Figma Config 2026のベータ機能まとめ──3D変換とFigJam・Slidesエージェント
Figmaの年次カンファレンスConfig 2026で発表されたベータ機能のうち「3D Transforms(3D変換)」と「FigJamおよびSlidesへのFigma agent拡張」は、いずれも早期アクセス申込制の待機リスト段階。公式サイトの説明は数行にとどまり、詳細な仕様は現時点で公開されていない。

目次
3行まとめ
- Figmaの機能アクセス待機リストページには、Config 2026で発表されたベータ機能として「コードレイヤー」「3D変換(3D Transforms)」「FigJam/Slidesのエージェント」の3つが並んでいる。このうちコードレイヤーは同社ブログで詳しく説明されているが、3D変換については公式サイト上の説明が「デザインや画像に深みを与えます」という一文にとどまる。
- 「FigJam/Slidesのエージェント」は、既にFigma Designで一般提供されている「Figma agent」を、ホワイトボードツールFigJamとプレゼンテーションツールSlidesにも拡張する取り組みだ。Config 2026まとめ記事は「エージェントはFigJamやSlidesといった、より多くの場面にも展開される」と述べている。
- どちらの機能も、2026年8月27日時点でFigmaの待機リストページ(figma.com/config-betas)経由の早期アクセス申込制であり、一般提供時期は明示されていない。
「3D変換」は情報がまだ薄い
Figma公式サイトの「機能アクセスの待機リストフォーム」ページ(日本語版)は、Config 2026で発表されたベータ機能の一つとして「3D変換。デザインや画像に深みを与えます」という短い説明を掲載している。申込フォームの内部フィールド名からは、英語表記が「3D Transforms」であることが確認できる。
本記事執筆にあたり、Figma公式ブログでこの機能単体を扱った記事(例えば「Introducing Figma 3D」のようなタイトル)を探したが、2026年8月27日時点では見つからなかった。2026年6月24日付のConfig 2026まとめ記事(コードレイヤー・Figma Motion・シェーダー・生成的プラグイン・Weaveツール・Figma agentの拡張を扱う記事)にも、3D変換という機能への直接の言及は確認できなかった。
2026年8月31日には、確認方法を変えて、Figmaブログ自身が持つトピックタグ「3D design」の一覧ページ(figma.com/blog/3d-design/)を直接curlしてみた。このタグが付いた記事は4件のみで、日付が新しい順に「Introducing Figma Motion: Your canvas now has a timeline」(2026年6月24日、Config 2026当日)「Crafting the visual identity for Config 2024」(2024年7月11日)「Charmaine Lee's 10 rules for building developer tools that feel like magic」(2024年6月7日)「Google's AR Design Guidelines suffice while Apple's fall short」(2018年10月22日)だった。最新のものはFigma Motion(タイムライン機能)の紹介記事であり、「3D変換」というベータ機能単体を扱った記事ではない。つまり、Figmaブログが自ら3D関連コンテンツに付けているタグをたどっても、3D変換についての単独記事は見当たらないことが、この方法でも確認できた。つまり現時点で確認できる公式情報は、待機リストページの一文に限られる。
FigJam・Slidesへの「Figma agent」拡張
もう一つの候補「FigJam/Slidesのエージェント」については、より具体的な文脈がConfig 2026まとめ記事から確認できる。同記事は、Figmaのデザインエージェント機能「Figma agent」について「Skills(スキル)」機能でワークフロー・慣習を再利用可能な指示にパッケージ化できること、「Connectors(コネクタ)」でNotion・Slack・Granola・Hex・GitHub・Atlassianなど既存のツールスタックにエージェントがアクセスして更新を送り返せることなどを紹介した上で、次のように述べている。「エージェントはFigJamやSlidesといった、より多くの場面にも展開される。早期アクセスの待機リストはfigma.com/config-betasで受け付けている」。
これは、Figma Designで既に展開されている「Figma agent」(記事内の別項では「昨日、全員に向けてローンチされた」と説明されている)を、ホワイトボードツールのFigJamとプレゼンテーションツールのSlidesにも広げる取り組みだと理解できる。Figma Design上のFigma agentは、プロンプトからのデザイン生成に加えて、カスタムツール・実際の文脈(Connectors経由の外部ツール連携)・Skillsによって「キャンバス上の成果物が本人らしく仕上がる」ことを目指す機能として説明されているが、この同じ仕組みがFigJam・Slidesの文脈でどう機能するのか(ボード上でどんな操作ができるのか、スライド作成にどう関わるのか)についての具体的な説明は、今回確認したページの範囲では見当たらなかった。英語版の待機リストページ(figma.com/config-betas/)を直接curlすると、日本語版の「デッキやボードを共同制作します」に対応する原文は「Co-create decks and boards」で、翻訳としては忠実だが、これ以上の具体性(どの操作が対象か等)は英語版にもなかった。
いずれも待機リスト段階
両機能とも、Figma公式サイトの「機能アクセスの待機リストフォーム」(日本語版はfigma.com/ja-jp/feature-access-waitlist/、英語版はfigma.com/config-betas/)から早期アクセスを申し込む形式になっている。同ページによれば「Figmaのベータ版の仕組み」として、アクセスは機能ごとに限定され異なること、ほとんどのプログラムは組織レベルで管理されていること、選ばれたかどうかはフォームに使用したメールアドレスで通知されることが説明されている。つまり、申し込んだからといって即座に使えるわけではなく、機能・組織ごとに提供タイミングが異なる段階的ロールアウトになっている。
3つのベータ機能の現在地(2026年8月29日確認)
Config 2026(2026年6月24日)で発表された3つのベータ機能について、待機リストページの説明の厚み・公式ブログでの言及・Release notesでの一般提供状況を突き合わせると、次のような差が見えた。
| 機能 | 待機リストページの説明 | Config 2026まとめ記事での扱い | Release notes(〜2026年8月26日)での言及 |
|---|---|---|---|
| コードレイヤー | 「Figmaキャンバス上でコードによりデザインします」 | 独立した見出しで詳しく解説 | なし(ベータ扱いのまま) |
| 3D変換 | 「デザインや画像に深みを与えます」の一文のみ | 直接の言及なし | なし |
| FigJam/Slidesのエージェント | 「デッキやボードを共同制作します」の一文のみ | 「more surfaces, like FigJam and Slides」という一文で言及 | なし(Figma agent自体の機能追加は複数回言及されているが、FigJam/Slides展開は確認できず) |
Figma公式のRelease notesページ(2026年8月26日時点の最新項目まで確認)には、Figma agent自体の機能追加(エージェントチャットパネルを別ウィンドウで開けるようになった、Community発のスキルを追加できるようになった、Figma MCPサーバー経由でWeaveツールを外部エージェントから呼べるようになった、など)は複数回登場するが、「3D変換」あるいは「FigJam/Slidesへのエージェント拡張」そのものが一般提供された、という項目は見当たらなかった。つまり本記事執筆時点(2026年8月29日)でも、この2つの機能は待機リスト段階のままだと確認できる。2026年8月31日にRelease notesページを再度curlしたが、最新項目は変わらず2026年8月26日付のままで、この間に3D変換・FigJam/Slidesエージェントに関する新しい項目は追加されていなかった。
「3D変換」の具体的な操作内容は一文以上確認できず
- 本記事はFigma公式サイトの待機リストページ(日本語版・英語版)、Config 2026まとめ記事(2026年6月24日付、著者Dylan Field氏)、Release notesページを2026年8月29日にcurlで取得した内容にもとづく。
- 「3D変換」については、日本語版・英語版いずれの待機リストページでも一文以上の情報が確認できなかった。具体的にどのような操作(3Dモデルのインポート、2D画像の3D化、パースの調整等)を指すのかは本記事では特定できていない。
- 「FigJam/Slidesのエージェント」も、Config 2026まとめ記事内の1文(「more surfaces, like FigJam and Slides」)以上の詳細な仕様は確認できていない。具体的な機能内容は待機リストへの早期アクセス後でなければ分からない可能性がある。
- Release notesページで確認できたのは「一般提供されたという記載が見当たらない」という不在の確認であり、これは「まだベータ・待機リスト段階である」ことの直接証拠ではない(Release notesに書き漏れている一般提供もありうる)。組織単位・招待制で先行提供されている利用者が既に存在する可能性は、本記事のソースだけでは否定できない。
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