RASHIPASS(ラシパス)が公式サイトをプレオープンAI検索対策ツール「LLMO」は4つのAIでの掲載・引用・推薦を調べ、製品サイトの料金は月額4,980円〜(最低6か月)、規約は掲載を保証しない
日刊AIニュース10月31日(土)号:前日のAIのニュース8本を短くまとめました(約6分)›
DY Growth Strategy合同会社は2026年10月23日、Webマーケティングツール「RASHIPASS(ラシパス)」の公式サイトをプレオープンした。第一弾のAI検索対策ツール「RASHIPASS LLMO」はChatGPT・Gemini・Claude・Google AI Overviewでの掲載・引用・推薦を調べるもので、10月30日夜に取得した製品サイトにはライト月額4,980円・プロ14,800円・エンタープライズ39,800円(税込・最低6か月)が載っている。同サイトの利用規約は、AIへの掲載・検索順位・アクセス数・売上を保証しないとし、API経由の結果は各社の一般利用者向け画面の回答と同一とは限らないとしている。

目次
DY Growth Strategy合同会社(大阪市)は2026年10月23日、同社が企画・開発するWebマーケティングツール「RASHIPASS(ラシパス)」の公式サイトをプレオープンしたと発表しました。第一弾はAI検索対策ツールの「RASHIPASS LLMO」で、ChatGPT・Gemini・Claude・Google AI Overview(AIによる概要)の回答に自社がどう出てくるかを調べ、サイトの改善につなげる製品です。10月30日夜に取得した製品サイトには、ライト月額4,980円(税込、最低利用期間6か月)からの有料3プランが載っています。一方、同サイトの利用規約は、AIへの掲載・検索順位・アクセス数・売上を保証しないと書いています。
この記事は、DY Growth Strategy合同会社から当サイトの窓口に情報提供があったことをきっかけに書きました。対価は受け取っていません。製品は試しておらず、無料診断も製品デモも操作していません。送付された文面は出発点にとどめ、本文の事実は公式ページで確認できたものに限っています。
3行まとめ
- DY Growth Strategy合同会社が10月23日にRASHIPASSの公式サイトをプレオープンと発表。第一弾のRASHIPASS LLMOは、ChatGPT・Gemini・Claude・Google AI Overviewの回答での「掲載」「引用」「推薦」を分けて調べる(公式の説明)。
- 10月30日夜の製品サイトはライト月額4,980円・プロ14,800円・エンタープライズ39,800円(税込、最低6か月)を掲載。10月23日の発表文は「一部の利用者に限定」「β版を予定」と書いており、両者の関係は公式ページから読み取れない。
- 公式は、API等による取得時点の観測が個人の利用画面と同一ではないと明記し、利用規約はAIへの掲載・順位・売上を保証しないとしている。各AIのモデルの版や、掲載の判定方法は、取得したページに書かれていない。
本記事の内容は、日本時間2026年10月30日23時台に公式ページで確認したものです。
10月23日の発表文と、10月30日夜の製品サイトは同じ状態を指しているのか
発表元のDY Growth Strategy合同会社は、発表文によると2023年の創業期から生成AI・AI検索領域の研究・検証と企業支援に取り組んできたとしています。発表文と製品サイトを並べると、次のようになります。
| 項目 | 10月23日の発表文 | 10月30日夜の製品サイト(rashipass.com) |
|---|---|---|
| 提供状況 | 「現在は一部の利用者に限定して提供」。LLMOツールの「β版」を一般公開の第一弾として予定 | トップに「第一弾・提供中」。特定商取引法に基づく表記に「現在、有料プランのお申込みを受け付けています」 |
| 料金・条件 | 公開時期・提供機能・利用条件は「今後の正式なサービス発表で改めてお知らせします」 | 3プランの月額、最低利用期間、契約条件を掲載 |
| MCP連携 | 設定・権限・確認手順は「β版の公開時に案内する予定」 | エンタープライズプランの機能として掲載 |
| ほかの製品 | SEO、ライティング、CRO、MEOなども開発対象 | SEO・Writing・Local・CROは「準備中」と表示 |
製品サイトのサイトマップに載る24ページと、利用規約など規約類4ページを取得して検索しましたが、「β」「ベータ」「正式」「プレオープン」の語はありませんでした。利用規約、特定商取引法に基づく表記、解約・返金ポリシーの最終更新日は2026年9月4日、プライバシーポリシーの最終更新は10月22日です。有料プランの条件を書いたページには、プレオープン発表より前の日付が付いています。
有料プランをいつから受け付けているのか、「一部の利用者に限定」という発表文とどう両立するのかは、公式ページに書かれていません。申込画面は操作していないため、実際にいま申し込めるかどうかも確かめていません。
このツールが数えるのは何か──「掲載」「引用」「推薦」と4つのAI
公式の計測方法のページは、AI回答の中での自社の扱いを3つに分けて確認するとしています。
| 区分 | 公式ページの説明 |
|---|---|
| 掲載 | AI回答に自社・ブランドが登場しているか。同名の別企業や別商品と混同していないか、回答の原文も確かめる |
| 引用 | 自社のページが回答の出典・参照先として示されているか。会社名への言及とは分けて読む |
| 推薦 | 選択肢やおすすめとして紹介されているか。リンクがあるだけで推薦されたとは判断しない |
プライバシーポリシーには、OpenAI、Google Gemini、Anthropic Claude、Vercel AI Gatewayへ質問や会社・サービス名などを送ってAI回答と引用情報を取得し、Google AI OverviewはSerpApiへ質問と地域・言語などの検索条件を送って観測するとあります。
無料診断はURLを入力してサイト基盤の課題を確認するもので、希望すれば診断後にChatGPTの実回答を5問だけ、一度調べられます。公式は、この無料調査では自社掲載・おすすめの判定を行わないと書いています。有料版の判定がどんな基準で、自動か人の確認かは、取得したページに出てきません。
公式ページと規約が自分で認めている、言えないこと
- 個人の画面とは同じではない: 計測方法のページは、回答が質問・日時・モデル・地域・検索条件で変わるとし、APIなどを通じて「取得時点の結果を保存」する、「個人の会話履歴、ログイン状態、消費者向けアプリの表示を再現するものではありません」と書いています。
- 「未取得」と「未掲載」は別: Google AI Overviewが表示されないこと、取得できないこと、回答に自社がないことは異なるとし、「未取得を未掲載と混同しません」としています。
- 回答の取得は保証されない: ライトの例で最大80回答を示したうえで、「80枠すべてで回答の取得を保証するものではありません」としています。
- 売上への貢献は言い切らない: GA4とSearch Consoleを接続しても、AI回答を見た全員の行動やAI上で完結した閲覧は計測できないとし、「掲載率の上昇だけで売上への貢献を断定せず」振り返るとしています。
- 利用規約の非保証条項: 第12条は「AIへの掲載、検索順位、アクセス数、売上その他の事業成果を保証しません」と定め、改善提案は参考情報で、実装・公開・専門的判断は利用者の責任としています。
- 返金の条件: 解約・返金ポリシーは、「AI回答の変動、掲載されないこと、期待した順位・アクセス数・売上に達しないこと」は、それだけでは返金理由にならないと書いています。
公式が書いている範囲で言えば、このツールの結果は「ある時点・ある条件でAIに質問したときの回答の記録」です。
筆者の計算──「80」「800」「1,600」はどう出る数字か
料金ページには「月のAI回答数(最大)」が載っています。計測方法のページはライトの例で、「1回の調査で予定する枠」を「最大80回答(20問 × 4AI)」と書いています。1回の調査では、1つの質問を1つのAIに1回ずつ投げる枠組みです。
| プラン | 質問×AI | 頻度 | 月の回答数(公式) | 筆者の計算 |
|---|---|---|---|---|
| ライト | 20問×4AI | 月1回 | 80 | 20×4×1=80 |
| プロ | 50問×4AI | 週1回 | 800 | 50×4×4=800(週4回分) |
| エンタープライズ | 100問×4AI | 週1回 | 1,600 | 100×4×4=1,600(週4回分) |
公式は、回答が日時やモデルや地域で変わると書いています。ところが、同じ質問を同じAIに繰り返し投げて揺れを見るという記載は、上で読んだ28ページに見当たりませんでした(「繰り返」「ばらつき」「複数回」で検索)。1回分の「出た・出なかった」をどこまで読めるかは、この記載だけでは判断できません。
料金と契約条件──月額と、6か月の最低総額
| 項目 | ライト | プロ | エンタープライズ |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | ¥4,980 | ¥14,800 | ¥39,800 |
| 最低6か月の総額(税込) | ¥29,880 | ¥88,800 | ¥238,800 |
| 登録サイト | 1サイト | 3サイト | 10サイト |
| サイト診断 | 25ページ・64項目 | 60ページ・64項目 | 100ページ・64項目 |
| 競合比較 | 1社 | 3社 | 5社 |
| データ保存 | 1年 | 2年 | 2年 |
| MCP連携 | 対象外 | 対象外 | 対象 |
初期費用はなく、初回と以後5回の更新日に月額を請求し、満了後は期間末解約を完了しない限り1か月ずつ自動更新されます。最低利用期間中は下位プランへ変更できず、途中で終了するには残りの月次料金の一括決済が必要です。支払済み料金の日割り・月割りの返金は、法令上必要な場合や重複決済、同社の責めに帰すべき重大な不具合などを除いて行わないとされています。個別のコンサルティング、制作、実装は月額に含まれません(特定商取引法に基づく表記)。
「実装まで」を、公式はどこまで言っているのか
エンタープライズプランのMCP連携について、製品サイトは「RASHIPASSで整理した改善データを、お客様のCodex・Claudeなどから参照できます」と説明しています。比較ガイドのページは、改善提案があればサイトの修正・公開まで自動かという問いに「修正・公開はお客様側の環境で行います」と答えています。MCPのページの掲載画像には「MCP接続画面ではありません。表示データはサンプルです」と注記があります。MCPで渡されるのは改善データで、サイトを書き換えるのは利用者側のAI環境と利用者の確認、という説明です。
Googleは自社検索についてどう書いているか
Googleは、自社の検索のAI機能について、Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」で次のように書いています。
AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。
同じくGoogleの生成AI検索向けガイドは、AEO・GEOについて次のように書いています。
Google 検索の観点から見ると、生成 AI 検索向けに最適化することは、検索エクスペリエンス向けに最適化することであるため、SEO であることに変わりはありません。
どちらもGoogle検索の話で、ChatGPTやClaudeがどう答えるかは対象に入っていません。私の読みでは、Googleの記述は「何をすれば表示されるか」に関するもので、RASHIPASSが提供する「回答の中での見え方を調べる」ことは別の問いです。RASHIPASS自身のLLMOガイドも同じGoogleの文書を挙げ、「AI向けの設定だけで掲載を獲得できるとは考えず」基盤を整えると書いています。言葉の関係は、当サイトのAIOとは・AIO対策とはで整理しています。
モデルの版も64項目の中身も、製品サイトにはない
上の28ページと発表文を読んで、書かれていなかったことです。
- 各AIのモデル名と版: ChatGPT・Gemini・Claudeのどの版で調べるのか、具体的な名称は見当たりませんでした。
- 64項目の中身: 「SEO・回答構造・企業情報・出典など」と領域が挙がるだけで、項目の一覧や点数の付け方はありません。
- 導入実績・効果の数字: 製品サイトのデモの数値と企業名は説明用のサンプルで、発表文も「導入実績や効果を示すものではありません」としています。導入事例や第三者による検証の記載も見当たりませんでした。自社での活用事例は、今後の正式なサービス発表で知らせるとされています。
本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- RASHIPASS LLMO(ラシパス)とは何ですか?
- DY Growth Strategy合同会社が企画・開発するWebマーケティングツール「RASHIPASS」シリーズの第一弾で、AI検索での自社の見え方を調べ、サイトの改善につなげるツールです。公式ページによると、ChatGPT・Gemini・Claude・Google AI Overviewの回答での「掲載」「引用」「推薦」を分けて確認し、サイト基盤の診断、改善提案、タスク管理までを扱います。同社は2026年10月23日に公式サイトのプレオープンを発表しました。
- RASHIPASS LLMOの料金はいくらですか?
- 2026年10月30日夜に取得した製品サイトでは、ライトが月額4,980円、プロが14,800円、エンタープライズが39,800円(いずれも税込)です。有料プランには6か月の最低利用期間があり、最低総額はそれぞれ29,880円、88,800円、238,800円。最低利用期間の満了後は、期間末解約を完了しない限り1か月ずつ自動更新されます。無料診断は有料契約・カード登録が不要とされています。
- RASHIPASS LLMOを使えば、AI検索で紹介されることが保証されますか?
- 保証されません。同サービスの利用規約は、AIへの掲載、検索順位、アクセス数、売上その他の事業成果を保証しないと定めています。解約・返金ポリシーも、AI回答の変動や、掲載されないこと、期待した順位・アクセス数・売上に達しないことは、それだけでは返金理由にならないとしています。
- RASHIPASS LLMOの調査結果は、ChatGPTなどの普段の画面と同じですか?
- 同一とは限らないと公式が書いています。計測方法のページによると、API等を通じて調査して取得時点の結果を保存するもので、個人の会話履歴、ログイン状態、消費者向けアプリの表示を再現するものではありません。利用規約も、APIによる調査結果が各社の一般利用者向け画面に表示される回答と同一であることを保証しないとしています。
出典・参照資料
- 一次資料RASHIPASS(ラシパス)プレオープン|Webマーケティング・AI検索/LLMOツール — DY Growth Strategy合同会社公式 ↗
- 一次資料RASHIPASS(ラシパス)シリーズ | 集客と改善をつなぐ — RASHIPASS公式 ↗
- 一次資料RASHIPASS LLMO | ラシパスのAI検索・改善ツール — RASHIPASS公式 ↗
- 一次資料その数値が、何を表すかまで。(計測方法とデータの読み方) — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料料金・プラン比較 — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料LLMOツールは、運用の中身で選ぶ。 — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料LLMOとは。最初に、何を確かめる? — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料実装連携(MCP) — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料利用規約 — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料プライバシーポリシー — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料解約・返金ポリシー — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料特定商取引法に基づく表記 — RASHIPASS LLMO公式 ↗
- 一次資料AI 機能とウェブサイト — Google 検索セントラル ↗
- 一次資料Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド — Google 検索セントラル ↗
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