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量子コンピューター(量子コンピュータ)とは量子ビットで計算する新しい方式のコンピューター、AIとはまだ別の技術。Google Willow・IBM・NVIDIAの2026年10月時点の現在地【2026年10月版】

執筆:約19分で読めます

量子コンピューター(量子コンピュータ)とは、「重ね合わせ」や「量子もつれ」という量子力学の現象を使って計算する次世代のコンピューターです(文部科学省制作の解説、理化学研究所のサイトで公開)。本記事が確認した範囲では、2026年10月8日時点で、量子コンピューターがAIの訓練や推論を実用の水準で速くしたという公式の発表はありません。筆者が公的機関と各社の公式ページを開いて、できることとAIとの関係を確かめました。

量子コンピューター(量子コンピュータ)とは──量子ビットで計算する新しい方式のコンピューター、AIとはまだ別の技術。Google Willow・IBM・NVIDIAの2026年10月時点の現在地【2026年10月版】
目次

2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 量子コンピューター(量子コンピュータ)とは、「重ね合わせ」や「量子もつれ」という量子力学の現象を使って計算する次世代のコンピューターです。文部科学省が制作し、理化学研究所のサイトで公開されている解説が、この言い方で説明しています。量子コンピューターはAIとは別の計算方式です。同じ解説は量子コンピューターについて「まだ実用的に役立つ問題を高速に解ける段階には至っていません」と書いており、本記事が確認した公的機関と各社の公式発表にも、2026年10月時点でAIの訓練や推論を実用の水準で速くしたというものはありませんでした。

3行まとめ

  1. 量子コンピューターは、0か1のビットの代わりに「量子ビット」を使う計算機。文部科学省制作の解説(2025年3月更新)は「まだ実用的に役立つ問題を高速に解ける段階には至っていません」と書く
  2. Googleの105量子ビットチップWillowは標準ベンチマークを5分未満で実行(2024年12月発表)。Microsoft+Quantinuumは論理エラー率を最大800分の1に下げた結果をNature誌で発表(2026年6月10日)。IBMは2026年に360量子ビット・7,500ゲートの回路を計画
  3. AIとの関係は2方向。量子で学習を助ける研究(UCL・2026年4月)と、AIで量子装置を助けるNVIDIA Ising(2026年4月14日・米国時間)

量子コンピューターとは何か。公的機関の説明

理化学研究所のQ-Portalに載る「一家に1枚 量子技術」の解説(制作・著作は文部科学省)は、次のように書いています。

量子力学における不思議な現象、「重ね合わせ」や「量子もつれ」を利用して計算する次世代のコンピュータが量子コンピュータです。

普通のコンピューターは、情報を「0」と「1」の2つの数字(ビット)で表します。同じ解説によると、量子コンピューターは「0」と「1」の重ね合わせ状態をとれる「量子ビット」を使います。この状態を観測すると、0か1のどちらが出るかは確率で決まります。そこで量子アルゴリズムは「干渉」という仕組みで、特定の答えが強く出るように確率を操作する、と説明されています。

IBMの日本語ページも、同じ点を別の言葉で書いています。

量子コンピューターは、従来型のコンピューターと同様に、問題解決を行うマシンです。しかし、量子コンピューティングではビットの代わりに量子ビットが使用されます。

「量子コンピュータ」と「量子コンピューター」の違いは、末尾の伸ばす音だけです。本記事が開いた理化学研究所・文部科学省制作の解説は主に前者、IBMの日本語ページは主に後者の表記で、指すものは同じです。

量子コンピューターは何に使えると説明されているか

公的な解説は、用途を2つに分けています。

  • 量子の現象のシミュレーション:同じ解説は、水分子や二酸化炭素のような身の回りの物質は電子が量子力学に従って動いてできているので、0と1で計算する従来のコンピューターでは再現が難しい、と書きます。量子ゲートは同じルールで動くので、こうした振る舞いを自然に再現できると説明しています。
  • 特定の計算の高速化:同じ解説は、「グローバーの探索アルゴリズム」と「ショアのアルゴリズム」(大きな数の素因数分解)を例に挙げます。

IBMの日本語ページは、量子コンピューターはすべての問題に向くわけではないと書いています。

しかし、量子コンピューティングはすべて(あるいはほとんど)の問題に対して理想的なわけではありません。

同じページは、実際には量子コンピューターと従来のコンピューターが連携し、量子が得意な部分だけを量子側で計算する形になる、とも説明しています。メールや動画視聴のような日常の用途を、量子コンピューターが置き換えるという説明は、本記事が開いたページには見当たりませんでした。

いま実際に動いている量子コンピューターは

日本では、理化学研究所・産業技術総合研究所・情報通信研究機構・大阪大学・富士通・NTTが2023年3月24日に、国産超伝導量子コンピュータ初号機のクラウド公開を発表しました。理研の発表によると、64個の量子ビットを並べた集積回路を使い、研究開発を目的とした非商用の利用が対象で、当面は理研との共同研究契約を通じて手続きします。発表の時点で、一般の人がアカウントを作って触れる形ではありませんでした。理研と富士通は2025年4月22日に、256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発し、2025年度第1四半期中に企業や研究機関へ提供を始めると発表しています。

個人が触れる入口としては、IBMの料金ページが、無料のOpen Planで「up to 10 minutes of runtime per month」(月10分まで実行できる)と書いています。使うにはアカウント作成が必要です(本記事は作っていません)。

文部科学省制作の解説(サーバーが返すページの最終更新日は2025年3月21日)は、現状を次のようにまとめています。

ベンチマーク問題においては、従来コンピュータよりも高速で計算ができるということが達成されていますが、まだ実用的に役立つ問題を高速に解ける段階には至っていません。

同じ解説は、量子ビットは外部のノイズですぐに量子性を失って計算にエラーが出るので、エラーを直しながら長く計算できる「誤り耐性量子コンピュータ」を作ることが最終目標だと書いています。以下の各社の動きは、この誤り訂正の話が中心です。

2026年10月時点のGoogle・Microsoft・IBM・NVIDIAの動き

企業 内容 出典
Google 2024年12月に105量子ビットのチップWillowを発表。2025年10月にQuantum Echoesで「verifiable quantum advantage」を発表。2026年3月に研究者向けの早期アクセスプログラムの募集 Google公式ブログ/Google Quantum AI/The Quantum Insider(2026/3/28)
Microsoft+Quantinuum イオンを使う方式(trapped-ion)の装置で、論理エラー率を最大800分の1に下げた論文がNature誌に掲載(2026/6/10) Microsoft Quantum公式ブログ/Nature誌(2026/6/10)
IBM Nighthawkで2026年に最大360量子ビット・7,500ゲートの回路実行を見込む。2026年7月30日にシカゴ大学と「quantum advantage」の実証を発表 IBM Quantum 2026ロードマップ(2026年3月更新)/IBM Newsroom(2026/7/30)
NVIDIA 量子プロセッサ構築を助けるオープンなAIモデル群「Ising」を発表(2026/4/14・米国時間) NVIDIA Newsroom(英語)/NVIDIA Japan Blog

Google Willow(ウィロー)

Google公式ブログ(2024年12月9日付)によると、Willowは105量子ビットのチップです。符号化した量子ビットの格子を3×3、5×5、7×7と大きくするたびに、エラー率を半分にできたと書き、これを「閾値以下(below threshold)」と呼んでいます。同ブログは、標準ベンチマーク(ランダム回路サンプリング)の計算を5分未満で実行し、同じ計算には現在最速級のスーパーコンピューターで「10 septillion(10の25乗)年」かかるとしています。日本語の数え方では10秭(し)年です。

Googleの量子チップの量子ビット数をさかのぼると、2019年に「quantum supremacy(量子超越性)」の実験で使ったSycamoreは54個でした(Google Researchブログ・2019年10月23日。Nature誌の論文によると1個は動かず、計算には53個を使用)。2023年の誤り訂正の実験で使ったSycamoreは72個です(Nature誌・2023年2月22日)。

2026年3月28日付のThe Quantum Insiderによると、Googleは研究者向けのWillow早期アクセスプログラムを始め、提案の締め切りは2026年5月15日、選定の発表は7月1日までとされていました。Google Quantum AIの公式ページは、2026年10月8日に開いた時点で「Selected applicants have been notified.」(選ばれた応募者には通知済み)と表示し、Willowを「not yet available to the public」(まだ一般には提供していない)と書いています。

Microsoft+Quantinuum、IBM

Microsoftの公式ブログ(2026年6月10日)とNature誌の論文(同日公開)によると、MicrosoftとQuantinuumは、Quantinuumのイオンを使う方式(trapped-ion)の装置で、論理エラー率(誤り訂正で守った計算のエラー率)を、比べる物理回路の基準より11倍から800倍下げました。800倍は、ベル状態(2つの量子ビットがもつれた状態)を作る実験で、エラー率を約0.8%から0.001%に下げた結果です。同じブログは、回路が最大12個の論理量子ビットにわたると書いています。

IBMのロードマップ(2026年3月更新)は、「All information being released represents IBM's current intent, is subject to change or withdrawal, and represents only goals and objectives.」(公開している情報はIBMの現時点の意図で、変更や撤回があり得る目標である。訳)と断っています。そのうえで、Nighthawkは2026年に最大3つの120量子ビットのモジュール(計360量子ビット)で7,500ゲートの回路を実行する見込み、2026年に誤り訂正デコーダを試作し、2029年までに大規模な誤り耐性量子コンピューターを目指す、と書いています。

IBMは2026年7月30日に、シカゴ大学と「quantum advantage」(量子優位性)の基準を満たす実証をしたと発表しました。IBMの発表は、この基準を、従来の主要なシミュレーションの方法では手の届かない計算を行い、しかも結果が正しいと信頼できること、と説明しています。70個の論理量子ビットを使い、計算は約15分で終わったとしています。題材は、ランダム回路サンプリングの代わりに作った、計算の難しさを確かめるための問題です。

量子コンピューターとAIはどう関係するか

「量子」と「AI」が並ぶ話は、向きが2つあります。混ぜずに読む必要があります。

1. 量子コンピューターをAIの学習に使う研究。 ScienceDaily(2026年4月17日付)が伝えたUCLの研究は、量子コンピューターで流体のデータの統計的な性質を取り出し、それを使ってAIを訓練する方法です。同記事は、量子で補強したAIは補強しないAIより約20%精度が高く、より長い期間、安定した予測を保ったと書いています。対象は乱流のような特定の物理の予測で、ChatGPTのような言語モデルの訓練を速くした話ではありません。論文(Science Advances)の題名は「practical quantum advantage」(実用的な量子優位性)をうたっていますが、ScienceDailyが伝える成果は予測の精度と安定性の向上と、使う記憶量の少なさです。

IBMの日本語ページも、AIとの関係を「量子アルゴリズムは、データ・セットを新たな方法で分析し、一部の機械学習問題を高速化できる可能性があります」と、可能性として書いています。

2. AIで量子コンピューターを助ける研究。 NVIDIAの発表(2026年4月14日・米国時間)によると、Isingは量子プロセッサの調整(キャリブレーション)と誤り訂正の復号を扱う、世界初をうたうオープンソースの量子AIモデル群です。英語の発表は、復号モデルを現在のオープンソースの標準pyMatchingと比べて「up to 2.5x faster and 3x more accurate」(最大2.5倍速く、3倍正確)と書いています。日本語版のNVIDIA Japan Blogは、同じ箇所を「最大で 5 倍高速」と訳しており、同じブログの別の段落にある「最大2.5倍」と食い違っています。英語の発表は3か所とも2.5倍なので、本記事は2.5倍を採ります。IBMのロードマップも、量子の装置の設定や開発の効率化にAIを使い始めると書いています。

産業側の動きとして、JPMorganChaseの発表(2026年6月3日)によると、OQC(Oxford Quantum Circuits)・JPMorganChase・AMDは、OQCがロンドンに作った量子AIデータセンターで共同研究を始めました。量子と従来の計算を組み合わせた処理を金融の課題で試し、対象にはポートフォリオ最適化や量子機械学習(quantum machine learning)を含みます。同じ発表は、このプラットフォームの本格稼働を12か月以内と見込んでいます。

AIのエネルギー消費との関係は、データセンター電力問題の記事で扱っています。NVIDIAのAIチップ事業はAIチップ業界の整理を参照してください。AIそのものの意味はAIとは何かに書いています。

「10秭年」という数字は何を測ったか

Google自身が、このベンチマークは「量子コンピューターが従来のコンピューターにはできないことをしているかを確かめる入口」だと書いています(原文は「an entry point for quantum computing」)。つまり、実用の問題を解いた数字ではありません。同じブログは、このベンチマークには「no known real-world applications」(知られている実用の用途は無い)とも書いています。文部科学省制作の解説も、実用に役立つ問題を速く解く段階には至っていないと書いています。

その後Googleは2025年10月22日に、WillowでQuantum Echoesという計算を動かし、世界最速級のスーパーコンピューター上の最良の従来の方法より13,000倍速く、結果を確かめられる形の「verifiable quantum advantage」を示したと発表しました。Googleはこれを「a significant step toward the first real-world applications of quantum computing」(量子コンピューターの最初の実用に向けた大きな一歩)と書いています。上で触れたIBMの2026年7月の発表も、題材は計算の難しさを確かめる問題です。「量子コンピューターが従来を超えた」といった見出しを見たときは、どの問題での話かを確かめる必要があります。

理研と Google の公式ページを開いた結果

筆者は2026年10月8日の午前5時前に、ログインせずに2つの公式ページを開きました(ヘッドレスのブラウザ、1280×800と390×844)。理研のQ-Portalの解説は、スマホ幅でも最初の画面に定義の一文が出て、そのまま本文を読めました。Google公式ブログのWillowのページは、画面の下にクッキーの案内が出ましたが、ログインなしで本文を読めました。この記事の定義は、前者の画面の文章を原文のまま引いています。アカウント作成とログインはしておらず、クラウドの量子コンピューターは触っていません。

原論文までは確認できていない数字と、見つからなかった事例

  • Microsoft+Quantinuumの数字はMicrosoftの公式ブログとNature誌の要旨によります。Nature誌の論文の本文(有料)、IBMの量子優位性の論文、GoogleのQuantum Echoesの論文は開いておらず、各社の発表文の記述です
  • 文部科学省制作の解説のページは、サーバーが返す最終更新日が2025年3月21日です。その後のGoogle(2025年10月)とIBM(2026年7月)の発表は、この解説には入っていません
  • 量子コンピューターがAIの訓練や推論を実用の水準で速くした事例は、本記事が開いた公式ページには見当たりませんでした。見つからなかったことと、存在しないことは別です
  • IBMのロードマップは目標であり、達成された結果ではありません
  • 旧版にあった一部の記述は、出典と合わなかったため削除・修正しました。内容はこの記事の訂正欄にあります
  • 筆者は量子物理学の専門家ではありません。技術的な詳細は各出典の原文を参照してください

定義と各社の数字の出どころ

定義は理化学研究所のQ-Portal(文部科学省制作)とIBMの日本語ページ、国内の現状は理研の2023年3月24日と2025年4月22日の発表、各社の動きはGoogle・Microsoft・IBM・NVIDIA・JPMorganChaseの公式ページとNature誌・arXivの論文、The Quantum Insider・ScienceDailyの報道です。URLと取得日は frontmatter の出典欄にあります。

この記事でよく聞かれること

量子コンピューターとは何ですか?
量子コンピューターとは、量子力学の「重ね合わせ」や「量子もつれ」という現象を使って計算する次世代のコンピューターです。文部科学省制作の解説(理化学研究所のサイトで公開)がこの言い方で説明しています。普通のコンピューターのビット(0か1)の代わりに、量子ビットを使います。
量子コンピューターと量子コンピュータは同じものですか?
同じものです。末尾の伸ばす音の有無だけが違います。本記事が開いた理化学研究所と文部科学省制作の解説は主に「量子コンピュータ」、IBMの日本語ページは主に「量子コンピューター」と書いており、どちらも同じ機械を指しています。
量子コンピューターは今、何に使えますか?
文部科学省制作の解説(2025年3月更新)によると、実用に役立つ問題を普通のコンピューターより速く解く段階にはまだ至っていません。理化学研究所などが2023年に始めた量子計算クラウドも、研究開発を目的とした非商用の利用が対象です。その後Google(2025年10月)とIBM(2026年7月)が特定の問題で従来の計算を超えたと発表しましたが、Googleはこれを実用への一歩と位置づけています。個人でも、IBMの無料のOpen Plan(アカウント作成が必要)で月10分まで量子コンピューターを使えます。
量子コンピューターはAIより速いのですか?
比べるものが違います。量子コンピューターは計算の方式、AIは計算の使い道です。IBMの日本語ページは、量子アルゴリズムは一部の機械学習の問題を「高速化できる可能性があります」と、まだ可能性として書いています。本記事が確認した範囲では、量子コンピューターがAIの訓練や推論を実用の水準で速くした公式の発表は見つかりませんでした。
量子コンピューターとAIはどう関係しますか?
関係は2方向あります。1つは量子コンピューターをAIの学習の一部に使う研究で、UCLの研究が2026年4月に報じられました。もう1つはAIで量子コンピューターの調整や誤り訂正を助ける方向で、NVIDIAが2026年4月14日(米国時間)にオープンな量子AIモデル群Isingを発表しました。
量子コンピューターは暗号を破れますか?
本記事が確認した範囲では、2026年10月8日時点で、暗号を破れる規模の量子コンピューターは発表されていません。Googleの研究者Craig Gidneyの2025年5月の論文は、RSA-2048という暗号は、100万個未満の量子ビットを持つ量子コンピューターなら1週間未満で解けると見積もっています(GoogleのチップWillowは105量子ビット)。IBMのロードマップのページも、暗号に影響する規模の量子コンピューターは「may not arrive for some years」(数年は現れないかもしれない)と書いています。
量子コンピューターは家庭やスマホで使えますか?
家に置いたりスマホに入れたりはできません。IBMの日本語ページによると、装置全体は平均的な車ほどの大きさになり、ほとんどの量子コンピューターは持ち運べないため、研究者はクラウドを通じて離れた場所の装置を使います。IBMの料金ページは、無料のOpen Plan(アカウント作成が必要)で月10分まで量子コンピューターを使えると書いています。
Google Willowとは何ですか?
Google Willowは、Googleが2024年12月に発表した105量子ビットの量子チップです。Google公式ブログによると、量子ビットを増やしながらエラーを減らす「閾値以下」を達成し、標準ベンチマークの計算を5分未満で実行しました。研究者向けの早期アクセスプログラムは2026年3月に募集が始まり(The Quantum Insider)、Googleの公式ページは締め切り(5月15日)のあと、選ばれた人に通知済みと表示しています。一般の人はまだ使えません。
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出典・参照資料

更新・訂正履歴

  • (1) 「10秒澗年」という表記を修正。Google公式ブログの原文は"10 septillion (that is, 10^25) years"で、日本語の命数法(万進)では10^25は「10秭(し)」(10×10^24)に相当する。「澗」は10^36を表す別の単位であり、「秒」は伝統的な命数法では極小の単位(10^-12相当)で大数の接頭辞ではないため、「秒澗」という組み合わせ自体が命数法として成立しない。excerpt・本文・「正直に書くと」の計3箇所を「10秭年」に修正した。(2) 「IBMは既存手法に対して10倍の高速化を予定より1年前倒しで達成した」という記述を、出典のIBM Quantum 2026ロードマップ(ibm.com/roadmaps/quantum/2026/、埋め込みJSONデータまで含めて確認)で探したが、該当する記述は見当たらなかった。出典を特定できないため削除し、その旨を本文に明記した。(3) 出典・但し書き欄にあった「量子コンピュータの市場規模予測(2030年に71億ドル等)」という記述は、本文のどこにもこの数字が登場せず、また本記事の6つの出典(Google, Quantum Insider, TechTimes, IBM, NVIDIA, ScienceDaily)はいずれも市場調査会社ではないため、対応する記述のない孤立した注記だった。本文に存在しない内容についての注記のため削除した。
  • (1) 旧版の「前世代のSycamore(54量子ビット)からほぼ倍増した」の54量子ビットは、Googleが2019年10月23日に公式ブログとNature論文で示したSycamoreの数で、数字自体は合っていた(旧版は出典を付けていなかった)。ただし、Willowの前に誤り訂正の実験で使われたSycamoreは72量子ビット(2023年2月22日のNature論文)で、どの版と比べた「倍増」かが書かれていなかった。本文では2019年・2023年・Willowの量子ビット数を出典つきで並べる形に直した。(2) 旧版の「Biogenはタンパク質フォールディングの量子シミュレーションを実施していると各社が発表」は、Biogenと量子計算の公式発表として確認できたものが2017年6月14日のAccenture・1QBitとの分子比較アプリの発表で、タンパク質フォールディングのシミュレーションではなかったため削除した。(3) 旧版のNVIDIA Isingの説明「ノイズモデリングやパルスレベルの校正」は、NVIDIAの発表(2026年4月14日)が挙げる2つの用途(量子プロセッサの調整と、誤り訂正の復号)と合わないため直した。
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