2026年9月4日 金曜日
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マスク「Xの全コードベースをオープンソース化する」と宣言──同日、SpaceXAIがGrok Buildを公開

イーロン・マスクが2026年7月15日、Xの全コードベースを例外なくオープンソース化すると宣言。第三者レビュー担当者を招待し、公開コードが実際の稼働コードであることを検証するとした。同日、SpaceXAI(xAI)のコーディングエージェント「Grok Build」がApache 2.0で公開された。

マスク「Xの全コードベースをオープンソース化する」と宣言──同日、SpaceXAIがGrok Buildを公開
執筆・編集:
目次

3行まとめ

  1. イーロン・マスクが7月15日、セキュリティ脆弱性のレビュー完了次第「Xの全コードベースを例外なくオープンソース化する」とポスト(449.7万表示)
  2. 公開コードが実際に稼働しているものであることを確認するため、第三者レビュー担当者を招待して稼働中システムを調査するとした
  3. 同日、SpaceXAI(xAI)のコーディングエージェント「Grok Build」がApache 2.0ライセンスでGitHubに公開された。Rust製・macOS/Linux/Windows対応。ただし公式ページはこれを「Xの全コードベース公開」の一部とは明言していない

マスクの宣言

イーロン・マスクが2026年7月15日午後8:56(日本時間)にXに投稿した内容(英語からの翻訳):

セキュリティ脆弱性のレビューを完了次第、Xの全コードベースを例外なくオープンソース化します。

さらに、公開ソースコードが実際に稼働しているものであることを確認するため、第三者のレビュー担当者を招待して稼働中のシステムを調査します。

完全な透明性を通じた信頼こそが、信じるべき唯一のものです。

ポストは本記事時点で449.7万表示。時期は「セキュリティレビュー完了次第」とされ、具体的な日付は示されていない。

背景──Grok Buildのデータ無断送信問題

この宣言の直接のきっかけは、セキュリティ研究者がGrok Buildの問題を報告したことにある。複数の報道によると、Grok BuildがユーザーのプライベートコードリポジトリをxAI管理のGoogle Cloudサーバーにユーザーへの明確な告知なくアップロードしていたことが判明し、データプライバシーと開発者の信頼をめぐる懸念が広がっていた。マスクのポスト自体には漏洩問題への直接の言及はないが、「透明性を通じた信頼」を強調する文脈はこの問題への対応と広く受け止められている。

同日: Grok Buildのオープンソース化

同日、x.ai/open-sourceでGrok Buildのソースコードが公開された。このページの見出しは「Open Source | SpaceXAI」で、本文も「Grok Build is open source. SpaceXAI's coding agent and CLI.」と表記しており、運営会社は「xAI」ではなく「SpaceXAI」ブランドで公開している(Wayback Machine保存の2026年7月16日時点のページで確認)。なお、Grok BuildはxAI(SpaceXAI)自社のコーディングツールであり、Xそのものの推薦アルゴリズムや広告配信システムなど「Xの全コードベース」に含まれる社会基盤コードではない。x.ai/open-sourceのページ自体は、この公開をマスクの「Xの全コードベースをオープンソース化する」宣言の一部と明言してはおらず、両者が同日に発表されたという事実以上の公式な結びつきは確認できていない。

項目 内容
リポジトリ xai-org/grok-build
言語 Rust(99.6%)
ライセンス Apache License 2.0
対応OS macOS / Linux / Windows
外部コントリビューション 受け付けていない

Grok BuildはターミナルベースのフルスクリーンTUI(テキストユーザーインターフェース)で、コードベースの理解・ファイル編集・シェルコマンド実行・Web検索・長時間タスク管理に対応する。ヘッドレスモード(CI/スクリプト用)も備える。

競合にはClaude Code(Anthropic)、Codex CLI(OpenAI)、Gemini CLI(Google)がある。

前例: 段階的に進んできたXのコード公開

Xのコード公開は今回が初めてではなく、段階的に進んできた。

  • 2023年3月: 推薦アルゴリズムのソースコードをGitHubに公開。ただし「公開コードが実際に稼働しているものか」への疑問が呈された
  • 2026年1月: 「For You」フィードのアルゴリズムコードを追加公開(2023年版の拡張)
  • 2026年7月15日(今回): 全コードベースの公開を宣言。「第三者レビュー担当者を招待して稼働中システムを調査する」と明言し、過去の「本当に動いてるコードなのか」批判への回答を示した

正直に言うと

  • 「全コードベース」の範囲が不明。推薦アルゴリズム・広告配信・モデレーション・課金などどこまで含むか明示されていない
  • 時期は「セキュリティレビュー完了次第」で未定。2023年のアルゴリズム公開は宣言から数週間で実行されたが、全コードベースとなると規模が桁違い
  • Grok Buildは「外部コントリビューションを受け付けない」。コードは読めるが共同開発はしないスタンス
  • 個人情報漏洩疑惑の詳細は本記事では一次ソースを確認できていない。続報で追記する

出典: Elon Musk Xポスト(2026年7月15日)、x.ai/open-source。本記事は2026年7月16日時点の情報に基づく。

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出典・参照資料

更新・訂正履歴

  • タイトル・excerpt・3行まとめ・本文で「xAIのコーディングエージェント」としていた表記を「SpaceXAI(xAI)」に訂正した。Wayback Machineに保存された2026年7月16日時点のx.ai/open-sourceページ(sourcesの2番目、frontmatter上のtitleも元々『Open Source | SpaceXAI』となっていた)を確認したところ、ページ見出しは『Open Source | SpaceXAI』、本文も『Grok Build is open source. SpaceXAI's coding agent and CLI.』、SNSアカウントも『@spacexai』であり、公開時点の運営ブランドは『xAI』ではなく『SpaceXAI』だった。
  • タイトルの「第一弾はGrok Build」という表現と、見出し『第一弾: Grok Buildのオープンソース化』を訂正した。同じWayback Machine保存のx.ai/open-sourceページには、Grok Buildの公開をマスクの『Xの全コードベースをオープンソース化する』宣言の一部・第一弾と明言する記述が無かった。Grok BuildはSpaceXAI(xAI)自社のコーディングツールであり、X(旧Twitter)本体の推薦アルゴリズムや広告配信システムなどの社会基盤コードとは別物のため、両者の関係は『同日発表』という事実以上には確認できていない。本文にその旨を明記し、見出しを「同日: Grok Buildのオープンソース化」に改めた。

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