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Apple Intelligenceの日本語版でまだ使えない機能一覧──Apple公式サポートページを機能別に読み解いた

Apple公式サポートページ(2026年7月7日更新)を機能ごとに読み解くと、Live Translation・ボイスメール要約・メモの文字起こし要約など主要機能はすでに日本語対応済みだった。一方「Workout Buddy」は英語のみ、Walletの配送状況の高度な追跡表示は「英語(米国・英国)かつiOSのみ」と、日本語では使えない機能も名指しで確認できた。

Apple Intelligenceの日本語版でまだ使えない機能一覧──Apple公式サポートページを機能別に読み解いた
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目次

「Apple Intelligenceは日本語対応済み」という説明はよく見かけるが、実際には機能ごとに対応言語がバラバラで、一括りに語れない。Apple公式サポートページ(2026年7月7日更新)を機能単位で読み解くと、「日本語で使える機能」と「まだ英語のみの機能」がはっきり分かれていることが確認できた。本稿は一次ソースの原文を機能別に突き合わせ、当サイトの既存記事(Apple Intelligence機能一覧)が「公式で確認を」で止めていた部分を、実際に読み込んで埋める。

3行まとめ

  1. iOS 26.1/iPadOS 26.1/macOS 26.1時点で、Apple Intelligence全体は「英語・デンマーク語・オランダ語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ノルウェー語・ポルトガル語・スペイン語・スウェーデン語・トルコ語・中国語(簡体字・繁体字)・日本語・韓国語・ベトナム語」の16言語・地域で提供されている
  2. Live Translation(メッセージ・電話・FaceTime・AirPods)、ボイスメール要約、メモの文字起こし要約、Visual Intelligenceの「場所を特定」機能は、いずれも対応言語リストに日本語が明記されている
  3. 一方、「Workout Buddy」は英語のみ、Walletの高度な配送追跡表示は「英語(米国・英国)かつiOSのみ」と、日本語では使えないことが公式に名指しされている機能も存在する

全体の対応言語(2026年7月7日更新版)

Apple公式サポートページの原文はこう書かれている。

"With iOS 26.1, iPadOS 26.1, and macOS 26.1, Apple Intelligence features are available in most regions around the world on compatible iPhone, iPad, and Mac models in these languages: English, Danish, Dutch, French, German, Italian, Norwegian, Portuguese, Spanish, Swedish, Turkish, Chinese (Simplified), Chinese (Traditional), Japanese, Korean, and Vietnamese."

日本語はこの基本16言語リストにすでに含まれている。visionOS(Apple Vision Pro)については、対応言語がやや絞られ「英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・中国語(簡体字・繁体字)・日本語・韓国語・スペイン語」の9言語(冒頭の16言語と同じく簡体字・繁体字を別に数えた場合。Vision Proが販売されている地域向け)とされている。

機能ごとに見る「日本語で使える」もの

サポートページに列挙されている機能のうち、脚注で対応言語が明記され、かつ日本語が含まれているものは次の通り。

  • Live Translation(メッセージ): 英語・デンマーク語・オランダ語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ノルウェー語・ポルトガル語・スペイン語・スウェーデン語・中国語(簡体字・繁体字)・トルコ語・ベトナム語に対応。対応デバイスにはiPhone・iPad・Macに加え、Apple Watch Series 9以降・Apple Watch Ultra 2以降・Apple Watch SE 3(Apple Intelligence対応iPhoneとペアリングした場合)も含まれると明記されている
  • Live Translation(電話・FaceTime): 英語(米国・英国)・フランス語(フランス)・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語(スペイン)・中国語(普通話、簡体字・繁体字)に対応
  • Live Translation(AirPods): AirPods 4(アクティブノイズキャンセリング搭載)またはAirPods Pro 2以降(最新ファームウェア)で、上記と同じ言語セット(日本語含む)に対応
  • ボイスメール要約: 英語(豪・加・印・愛・新・星・南ア・英・米)・フランス語(加・仏)・ドイツ語・日本語(日本)・韓国語(韓国)・ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語(メキシコ・スペイン・米国)・中国語繁体字(香港・台湾)に対応
  • メモの文字起こし要約: 英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語・中国語(繁体字)に対応
  • Visual Intelligenceの「カメラで場所を特定」機能: 中国語・オランダ語・デンマーク語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・ノルウェー語・ポルトガル語・スペイン語・スウェーデン語・トルコ語・ベトナム語に対応

機能ごとに見る「日本語ではまだ使えない」もの

一方、対応言語・地域が明示的に絞られていて、日本語が含まれていない機能も確認できた。

  • Workout Buddy(ワークアウト中の音声コーチング機能): 「Workout Buddy is available in English」と明記。Apple Watch Series 6以降・全Ultraモデル・SE 2以降で、Apple Intelligence対応iPhoneとBluetoothヘッドフォンが必要という条件も付くが、言語は英語のみ
  • Walletの高度な配送追跡表示(Enhanced order tracking): 「English (US, UK) and iOS only」と明記。英語(米国・英国)かつiOS限定で、日本語およびmacOS・iPadOSでは対象外
  • ChatGPT統合(Siri・Writing Tools・Image Playground内): 言語というより地域の制約で、「ChatGPTアプリ・サービスが利用可能な地域でのみ利用可能」(詳細はOpenAI側の提供地域に依存)と説明されている

全機能を一覧表にする

サポートページの脚注番号(1〜8)が付いた機能・付いていない機能をすべて突き合わせ、日本語対応状況を一覧にすると次のようになる。脚注が付いていない機能は、ページ冒頭の基本16言語リスト(日本語を含む)に準じると考えられるが、これは推測であり、サポートページ本文に個別の明記はない。

機能 日本語対応の明記 備考
Live Translation(メッセージ) ○(脚注1) Apple Watch Series 9以降等にも対応
Live Translation(電話・FaceTime) ○(脚注2) 日本語(日本)と明記
Live Translation(AirPods、iOSのみ) ○(脚注3) AirPods 4(ANC)/AirPods Pro 2以降が必要
ボイスメール要約 ○(脚注5) 日本語(日本)と明記
メモの文字起こし要約 ○(脚注6) 日本語と明記
Visual Intelligence「場所を特定」 ○(脚注8) 日本語含む14言語
Clean Up(写真) 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
Genmoji 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
Image Playground 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
Image Wand(iOS・iPadOSのみ) 明記なし(基本16言語に準じると推測) プラットフォーム制限のみ明記
Writing Tools 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
Siriの強化機能 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
Shortcutsでのインテリジェントな操作 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
メール・メッセージのSmart Reply/要約 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
通知の要約 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
写真のメモリー動画作成・自然言語検索 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
リマインダーの提案・自動分類 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
フォーカスの通知制御機能各種 明記なし(基本16言語に準じると推測) 個別の対応言語リストなし
Walletの高度な配送追跡表示 × 「English (US, UK) and iOS only」と明記
Workout Buddy × 「English and iOS only」と明記。Apple Watchデバイスとイヤホンの条件あり
ChatGPT統合(Siri・Writing Tools・Image Playground内、脚注4) 言語でなく地域制約 ChatGPTが利用可能な地域でのみ、詳細はOpenAI側に依存

日本語対応はいつ始まったか——2025年6月の発表を遡って読む

「日本語はすでに対応済み」という現状だけを見ると、対応が後回しにされた印象を持つ人もいるかもしれない。だがApple Newsroomの発表(2025年6月9日付「Apple Intelligence gets even more powerful with new capabilities across Apple devices」)を確認すると、事情は逆だったことが分かる。原文はこう書いている。

"Users who enable Apple Intelligence on supported devices set to a supported language will have access this fall, including all iPhone 16 models, iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max, iPad mini (A17 Pro), and iPad and Mac models with M1 and later, with Siri and device language set to the same supported language: English, French, German, Italian, Portuguese (Brazil), Spanish, Japanese, Korean, or Chinese (simplified). More languages will be coming by the end of this year: Danish, Dutch, Norwegian, Portuguese (Portugal), Swedish, Turkish, Chinese (traditional), and Vietnamese."

つまり日本語は、英語以外で最初に追加された8言語(フランス語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語・日本語・韓国語・中国語簡体字)の枠に含まれていた。デンマーク語・オランダ語・ノルウェー語・ポルトガル語(ポルトガル)・スウェーデン語・トルコ語・中国語繁体字・ベトナム語は、この発表時点では「年内に追加予定」の第2陣だった。日本語は後発組ではなく、非英語圏で最初の対応言語グループに入っていたことになる。

なお2026年5月のApple Newsroom発表(アクセシビリティ機能に関する発表)でも、記事末尾の定型説明で「Apple Intelligenceはベータ版として次の言語に対応:英語・デンマーク語・オランダ語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ノルウェー語・ポルトガル語・スペイン語・スウェーデン語・トルコ語・ベトナム語・中国語(簡体字・繁体字)・日本語・韓国語」(16言語)と明記されており、日本語対応が一時的なものではなく、複数のプレスリリースで継続的に確認できることが裏付けられる。

使う前提条件——「デバイス言語」と「Siriの言語」が一致している必要がある

サポートページの「システム要件」欄には、見落とされがちな前提条件が明記されている。

"Device language and Siri language set to the same supported language. If you change Siri language, Apple Intelligence might become unavailable until the new Siri language fully downloads and matches the device language."

(デバイスの言語設定とSiriの言語設定が、同じ対応言語になっている必要がある。Siriの言語を変更すると、新しい言語が完全にダウンロードされてデバイス言語と一致するまで、Apple Intelligenceが一時的に使えなくなることがある)

日本語対応機能を使うには、デバイス言語だけでなくSiriの言語設定も日本語にそろえる必要があり、この2つが食い違っている状態では機能が動かない。あわせてOS要件(iOS 18.1以降・iPadOS 18.1以降・macOS Sequoia 15.1以降・visionOS 2.4以降・watchOS 11以降)と、端末に7GB以上の空き容量が必要な点もサポートページに明記されている。

日本語版サポートページでもう一点確認できたこと

Apple Intelligenceの日本語版サポートページ(support.apple.com/ja-jp/121115、公開日は同ページ内表記で2026年07月10日)を英語版と突き合わせると、Workout Buddyについて本文中盤で見落としていた条件が見つかった。ページ冒頭の機能一覧では、日本語版が「Workout Buddy(英語、iOSのみ)」、英語版が"Workout Buddy (English and iOS only)"と、いずれもiOSのみという制約を明記している。先に引用した「Workout Buddy is available in English on Apple Watch Series 6 and later...」という機能説明文にはこの「iOSのみ」の一文が含まれておらず、機能一覧の脚注表記を見て初めて分かった条件だった。上の一覧表に反映する。

地域による制約(言語とは別軸)

サポートページには言語とは別に、地域固有の制約も明記されている。

  • EU居住者向け: iOS 18.4/iPadOS 18.4以降、macOS Sequoia 15.1以降で、ほとんどのApple Intelligence機能が利用可能とされている
  • 中国居住者向け: 「中国本土で購入された対応デバイスでは、Apple Intelligence機能は現時点で動作しない」「中国本土外で購入した対応デバイスも、利用者が中国本土にいて、かつApple Accountの国・地域設定が中国本土の場合は動作しない」と明記されている

日本居住者・日本購入デバイスに関する、これらと同種の個別制約は、本稿で確認したサポートページには見当たらなかった。

確認したのは対応言語リストへの掲載有無だけ

  • Writing Tools・Genmoji・Image Playground・Image Wand・Siri強化機能など、脚注で個別の対応言語が示されていない機能については、ページ冒頭の基本16言語リストに準じると考えられるが、サポートページ本文に明示的な確認記載はなかった。断定は避ける
  • 本稿の情報は2026年7月7日更新版のサポートページに基づく。8月27日時点で内容が更新されている可能性はあるが、本稿執筆時にアクセスした内容は7月7日付のものだった
  • 各機能の「日本語対応」が、実際にどの程度自然な日本語で機能するか(翻訳品質・認識精度)は、本稿では検証していない。あくまで「対応言語リストに日本語が載っているかどうか」の確認にとどまる

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