無料で使える画像生成AI比較──登録不要のものと、商用利用の条件が違うもの【2026年8月】
Bing Image Creator・Fotor・Picsartの3つを、2026年8月27日に公式ページと利用規約で確認した。登録なしで試せるのはBing Image CreatorとFotorだが、商用利用の可否は「所有権は主張しないが利用者が自分で判断」「モデルとプランによる」など、サービスごとに書き方が違った。

目次
「無料 ai 画像生成」で検索すると、無料をうたうツールがたくさん出てくる。ただし「無料」の中身と「商用利用していいか」は、ツールごとに書かれ方がまったく違う。私は動画のサムネイルや図解でAI画像生成を使うことがあり、有料の生成AIに課金する前に「無料の範囲でどこまで実用に耐えるか」を一度きちんと確認しておきたいと思っていた。この記事では2026年8月27日に、Bing Image Creator(Microsoft)・Fotor・Picsartの3つを公式ページと利用規約から実際に確認し、条件を並べた。
3行まとめ
- 登録なしで今すぐ試せるのはBing Image CreatorとFotor。Bing Image Creatorは「ゲスト作成」に1日の上限があり、サインインするとさらに作成できる
- 商用利用の可否は3社とも書き方が違う。Fotorは「すべての生成画像は商用利用OK」と明言、Picsartは「モデルとプランによる」、Microsoftは「所有権は主張しないが、知的財産権の有無は利用者が自分で判断」という立て付け
- Google Gemini APIの画像生成モデル(Nano Banana系)には無料枠がなく、API経由で無料の画像生成を組み込みたい場合はGeminiは候補から外れる
| サービス | 登録不要で利用可 | 無料の範囲 | 商用利用 |
|---|---|---|---|
| Bing Image Creator | ○(ゲスト作成) | 高速モード1日10個まで無料、標準モードは無制限(処理は遅い) | Microsoftサービス規約上、所有権は主張しないが可否は利用者判断 |
| Fotor | ○ | サインアップなしで利用可、日次の無料クレジットを付与(具体的な付与数は非公開) | 「すべての生成画像は商用利用OK」と明言 |
| Picsart | 要確認(本記事では未確認) | 「1日あたり生成数に制限あり」とFAQに明記 | モデル・プランによる。利用モデルごとにライセンスを個別確認する必要あり |
登録せずに今すぐ試せるのはどれか
Bing Image Creatorを開くと、ログインしていない状態でも画像生成自体は試せる。ただし1日に作れる枚数には上限があり、上限に達すると次のように表示される。
本日のゲスト作成上限に達しました
ページにはあわせてこう案内される。
サインインすると、さらに作成でき、追加のモデルも無料で利用可能になります。... ゲストの制限は毎日リセットされます。
つまり「登録不要」は正確には「登録しなくても毎日リセットされる範囲でなら使える」という条件つきだ。ページ内にはさらに、モードによる違いも明記されていた。
高速モードでは無料で 10 個作成可能 標準モードでは無制限に作成可能
高速モードは1日10個までの明示的な上限があり、標準モード(処理は遅いと案内されている)は無制限と書かれている。サインインすると使える生成モデルの種類も増える。
Fotorも同様に「サインアップなしで試せる」ことをFAQで明言している。
Yes! Fotor AI image generator is free to try. You can create AI images from text or images without signing up. Receive free daily credits to explore different AI models and styles.
Fotorは自社エンジンではなく、Nano Banana ProやGPT Image 2といった他社モデルへのアクセスを日次の無料クレジットとして提供する「窓口」型のサービスだった。1日あたりの具体的な付与数は公式ページ上には明記されていない。
Picsartは公式FAQで無料であることは明言しているが、登録の要不要については確認できなかった。
Yes. Picsart offers a free AI image generator with limited generations per day.
30種類のAI画像モデルを15社から集めていることも公式FAQに書かれている。
Picsart includes 30 AI image models from 15 providers. This covers GPT Image 1.5 from OpenAI, Imagen 4.0 from Google, Flux 2 Max from Black Forest Labs, Ideogram V3 for typography, and Recraft V4...
商用利用できるかどうかは、3社で答え方が違った
タイトルに「商用利用の可否まで」と入れたのは、この部分の答えが揃っていなかったからだ。
Fotorは公式FAQで最も明快に答えている。
Yes. All generated images are supported for commercial projects. Ideal for marketing campaigns, e-commerce, branding, and client projects.
Picsartは条件つきの答え方をしていた。
Usage rights depend on the specific AI model and your Picsart plan. Many AI generated images can be used for personal projects, social media, and commercial purposes. Check the licensing details for each model within the platform to confirm eligibility for your specific output.
「使うモデルとプランによる」「モデルごとのライセンス詳細を自分で確認してほしい」という書き方で、Fotorのような一律の「OK」ではない。
Microsoftは、Bing Image CreatorやImage Creator from Microsoft Designerを含むAIサービス全体に適用される規約の中で、こう書いている(Microsoftサービス規約「AI サービス」の項)。
マイクロソフトは、お客様が AI サービスに提供、投稿、入力、送信したか AI サービスから受信したあらゆるコンテンツ (フィードバックおよび提案を含む) の所有権を主張しません。お客様の出力コンテンツにおいてお客様が有する知的財産権とその有用性については、使用シナリオや関連する地域の法律などを考慮して、お客様が独自に判断する必要があります。
Microsoftは生成物の所有権を主張しない、とは言っているが、「あなたがその画像に対してどんな権利を持てるか、どこまで有用に使えるかは、利用シーンと地域の法律次第だから自分で判断してほしい」という立て付けで、Fotorのような「商用OK」の明言はしていない。AI生成画像と日本の著作権法の関係は別記事で扱っているので、実際に商用利用する前にあわせて確認しておくと安全だ。
GeminiのAPIには無料の画像生成枠がない
「無料 ai 画像生成」を調べていると、GoogleのGeminiも候補に挙がる。ただしAPIとして組み込む場合は事情が違う。Gemini API Pricingのページで画像生成モデル(Nano Banana系)の価格表を見ると、Free Tier列はいずれも「Not available」だった。
Gemini 2.5 Flash Image (Nano Banana) ... Standard Free Tier ... Input price Not available ... Output price Not available
APIとして無料で画像生成を組み込みたい場合、Geminiは候補から外れる。この点はテキスト生成の無料枠と条件が違う話で、詳しくはAPIの無料枠を3社で比較した記事にまとめた。
AIイラストをログイン不要で作りたいだけなら
登録の手間をかけたくないだけなら、Bing Image CreatorかFotorのどちらかで足りることが多い。ロゴのように書き出し形式や商用利用の条件を厳密に確認したい用途は、無料AIロゴ作成ツールの記事で別途まとめている。動画のサムネイルや図解に使う画像生成プロンプトの組み方はこちらの記事を参照してほしい。
Picsartの登録要否とFotorの日次付与数は確認できなかった
- Picsartについて、FAQ本文には「limited generations per day(1日あたりの生成数に制限あり)」とあるだけで、アカウント登録が必須かどうかは公式FAQのページからは判断できなかった。実際にサインアップ画面まで進んで確認する作業は本記事では行っていない
- Fotorが付与する日次無料クレジットの具体的な数(何回分の生成に相当するか)は、本記事が確認したFAQ・トップページの範囲では数値として明記されていなかった
- 3社とも、無料枠・商用利用条件は今後変更されうる。本記事の内容は2026年8月27日時点で各社公式ページ・FAQに書かれていた文言にもとづく
- Bing Image Creatorの「標準モードは無制限」という記載についても、実際に大量生成を試して制限に当たらないかどうかまでは検証していない
商用利用の可否を確認した規約ページ
- Bing Image Creator(2026-08-27取得・ゲスト作成上限とモード別の生成数)
- Microsoft サービス規約(2026-08-27取得・「AI サービス」の項、コンテンツの所有権の記述)
- Fotor AI Image Generator(2026-08-27取得・FAQ「Is it free to use」「Can I use AI-generated images for commercial purposes」)
- Picsart AI Image Generator(2026-08-27取得・FAQ「Can I use AI images for personal and commercial use」「Is Picsart's AI Image Generator free」)
- Gemini API Pricing(2026-08-27取得・Nano Banana系モデルの価格表)
出典・参照資料
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