Apple、LG・Schneider Electricと組んだスマートホーム機器「Apple Home Collection(アップル ホーム コレクション)」を発表12月発売、カメラ・ドアロック・サーモスタットで米国39.95〜399.95ドル
Appleは2026年10月13日、LG ElectronicsとSchneider Electricと共同で設計したスマートホーム機器「Apple Home Collection」を発表した。カメラ4種、ドアロック、サーモスタット2種、温度センサー2種で、12月から(一部は2027年初めから)米国・カナダ・英国で発売(製品により国は異なる)。価格は米国で39.95〜399.95ドル。日本での発売は、今回確認した公式ページには書かれていない。

目次
Appleは現地時間2026年10月13日(日本時間では同日夜)、LG ElectronicsとSchneider Electricと共同で設計したスマートホーム機器のラインナップ「Apple Home Collection(アップル ホーム コレクション)」を発表した。屋内・屋外カメラ、ビデオドアベル、ドアロック、サーモスタット、温度センサーで構成され、Appleの発表によると提供は12月に始まり、一部は2027年初めになる。米国の開始価格は39.95〜399.95ドル。日本での発売は、今回確認した公式ページには書かれていない。
3行まとめ
- Apple Home Collectionは、LG Electronics製のカメラ4種・ドアロック・サーモスタット・温度センサーと、Schneider Electric(Schneider Home)製のサーモスタット・センサーの計9製品。米国で温度センサー39.95ドルからフラッドライトカメラ399.95ドルまで。
- 提供は12月から(一部は2027年初め)。カメラ類は米国・カナダ・英国、ドアロックとサーモスタット類は米国・カナダ。日本は今回確認したページに記載なし。
- 映像の履歴はiCloud+に10日間保存され、Appleの発表では別のカメラ課金はない。Apple Intelligenceの動画要約・検索は対象のiCloud+プランが条件。
本記事の内容は、日本時間10月13日22時台に公式ページで確認したものです。
何が発表されたのか
Appleのプレスリリースによると、Apple Home Collectionは「Works with Apple Home」やMatter対応の既存の機器に加えて、Appleが「推奨する製品」として並べる新しい一群だ。設計はLG ElectronicsとSchneider Electricとの共同で、設定はiPhoneをかざす1タップから始まり、管理は「ホーム」アプリだけで行う。別のアプリもアカウントも要らない、とAppleは書いている。
構成は次のとおり。
| 区分 | 製品(メーカー) | 発表の説明 |
|---|---|---|
| 見守り | Video Doorbell(LG) | 前面2.5K・下向きフルHDの2カメラ、スポットライト内蔵。チャイムはHomeView、HomePod、HomePod miniで鳴る |
| 見守り | Floodlight Cam(LG) | 動きを検知すると自動で点灯する2灯のフラッドライト、低照度のカラー暗視 |
| 見守り | Outdoor Cam(LG) | 低照度のカラー暗視、角度調整ができ自分で設置できる |
| 見守り | Indoor Cam(LG) | 在宅確認のときに自動で上下に傾いて映し、世帯の最初の1人が帰宅すると下向きに戻って監視をやめる |
| 入退室 | Smart Deadbolt Lock(LG) | Ultra Wideband(超広帯域無線)で接近を検知して自動解錠。暗証番号パッド、隠しキー穴もある |
| 空調 | Smart Thermostat(LGとSchneider Home、各1種) | iPhoneの端末内処理で在宅・就寝前・外出に合わせて自動調整する「Adaptive Temperature」 |
| 空調 | Temperature Sensor / Room Sensor(LG、Schneider Home) | 温度と湿度を測る単独のセンサー |
カメラは4種とも最大2.5K解像度で、人、見慣れた顔、ペット、車両、荷物を認識するとAppleは説明している。ドアロックはMatter対応で、Aliroにも対応し、インターネットがなくても基本の解錠機能は完全にローカルで動くという。
発表にはLGのKihyun Jung(エグゼクティブ・バイスプレジデント)、SchneiderのOlivier Blum(CEO)、AppleのMatthew Costello(ハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデント)のコメントが載っている。
価格はいくらか、どこで買えるのか
Appleの発表では、販売は12月からapple.com/store、Apple Storeアプリ、Apple Storeの店舗で、一部の製品は2027年初めからになる。価格はいずれも米国の「starts at(〜から)」表記だ。
| 製品 | 米国の開始価格 | 提供国(発表の記載) |
|---|---|---|
| LG Video Doorbell Wired | 249.95ドル | 米国・カナダ・英国 |
| LG Floodlight Cam | 399.95ドル | 米国・カナダ・英国 |
| LG Outdoor Cam Plug-In | 299.95ドル | 米国・カナダ・英国 |
| LG Indoor Cam Plug-In | 199.95ドル | 米国・カナダ・英国 |
| LG Smart Deadbolt Lock | 349.95ドル | 米国・カナダ |
| LG Smart Thermostat | 199.95ドル | 米国・カナダ |
| LG Temperature Sensor | 39.95ドル | 米国・カナダ |
| Schneider Home Smart Thermostat | 199.95ドル | 米国・カナダ |
| Schneider Home Room Sensor | 39.95ドル | 米国・カナダ |
サーモスタットの取り付け用の別売り部品も、同じ発表に価格が載っている。LG C-Wire Power Adapterが24.95ドル、Schneider Home Trim Plateが14.95ドル、Schneider Home C-Wire Power Adapterが24.95ドルから。
専門業者による取り付けを望む人向けには、Apple Retailが米国で「この秋から」ADTによる取り付けを追加料金で提供するとAppleは書いている。
使うのに何が必要か
カメラの機能は、家の中のハブが前提になる。Appleの発表は、Apple HomeView、HomePod、HomePod mini、Apple TV 4Kを「ホームハブ」の例に挙げている。設定にはNFCでのペアリングのため、最新のOSを載せたiPhoneが必要だ。
映像の保存はiCloud+が前提で、Appleは次のように書いている。
- 映像の履歴は利用者のiCloud+プランに保存され、「別のカメラ向け月額課金はない」。保存期間は10日分。
- 脚注によると、50GBプランはカメラ1台、200GBプランは最大5台、2TBプランは台数無制限。
- 対象のiCloud+プランでは、Apple Intelligenceによる動画の自動説明(要約)と、言葉による映像検索が使える。設定にはApple Intelligence対応のiPhoneかiPadが要る。要約が使えるカメラ数はiCloud+のプランにより限られる、とも書かれている。
- 内蔵ストレージにより、Wi-Fiが切れても録画を続ける。全製品がThreadに対応する。
プライバシーについてAppleは、映像と個人データはエンドツーエンドで暗号化して保存され、LG、Schneider、Appleのいずれもアクセスできないと説明している。映像の処理は利用者自身のホームハブ上、またはPrivate Cloud Compute上で行われる。これらはAppleの主張で、本記事では検証していない。
これまでの Works with Apple Home と何が違うのか
Appleの文言では、従来のWorks with Apple HomeとMatterの認証は第三者の機器をAppleのスマートホームにつなげてきたが、Home Collectionは「さらに踏み込む」ものだ。違いとして書かれているのは次の点になる。
- 3社で一貫した設定・操作体験を作った(1タップ設定、専用アプリ不要)。
- 全製品がThreadに対応し、家のWi-Fiを変えるとネットワークの認証情報を自動で更新する。
- 全製品をSiriで操作でき、「おはよう」シーンのようにサーモスタット、カメラの向き、HomePodの音楽をまとめて動かせる。
- ドアベルとロックを「玄関のシステム」として1画面で扱える。訪問者の確認、会話、解錠までを外出先からできる。
Appleは同日、表示付きのホームハブ「HomeView」も発表している。7インチのディスプレイで、米国価格は299ドル、予約は同日から、発売は11月13日。Siri AIを搭載し、対応国での英語提供とされる。Home Collectionとの連携が説明されているが、HomeView自体は別の発表なので、詳細はApple公式のHomeView発表を参照してほしい。同じ日のHomePod mini新型については、サイト内のHomePod mini 2の記事で触れている。
公式ページを確認して気づいた2点
日本時間22時台に3ページを順に取得して読んだ時点で、気づいたことが2つある。
1つめは、日本に関する記載の有無だ。取得した3ページの本文を「Japan」「日本」「円」などで検索したが、該当は取得時刻の表記を除いてなかった。提供国の記載は、上の表のとおり米国、カナダ、英国までだ。
2つめは、脚注の参照先だ。プレスリリースの脚注は、機能とシステム要件について support.apple.com/118308 を参照するよう案内している。取得したそのページは「System requirements for iCloud」で、公開日は2026年9月30日と表示されていた。iCloud+の項目には「iOS 15またはiPadOS 15以降」といった一般的な要件が載っているだけで、本文には「Apple Intelligence」の語がなかった。つまり、動画要約などの細かい条件は、少なくとも私が取得した時点のそのページからは読み取れなかった。
未確認のこと
- 日本での発売・価格:今回確認した公式ページには書かれていない。日本のApple公式サイトでの扱いは確認していない。
- 発売日の詳細:「12月から」「一部は2027年初め」までで、製品ごとの日付は発表に載っていない。どの製品が2027年になるかも、今回確認した範囲では書かれていない。
- 実機の使用感:筆者は製品を試していない。「自動解錠」「映像の認識」などは、すべてAppleの説明である。
- Apple Intelligenceの日本語対応:HomeViewのSiri AIは米国・英国など8か国で英語での提供とされるが、カメラの動画要約を日本語環境で使えるかは今回のページに書かれていない。
出典と確認時刻
- Introducing Apple Home Collection, a new lineup of smart home accessories(Apple Newsroom、2026年10月13日) — 日本時間2026年10月13日22時08分に取得
- Meet Apple HomeView, a new way to enjoy entertainment and manage the home(Apple Newsroom、2026年10月13日) — 同22時09分に取得
- System requirements for iCloud(Apple Support) — 同22時09分に取得
本記事は続報があり次第更新します。
この記事でよく聞かれること
- Apple Home Collectionとは何ですか?
- Appleが2026年10月13日に発表した、スマートホーム機器の新ラインナップです。LG ElectronicsとSchneider Electricと共同で設計したもので、屋内・屋外カメラ、ビデオドアベル、ドアロック、サーモスタット、温度センサーが含まれます。Appleの発表によると、iPhoneをかざす1タップで設定でき、操作はAppleの「ホーム」アプリだけで完結し、別のアプリやアカウントは要りません。
- Apple Home Collectionはいつ、いくらで買えますか?
- Appleの発表によると、全製品の提供は12月に始まり、一部の製品は2027年初めからです。米国の開始価格は、LGのビデオドアベルが249.95ドル、フラッドライトカメラが399.95ドル、屋外カメラが299.95ドル、屋内カメラが199.95ドル、スマートデッドボルトロックが349.95ドル、LGとSchneider Homeのサーモスタットが各199.95ドル、温度センサーが各39.95ドルです。
- Apple Home Collectionは日本で買えますか?
- 今回確認したAppleの公式ページ3件には、日本での発売や円建ての価格は書かれていません。発表に載っている提供国は、カメラ類が米国・カナダ・英国、ドアロックとサーモスタット類が米国とカナダです。日本の扱いは、Appleの続報を待つ必要があります。
- カメラの録画に月額料金はかかりますか?
- Appleの発表によると、映像の履歴は利用者のiCloud+プランに保存され、別のカメラ向け月額課金はありません。ただしiCloud+の契約が前提で、50GBプランはカメラ1台、200GBプランは最大5台、2TBプランは台数無制限と脚注に書かれています。
出典・参照資料
大きいニュースはYouTubeでも解説しています。Xでは新着記事をお知らせしています。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?
AIについて聞きたいことはありますか?
質問箱で無料で受け付けています。回答は公開され、他の方の参考にもなります。
質問箱を見る →