suno は料金ページと利用規約の「Permitted Commercial Use」、Udio は利用規約の1.2と6.3、ElevenLabs Music は料金表の下の FAQ と model-specific terms。
AIが作った声の悪用についてはAI音声クローン詐欺の手口と対策を参照してほしい。
この記事でよく聞かれること
- 音楽生成AIは無料でどこまで使えますか?
- 公式ページで確認できた範囲では、Gemini は Google AIプランなしで音楽生成が使え(Gemini ヘルプの機能の表・曲数の上限は非公開)、Suno は1日50クレジット(公式ヘルプでは1日10曲分)、Udio は月100クレジット(1日10クレジット)、ElevenLabs Music は月11分が無料です。Gemini の約2〜3分の曲は Pro モデルが要り、10月9日からAIプランなしでは Pro を選べなくなるとヘルプは告知しています。確認日は2026年10月8日です。
- AIで作った曲は無料のまま商用利用できますか?
- 無料のまま商用で使えると言い切れるサービスは、本記事が公式の原文で確かめた範囲では見つかりませんでした。Suno の Free は商用不可です。ElevenLabs Music は、料金ページが Free を Personal use only とする一方、規約の表は無料プランにも映画・テレビ・ラジオ・一部のゲームを除く商用の利用を認め(表記が必要・ダウンロードは不可)、食い違っています。Gemini は商用の可否の記載を確認できませんでした。Udio は有料でも個人の非商用に限られます。
- 日本語の歌詞で曲を作れる無料のAIはありますか?
- 公式に日本語を挙げているのは、Gemini(2026年2月の Lyria 3 の発表で対応言語に Japanese)と ElevenLabs Music(FAQに Japanese)です。Suno と Udio は、本記事が開いた公式ページとヘルプの検索で、日本語の歌詞への言及を確認できませんでした。
- Udio は有料プランなら商用利用できますか?
- 利用規約(2025年11月12日改定)は、出力を個人の非商用の目的に限り、ダウンロードも禁じています。この範囲を有料と無料で分ける記載は見つからず、有料で変わるのはクレジット表記の義務だけでした。日本時間2026年2月18日付のヘルプも、ダウンロードの無効化を書いています。
- Suno で作った曲はYouTubeのBGMに使えますか?
- Pro か Premier の契約中に、プランのダウンロード枠でダウンロードした曲なら、規約(2026年9月3日有効)と公式ヘルプのうえでは商用で使えます。無料プランは商用不可で、試用ダウンロード(ヘルプは生涯7回、2026年8月の公式ブログは9月3日以降の登録者には不定期と書く)も個人の非商用に限られます。
- Gemini で曲を作るにはどうしますか?
- 18歳以上で個人の Google アカウントにログインし、アクティビティの保存をオンにして、Gemini の「アップロードとツール」から「音楽を作成」を選びます。長さは約1分か約2〜3分、ボーカルの有無とジャンルを選べます(Gemini ヘルプ)。約2〜3分のフルの曲はモデルを Pro に切り替える必要があり、10月9日からAIプランなしで選べるモデルは Flash-Lite だけになると別のヘルプが告知しています。
- SunoとUdioは訴訟で使えなくなりましたか?
- 2026年10月8日時点で、どちらも公式サイトで提供されています。米国の訴訟は、UMG と Udio が2025年10月29日に、WMG と Suno が2025年11月25日に、それぞれ和解を発表しました(UMG・WMG の発表)。Udio は UMG との提携に伴ってダウンロードを無効化したとヘルプが書き、Suno は2026年9月3日有効の規約で商用をダウンロードした曲に限りました。ドイツでは GEMA が2026年7月31日に Suno への勝訴判決を発表しています。
出典・参照資料
- 一次資料Gemini アプリで音楽を生成する(Gemini アプリ ヘルプ・2026年10月8日取得) ↗
- 一次資料Google AI のサブスクリプション プランに応じた Gemini アプリの使用量上限とアップグレード(機能の表・2026年10月8日取得・撮影) ↗
- 一次資料Create your best tracks yet with Lyria 3.5 in Gemini.(Google・2026年9月4日) ↗
- 一次資料A new way to express yourself: Gemini can now create music(Google・2026年2月18日・対応言語) ↗
- 一次資料We’re launching Lyria 3.5 in Google Flow Music(Google・2026年7月29日) ↗
- 一次資料Gemini 音楽生成の紹介ページ(日本語・2026年10月8日1時47分取得) ↗
- 一次資料Gemini モデルへのアクセスと使用量上限の変更(Gemini アプリ ヘルプ・10月9日からAIプランなしで選べるモデルはFlash-Liteのみ・2026年10月8日2時9分取得・撮影) ↗
- 一次資料Gemini の定期購入(日本・Google AI Pro は月¥2,900・2026年10月8日取得) ↗
- 一次資料Google 利用規約(2026年7月30日発効・生成したコンテンツの所有権) ↗
- 一次資料Generate music with Lyria 3.5(Gemini API ドキュメント・歌詞はプロンプトの言語で作られる) ↗
- 一次資料Suno Pricing(2026年10月8日1時46分に日本から取得・円表示) ↗
- 一次資料Terms of Service — Suno(Effective Date: September 3, 2026) ↗
- 一次資料Do I have the copyrights to songs I made? — Suno Knowledge Base ↗
- 一次資料How do free trial downloads work? — Suno Knowledge Base ↗
- 一次資料An update to our downloads policy and Terms of Service(Suno ブログ・2026年8月10日・9月3日からのダウンロード上限) ↗
- 一次資料What type of plan do I have? — Suno Knowledge Base(無料は1日10曲分・Pro 2,500/Premier 10,000クレジット) ↗
- 一次資料What rights do I have with a paid subscription? — Suno Knowledge Base ↗
- 一次資料A new chapter in music creation(Suno ブログ・2025年11月25日) ↗
- 一次資料Introducing v6(Suno ブログ・2026年9月9日) ↗
- 一次資料Warner Music Group and Suno Forge Groundbreaking Partnership(WMG・2025年11月25日・訴訟の和解とSongkickの売却) ↗
- 一次資料Universal Music Group and Udio Announce Udio's First Strategic Agreements for New Licensed AI Music Creation Platform(UMG・PR Newswire・2025年10月29日・訴訟の和解) ↗
- 一次資料Udio Pricing(2026年10月8日1時46分取得) ↗
- 一次資料Terms of Service — Udio(Last Revised on November 12, 2025・2026年10月8日取得) ↗
- 一次資料Changes associated with the Universal Music Group (UMG) partnership — Udio Help Center(日本時間2026年2月18日付・更新は協定世界時2月17日) ↗
- 一次資料Udio ブログ一覧(2025年11月19日 Udio with Warner Music Group の見出し) ↗
- 一次資料ElevenLabs Music(料金と FAQ・2026年10月8日取得) ↗
- 一次資料Eleven Music Model-Specific Terms(Last Updated: 26 May 2026・2026年10月8日取得) ↗
- 一次資料GEMA setzt sich gegen SUNO durch(GEMA・2026年7月31日) ↗
- 二次資料RIAA Sues AI Music Generators Suno and Udio | The Verge(2024年6月24日) ↗
更新・訂正履歴
- 本文は『2024年にRIAAが両社を著作権侵害で提訴しており、訴訟は2026年6月時点でも継続中』『RIAA訴訟の行方は2026年6月時点で不確定』としていたが、Wikipedia英語版のSuno AI・Udio項目(該当箇所は一次報道への脚注付き)によると、2025年10月にUniversal Music GroupとUdioの訴訟がライセンス契約で和解し、Udioは既存の無許諾学習データによるサービスを終了して許諾済み楽曲のみで学習するモデルへ移行、2025年11月にはWarner Music GroupとSunoの訴訟が5億ドル規模の和解に至っている(SunoはWMGの楽曲での学習許諾とSongkick買収を含む)。つまり記事公開時点(2026年6月)で、原告3社のうち少なくとも2社は既に和解しており『訴訟が継続中で不確定』という記述は実態より古い状態を指していた。本文・3行まとめの該当箇所を和解の事実に基づいて修正した。なお和解後のUdioの新しい料金体系(Standard/Proのサブスクリプション表)が旧来のまま存続しているかは、出典(udio.com)がJavaScript描画でcurl取得できず確認できていない。
- 本文は『SunoもUdioも、有料プランで生成した楽曲については商用利用を認めている。YouTube動画のBGM、ポッドキャストのジングル、ゲームのサウンドトラックなどに使用できる』と無条件で書いていたが、Udioヘルプセンターの記事「Changes associated with the Universal Music Group ("UMG") partnership」(dateModified 2026-02-17、2026-08-27にcurlで再確認)に、UMGとの和解に伴いUdioは楽曲のダウンロードを無効化した(downloads disabled)と明記されていた。書き出せない楽曲は動画・ポッドキャストへの利用ができないため、Udio側の商用利用に関する記述を「ダウンロード停止中につき、書き出しを要する用途には使えない」旨に修正した。
- 旧版は「SunoもUdioも、有料プランで生成した楽曲については商用利用の規約上の許諾自体はある」と書き、Udioについてはダウンロードの停止だけを使えない理由として挙げていた。Udioの利用規約(udio.com/terms-of-service、Last Revised on November 12, 2025、2026年10月8日に取得)は旧版の公開(2026年7月2日)より前から有効で、1.2は「You may not download copies of any Output」、6.3は「you may use Output solely for your personal and non-commercial purposes」と書き、有料と無料を区別せず出力を個人の非商用に限っている(有料で変わるのは6.4のクレジット表記の義務だけ)。規約上もUdioの有料プランで商用の許諾はなかったので、本文をこの原文に合わせて直した。あわせて、Sunoの有料プランを「Pro約500クレジット/Premier約2,000クレジット」としていた箇所は、公式料金ページ(2026年10月8日)の2,500/10,000クレジットに直した。公式ヘルプ「What type of plan do I have?」も2,500/10,000クレジットと書き、10月8日に開いた画面の更新表示は「Edited 9 months ago」で、旧版の公開時点でも数字は合っていなかった。
- 旧版(2026-08-27の訂正を含む)は、SunoとWMGの和解を「5億ドル規模」と書いていたが、出典はWikipedia英語版のみだった。2026年10月8日に取得したWMGの発表(2025年11月25日)は「The deal also settles previous litigation between the companies.」と和解を書き、SunoがWMGからSongkickを買収したことも書くが、金額は載せていない。同じ日のSunoの公式ブログにも金額は無い。金額は公式の原文で確かめられないため本文から外し、和解とSongkickの買収はWMGの発表を出典にして残した。金額について誤りと断定したものではない。
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