2026年8月28日 金曜日
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ByteDance「Seedance 2.5」登場──1回の生成で30秒、2回まで延長可能に

ByteDance Seedチームの動画生成モデル「Seedance 2.5」が公開され、1回の生成で最大30秒、2回の延長で長尺のストーリーテリングに対応した。HiggsfieldなどのプラットフォームでSeedance 2.5を実際に検証すると、公式デモの完成度と、プロンプト作りの難しさの両方が見えてきた。

ByteDance「Seedance 2.5」登場──1回の生成で30秒、2回まで延長可能に
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2026年8月時点で、ByteDance Seedチームの動画生成モデル「Seedance 2.5」が公開されている。ByteDance Seed公式サイトの説明によれば、Seedance 2.5は「30秒のストーリーテリング向けに構築された、次世代の音声・映像同時生成モデル」で、1回の生成で最大30秒の動画を作成でき、さらに2回まで延長できるという。この記事は2026年8月7日に公開した動画「HiggsfieldにSeedance 2.5登場 33日間使い放題プランあり」の内容を、公開後にByteDance Seed公式サイトを一次ソースで再確認して記事にしたものです。

  • ByteDance Seed公式サイトは、Seedance 2.5について「1回の生成で最大30秒、2回まで延長可能」「参照動画の意図・構図・映像表現をより精密に理解する」と説明している
  • 前世代のSeedance 2.0は1回の生成で15秒までだった(Seedance 2.0公開時の記事を参照)ため、単純計算で生成尺は2倍になった
  • 動画制作班が実際にHiggsfield経由でSeedance 2.5を使って2本の映像を作った結果、公式デモの完成度に対し、狙った画を出すためのプロンプト作りには相応の試行錯誤が必要だった

Seedance 2.5は何ができるモデルか

ByteDance Seed公式サイトの「Seedance 2.5」ページを直接確認すると、次のように説明されている。

"Create videos up to 30 seconds in a single generation, with the option to extend twice for richer, more complete storytelling. Motion is smoother and more consistent, and the visuals are more realistic."

1回の生成で最大30秒の動画を作成でき、さらに2回まで延長できる。動きの滑らかさや一貫性、映像のリアルさも向上したとしている。また、参照素材の扱いについても次のような記述がある。

"Understands reference videos more precisely -- capturing the intention, framing, and cinematic language to go beyond motion transfer into creative interpretation."

参照動画の「意図」「構図」「映像表現」をより精密に理解し、単なる動きの転写を超えた解釈ができるようになった、という説明だ。さらに編集機能として「white-model control(ホワイトモデル制御)」と「green-screen editing(グリーンスクリーン編集)」が挙げられており、専門的な映像制作ワークフローを意識した機能追加であることがうかがえる。

参照素材を渡せる量についても、ByteDance Seed公式ブログを直接確認すると次の記述がある。

"Users can now input up to 30 images, 10 video clips, and 10 audio clips as reference materials in a single pass."

1回の生成に、画像を最大30枚、動画クリップを最大10本、音声クリップを最大10個、参照素材として渡せるようになったという記述で、合計すると50個の参照素材を扱える計算になる。

前世代のSeedance 2.0は、2026年2月の公開時点でマルチモーダル入力に対応し、1回の生成で15秒までの映像を作成できるモデルだった。単純計算では、1回あたりの生成尺は2倍になったことになる。なお、Seedance 2.5の公開一報は当サイトの週刊AIニュース(2026年7月第5週)でも短く報じている。この記事はその続報にあたり、ByteDance公式ブログの内容確認と、動画制作班がHiggsfield経由で実際に生成してみた際の検証結果に絞って扱う。

Higgsfield経由での検証で分かったこと

Seedance 2.5は、ByteDanceが提供するAPIに加えて、Higgsfieldをはじめとする複数のプラットフォーム経由でも利用できる。今回、動画制作班がHiggsfield上でSeedance 2.5を使い、実際に2本の短い映像を作成した。

1本目は1990年代のアニメーションをオマージュしたテイストで作成した。セル画風の質感やネオン街の色調は狙い通りに出たが、プロンプトの作り込みが難しく、動きの指定は意図的に控えめに抑えたという。2本目は、巨大ロボットに立ち向かう構図をテーマにした映像で、画面いっぱいの装甲と小さな人物という対比によるスケール感は表現できたが、ロボット側の動きをプロンプトで詰め切れなかった、という制作班自身の振り返りがある。

この2本の制作を通じて得られた実感として、Seedance 2.5自体の生成能力は高い一方、狙った画を安定して出すためのプロンプトの書き方には、相応の試行錯誤が必要だったという。短く、1つの動きに絞り、カメラワークと光の指定に集中する形に落ち着いたところで、意図に近い結果が出始めたとのことだ。動画生成AIのプロンプト実制作の技法台帳でも、同種の試行錯誤の記録をまとめている。

事実関係の一覧

項目 内容 出典
モデル名 Seedance 2.5(ByteDance Seed) ByteDance Seed公式サイト
1回の生成尺 最大30秒 ByteDance Seed公式サイト
延長回数 2回まで延長可能 ByteDance Seed公式サイト
前世代との比較 Seedance 2.0は1回15秒(2026年2月公開) 本サイト既報
編集機能 white-model control、green-screen editing ByteDance Seed公式サイト
参照素材の扱い 参照動画の意図・構図・映像表現をより精密に理解 ByteDance Seed公式サイト
参照素材の上限 画像最大30枚・動画最大10本・音声最大10個(合計50個) ByteDance Seed公式ブログ
提供経路 ByteDance公式API、Higgsfieldなど複数プラットフォーム ByteDance Seed公式サイト・Higgsfield実機確認

Higgsfield側の「33日間使い放題」プランについて

動画公開時点(2026年8月7日)で、Higgsfieldは「Seedance 2.5とSeedance 2.0を33日間無制限で利用できるプラン」をキャンペーンとして案内していた。ただしこの記事の執筆時点(2026年8月27日)で、Higgsfieldの料金ページはJavaScriptで描画される構成になっており、外部からの静的な取得では現時点のプラン内容や、このキャンペーンが継続しているかどうかを確認できなかった。期間限定の販促プランである以上、内容は変更・終了されている可能性がある。利用を検討する場合は、Higgsfield公式サイトで最新の料金体系を直接確認することを勧める。AI動画生成ツールの選び方でも触れているとおり、料金プランは変動が大きい領域であり、まとめサイトの数字を鵜呑みにせず一次情報を確認する姿勢が必要だ。

50個の参照素材という数値はByteDance公式でも確認できた

いくつか確認できなかったこと、限界がある点を明記しておく。

第一に、「画像30枚・動画10本・音声10個、合計50個の参照素材を1回の生成に渡せる」という数値は、当初Higgsfieldの販促資料でしか確認できていなかったが、この記事の執筆時点でByteDance Seed公式ブログ(「One-Take Creation」記事)を直接取得したところ、同じ数値がByteDance公式の記述として明記されていることを確認できた。本文中に反映し、frontmatterのsourcesにもこのブログ記事のURLを追加している。

第二に、動画内で紹介された「60秒・銃撃戦・複数人物のシーン」など、公式メディアキットのデモ映像の内容は、Higgsfieldや関連プラットフォームが公開している素材に基づくものであり、生成条件(プロンプトの詳細など)は公開されていない。同じ結果が誰でも再現できるとは限らない。

第三に、動画生成AIの出力の質は、モデルだけでなくプロンプトの書き方に大きく左右される。今回の制作班自身の検証でも「プロンプト作りが難しかった」という率直な感想が記録されており、Seedance 2.5を使えば誰でも同水準の映像を作れることを保証するものではない。

確認に使ったByteDance公式ページと検証時点

本文中のモデル仕様は、ByteDance Seed公式サイトの「Seedance 2.5」ページをこの記事の執筆時点で直接取得し、掲載の英文と突き合わせて確認した。Higgsfield経由での実機検証および料金プランに関する記述は、動画制作時点(2026年8月7日前後)の確認に基づくものであり、現時点での最新情報とは異なる可能性がある。

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